一般社団法人日本3Dプリンター協会(J3DA)について

2012年の後半頃から各種メディアで頻繁に取り上げられた3Dプリンターは、実際には1980年代より研究開発されてきた技術であり、約30年の年月を経て今まさに普及期に入りました。
3Dプリンターとは本来三次元の構造物を作る積層造形装置(Additive manufacturing 装置)の中でも、一部の安価なモデルを指す言葉でしたが、日本においては積層造形装置全体を示す言葉として定着しました。この3Dプリンターに関わる会社や個人は3Dプリンターメーカー、プリンターユーザー、造形したものを利用するエンドユーザーやこれらに関連する業界や人々と多岐にわたります。
本協会は3Dプリンターに関係する様々な分野の中で、特にものづくりの産業用途展開や新ビジネス開発にフォーカスして、この分野の発展を推進し、日本の新しい時代のものづくり産業や新ビジネスを創出することを目標として活動する会です。
この分野に関係する産業用3Dプリンターメーカーや装置を実際に使って部品やものを製造するメーカー、製造した部品を利用するメーカー、これらに関係するサービスを提供する会社、そして3Dプリンターを利用して地域の活性化や起業家の育成を検討している行政や地域の産業団体等の関係者の皆様が集結し、新しいものづくりに関係する技術と情報と人が集まり、有機的に結合するハブとなることを目指しています。
また、さらには3Dプリンター産業の裾野を広げるべく、一般市民の皆様や学生、児童に対しても3Dプリンターの普及、啓蒙、教育活動を推進して参ります。

News

2018.12.10
セミナーご参加の御礼
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2018.11.20
セミナーのお知らせ
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 11月にドイツで開催された世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。今年も視察報告セミナーを開催いたします。
2017.12.20
セミナーご参加の御礼
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
   
2016.12.26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015.12.11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2014.10.14
2014年10月一般社団法人日本3Dプリンター協会設立 山口修一が代表理事に就任しました。

講演・セミナー・イベント情報

2018.12.10
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2018年12月7日(金)
     開催場所:AP品川アネックス
※満席によりお申し込みは終了しました  
2017.12.14
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2017年12月15日(金)
     開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました     
2016.12.26
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.12.11
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター
最前線」

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.1.20
「EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来」
開催日  :2015年1月21日(木)
開催場所 :(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2018.12.17
「formnext2018 報告レポート」先行予約開始
購入申し込みはこちら
2018.1.22
「formnext2017 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2017.6.21
「formnext2016 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2015.12.22
「euromold2015 & formnext2015 報告レポート」販売
予約申し込みはこちら
2015.2.25
「EuroMold 2014 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2014.12.22
2015年「EuroMold 2014 最新レポート」販売

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世界の3Dプリンターニュース 抜粋               全てのニュースを見る

掲載日:2019年9月11日:ゾートラックスがPEEK3Dプリンターをリリース
ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、PEEK3Dプリンターをリリースする。今月24日にイギリスのバーミンガムで開催されるTCTショーで公開される。 ゾートラックスのPEEK3Dプリンターは15のセンサーを搭載し、温度、湿度、電力などをモニタリング、高い造形品質を確保している。ノズルは最大360℃まで加熱可能で、高温で溶融するPEEKに対応している。 現時点では価格などの情報は明らかにされていないが、関係者によると、競合他社製品よりも大幅に安く、ウルチメーカーの上位機種程度の価格になると見込まれている。 PEEK3Dプリンターは、ストラタシスなどの大手メーカーがハイエンドモデルを市場に供給しているが、最近は中国やトルコなどのスタートアップ企業が、比較的安価なモデルをリリースしてきている。 PEEKはスーパーエンジニアリングプラスチックの一種で、耐熱性、機械的強度、耐薬品性などに優れた熱可塑性高機能プラスチックとされている ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年9月10日:マテリアライズがHPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンター用新素材をリリース
ベルギーの3Dプリンター関連サービス・ソフトウェア開発のマテリアライズが、HPのマルチジェット・フュージョン3Dプリンター用新素材をリリースした。 ウルトラシントTPU01と名付けられた新素材はフレキシブルな素材で、柔軟性が求められるパーツなどの製造に適しているとしている。ウルトラシントTPU01は、HPのジェットフュージョン5200シリーズのリリースに合わせて開発された。 ウルトラシントTPU01のリリースについて、マテリアライズのマーケティング・ディレクターのピーター・ヴォス氏は、「我々は、顧客とともに常に3Dプリンティング技術を使った真のビジネスバリューを創造する新たな機会を模索しています。(ウルトラシントTPU01をリリースしたという)このアナウンスメントは、我々のそうした信念を現すものです」とコメントしている。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。サービスビューローの事業に加え、アディティブ・マニュファクチャリング用の各種のソフトウェアも開発している。
掲載日:2019年9月9日:XYZプリンティングが「ダ・ヴィンチ・カラー5D3Dプリンター」をリリース
台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、「ダ・ヴィンチ・カラー5D3Dプリンター」をリリースする。ダ・ヴィンチ・カラー5D3Dプリンターは現在、ドイツのベルリンで開催中のIFA2019で展示されている。 ダ・ヴィンチ・カラー5D3Dプリンターは、フルカラー3Dプリンターをベースにした2Dインクジェット・ペーパープリンターとレーザーエンブレーバーを搭載した複合型コンボユニット。この種の3Dプリンターコンボユニットとしては世界初の組み合わせと見られる。 ダ・ヴィンチ・カラー5D3Dプリンターのリリースについて、XYZプリンティングのフェルナンド・ヘルナンデス氏は、「XYZプリンティングは、一般向けペーパープリンターと3Dプリンターのいずれの世界で優れた実績を有しています。両者を結合することで、3Dプリンターにより多くの人にアクセスしてもらうことが可能になります。中小企業から個人のデザイナーまで、ダ・ヴィンチ・カラー5D3Dプリンターが提供する高いプリント品質をお届けできます」とコメントしている。 XYZプリンティングでは、ダ・ヴィンチ・カラー5D3Dプリンターの出荷を来年から始めるとしている。
掲載日:2019年9月8日:アメリカの高校生がリサイクルPLAフィラメント製造のキックスターターキャンペーンを開始
アメリカの高校生がリサイクルPLAフィラメント製造のキックスターターキャンペーンを開始し、話題になっている。 プロジェクトPLAと名付けられたキャンペーンを開始したのはアメリカニューヨークに住む高校二年生のウィリアム・スロス君。普通はゴミとして処分される3Dプリンター用フィラメントのゴミやフィラメントスプールを回収し、産業廃棄物リサイクル施設で新たなフィラメントにリサイクルするプロジェクトを思いついたという。 キックスターターでプロジェクトに参加すると、プロジェクトPLAからプレッジ金額に応じたサイズの箱が送られてくる。バッカーがフィラメントのゴミやスプールを箱に詰めてプロジェクトPLAに送ると、プロジェクトPLAが提携しているリサイクル施設でフィラメントにリサイクルされる。 キックスターターでのプレッジ金額は、25平方センチメートルのサイズが29ドル、30平方センチメートルのサイズが49ドル、38平方センチメートルのサイズが89ドル、50平方センチメートルのサイズが149ドルとなっている。 キャンペーン終了まで19日を残した今日現在、1万ドルの調達目標金額に対して15人のバッカーから1,042ドル(約11万1405円)の資金を集めている。
掲載日:2019年9月7日:イギリスのフィラメントメーカーがフィラメントの製造を中止
イギリスのフィラメントメーカーがフィラメントの製造を中止したとして話題になっている。 製造を中止したのはイギリスのリジッド・インク社。自社ウェブサイトのブログにフィラメントの製造を永久に停止するとしたコメントを投稿した。競合企業としてオランダのカラーファブやイノフィルを挙げ、競争から撤退することにより、手ごろな価格のフィラメントを安定した品質で市場に供給することに寄与できるとしている。 ある関係者は、原料価格の高騰や供給の不安定が同社の利益を圧縮し、収益を悪化させたと見ている。 リジッド・インクは今後、フィラメント製造業から3Dプリンター教育事業へと事業をシフトする。同社は、3Dプリンティング研究所と名付けた月額制のサブスクリプションサービスを開始し、FDM3Dプリンティングに関する各種のノウハウを提供する。同サービスでは、スライサーの設定方法から、3Dプリンティング後のサーフェスフィニッシュの方法まで、各プロセスにおけるノウハウが提供される。なお、3Dプリンティング研究所のサブスクリプションフィーは月額27ドルになる予定。 リジッド・インクは3Dプリンター愛好家のエド・タイソン氏が設立した。同社設立の理由をタイソン氏は、既存の3Dプリンター用フィラメントの品質に不満を抱いていたからとしていた。
掲載日:2019年9月6日:ローカルモーターズが新型の小型無人3DプリントバスOlli2.0をリリース
アリゾナ州フェニックスに拠点を置く自動車製造ベンチャー企業のローカルモーターズが、新型の小型無人3DプリントバスOlli2.0をリリースする。 Olli2.0は大学キャンパスやシティセンターなどで利用される小型無人バスで、車体パーツのほとんどを3Dプリンターで製造している。前シリーズのOlliに比べ、パーツ点数が50%少なく、製造時間も50%短縮している。 Olli2.0のリリースについて、ローカルモーターズのジョン・ロジャーズCEOは、「この乗り物は、まるで2023年から来たみたいに見えませんか。でも、現時点ですでに我々は目にしているのです。まだ世界中のどこにでもあるわけではありませんが、未来はここにあるのです」とコメントしている。 Olliは12人乗りで、これまでにベルリン市、サクラメント州立大学、バッファロー大学、などに採用されている。 Olli2.0は現在、テネシー州ノックスビルにあるローカルモーターズのマイクロファクトリーで製造されている。ローカルモーターズでは、今後数カ月程度でOlli2.0を納入できるとしている。 ローカルモーターズは2007年設立。2016年に世界で初めて3Dプリンターで製造した二人乗り乗用車「ストラティ」をリリースして話題を集めた。
掲載日:2019年9月5日:ドイツの3Dプリンターメーカーがクリーンルームチェンバー3Dプリンターを開発
ドイツの3Dプリンターメーカーのクモヴィスが、クリーンルームチェンバー3Dプリンターを開発した。 クモヴィスのR13Dプリンターは、ビルドチェンバーにエアフィルターを搭載し、空気中の不純物を除去し、クリーンルームレベルの造作環境を実現している。それにより、医療機器や歯科医療機器の製造に求められている製造環境基準を確保できるとしている。また、チェンバー内の温度を最大250度まで均等に加熱することが可能で、PEEKなどのエンジニアリングプラスチックを造形する際に、レイヤー間の接着性を最大化することが可能としている。 クモヴィスの共同創業者のステファン・レオハート氏は、「クモヴィスR13Dプリンターにより、医療の世界で働くエンジニアにリソース効率の高いアディティブ・マニュファクチャリング・システムを提供できます。医療の世界で求められているエンジニアリングプラスチックを使った医療機器を製造し、医師と患者さんの双方に大きな付加価値を提供できます」とコメントしている。 ビルドチェンバーを搭載した3Dプリンターは、これまでに複数のメーカーからリリースされているが、クリーンルームビルドチェンバーを搭載した3Dプリンターがリリースされるのはクモヴィスが世界初と見られる。
掲載日:2019年9月4日:アート作品用フィラメントのキックスターターキャンペーンが開始
アート作品用フィラメントのキックスターターキャンペーンが開始され、話題になっている。 「史上初」とされるアート作品用フィラメントを開発しているのは、ニューヨークに拠点を置くフィラメントメーカーのグラフト・ミルク。ハイクオリティのマットPLAを原料にしており、滑らかなフィニッシュが確保できるとしている。 色は作品や用途に合わせて17種類から選べる。1.75mm径と3.0㎜径の二つのサイズのスプールで提供される。 キックスターターでの販売価格は、1スプールのテスターが19ドル(約2033円)、3スプールのスターターが52ドル(約5564円)、5スプールのアドバンストが79ドル(約8453円)、10スプールのプロフェッショナルが157ドル(約16,779円)などとなっている。 キャンペーン終了まで54日を残した現時点で、36人のバッカーから1658ドル(約176,248円)の資金を集めている。なお、調達目標金額は10,000ドル(約107万円)となっている。グラフト・ミルクでは、フィラメントの出荷を来月10月から開始するとしている。 グラフト・ミルクは、インテリアデザイナーのダグラス・ラーセン氏が立ち上げたスタートアップ企業。
掲載日:2019年9月3日:リンク3Dが3Dプリンター用素材トラッキングシステムを開発
ニューヨークに拠点を置く3Dプリンター用管理ソフトメーカーのリンク3Dが、3Dプリンター用素材トラッキングシステムを開発した。現在テキサス州オースティンで開催中のアディティブ・マニュファクチャリング・カンファレンスで公開されている。 開発された素材トラッキングシステムは、3Dプリンターで使用される素材の種類、シリアルナンバー、バッチナンバーなどを管理し、トレーサビリティを確保するとともに在庫や仕入れの最適化をアシストする。また、造形されたパーツごとのテクニカルスペックシートなどのドキュメントも出力できる。 リンク3Dの共同創業者でCTOのヴィシャル・シン氏は、「素材トラッキングを高度に管理することで、製造のリピートプロセスにおけるリターンを最大化できます。データが可視化され、製造効率の向上も期待できます」とコメントしている。 リンク3Dは2016年設立。3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング用管理ソフトウェアの開発、3Dプリンティング・サービスビューローなどの事業を展開している。同社のユーザーは航空宇宙、自動車、医療などの領域で特に多く存在し、EOSノースアメリカも同社の管理システムを採用している。
掲載日:2019年9月2日:ボーイングのベンチャーキャピタルがMorf3Dに追加資金を投資
ボーイングのベンチャーキャピタルのボーイング・ホライズンXベンチャーズが、スタートアップ企業のMorf3Dに追加資金を投資した。 Morf3Dは2015年設立。アディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティングサービスを提供している。同社は昨年にボーイング・ホライズンXベンチャーズから最初の投資を受けている。 Morf3Dへの投資について、ボーイング・ホライズンXベンチャーズのブライアン・シェトラー・シニアマネジングディレクターは、「Morf3Dに対する我々の戦略的投資は、インダストリー4.0の技術へのコミットメントを強化し、航空宇宙業界のサプライチェーンの成長と競争力を確保するためのものです。Morf3Dとさらに協働し、アディティブ・マニュファクチャリングを通じて同社との連携を強化してゆきます」とコメントしている。 Morf3Dは、特にアディティブ・マニュファクチャリング関連のエンジニアリング技術とデザインに特化したコンサルティングサービスを提供している。また、EOSのメタル3Dプリンターを使った、3Dプリンティング造形サービスも提供している。 ボーイング・ホライズンXベンチャーズは2017年設立。主に航空宇宙産業関連のスタートアップ企業を対象に投資を行っている。同社はこれまでに20社のスタートアップ企業に投資している。
掲載日:2019年9月1日:スリーディーシステムズとトヨタ・モータースポーツがレーシング用3Dプリンティングでコラボレート
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズと、トヨタ参加のモーターレーシングチームのトヨタ・モータースポーツが、レーシング用3Dプリンティングでコラボレートする。発表によると、両社は共同でレーシング用3Dプリンター、ソフトウェア、素材を共同で開発する。 スリーディーシステムズとのコラボレーションについて、トヨタ・モータースポーツのアンドレアス・シャムバック・プロジェクトジェネラルマネージャーは、「我々はモータースポーツの最先端におり、その分野のリーダーとパートナーシップを組む必要があると考えました。それにより、トヨタはアドバンテージをキープできるからです。スリーディーシステムズは、我々のパイオニアスピリットを共有しています。彼らは、3Dプリンターをこの世に送り出した会社そのものでもあります」とコメントしている。 スリーディーシステムズのエグゼクティブ・バイスプレジデントのハーバート・コエック氏は、「トヨタ・モータースポーツとのコラボレーションの可能性に非常にインスパイアされています。彼らは業界のリーダーです。このパートナーシップが共通の利益をもたらすことを確信しています」とコメントしている。
掲載日:2019年8月31日:Tumblrが3Dプリント銃愛好家の「ファイル共有場所」として利用
アメリカのソーシャルメディアのTumblr(タンブラー)が、3Dプリント銃愛好家の「ファイル共有場所」として利用されている。 アメリカの多くの州で3Dプリント銃の製造や3Dプリント銃の3Dモデルの所有が禁止される中、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアでの3Dプリント銃の3Dモデルを共有することができなくなってきている。Facebookの場合、3Dプリント銃の愛好家がFacebookグループなどで3Dモデルを共有すると、FacebookによってそのFacebookグループは削除され、3Dモデルを投稿したユーザーのアカウントも停止される。 Tumblrは、ユーザーが自分のアカウントから画像や動画などのファイルを投稿し、共有する仕組みを提供している。3Dプリント銃の愛好家グループ「ディタランス・ディスペンスド」は、自らの会員がTumblrを使って3Dプリント銃の3Dモデルを共有していると明らかにしている。 Tumblrは最近、コンテンツ・マネジメント・サービス大手のワードプレスに買収され、経営陣が一掃されている。3Dプリント銃の3Dモデルの取り扱いにつき、新経営陣がどのような対応をするのか、関係者の関心が集まっている。 Tumblrは2007年にサービスを開始、2011年には日本語版もリリースされている。2013年にYahoo!に11億ドル(約1177億円)で買収されたが、2016年にアダルトコンテンツの投稿と共有を禁止して以来、全会員の三分の一を失っていた。
掲載日:2019年8月30日:Nexa3DがCREAT3Dと販売代理店契約を締結、イギリス市場へ進出
カリフォルニア州に拠点を置く3DプリンターメーカーのNexa3Dが、イギリスの3Dプリンター販売会社のCREAT3Dと販売代理店契約を締結し、イギリス市場へ進出する。 CREAT3Dとの販売代理店契約の締結について、Nexa3Dの会長兼CEOのアヴィ・レイチェンタル氏は、「CREAT3Dは、我々のステレオリソグラフィ3Dプリンターをイギリスで販売するための理想的なパートナーです。イギリスのユーザーをダイアルアップ・インターネットの時代から一気にブロードバンドのマニュファクチャリングの世界へシフトさせ、スピードとコストバリアの破壊をもたらすでしょう」とコメントしている。 CREAT3Dは、ロンドン西方の街レディングに拠点を置く3Dプリンター販売会社。自動車、航空宇宙、防衛産業、コンスーマープロダクト、建設などの領域で多数のユーザーを抱えている。同社のユーザーにはジャガーランドローバー、Google、GKNエアロスペース、ハネウエル、マクヴィティーズなどが含まれる。CREAT3Dは、主にNexa3DのフラッグシップモデルのNXE400SLA3Dプリンターを販売する。 Nexa3Dの共同創業者アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを務めていた業界の大物経営者。スリーディーシステムズを3Dプリンターの世界的リーディングカンパニーに育て上げたが、業績の不振と株価の低迷などの責任をとり、2015年にスリーディーシステムズのCEOを辞任していた。
掲載日:2019年8月29日:歯科医療用3Dプリンター市場が2024年に4億4000万ドル規模に成長
歯科医療用3Dプリンター市場が、2024年に4億4000万ドル(約470億円)規模に成長すると予想するレポートが発表された。 アメリカの市場調査会社レポート・インテレクトのレポート「グローバル・デンタル3Dプリンターマーケット2019」は、2019年時点の全世界の歯科医療用3Dプリンター市場を3億1千万円(約332億円)規模と推定し、今後年率7.2%の成長率で成長を続け、2024年までに同規模に到達すると予想している。 歯科医療用アプリケーションでは、矯正用マウスピース、クラウン・ブリッジ、入歯などの製造が拡大するとしている。 エリア的には北米市場が最大のシェアを確保し、ヨーロッパとアジア太平洋市場が続くとしている。ヨーロッパ市場の中でも、特にイギリス、ドイツ、フランスが市場拡大を牽引するとしている。 アジア太平洋市場の中では、中国と日本が市場拡大を牽引し、さらにタイ、マレーシア、ベトナムなどの新興国の市場の成長が期待できるとしている。 歯科医療用3Dプリンター市場における主なプレーヤーとして、ストラタシス、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、DWSシステムズ、ベゴ、プロッドウェイ・アントレプレナー、アシガなどを挙げている。
掲載日:2019年8月28日:元Uber幹部のジェフ・ホールデン氏がNexa3Dの取締役に就任
元Uber幹部のジェフ・ホールデン氏が、カリフォルニア州に拠点を置く3DプリンターメーカーのNexa3Dの取締役に就任する。 ホールデン氏はイリノイ大学出身。2014年から2018年までUberのチーフ・プロダクト・オフィサーを務め、Uberの自動運転技術の開発グループを指揮した。同時に、Uberのレストラン宅配ビジネスのUber Eatsや、UberのAI開発プロジェクトの立上げにも関与した。 Uber入社前は、Amazonに10年間在籍し、Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏のもと、Amazonプライム事業の立上げに関与した。 ホールデン氏の取締役就任についてNexa3Dのアヴィ・レイチェンタルCEOは、「革新的な技術を伴う仕事を多くこなしてきたホールデン氏を、我が社の取締役に迎えることを喜んでいます。彼の優れた経験と知識は、3Dプリンティング技術の限界を破壊し続けている我が社の挑戦にさらなる力を与えるでしょう」とコメントしている。 Nexa3Dの共同創業者アヴィ・レイチェンタル氏は、2003年から大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを務めていた。スリーディーシステムズを3Dプリンターの世界的リーディングカンパニーに育て上げたが、業績の不振と株価の低迷などの責任をとり、2015年にスリーディーシステムズのCEOを辞任していた。
掲載日:2019年8月27日:イギリスのスーパーカーメーカーがストラタシスの3Dプリンターをパーツ作りに活用
イギリスのスーパーカーメーカーのブリッグス・オートモーティブ・カンパニー(BAC)が、ストラタシスの3Dプリンターをパーツ作りに活用している。ストラタシスのF900シリーズを使い、同社のスーパーカー「Mono R」用エアインテークシステムのプロトタイプなどを製造しているという。 BACのデザイン・ディレクターのイアン・ブリッグス氏は、「工業グレードのアディティブ・マニュファクチャリング技術への迅速で効率的なアクセスは、スーパーカーの開発プロセスのゲームチェンジャーです。わずか数時間でプロトタイプを製造でき、すぐにテストすることができます。デザインから製造までの時間を削減し、以前のようにカーボンファイバープラスチックの型を作る必要もありません。テスト走行も問題なくクリアしています」とコメントしている。 「Mono R」は、今年夏に公開されたBACの最新シリーズで、340馬力のエンジンを搭載した最高時速272キロメートルのスーパーカー。エアインテークシステムのほか、ステアリングホイールグリップやエアインレットなども3Dプリンターで製造している。 BACは、2009年にニール・ブリッグスとイアン・ブリッグスの兄弟が設立したスーパーカーメーカー。リバプールに拠点を置き、一人乗りスーパーカーのMonoシリーズを製造している。
掲載日:2019年8月26日:北アイルランドのメディカルスタートアップ企業が300万ドルの資金調達に成功
北アイルランドのメディカルスタートアップ企業のアクシアル3Dが、300万ドル(約3億1500万円)の資金調達に成功した。 Aラウンドとなるファイナンスに応じたのはロンドンに拠点を置くインプリマチュア・キャピタル・ファンド・マネジメント、テックスタート・ベンチャーズ、クラレンドン・ファンド・マネージャーズ、イノベーション・ウルスターなどのベンチャーキャピタルと複数の個人投資家。調達した資金はアメリカ営業所の開設や、新規従業員の雇用などに使われるとしている。 アクシアル3Dのダニエル・クローフォードCEOは、「今回の資金調達は我が社にとって重要なマイルストーンになります。この資金は我が社の成長を加速させ、我々の3Dプリンティング技術を医療の世界に浸透させる大きな力になります。3Dプリンティング技術を導入することで医療コストを削減し、コンプライアンスを進化させ、患者のケアをより強力にできます」とコメントしている。 アクシアル3Dは、CTやMRIなどで撮影した画像データをもとに臓器や骨格などの医療モデルをアウトソーシングで製造する事業を展開している。同社の顧客にはロンドン王室病院、タラハセー記念病院、バセル大学病院などが含まれている。同社は、2018年度アイルランド優秀メドテック賞を受賞している。
掲載日:2019年8月25日:サンフランシスコのスタートアップ企業が3Dプリンターでテーブルランプを製造
サンフランシスコのスタートアップ企業のガントリが、3Dプリンターでテーブルランプを製造し、話題になっている。 ガントリが製造しているのは小型のテーブルランプで、いずれもシンプルなデザインで落ち着いた雰囲気を持つ製品となっている。現時点で134種類のデザインがリリースされている。価格は98ドル(約10,486円)からとなっている。 3Dプリンターでテーブルランプを製造することについて、ジョージア工科大学出身のエンジニアでガントリCTOのクリティーナ・テイラー氏は、「一つの製品を開発するには長い時間と何万ドルものコストが必要です。そして、たとえ開発したとしてもそれが売れるかどうかはまったくわかりません。そのコストは大きな障壁となり、多くのデザイナーが自分の作品を世に出せない状態になっています。3Dプリンターを使うことで、その障壁をなくすことが可能になりました」とコメントしている。 ガントリは、独自開発した3Dプリンターでテーブルランプを製造し、表面を研磨して水溶性のペンキを塗って表面をフィニッシュしている。そうしたポストプロセスを施すことで、サーフェスなどのクオリティを確保している。 3Dプリンターをパーツなどの製造に活用する機運が高まっているが、最終製品を3Dプリンターで製造するケースは珍しい。今後同様のケースが増えてくることが期待される。
掲載日:2019年8月24日:ビッグレップ創業者兼CEOのレネ・グルカ氏が死去
ドイツの大型3Dプリンターメーカーのビッグレップ創業者兼CEOのレネ・グルカ氏が死去した。死因などの詳細は明らかにされていない。 グルカ氏は1971年にドイツ北部の街ヴァレルで生まれた。オスナブリュック郡でビジネス関連法を学び、ベルリンで事業活動を開始した。後にサンフランシスコでドイツ・アメリカ商工会議所のマネージングディレクターを務め、ベルリンとサンフランシスコの企業間の交流活動を促進するなど多方面で活躍した。 2014年にビッグレップを設立。世界中で3Dプリンターメーカーが数多く勃興する中、設立当初より大型3Dプリンターにフォーカスし、比較的初期の段階で大型3Dプリンターメーカーとしてのステータスを確立した。 グルカ氏の死去に際し、ビッグレップは自社ホームページで以下のコメントを掲載している。 「レネのビッグレップとその従業員に対する影響力を鑑みるに、レネなき日々の生活がどのようなものになるのか想像できません。レネが存命中に我々に与えてくれた影響力やインスピレーションを失うことについて発する言葉もありません。彼の存在を通して知りえたものと、彼のアイデアへの尊敬を忘れないようにしたいと思います」 ビッグレップは、グルカ氏の後任CEOなどについての情報を、現時点では明らかにしていない。
掲載日:2019年8月23日:アメリカ空軍がストラタシスの3Dプリンターを航空機修理部品製造機械として承認
アメリカ空軍が、ストラタシスの3Dプリンターを航空機修理部品製造機械として承認した。 承認されたのはカリフォルニア州トラビス空軍基地に設置されたストラタシスF900 3Dプリンター。アメリカ連邦航空局(FAA)とアメリカ空軍先端技術・研修センターによる承認を受けた。 アメリカ空軍では、ストラタシスが開発したサーモプラスチック素材のUlterm9085を使い、輸送機C-5スーパーギャラクシーの非構造部品の製造などに利用するとしている。例としてC-5スーパーギャラクシー機内のトイレ用カバーを挙げ、それまでは発注から納入まで1年の期間を有していたものが、3Dプリンターで製造することでわずか73時間で製造できたとしている。 ストラタシスのUlterm9085は、エアバスの最新鋭機種A350XWBシリーズの内装用部品の製造にも使われている。 アメリカ空軍は3Dプリンターの導入を進めていて、トラビス空軍基地以外にデラウェア州ドーバー空軍基地でも3Dプリンターを導入、航空機用部品の製造などに利用している。アメリカ国防省は、アディティブ・マニュファクチャリング技術の迅速な導入を戦略目標に設定しており、アメリカ軍全体での3Dプリンターの導入が今後さらに進むと見られる。
掲載日:2019年8月22日:ジャビルがニューメキシコ州にメディカル3Dプリンティング・センターを開設
アメリカの製造サービス企業のジャビルが、米ニューメキシコ州アルバカーキーにメディカル3Dプリンティング・センターを開設する。現在のヘルスケア施設に4200万ドル(約44億5200万円)を投じ、新施設として活用する。 センターの開設により、アルバカーキーには新たに120人分の雇用が生まれる。ジャビルはすでに、素材管理責任者、品質管理技術者、アディティブ・マニュファクチャリング・エンジニアなどの15人の人材を募集している。 ジャビルは2018年9月に、ニューメキシコ州内にあるジョンソンエンドジョンソンの医療施設を受け継ぎ、360人の従業員とともに運営している。 センターにはアルバカーキー市も、地元経済開発基金から75万ドル(約8025万円)を投資する。アルバカーキー市のケラー市長は、「この投資がリターンをもたらすという計算をしています。わが市が行っている他のプロジェクトにとっての良い見本になります」とコメントしている。 ジャビルは1966年設立、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービス企業。フロリダ州タンパベイ地区では最大規模の企業で、全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。
掲載日:2019年8月21日:Formnext Forum Tokyoが2019年9月10日に開催
毎年ドイツで開催される世界最大規模のアディティブ・マニュファクチャリング関連展示会Formnextに先駆け、東京・お茶の水でFormnext主催のセミナー・交流会「Formnext Forum Tokyo」が、2019年9月10日(水)に開催される。 基調講演では、「AMの効果的な導入、未来の製造プロセスがもたらす可能性」の演題で、アーチェン・センター・フォー・アディティブ・マニュファクチャリングのクリスチャン・アームズ氏が講演する。 続けて、アディティブ・インダストリーズのハリー・クライジネン氏が、「AM製造プロセスの自動化と統合による普及の加速化」の演題で、欧州におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術の普及について解説する。 また、Formnextの主催者のマサゴ・メッセ・フランクフルトのペトラ・ハーバーガー氏とサシャ・ヴェンゼラー氏の二人が、「Formnext 2019 開催概要とプレビュー」と題し、今年度のFormnextの概況についての説明を行う。 Formnext Forum Tokyoの開催時間は13時30分から17時40分までで、その後に交流会も行われる。 Formnext Forum Tokyoへの参加は無料で、参加申し込みは専用フォームから行える。
掲載日:2019年8月20日:3Dプリンター用フィラメント市場が2025年に13億1027万ドル規模に成長
アメリカの市場調査会社のフィオール・マーケットが、全世界の3Dプリンター用フィラメント市場が2025年に13億1027万ドル(約1388億8862万円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。それによると、フィラメント市場は2018年から2025年にかけて年率27.66%の成長率で成長を続け、2025年に同規模に達するとしている。 フィラメントの素材ではプラスチックが全体の36.19%を占め、今後も最大のシェアを確保するとしている。特に航空宇宙、防衛、自動車、医療・歯科医療、コンスーマーグッズの領域での利用が広がり、マーケット拡大を牽引するとしている。 エリア別では北米市場が全体の38.58%を占め、今後も最大のシェアを確保するとしている。また、アジア太平洋地域が、北米に続いて二番目のシェアを確保するとしている。アジア太平洋地域においては、中国とインドの市場の伸びが期待できるとしている。 フィラメント市場における主なプレーヤーとしては、Pイヴォニック・インダストリーズ、フィラボット、LGケミカル、ヴォクセルジェット、マークフォージド、プロトラブズ、カーボン、マテリアライズ、ストラタシス、スリーディーシステムズ、アーケマSA、SABIC、クラリアント、HPなどを挙げている。
掲載日:2019年8月19日:スリーディーシステムズが2019年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、2019年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は1億5730万ドル(約166億7380万円)で、前年同期から11%減少した。同決算の発表を受け、ニューヨーク証券取引所で取引されている同社の株価は8.16ドルから6.88ドルへ下落した。 セグメント別の売上では、3Dプリンターの売上が9,375万ドル(約99億3750万円)で、前年同期から15.36%減少した。サービス関連の売上は6,351万ドル(約67億3206万円)で、前年同期から3.44%減少した。 GAAPベースの営業費用は9250万ドル(約98億500万円)で、前年同期から1.5%減少した。同期間末に同社が獲得したフリーキャッシュの総額は1億5040万ドル(約159億4240万円)となった。 決算の発表について、スリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシCEOは、「大企業を中心とした顧客の注文パターンにより、今期は向かい風に直面しています。一方で、コスト構造における我々の前進について安堵しています。今年後半におけるさらなるコスト削減に意識を集中していきます」とコメントしている。
掲載日:2019年8月18日:マイミニファクトリーがドイツの玩具メーカーと共同でボードゲーム用キャラクターのデザインコンテストを実施
ロンドンに拠点を置く3Dコンテンツプラットフォーム運営のマイミニファクトリーが、ドイツ最大の玩具メーカーのラベンスバーガーと共同で、ラベンスバーガーのボードゲーム「ラビリンス」用キャラクターのデザインコンテストを実施する。 コンテストの参加者は、「夜の生き物」「スチーム・パンク」「ロボット」「かわいい動物の赤ちゃん」「深海」「空想の動物」「海賊」「騎士」「宇宙」「冒険」「おとぎ話」「恐竜」「抽象的な存在」の中から四つのカテゴリーを選び、キャラクターをそれぞれデザインする。参加はマイミニファクトリーの専用申込サイトから行う。参加の申込期限は9月7日となっている。 コンテストの実施についてマイミニファクトリーのシェンシー・ワンCEOは、「このコラボレーションとライセンシングパートナーシップが、ラビリンスという伝統あるゲームと、3Dプリンティングという新技術を結ぶ新たな革新的ダイアローグを生み出すと確信しています。このクリエイティブな冒険からどのようなマジックが生まれてくるのか、見るのを待ちきれません」とコメントしている。 ラビリンスはラベンスバーガーを代表するゲームの一つで、開発から30年の間に60以上のバージョンが誕生してきている。 ラベンスバーガーは1883年設立のドイツの老舗玩具メーカー。各種のボードゲームやジグソーパズルのメーカーとして知られている。
掲載日:2019年8月17日:フィラメンタムがチェコの大学の研究者と生分解性サンダルコレクションを開発
チェコ共和国の3Dプリンター用フィラメントメーカーのフィラメンタムが、チェコのトマス・バタ大学の研究者と生分解性サンダルコレクションを開発し、話題になっている。 「オーガニック・シュー・コレクション」と名付けられたコレクションは、フィラメンタムのフレックスフィル98A、ココナッツの葉、パイナップルの葉由来繊維の生分解性素材を材料に作られている。 プロジェクトを主導したトマス・バタ大学のルーシー・トレジナロバ研究員は、「オーガニック・シュー・コレクションは、シンプルな原則をベースにしています。いずれも製品としての役目を終えた時、すべてのパーツに分解でき、アッパーコンポストやソールなどはリサイクルできます。すべて生分解性なので、土の中に埋めると数十日で分解されます」とコメントしている。 ソールはフィラメンタムのフレックスフィル98Aを素材に、ウルチメーカーの3Dプリンターで製造された。アッパーコンポストは、パイナップルの葉由来繊維のマライで作られている。 「オーガニック・シュー・コレクション」は、現在ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館で展示されている。同コレクションは、今年10月20日まで展示される予定。
掲載日:2019年8月16日:エアウルフ3Dが新型3Dプリンター「エアウルフEVO R」をリリース
米カリフォルニア州コスタメサに拠点を置く3Dプリンターメーカーのエアウルフ3Dが、新型3Dプリンター「エアウルフEVO R」をリリースした。 エアウルフEVO Rは、前シリーズのエアウルフEVO、エアウルフEVO22に続く機種で、前シリーズとほぼ同じ機能を持つ。ビルドボリュームがやや小さく、価格も4,995ドル(約53万円)とリーズナブルになっている。 エアウルフEVO Rのエクストルーダーは最大315℃まで加熱でき、ABS、PC、PLA、PP、ナイロン、TPE、TPU、メタル系素材などが利用できる。また、ヒートベッドは最大160℃まで加熱できる。 エアウルフEVO Rのリリースについて、エアウルフ3Dの創業者でCEOのエリック・ウルフ氏は、「プロフェッショナルは価格が手ごろで、マルチマテリアル対応で、信頼できるデュアルエクストルーダータイプの3Dプリンターを求めています。EVO Rがその答えです。EVO、EVO Rと同等の機能を持ち、しかもすべてここカリフォルニアで製造されています。我々は、EVO Rをアメリカの公立学校の半分に納入することを目指しています」とコメントしている。 エアウルフ3Dは弁理士だったエリック・ウルフ氏が2011年に設立、Axiomシリーズなどのデスクトップ3Dプリンターをリリースし、主にアメリカ市場を中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年8月15日:マテリアライズが2019年度第二四半期決算を発表
ベルギーの3Dプリンティング・サービスビューロー・3Dプリンティング関連ソフトウェア開発のマテリアライズが、2019年度第二四半期決算を発表した。同期間中の売上は4840万ユーロ(約58億円)で、前年同期比で7.4%の増加となった。第一四半期を含めた今年上半期の売上は9550万ユーロ(約114億6千万円)で、前年同期から660万ユーロ(約7億9200万円)増加した。 セグメント別では、マニュファクチャリング事業の売上が2450万ユーロ(29億4千万円)で、最大のシェアとなった。メディカル事業の売上は1450万ユーロ(約17億4千万円)で、前年同期比で17%増加した。ソフトウェア事業の売上は930万ユーロ(約11億1600万円)で、前年同期から微増した。 同期間中の営業利益は3600ユーロ(約432,000円)で、前年同期の928,000ユーロ(約1億1136万円)から大きく減少した。 メディカル事業の売上が増加した理由として、マテリアライズは同社が開発していた循環内科用3Dツールキットが米国FDA(食品医薬品局)の承認を取得し、販売が開始されたことなどを挙げている。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2019年8月14日:ジェファーテックがバージニア州ダンヴィルにマニュファクチャリング・センターを開設
ドイツのメタル3Dプリンターメーカーのジェファーテックが、米バージニア州ダンヴィルにマニュファクチャリング・センターを開設する。同社がアメリカで開設する最初のマニュファクチャリング・センターとなる。 センターへの投資総額は190万ドル(約2億円)で、地元のタバコ栽培地区再生委員会が支出する4万500ドル(約477万円)の助成金も含まれる。センターの開設により、地元に新たに8人分の新規雇用が生まれるとしている。 ジェファーテックはワイヤーアークベースの大型メタル3Dプリンターを製造し、主に航空機メーカーや鉄道車両メーカーなどに納入している。同社のメタル3Dプリンターは、これまでにエアバス、エアクラフト・フィリップ・グループ、ドイツ鉄道などに採用されている。 センターの開設について、ジェファーテックのトビアス・ローフリッチCEOは、「このセンターは、我々とダンヴィル、そしてダンヴィルの先端技術研究所との長期にわたる信頼関係の結果できたものです。我々のビジネスをアメリカで拡大することと、ダンヴィルで先端マニュファクチャリングセクターのビジネスを展開できることにエキサイトしています」とコメントしている。
掲載日:2019年8月13日:スペクトロプラストがシードファンディングで138万ユーロを調達
シリコン3Dプリンティング・サービスビューローのスペクトロプラストが、シードファンディングで138万ユーロ(約1億6500万円)を調達した。調達した資金は製造施設の拡大などに使うとしている。 投資したのはドイツのクレイリングに拠点を置くテック系ベンチャーキャピタルのAMベンチャーズ。出資比率や一株あたりのバリュエーションなどの情報は明らかにされていない。 スペクトロプラストへの投資について、AMベンチャーズのヨハン・オバーフォファーCTOは、「スペクトロプラストはアディティブ・マニュファクチャリングの世界にシリコン3Dプリンティング技術をもたらしましたが、タイミングが非常に良いです。シリコン3Dプリンティングは現在、主に医療の領域で活用されていますが、医療以外の領域でも膨大な需要が存在し、マーケットの可能性はとてつもなく大きいと考えています」とコメントしている。 スペクトロプラストは2017年設立。独自開発したVATポリマライゼーション技術を使ったシリコン3Dプリンティングサービスを提供している。同社の3Dプリンティングサービスは、硬度A0からA80まで対応し、「すべてのカラー」を出力できるとしている。
掲載日:2019年8月12日:カーボンがコベストロと共同で3Dプリンター用ポリウレタン液体樹脂を開発へ
米シリコンバレーに拠点を置く3Dプリンターメーカーのカーボンが、ドイツの化学素材メーカーのコベストロと共同で、自社の3Dプリンター用プリウレタン液体樹脂を開発する。 コベストロのアディティブ・マニュファクチャリング部門のグローバルリーダーのパトリック・ロッソ氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングを安定的な生産ラインに引き上げるためにもっとも必要なのは、一定の水準を満たす品質の素材を、安定的に供給することです。カーボンのような企業と協働することで、生産スケールの限界を突破し、デジタル・マスプロダクションにおける各種の業界とバリューチェーンをサポートすることが可能になります」とコメントしている。 カーボンは、独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)ベースの3Dプリンターを製造している。カーボンのCLIP3Dプリンターは、光と酸素を使って造形するのが特徴で、一般的なSLA3Dプリンターよりも高速で高品質の造形ができるとしている。 コベストロはドイツのレーヴァークーゼンに拠点を置く化学素材メーカー。世界30カ国に拠点を置き、主にポリウレタンやポリカーボネートなどの素材を提供している。日本でもコベストロジャパン株式会社が営業している。
掲載日:2019年8月11日:レニショーがコブラ・エアロと業務提携契約を締結
イギリスの工学・科学技術メーカーのレニショーが、米ミシガン州に拠点を置くエンジン部品メーカーのコブラ・エアロと業務提携契約を締結した。契約によると、同社は共同で航空機とオートバイ用エンジンをアディティブ・マニュファクチャリングで製造するとしている。 業務提携契約の締結について、コブラ・エアロのショーン・ヒルバート社長は、「製造業の最先端に位置し続けることはコブラ・エアロにとって重要なことです。アディティブ・マニュファクチャリングに投資することで、高い付加価値を持つ新製品やツールを少量生産することが可能になります。製造時間をスピードアップし、従来のサブストラクティブ・マニュファクチャリングでは実現できなかったデザインのものを製造することもできるようになります」とコメントしている。 コブラ・エアロはレニショーのAM400システムを導入し、無人飛行機用エンジンのシリンダーなどの複雑な形状のパーツの製造を行うとしている。 レニショーは測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。
掲載日:2019年8月10日:コーディー・ウィルソン氏が未成年者との淫行罪を認める
世界初の3Dプリント銃「リベレーター(解放者)」を開発したアメリカのコーディー・ウィルソン氏が、未成年者との淫行罪を問われた裁判で罪状を認めていたことがわかった。テキサス州トラビス郡のジョー・フレデリック副地区検察官が明らかにしたもので、ウィルソン氏はまた、同時に問われていた傷害罪も認めた。 フレデリック氏は、「今回の時間については、数カ月の時間をかけて被害者から事情聴取を行い、被害者が加害者にどの程度の罪を望むのかを確認してきました。今回の結果は、事件を終結させるものとしては満足できる内容だと思います」とコメントしている。 ウィルソン氏とその弁護士は、今回の結果についていかなるコメントも出していない。 今回の評決により、ウィルソン氏には1200ドル(約12万8千円)の罰金、地域社会へのコミュニティサービス、加害者用カウンセリングの参加が義務付けられる。なお、執行猶予期間中、ウィルソン氏には3Dプリント銃を含むいかなる銃火器の所有が認められない。 評決により明らかになったところでは、ウィルソン氏はインターネットのデーティングサイトを通じて未成年の少女と知り合い、テキサス州ダラス市内のコーヒーショップで少女と待ち合わせ、同市内のホテルで少女とみだらな行為をしたという。 今回の事件を受け、ウィルソン氏は自ら設立した3Dプリント銃の3Dモデル販売会社ディフェンス・ディストリビュテッドの代表を辞任している。
掲載日:2019年8月9日:オーガノボが事業の再構築を検討へ
米カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボが、事業の再構築の検討を迫られている。現地時間の今週発表された同社のアナウンスメントによると、同社が開発中の肝細胞のバイオ3Dプリンティング技術について「戦略的な代替案」への移行が必要と判断されたとしている。 オーガノボのテイラー・クラウチCEOは、「我々の肝細胞開発プログラムの厳格な検証を行ったところ、生物学的な変動性と本来得られるべきベネフィットの耐久性が重大な挑戦に直面し、従来期待されていた前向きな機会を期待することができなくなりました。その結果、このプログラムを凍結し、ロス・キャピタルパートナーズに株主価値を最大化するための助言を仰ぐことになりました」とコメントしている。 クラウチCEOは、会社存続に必要なキャッシュを確保するために、会社のリストラクチャリングとコスト削減を徹底するとしている。 なお、今回のアナウンスメントを受け、オーガノボは本来予定されていた2019年度第一四半期決算発表をキャンセルした。 オーガノボは、米NASDAQに上場以来売上と株価の低迷が続いている。同社の直近の株価は0.26ドルまで低下しており、業界関係者からは同社の事業継続を危ぶむ声が出始めている。
掲載日:2019年8月8日:ニューヨーク州のクオモ知事が3Dプリント銃の製造・所有を禁止する法案に署名
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事が、州内での3Dプリント銃の製造と所有を禁止する法案に署名した。これにより、州内で3Dプリント銃を製造、所有、販売した者は刑事罰の対象となる。 また、通常の銃火器についても、16歳以下の子供が同居する世帯の住宅に、銃火器を管理する保管場所の設置が義務付けられることになった。 クオモ知事は声明の中で、「3Dプリント銃と不適切に管理されている銃火器は、我々の子供たちに計り知れないリスクをもたらします。そうした危険から住民を守る必要があります。この法律により、すでに全米で最も厳しいとされるニューヨーク州の銃管理の法律がさらに厳しくなり、銃火器を子供たちから遠ざけ、3Dプリント銃のような新たな存在を世間に知らしめることになるでしょう」とコメントしている。 クオモ知事は、同時に銃火器購入希望者のバックグラウンドチェックを強化する法案にも署名した。 先日テキサス州エルパソとオハイオ州デイトンで連続して発生した銃乱射事件を受け、アメリカでは銃規制を強化する議論が沸き起こっている。同時に、3Dプリント銃の規制を求める機運も全米で高まっている。3Dプリント銃の規制についての議論は、今後も激しくなってゆくことが予想される。
掲載日:2019年8月7日:3Dプリンター用生体適合性素材市場が2026年に13億ドル規模に成長
3Dプリンター用生体適合性素材市場が、2026年に13億ドル(約1.378億円)規模に成長すると予想したレポートが発表された。 アメリカの市場調査会社レポーツ・アンド・データ社が発表したレポートによると、2018年時点で3億ドル(約318億円)規模と推定される3Dプリンター用生体適合性素材市場は、年率21.5%の高い成長率とともに成長し、2026年までに13億ドル規模に到達するとしている。 成長が期待される産業セクターの中心は医療で、体内に埋め込むタイプの医療機器や臓器モデルの製造など、利用範囲を広げながら利用が拡大するとしている。 歯科医療の領域でも利用が進み、歯科矯正用アライナーや、クラウン・ブリッジなどの製造が広がるとしている。 成長が見込めるエリアでは北米が最大で、ヨーロッパとアジア太平洋地域が続くとしている。アジア太平洋地域においては、特に中国市場の成長が期待できるとしている。 市場における主なプレーヤーとして、ストラタシス、アスペクト・バイオシステムズ、エンビジョンテック、コンセプトレーザー、エボニック・インダストリーズ、スリーディーシステムズ、EOS、フォームラブズ、レニショーなどが挙げられている。
掲載日:2019年8月6日:Robozeが3Dプリンターでスケートボードを製造
イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが3Dプリンターでスケートボードを製造し、話題になっている。スケートボードショップのインパクト・サーフショップと共同で開発したもので、素材にはカーボンPA、PEEK、FlexTPE、PPが使われた。スケートボードが3Dプリンターで製造されたのは、今回のケースが世界初と見られる。 製造されたスケートボードは、プロのスケートボーダーのファビアノ・ラウシエロによってテスト走行された。テスト走行を行ったラウシエロは、「スケートボードの強度に非常に驚きました。スケートボードは複雑な形状にデザインされていますが、3Dプリンターで製造されたことによる問題は何も見つかりませんでした。これからはアディティブ・マニュファクチャリングの技術が一般ユーザー用のスケートボード製造にどんどん活用されてゆくでしょう」とコメントしている。 Robozeは、前にドローンの主要パーツを3Dプリンターで製造したが、その時に使われた素材とほぼ同じものがスケートボードの製造にも使われた。製造にはRobozeのArgo500シリーズとRoboze One Xtremeシリーズの3Dプリンターが使われた。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年8月5日:ティッセンクルップがASEANのアディティブ・マニュファクチャリング市場が2025年に1000億ドルに成長と予想
ドイツの大手鉄鋼・工業製品メーカーのティッセンクルップが、ASEANのアディティブ・マニュファクチャリング市場が2025年に1000億ドル(約11兆円)に成長すると予想した白書を公開した。 「アディティブ・マニュファクチャリング・ASEANにおける成長機会」と題された白書は、ドイツ国立アディティブ・マニュファクチャリング・イノベーションセンターなどと共同で執筆されたもので、シンガポールなどを中心にASEANのアディティブ・マニュファクチャリング市場は成長を続け、2025年までに1000億ドル規模に到達するとしている。 市場の成長に伴い、ASEANでは2030年までにあらたに300万人から400万人分のアディティブ・マニュファクチャリング関連の雇用が創出されると予想している。 成長が期待される産業セクターとして、同白書は航空宇宙、医療機器、ヘルスケアを挙げている。 ASEANでのアディティブ・マニュファクチャリング市場拡大に向け、ティッセンクルップは今年はじめにシンガポールにアディティブ・マニュファクチャリング・テックセンターを開設している。 ティッセンクルップは、ドイツのエッセンに本社のある鉄鋼・工業製品メーカー。ロンドン・フランクフルト証券取引所に上場し、日本のJFEスチール、川崎製鉄、日本鋼管などと提携している。
掲載日:2019年8月4日:メーカーボット・インダストリーズが新型3Dプリンター「メソッドX」をリリース
大手3Dプリンターメーカーのストラタシスの傘下のメーカーボット・インダストリーズが、新型3Dプリンター「メソッドX」をリリースした。メーカーボット・インダストリーズによると、「メソッドX」は「破壊的な価格」を持つ工業用3Dプリンターだという。 「メソッドX」は、最新のホットエンド、プリンティングチェンバー、デュアルパフォーマンスエクストルーダーを実装した本格的3Dプリンターで、一般的なFDM方式の3Dプリンターの二倍のスピードで高精度の造形が可能。素材はABSとPLAに加え、PETGフィラメント、メーカーボット・タフフィラメントが利用できる。また、ストラタシスの純正サポート材水溶性PVAも利用できる。なお、造形サイズは190 x 190 x 196 mmとなっている。 「メソッドX」について、メーカーボット・インダストリーズのナダヴ・ゴシェンCEOは、「メソッドXを市場に投入することで、価格とパフォーマンスのバリアを破壊することができます。メソッドXは、一般的なデスクトップ3Dプリンターと工業3Dプリンターのギャップを埋める画期的な3Dプリンターです」とコメントしている。 「メソッドX」のアメリカでの販売価格は4,999ドル(約55万円)から。メーカーボット・インサイドセールスのウェブサイトで注文できる。
掲載日:2019年8月3日:ストラタシスが2019年度第二四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2019年度第二四半期決算を発表した。それによると、同期間中の売上は1億6320万ドル(約179億5200万円)で、前年同期の1億7020万ドル(約187億2200万ドル)から4.1%減少した。非GAAPベースの営業利益は910万ドル(約10億円)で、前年同期の1060万ドル(約11億6600万円)からわずかに減少した。 業績についてストラタシスのエラン・ジャグロムCEOは、堅調なビジネス環境によりアメリカ市場での売上は増加したものの、ヨーロッパ市場が落ち込んで売上と利益がオフセットされたとしている。一方で、今年第四四半期には複数の新製品をリリースするため、売上と利益の増加が見込めるとしている。 売上のカテゴリーでは3Dプリンターの売上が対前年比で6.81%マイナスとなり、全体の売上の足を引っ張る形となった。一方で、サービスの売上は1.91%増加したが、全体の売上はトータルで4.1%のマイナスとなった。 2019年度第二四半期決算の発表を受け、ストラタシスは通年の売上予想を6億7000万ドル(約737億円)から7億ドル(約770億円)の範囲に修正した。
掲載日:2019年8月2日:ペンシルバニア州立大学が3Dプリンティング業界向け知的財産保護講座を提供
ペンシルバニア州立大学が、3Dプリンティング業界向け知的財産保護講座を提供する。この種の講座が提供されるのは、アメリカの大学では初と見られる。 ペンステート・アディティブ・マニュファクチャリング・アンド・デザイン・大学院プログラムと名付けられた講座は、3Dプリンティング業界におけるデザインなどの意匠権の保護や、知的財産侵害などのリスクなどについての知識を提供する。受講生は、守秘義務契約やライセンス契約などの契約書の作成や、特許や意匠権などの知的財産保護についての基本を学ぶ。 講座の開設について、担当主任教授のティモシー・シンプソン氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングはプロダクトデザインや製造業そのものを抜本的に変革しています。さらに知的財産の領域にも変化を強いています。多くのエンジニアは、そのための準備ができておらず、新たな製品やサービスを開発する際の理論武装が十分にできていません」とコメントしている。 ペンシルベニア州立大学はペンシルベニア州ステートカレッジに位置する、1855年設立の名門大学。全米公立大学ランキングでは、総合順位第16位にランクインしている。大学フットボールチームが全米屈指の競合として知られている。
掲載日:2019年8月1日:GEアディティブがコンセプトレーザーMライン・ファクトリーシステムの納入を開始
GE傘下のGEアディティブが、大型メタル3DプリンティングシステムのコンセプトレーザーMライン・ファクトリーシステムの納入を開始した。ローンチカスタマーは、同じくGE傘下のGEアビエーションで、シンシナティにあるGEアビエーション・アディティブ・テクノロジーセンターに納入される。同センターでは、Mライン・ファクトリーシステムをGE製ジェットエンジンのGEnx-2B用パーツの製造などに使うとしている。 Mライン・ファクトリーシステムは、四つの400Wファイバーレーザーを備えたハイエンドメタル3Dプリンターで、造形サイズは500mm x 500mm x 400mm。大型で複雑な形状のパーツを精密に造形することができる。 GEアディティブは2016年にコンセプトレーザーを買収し、3Dプリンターの大型化と、メタルプリンティングシステム用ソフトウェアのリデザインを進めていた。GEアディティブは、コンセプトレーザーとともにスウェーデンのメタル3Dプリンターメーカーのアーカムも買収している。 コンセプトレーザーは2000年設立。独自開発したレーザーCUSING技術により、メタル3Dプリンティングの領域での世界的なリーディングカンパニーとなっている。
掲載日:2019年7月31日:フィズナが3Dモデルのサーチエンジン開発に690万ドルを調達
米オハイオ州シンシナティに拠点を置くスタートアップ企業のフィズナが、3Dモデルのサーチエンジン開発に690万ドル(約7億5900万円)を調達した。 出資したのはベンチャーキャピタルのドライブ・キャピタルを筆頭とする複数の投資会社。バリュエーションなどの投資に関する詳細は明らかにされていない。 フィズナが開発するのは、世界中に存在する3Dモデルのサーチエンジンで、CADソフトと連動して形状、パターン、機能などによる検索機能を提供するもの。検索の結果、出力された3Dモデルを比較したり検証したりする機能も提供されるという。 フィズナに投資したドライブ・キャピタルのパートナーのマーク・クヴァミー氏は、「フィズナのチームが行っているプロジェクトは、世界中のエンジニアのワークフローに革命をもたらす可能性を秘めています。フィズナに投資する機会を得られたことに大変興奮しています」とコメントしている。 フィズナのサーチエンジンのマネタイズ方法などについては明らかにされていないが、ある業界関係者は、グーグルのサーチエンジンのような広告収益型のビジネスモデルではなく、産業ユーザーを対象にしたサブスクリプション方式のビジネスモデルが採用される可能性が高いと予想している。
掲載日:2019年7月30日:Robozeが3Dプリンターでドローン用パーツを製造
イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeが、ピサ大学発のベンチャー企業スカイボックス・エンジニアリングと共同で、ドローン用パーツを製造して話題になっている。 Robozeが製造したのはスカイボックス・エンジニアリングが開発中のドローン用パーツ。カーボンファイバーを配合したポリアミド・複合素材を使い、RobozeのFDM3Dプリンターで製造した。従来の製造方法よりも25%軽量化し、製造時間も大幅に削減したという。 スカイボックス・エンジニアリングのヴィンセンツォ・ビナンテ氏は、「我々のプロジェクトの性質から3Dプリンターを活用することは必然でした。我々の主たる目標はドローンを軽量化し、空力的特性を活かしたデザインを実現することです。特に複雑な形状のパーツは3Dプリンター以外では製造が難しいものが多いのです」とコメントしている。 スカイボックス・エンジニアリングはピサ大学航空宇宙工学部を母体とするベンチャー企業。ドローンやUAVなどの小型航空機の研究開発を行っている。 Robozeは2013年設立、イタリアのバーリに拠点を置く3Dプリンターメーカー。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年7月29日:DSMが3Dプリンター用ソフトウェア開発スタートアップ向けアクセラレータープログラムを開始
オランダの大手素材・化学メーカーのDSMが、3Dプリンター用ソフトウェア開発スタートアップ向けアクセラレータープログラムを開始した。 「アイ・アム・トゥモロー」と名付けられたプログラムは、テックスタートアップ・アクセラレーターのハイテックXL、スウェーデンのテック企業のヘクサゴン、オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーと共同で提供されるもので、入賞者は9月1日から開始される10週間のアクセラレータープログラムに参加する。 プログラムでは、10社程度のスタートアップ企業をプログラムに参加させる。プログラム終了後、傘下企業はDSMによる出資を受けて実際にビジネスを立ち上げる。 対象となる企業は、データアナリティクス、AIなどを活用した3Dプリンター用ソフトウェアの開発企業。 DSMは1902年設立のオランダの素材・化学メーカー。3Dプリンティングの領域に比較的早くから参入し、特にSLA3Dプリンター用樹脂素材を多数開発し、市場に供給してきている。オランダ政府が経営する炭鉱会社として設立されたが、1929年に化学へ進出し、現在ではライフサイエンス分野まで手掛ける総合化学メーカーへと転換している。1996年に完全民営化した。
掲載日:2019年7月28日:オランダのデザインレーベルが3Dプリント・ライトのコレクションをリリース
オランダ・アムステルダムに拠点を置くデザインレーベルのフレッシュファイバーが、3Dプリント・ライトのコレクションをリリースして話題になっている。 フレッシュファイバーがリリースしたのはナイロン製のライト・コレクション。フォールド、フラックス、ズームの3シリーズで構成されている。いずれも3Dプリンターで製造され、ハンドフィニッシュされている。 フォールドはフレッシュファイバーのクリエイティブ・ディレクターのマティジュ・コックがデザインした。デスクトップ型と吊り下げ型の二種類が用意されていて、「空間照明」の利用に適しているとしている。 フラックスはデザイナーのガビ・ポスタがデザインした。マイクスタンドのような形状で、テーブルトップでの利用を想定している。 ズームはデザイナーのミシェル・コーネリッセンがデザインした。吊り下げ型のシェードタイプで、ミディアムとラージの二サイズが提供されている。 いずれもフレッシュファイバーのウェブサイトで注文可能。フレッシュファイバーは、すべてのシリーズを今年9月から出荷するとしている。 フレッシュファイバーは、これまでにアップルウォッチなどのコンスーマーグッズを3Dプリンターで製造して販売してきている。
掲載日:2019年7月27日:マスター・レプリカがアポロ11号の月面着陸の足跡レプリカを3Dプリンターで製造
ポップカルチャーや歴史的遺産のレプリカを製造しているマスター・レプリカが、アポロ11号の月面着陸の足跡レプリカを3Dプリンターで製造して話題になっている。 マスター・レプリカが製造しているのは、アポロ11号で月面に降り立ったバズ・オルドリン宇宙飛行士がつけた足跡のレプリカ。バズ・オルドリン宇宙飛行士は、ニール・アームストロング宇宙飛行士に次いで世界で二番目に月面に降り立った人となったが、同氏がつけた月面の足跡は綺麗な形をとどめていて、NASAが月面の地表の圧力効果などを検証する素材として使っているという。 レプリカを製造しているのはマスター・レプリカのジェフ・スタニフラフスキ氏。43 X 28 cmの大きさのレプリカは、スムースオンと呼ばれるハイエンド樹脂を使って製造されているという。 レプリカの製造について、マスター・レプリカのスティーブ・ディムツォCEO兼共同創業者は、「月に行って足跡に石膏を流し込んでバズ・オルドリンの足跡レプリカを作るのは大変ですが、この方法であれば簡単に製造できます」とコメントしている。 マスター・レプリカは、これまでにレプリカのオーダーを400件以上受注しているという。なお、レプリカの価格は195ドル(約21,450円)となっている。
掲載日:2019年7月26日:スクウェアド3Dプリンターが世界最大のコンクリート住宅を3Dプリンターで建設
ニューヨークに拠点を置くスタートアップ企業のSスクウェアド3Dプリンターが、世界最大のコンクリート住宅を3Dプリンターで建設したとして話題になっている。 Sスクウェアド3Dプリンターが建設したのは500平方フィート(約14坪)の平屋建ての住宅。同社が開発した自動ロボティク建設システム(Autonomous Robotic Construction System )を使い、わずか12時間で建設したという。 Sスクウェアド3Dプリンターによると、同社の自動ロボティク建設システムを利用することで、従来の建築方法よりも建設コストを最大70%削減できるとしている。なお、同社は500平方フィートサイズの住宅の建設コストを2000ドル(約22万円)程度と見積もっている。 Sスクウェアド3Dプリンターはニューヨーク州パッチョーグに拠点を置くコンスーマー・ビジネス用3Dプリンターメーカー。デスクトップFDM3DプリンターのAFPシリーズなどを製造しているほか、3Dプリンティングをアウトソーシングで請け負うサービスも提供している。 建設現場に建設3Dプリンターを導入する機運が世界的に高まっているが、多くのケースでは建設会社などが主体となって建設3Dプリンターを導入している。普通の3Dプリンターメーカーが建設3Dプリンティングの世界に進出するのは、世界的に見ても極めて珍しい。
掲載日:2019年7月25日:キャドバリーが世界チョコレートデーに合わせてチョコレート3Dプリンターをリリース
イギリスのチョコレートブランドのキャドバリーが、世界チョコレートデーに合わせてチョコレート3Dプリンターをリリースして話題になっている。 世界初とされるミルクチョコレート3Dプリンターが公開されたのはオーストラリアのメルボルンにあるマイアー・チャドストーン百貨店。世界チョコレートデーの7月7日から28日まで店内で運用されるという。星やコアラといった様々なシェイプのチョコレートが3Dプリンターで製造され、展示販売される。価格は二個入りが8オーストラリアドル(約550円)、四個入りが15オーストラリアドル(約1100円)となっている。 キャドバリーのカトリーナ・ワトソン・マーケティングマネージャーは、「世界初のミルクチョコレート3Dプリンターを、世界チョコレートデーに合わせてリリースできることに大変興奮しています。キャドべりーはオーストラリアでもっとも人気があるチョコレートのブランドで、オーストラリアの人々とともにこの新たな経験を共有できることを嬉しく思います」とコメントしている。 キャドバリーは1824年設立の老舗のチョコレートメーカー。創業者ジョン・キャドバリーが興したチョコレート販売店から始まり、今日までに全世界で7万人の従業員を雇用する大企業に成長している。2010年にアメリカのクラフトフーズが買収し、現在は同社傘下企業として運営されている。
掲載日:2019年7月24日:インド・グジャラート州が米国3D技術研究所、スリーディーシステムズと研究開発センター開設のMoUを締結
インド・グジャラート州が、米国3D技術研究所、スリーディーシステムズと研究開発センター開設のMoU(基本合意書)を締結した。それによると、三社は共同でグジャラート州内に七つの3Dプリンティングセンターを開設する。 スリーディーシステムズは、センターに3Dプリンター、ソフトウェア、3Dプリンター用素材を供給する。米国3D技術研究所は3Dプリンティング教育プログラムを開発・提供する。 米国3D技術研究所は、これまでにアメリカ国内で学生とプロフェショナル向けに3Dプリンティング技術の教育プログラムを提供してきている。同研究所がアメリカ国外で3Dプリンティング教育プログラムを提供するのは今回が初と見られる。 インドではアディティブ・マニュファクチャリング関連の教育プログラムへのニーズが高まっている。アディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローをグローバルで展開しているWiproによると、NITワランガル大学、アンナ大学といったインドの名門大学では、多くの大学院レベルの学生が、アディティブ・マニュファクチャリング関連の学位取得を目指しているという。 オンデマンドでパーツを製造するサービスビューローや、歯科医療専門のサービスビューローなどの、アディティブ・マニュファクチャリング関連のニュービジネスも多数立ち上がっている。
掲載日:2019年7月23日:SMEとストラタシスが2019年度アディティブ・マニュファクチャリング競技会の受賞者を発表
アメリカの製造業関連非営利団体のSMEと、大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、共同で開催している2019年度アディティブ・マニュファクチャリング競技会の受賞者を発表した。競技会は、ケンタッキー州ルイスビルで開催されたナショナル・リーダーシップ・スキル展示会で実施された。 受賞者に選ばれたのは高校部門3チームと大学部門3チームの6チーム。高校部門ではウェストバージニア州のスプリングバレー高校、ユタ州のワサッチ高校、ネブラスカ州のミラード・ノース高校が選ばれた。 大学部門ではカリフォルニア州のブット大学、テキサス州のテキサス州立技術大学、ノースカロライナ州のカタウババレー・コミュニティカレッジが選ばれた。 受賞者にはRAPID+TCT展示会への無料パスや、メーカーボット・インダストリーズの3Dプリンターなどが賞品として授与された。 競技会は2015年にSMEが開設し、毎年全米から多くの高校と大学のチームが参加している。 SMEは1932年にデトロイトの自動車エンジニアが中心となって立ち上げた製造業の業界団体。展示会などのイベントの運営、会員向け教育事業の提供、技術交流イベントの開催などを行っている。
掲載日:2019年7月22日:エクスポネンシャル・ワークスがベンチュラのワークスペースを増強
カリフォルニア州に拠点を置くベンチャー投資・プロダクトデベロップメント企業のエクスポネンシャル・ワークスが、カリフォルニア州ベンチュラのワークスペースを増強する。新たに資金を投じてフロアスペースを倍増し、エクスポネンシャル・ワークスが投資している企業のワークスペースを増やすとともに、それらの企業の製品やサービスなどを展示する。 ワークスペースの増強について、エクスポネンシャル・ワークスのアヴィ・レイチェンタルCEOは、「(ワークスペースの増強により)我が社が投資している会社の製品開発能力、製造力、商品化のためのスケール力を、いずれも向上させることが可能になります。さらに重要なのは、それぞれの会社同士でのコラボレーションを可能にさせ、大きなゲームチェンジング・ソルーションを生み出すことを可能にすることです」とコメントしている。 エクスポネンシャル・ワークスは、大手3DプリンターメーカーのスリーディーシステムズのCEOを長らく務めてきたアヴィ・レイチェンタル氏が2015年に設立した。同社は主にデジタル・マニュファクチャリング技術、自動ロボティクス技術、アディティブ・マニュファクチャリング技術などの領域のスタートアップ企業に投資して育成するアクセラレーターとして機能している。 エクスポネンシャル・ワークスが投資している企業には、デンタル3DプリンターメーカーのNexa3Dや、メディカルウェアラブルデバイスメーカーのUNYQなども含まれる。
掲載日:2019年7月21日:3ユアマインドが130万ユーロの資金を獲得、ソフトウェアをマシンラーニング化
ドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンティングソフトウェアメーカーの3ユアマインドが130万ユーロ(約1億6250万円)の資金を獲得し、ソフトウェアをマシンラーニング化する。 資金を投じたのはベルリン投資銀行とヨーロッパ地域振興ファンド。地元の革新的技術開発を支援するプロFITプロジェクトの一環として実施された。 資金を獲得した3ユアマインドのステファン・クールCEOは、「我々のソフトウェアは、アディティブ・マニュファクチャリングへの参入を目指す企業に、シンプルでコストエフェクティブな道を提供します。マシンラーニングの機能を加えることで、アディティブ・マニュファクチャリングのプログラムの性能を何倍にも高めることが可能になります」とコメントしている。 クールCEOは、アディティブ・マニュファクチャリングの世界では、すでにデータドリブンのメソッドが主流であり、マシンラーニングを使うことでワークフローの各フェーズを最適化・再効率化することが可能になるとしている。 3ユアマインドは2014年設立。ワークフローマネジメントソフトウェアなどの、製造業用アディティブ・マニュファクチャリングソフトウェアを開発している。
掲載日:2019年7月20日:ジャビルが同業者のエッセンシアムをデザイン盗用で提訴
アメリカの大手製造サービスビューローのジャビルが、同業者のエッセンシアムをデザイン盗用で提訴していたことがわかった。現地時間の6月28日にジャビルがフロリダ州タンパの連邦裁判所に提訴したもので、エッセンシアムがジャビルのTenX3Dプリンターの機構デザインを盗用し、HSEシステムを勝手に開発したという。 訴えによると、エッセンシアムはジャビルと締結した守秘義務契約に違反し、ジャビルが開発した高速エクストルージョンシステム盗用したとしている。ジャビルはエッセンシアムに対する訴訟とともに、三人のジャビルの元従業員と提携業者も同時に提訴している。 訴えられたのはエリック・グジョヴィック、グレッグ・オジェダ、ウィリアム・マクネイシュの三人の元従業員と、提携業者のラース・ウフハウセン。四人はジャビルのTenX3Dプリンター開発プロジェクトの中心メンバーで、2017年にマクネイシュがジャビルからエッセンシアムに転職したのを皮切りに、三人も続けてジャビルへ転職、エッセンシアムでHSEシステムの開発プロジェクトに関与したとしている。 ジャビルは1966年設立、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービスビューロー。フロリダ州タンパベイ地区では最大規模の企業で、全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。
掲載日:2019年7月19日:アメリカ・メイクスがカンザス州にサテライトセンターを開設
3Dプリンティング、アディティブ・マニュファクチャリング関連アクセラレーターのアメリカ・メイクスが、カンザス州のウィチタ州立大学ににサテライトセンターを開設する。テキサスA&M、テキサス大学エルパソ校に続く三番目のサテライトセンターとなる。 アメリカ・メイクスは、アメリカ防衛製造工作センターが2012年に設立したアクセラレーターで、アディティブ・マニュファクチャリングの導入を促進するのを目的としている。220のメンバー企業・組織で構成され、これまでに各種のスタートアップ企業向けインキュベーションプログラムを提供してきている。 センターの開設について、アメリカ・メイクスのジョン・ウィルジンスキ・エグゼクティブディレクターは、「アメリカ・メイクスのすべてのメンバーを代表して、ウィチタ州立大学をアメリカ・メイクスの三番目のサテライトセンターの拠点として選んだことを誇りに思います。30年以上に渡り、ウィチタ州立大学は大学主導の研究施設として高く評価されており、リサーチ、デザイン、テスティング、認証、トレーニングなどの機能を提供し続けています」とコメントしている。 センターでは、特に航空宇宙用コンポーネントの製造や実験などが行われる予定。
掲載日:2019年7月18日:フォーティファイがシリーズA投資で1000万ドルの資金調達に成功
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く3Dプリンティング・サービスビューローのフォーティファイが、シリーズA投資で1000万ドル(約11億円)の資金調達に成功した。 出資したのはアクセル、ネオトライブ、プレリュード・ベンチャーズ、メインスプリング・キャピタル・パートナーズなどのベンチャーキャピタル。出資割合やバリュエーションなどの情報は明らにされていない。 フォーティファイはフラックスプリント・テクノロジーとデジタル・ライト・プロセシングを使い、特に精密な3Dプリンティングを得意としている。航空宇宙や自動車などの業界ユーザーを増やし、近年では従業員数を倍増するなど事業を拡大している。 フォーティファイに出資したアクセルのエリック・ウルフフォールド・パートナーは、「フォーティファイはアメリカの製造業を蘇らせるための特別なポジションに位置しています。フォーティファイの全チームをサポートし、製造業の新たなスタンダードを確立するのを手伝えることに興奮しています」とコメントしている。 フォーティファイは一年前にもシードファンディングで250万ドル(約2億7500万円)の資金を調達している。今回の資金調達で、フォーティファイが調達した資金の総額は1250万ドル(約13億7500万円)になった。
掲載日:2019年7月17日:ポーランドのデザイナーがゾートラックスの3Dプリンターで電気オートバイのプロトタイプを作成
ポーランドのデザイナーが、ゾートラックスの3Dプリンターで電気オートバイのプロトタイプを作成したとして話題になっている。 電気オートバイのプロトタイプを作成したのはピオトル・クリツコウスキ氏。イタリアのミラノで見かけた小型モペッドからイメージを得てデザインを構想したという。 クリツコウスキ氏は当初、投資家へデモンストレーションを行うためにラミネートパネルのプロトタイプ作成を検討していた。ところが、製造コストが5万ドル(約550万円)程度かかるため、作成を躊躇していた。その後、ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスに接触し、3Dプリンターによるプロトタイプ作成へ切り替えたという。 3Dプリンターでプロトタイプを作成することで、コストは七分の一に削減された。また、作成時間も従来の方式の半分に削減された。なお、プロトタイプの作成にはゾートラックスのM200プラス・シリーズとM300プラスシリーズが使われた。 「ファレクトラ」と名付けられた電気オートバイは、2021年から量産が開始される予定。現在のところ、「ファレクトラ」の価格は4000ドル(約44万円)程度になる見込み。「ファレクトラ」は最大時速60キロメートルの速度で、最大100キロメートル走行できる。
掲載日:2019年7月16日:サンドビックがビームITの出資持ち分を増加
スウェーデンの工作機械メーカーのサンドビックが、イタリア最大の3Dプリンティング・サービスビューローのビームITの出資持ち分を増加させている。サンドビックのメタル3DプリンターをビームITに導入するとともに、3Dプリンティング・サービスビューローのビジネスを本格化する戦略が背景にあるものと見られる。 サンドビックの具体的な持ち株比率や出資価格などの情報は明らかにされていない。関係者によると、サンドビックはビームITの経営権を行使できる程度の出資持ち分を確保したと見られる。 ビームITは1997年設立の、フォルノボ・ディ・ターロに拠点を置くサービスビューロー。20年以上のアディティブ・マニュファクチャリングの経験を持つ。20台のパウダーベッド・フュージョン3Dプリンターを導入し、38名の従業員とともに事業を展開している。 サンドビックは1862年設立の、スウェーデンのサンドビケンに拠点を置く工作機械メーカー。超硬切削工具、鉱山作業用輸送機器、ステンレス鋼帯などを製造し、130カ国以上の国で、44000人以上の従業員を抱えている。サンドビックは2013年からパウダーベッド・フュージョン3Dプリンター、バインダージェット3Dプリンターなどの工業用ハイエンド3Dプリンターなどに投資し、アディティブ・マニュファクチャリングの事業に進出している。
掲載日:2019年7月15日:メイド・イン・スペースが3Dプリンター宇宙船を製造へ
NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースが、3Dプリンター宇宙船を製造する。アーキノート・ワンと名付けらた宇宙船は、NASAが計画している火星探索用宇宙船の宇宙空間での製造や修理にも使われるという。 アーキノート・ワンは地球の低周回軌道を飛び、本体の両サイドに設置されたレーザービームを照射し、最大10メートルの部品を製造する。 アーキノート・ワンの製造開始について、NASAのジム・ロイター・アソシエートアドミニストレーターは、「宇宙空間でロボットによるマニュファクチャリングは、間違いなくゲームチェンジャーになります。未来の宇宙探索活動にとって基礎的な技術となるでしょう。この技術とともに、アメリカは今後も宇宙探索をリードし、月や火星への友人探索活動を強力に推し進めて行くでしょう」とコメントしている。 メイド・イン・スペースは2016年に本プロジェクトへの関与を開始し、地上でのデモンストレーションで3Dプリンターの実証実験などを行っていた。今回のNASAからの発注により、正式にアーキノート・ワンの開発に着手することになる。 メイド・イン・スペースはNASA傘下のシンギュラリティ大学発のベンチャー企業。宇宙空間用3Dプリンターを、世界で初めて国際宇宙ステーションに設置したことで知られている。
掲載日:2019年7月14日:アメリカ陸軍がスリーディーシステムズと共同で世界最大のメタル3Dプリンターを製造へ
アメリカ陸軍がスリーディーシステムズと共同で、世界最大のメタル3Dプリンターを製造するプロジェクトを開始する。1500万ドル(約16億5千万円)が投じられるプロジェクトは、「世界最大て最速、さらに最も精密なメタル3Dプリンター」の製造を目指すもので、造形サイズは 1000mm x 1000mm x 600mm になるという。 プロジェクトを担当するアメリカ陸軍将来コマンドのジョセフ・サウス・プログラムマネージャーは、「スリーディーシステムズのようなビジネスパートナーとの提携を強化することで、陸軍は即時対応性を強化できます。これまでは、パウダーベッド・レーザー3Dプリンターを実証的に使っていましたが、造形サイズが小さく、プリントスピードも遅く、コンバットスケールでの実用性は確保できていませんでした。(大型メタル3Dプリンターは)我々に重要なブレークスルーをもたらすと確信しています」とコメントしている。 大型メタル3Dプリンターの用途は明らかにされていないが、最前線で使われる各種の兵器の部品のオンデマンドマニュファクチャリングに使われるものと見られる。 アメリカ軍による3Dプリンターの導入は急速に進んでいる。アメリカ海軍も空母エセックスに3Dプリンターを搭載し、艦内でのオンデマンドマニュファクチャリングの実証実験を行っている。アメリカ空軍も、3Dプリンターで戦闘機の部品の製造などを行っている。
掲載日:2019年7月13日:ロケット・ラブのロケットエンジンの3Dプリント点数が100点に到達
ロサンゼルスに拠点を置くロケット・ラブのロケットエンジンの3Dプリント点数が100点に到達した。ロケット・ラブは、自社のロケットエンジン「ラザフォード」を3Dプリンターしている。 ロケット・ラブの創業者でCEOのピーター・ベック氏は、「ラザフォードは、小型衛星を定期的に、かつ安定的に宇宙起動に乗せるための重要な機能を提供しています。数年という短い期間で、我々の製造チームが革新的なデザインを創造し、設定したゴールを実現できたことは画期的だと思います」とコメントしている。 ラザフォードを搭載したロケット・ラブのエレクトロン・ロケットは、先月ニュージーランドにある同社の打ち上げ施設で発射実験が行った。ロケット・ラブは、同社のハンティントンビーチ工場で、今後12カ月で200点のラザフォードを製造するとしている。 ロケットやロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用することで、ロケットの打ち上げコストは劇的に下がっている。ある調査によると、1キログラム当たりの高度200キロメートルへの小型衛星打ち上げコストは、1万ドル(約110万円)まで下がっているという。 エレクトロン・ロケットは軽量カーボン合金ベースで作られ、エンジンのコンポーネントを含む多くの部品が3Dプリンターで製造されている。3Dプリンターを活用する事で軽量で強度の強い部品を製造出来、製造コストと時間を削減出来るとしている。
掲載日:2019年7月12日:ハンツマン・コーポレーションが3Dプリンター用素材製品を再リリース
アメリカの大手化学メーカーのハンツマン・コーポレーションが、3Dプリンター用素材製品を再リリースする。 IROPRINTのブランドで再リリースされる素材はSLA3Dプリンター、HSS3Dプリンター、FDM3Dプリンター用素材。いずれも3Dプリンターのエンドユーザーとマーケットリーダーとのコラボレーションによって開発されたという。 ハンツマンのステファン・ペイソン・グローバルビジネス開発マネージャーによると、IROPRINT製品は「経済的で簡単にプリントでき、技術的に汎用性が高く、機能や硬度を問わず様々な場面で活用できる」と説明している。 ハンツマンはまた、IROPRINTシリーズは3Dプリンターの普及が進んでいる自動車業界などのほか、IoTなどの比較的新しい業界で使われるアプリケーションの開発にも適しているとしている。 ハンツマン・コーポレーションは1970年設立。これまでにポリウレタンやパフォーマンス製品などの化学製品を産業ユーザーに提供してきている。同社の顧客にはGE、BMW、シェブロン、プロクターアンドギャンブル、ユニリーバなどの大手メーカーが含まれる。3Dプリンター業界向けには、同社はこれまでに主にSLA3Dプリンター用樹脂製品を供給していた。
掲載日:2019年7月11日:カーボンが2億6千万ドルを調達、時価総額が24億ドルに
米カリフォルニア州レッドウッドシティに拠点を置く3Dプリンターメーカーのカーボンが新たに2億6千万ドル(約286億円)を調達し、時価総額が24億ドル(約2640億円)に達した。 カーボンに新たに投資したのはベンチャーキャピタルのマドロン・キャピタル・パートナーズを筆頭とする投資グループ。マドロン・キャピタル・パートナーズは、世界最大のリテールチェーンのウォルマートの創業者家族が関与するベンチャーキャピタルとして知られている。 マドロン・キャピタル・パートナーズのジェネラルパートナーでウォルマート会長のグレッグ・ペナー氏は、「カーボンの魅力は、同社が業界を超越して提供する多様化の技術です。自動車、ヘルスケア、消費財等々の多くの業界にアディティブ・マニュファクチャリング技術を提供し、より大きなスケールの製造プロセスを現実のものにしています。現在、カーボンは大きな突破点にあり、我々の投資がカーボンに未来の成功を与えると確信しています」とコメントしている。 カーボンは2013年設立。LED光硬化樹脂を素材に高速で造形する独自技術をベースにしたSLA3Dプリンターを製造している。同社には、これまでにGEベンチャーなどの大手ベンチャーキャピタルを始め、BMW、ニコンなどのメーカーも出資している。
掲載日:2019年7月10日:ユーチューバーが3Dプリンターで世界最大のトイ・ガトリングガンを製造
ユーチューバーが3Dプリンターで世界最大のトイ・ガトリングガンを製造したとして話題になっている。 「ティックるマスター5000」と名付けられたトイ・ガトリングガンを製造したのはユーチューバーのイヴァン・ミランダ氏。ミランダ氏によると、同氏が製造したトイ・ガトリングガンは一秒間に10個のボールを発射でき、速度は最大時速100キロメートルに達するという。ボールを最大74個搭載でき、ボール搭載後の重量は12キログラムになるという。 トイ・ガトリングガンの製造には、フィラメント素材メーカーのアプリンタプロ社がスポンサーとして参加した。また、コントローラーにはArduinoの基盤Mega Unoが使われた。 トイ・ガトリングガンは、同好者同氏が屋外のバトルゲームなどで使用するためのトイガン。アメリカを中心に利用が広がり、Amazonなどでも玩具メーカーのトイ・ガトリングガンが販売されている。 ミランダ氏は、YouTubeの登録者10万人を抱える人気ユーチューバー。同氏はこれまでにウォータージェットボートなども3Dプリンターで製造し、実際の製造風景から水上での走行実験の模様などをYouTubeに公開し、話題を集めている。ミランダ氏のトイ・ガトリングガンの動画は、公開から4日間で5万回以上の再生回数を集めている。
掲載日:2019年7月9日:ナノ・ディメンションが従業員の20%を解雇、経営戦略を転換へ
イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、従業員の20%を解雇するリストラクチャリングを行う。同時に新たに外部のアドバイザーを招へいし、「戦略的選択肢の見直し」を行う。現地時間の今週月曜日に同社が発表した。 発表を受け、イスラエルのテルアビブ証券取引所で取引されている同社株式の株価が9.2%と大きく下落した。 戦略的選択肢の見直しについて、同社は特に期限を設けておらず、現時点では詳細なコメントはできないとしている。 同社はまた、外部のアドバイザーとしてイスラエルの投資銀行のスティーフェルを招へいするとしている。 ナノ・ディメンションのエイミット・デュロールCEOは、「一連の決断は我が社の製品と組織構造をさらに進化させ、サステナブルな成長を保証するものです。我々は我々の無二の技術を信じており、これからもエレクトロニクスの世界を席巻している革新的変化をリードしてゆきます」とコメントしている。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンター。アメリカを中心に世界規模でユーザーを増やしている。
掲載日:2019年7月8日:カリフォルニアのベンチャー企業が子供用メガネを3Dプリンターで製造
カリフォルニアのベンチャー企業が、子供用メガネを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。 子供用メガネの製造を開始するのはスタートアップ企業のフィッツ・フレームズ社。ユーザーは専用アプリをダウンロードして子供のメガネサイズを計測し、デザインや色などを指定して注文する。 フィッツ・フレームズは、創業者ハイディ・ハーテル氏の個人的な経験をもとに設立された。ハーテル氏自身が幼い幼児の親で、子供用のメガネを一般のメガネ店で購入しようとして経験した苦労が設立の発端となったという。ハーテル氏によると、アメリカの一般的なメガネ店では、3歳から7歳の児童向けのメガネの在庫がほとんどなく、また在庫がある場合でもサイズやデザインが一部に限定されているという。 注文はフィッツ・フレームズのウェブサイトからも行える。価格は95ドルからで、年間185ドルのサブスクリプションサービスも利用可能。 メガネを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。フランスの大手3Dプリンティング・サービスビューローのスカルプティオも、フランスのベンチャー企業のOctobre71と共同で、カスタムメガネの製造サービスを開始している。
掲載日:2019年7月7日:フォルクスワーゲンがAIと3Dプリンターを使って自動車用軽量パーツを製造
ドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲンが、AI(人工知能)と3Dプリンターを使って自動車用軽量パーツを製造したとして話題になっている。同社のイノベーション・アンド・エンジニアリング・センター・カリフォルニアにて公開された。 製造されたのはステアリングホイール、サイドミラーサポート、ホイールなどのパーツ。いずれも他車種のパーツなどの形状や強度などをAIに学習させ、最適デザインをアウトプットしたという。 AIと3Dプリンターを使って自動車用部品が製造されたのは、今回のケースが世界初とみられる。 3Dプリンターを自動車製造に活用する機運は世界的に高まっている。同じくドイツの自動車メーカーのBMWが自動車の完成品部品の製造に3Dプリンターを使っているほか、イギリスの自動車メーカーのMiniも、自動車のカスタマイズ部品の製造に3Dプリンターを使っている。 アメリカのベンチャー企業のローカルモーターズは、主要パーツのほぼすべてを3Dプリンターで製造した小型自動運転バス「Olli」を製造している。ローカルモーターズのOlliは、これまでにナショナルハーバー、ノックスビル、チャンドラー、ベルリンなどで走行実験を行っている。
掲載日:2019年7月6日:ニューバランスがフォームラブズとスニーカー用3Dプリンティングプラットフォームを開発
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くフットウェアメーカーのニューバランスが、同じくボストンに拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズと共同で、スニーカー用3Dプリンティングプラットフォームを開発した。 トリプルセルと名付けられたプラットフォームはスニーカーのインソールを製造するもので、ニューバランスの新シリーズ「990スポーツ」「フュールセル・エコー」に搭載される。「990スポーツ」は6月28日にリリースされ、「フュールセル・エコー」は9月15日にリリースされるという。 トリプルセルでインソールを製造することで、従前の「990v5」シリーズのインソールよりも10%軽量化することに成功したという。 ニューバランスのチーフ・プロダクト・オフィサーのデヴィッド・ラカトス氏は、「3Dプリンティングは製造業のアプローチそのものを変化させています。ニューバランスはローカル・マニュファクチャリングにこの技術を活用しています。顧客の消費圏内でデザインサイクルを収斂させ、顧客ニーズに対応します。ニューバランスの最前線に立てることにエキサイトしています」とコメントしている。 トリプルセルの3Dプリンターには、フォームラブズのSLA3Dプリンター「フォーム2」が採用されている。
掲載日:2019年7月5日:ビームITがSLMソルーションズとの業務提携を拡大
イタリア最大の3Dプリンティング・サービスビューローのビームITが、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズとの業務提携を拡大する。ビームITは、これまでにSLMソルーションズのメタル3Dプリンター「SLM280シリーズ」と「SLM500シリーズ」を導入しているが、新たに二台を導入し、七台を運用する。 ビームITのミシェル・アントロッティ・ジェネラルマネージャーは、「新たに二台のSLMソルーションズの3Dプリンターを導入することで、SLMソルーションズとの提携を強化できることを嬉しく思います。導入により製造キャパシティを拡大し、SLMソルーションズのテクノロジーを必要とする顧客のニーズに対応できます。SLMソルーションズのテクノロジーは効率的で、高速で、安全です」とコメントしている。 SLMソルーションズのカマー・ゲイシ・セールスマネージャーは、「ビームITは高度な技術スキルを有し、我が社のSLM技術を日々活用しています。アディティブ・マニュファクチャリングプロセス全体を通じたパートナーとして、SLMソルーションズはビームITとノウハウを共有することを歓迎し、共にベネフィットを得らえると確信しています」とコメントしている。 ビームITは1997年設立の、フォルノボ・ディ・ターロに拠点を置くサービスビューロー。フランスにも営業拠点を有し、事業規模はヨーロッパ最大クラス。
掲載日:2019年7月4日:レニショーがメキシコにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設
イギリスの工学・科学技術メーカーのレニショーが、メキシコのヌエボ・レオンにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設した。500万ドル(約5億5千万円)を投じて建設されたセンターは3200平方メートルの大きさで、各種のアディティブ・マニュファクチャリング関連機器が導入されるほか、ユーザーのテクニカルサポートセンターとして機能する。 レニショーのメキシコ拠点は2012年に設立されたが、設立当初は従業員5人を雇用する規模だった。現在、同事業は従業員40名規模に拡大している。 センターの開設について、レニショー・メキシコのファティマ・オイエヴィデス氏は、「事業の拡大に伴い、地元の産業により多くのサポートを提供することが可能になりました。センターは地元のパートナー企業をサポートするのみならず、テクニカルサポートやトレーニングも提供することになります。また、メキシコのスマートマニュファクチャリングを行く背うするための教育事業も展開してゆきます」とコメントしている。 レニショーは、これまでに世界36か国でアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設している。 レニショーは測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。
掲載日:2019年7月3日:ウルチメーカーが本社をユトレヒトへ移転
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、本社をゲルダーマルセンからユトレヒトへ移転した。新本社はユトレヒト中央駅近隣のインキュベーション施設クリエイティブ・バレーに設置される。 本社移転に伴い、ウルチメーカーはロゴも刷新する。新たなロゴは、B2Bブランドを強く意識したものになるという。 本社移転のロゴの刷新について、ウルチメーカーのジョス・バーガーCEOは、「ウルチメーカーは、短期間で3Dプリンターのプロフェッショナルのための強力で信頼できるブランドに成長しました。チームのすべてのメンバーと、国内外のすべてのステークホルダーにこの経験を共有していただいたことを誇りに思います。新ロゴは市場と顧客に対する、我々のプロフェッショナリズムを伝える強烈なメッセージになると思います」とコメントしている。 ウルチメーカーは2011年設立。これまでに国内外のユーザーに125,000台の3Dプリンターを出荷し、従業員400名を雇用するまでに成長している。同社が買収したオープンソースのスライサーソフトのCuraは、これまでに全世界で50万人のユーザーを抱え、一週間に140万点の部品をプリントしているとされる。
掲載日:2019年7月2日:アメリカ海兵隊特殊作戦コマンドが兵士向け3Dプリンティング講座の提供を開始
アメリカ海兵隊特殊作戦コマンド(Marine Corps Systems Command)が、兵士向け3Dプリンティング講座の提供を開始した。Lulzbotの3Dプリンターを使い、戦場で使われる各種の消耗部品などのオンデマンド・マニュファクチャリングを兵士に学ばせる。 講座の提供開始について、アメリカ海兵隊のダグラス・マクキュー曹長は、「アメリカ海兵隊は、アディティブ・マニュファクチャリング技術を非常に重要な技術であると認識しています。海兵隊全体がその価値を大いに認めています。その技術を活用しようという機運は、海兵隊の中から自然に生じてきました。今ではシュークリップの製造などにも活用しています」とコメントしている。 講座はアラバマ州アレクサンドリアにある海兵隊のメーカーラブにて行われる。また、ノースカロライナ州とカリフォルニア州の基地でも開催が予定されているという。将来的には、アメリカ国外のアメリカ海兵隊基地での開催も検討されている。 アメリカ海兵隊特殊作戦コマンドは、アメリカ海兵隊におけるアメリカ特殊作戦軍の傘下の組織。海兵隊の特殊作戦を統括している。増大するテロの脅威へ対応するため、2006年2月24日に創設された。
掲載日:2019年7月1日:GEのアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムへの参加児童数が100万人を突破
GE傘下のGEアディティブのアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムへの参加児童数が、100万人を突破した。GEアディティブによると、同社は全世界23カ国の982の学校でアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムを提供している。 GEアディティブのジェイソン・オリバーCEOは、「教育プログラムの従来の目的は、子供たちに3Dプリンティング技術の意識と教育を植え付けることです。3Dデザインを理解し、実際の仕事の現場で3Dプリンティング技術を活用してもらう。大学レベルでは、すでに実用可能ないくつかの優れたプロジェクトも立ち上がっています」とコメントしている。 GEアディティブは当初、1000万ドル(約11億円)を投資し、2000台のポリマー3Dプリンターと50台のメタル3Dプリンターを小中学校と大学へ寄贈する計画を立てていた。 GEアディティブはアディティブ・マニュファクチャリングに特化した総合3Dプリンティングサービスプロバイダー。傘下に収めたアーカムのメタル3Dプリンターやコンセプト・レーザーのメタル3Dプリンターを使い、3Dプリンティングサービスやアディティブ・マニュファクチャリング技術のコンサルティングサービスを提供している。
掲載日:2019年6月30日:プルーサ・リサーチの3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破
チェコ共和国のプラハに拠点を置く3Dプリンターメーカーのプルーサ・リサーチが、自社の3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破したと発表した。同社が最近公開した動画で明らかにした。出荷台数が10万台を突破した記念として、同社は現在送料無料キャンペーンを実施している。 プルーサ・リサーチは、創業者のジョセフ・プルーサ氏が2010年に、レップラッププロジェクトで公開されていたメンデル3Dプリンターを製造したことからスタートした。プルーサ氏は当初、自らが行っていたDJ活動に使う音楽コントローラーを製造するために3Dプリンターを活用したという。 プルーサ氏が改良を加えたメンデル3Dプリンターは、その後GitHubを通じて公開されたところ、たちまち人気を集めた。プルーサ氏はその後2012年に兄弟のミカエル・プルーサ氏とともにプルーサ・リサーチを立ち上げた。会社を立ち上げた当初は、週に5台程度のペースで3Dプリンターを販売していたという。 2015年にプルーサi3シリーズをリリースしたところ、販売台数は月に100台に増加した。その頃には3Dモデルをダウンロードできるコミュニティハブも公開し、ユーザー数が一挙に増加した。 プルーサ・リサーチは現在、従業員数410名規模で事業を展開している。
掲載日:2019年6月29日:カーボンがグロースファンディングで2億6千万ドルを調達
アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンが、グロースファンディング(事業成長用資金調達)で2億6千万ドル(約286億円)を調達した。これにより、カーボンの時価総額は24億ドル(約2640億円)に達した。調達した資金は研究開発、ソフトウェア開発、人材投資、素材開発などに使われるとしている。カーボンはまた、特にヨーロッパとアジアの市場へのリソース投入を図りたいとしている。 資金調達をリードしたのは投資銀行のマドロン・キャピタル・パートナーズとベイリー・ギフォード。投資にはベンチャーキャピタルのテマセク・アンド・アルケマ、セコイア・キャピタル、JJDC、フィデルティ・マネジメント・アンド・リサーチ、アディダス・ベンチャーズも参加したという。 今回の資金調達により、カーボンがこれまでに調達した資金の総額は6億8千万ドル(約748億円)となった。 カーボンの取締役で元デュポンCEO兼会長のエレン・クルマン氏は、「カーボンのビジネスモデルは、その技術と並んで極めて革新的です。カーボンのハイブリッドSaaSビジネスモデルは、製造業の世界に初めて登場したもので、高度の実現予測性と大きな利益を約束するものです。ゼロベースでスマートハードウェアを製造することで、インダストリー4.0の未来が約束している多くの新技術の果実を獲得することが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2019年6月28日:ゾートラックスが二種類の3Dプリンター用生体適合性樹脂をリリース
ポーランドの3Dプリンター・3Dプリンター用素材メーカーのゾートラックスが、二種類の3Dプリンター用生体適合性樹脂をリリースした。 リリースされたのは「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」と「レイデント・サージカル・ガイド・レジン」の二種類。 「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」は、文字通り歯科医療用クラウン・ブリッジの製造用樹脂。ゾートラックスのSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」に合わせて最適化したとしている。高い安全水準の生体適合性を確保していて、ヒトの体内で最大30日間使用できるという。 「レイデント・サージカル・ガイド・レジン」は透明の防水性樹脂で、精密な歯科手術用サージカル・ガイドの製造に適しているとしている。「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」と同様に高い安全水準の生体適合性を確保していて、ヒトの体内でも利用できるという。 ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。ゾートラックスの製品は、日本を含む各国で販売代理店を通じて販売されている。
掲載日:2019年6月27日:在日ドイツ商工会議所が東京でアディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムを開催
在日ドイツ商工会議所が7月2日(火)と7月3日(水)の二日間、東京・神田でアディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムを開催する。アディティブ・マニュファクチャリング技術に関する日独企業の事例を紹介しつつ、新たな時代を見据えた日独産業界の対話のためのプラットフォームを提供する。 フォーラムでは企業プレゼンテーションやパネルディスカッションなどのシンポジウムが開催されるほか、企業による展示会や、各種のレセプションなどが開催される。 基調講演も二日間に渡って行われ、二日目には本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研の山口修一代表取締役が、「インクジェット積層造形の特徴と造形材料・バインダーの開発について」の演題で講演を行う。 参加費用は無料だが、事前申し込みが必要。なお、現時点で7月2日(火)のシンポジウムとレセプションが定員に達し、7月2日(火)の展示会と7月3日(水)のすべてのイベントの申し込みを受け付けている。事前申し込みは専用フォームから行える。
事前申し込みフォーム
アディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムのウェブサイト
会場:ベルサール神田(東京都千代田区神田美土代町7住友不動産神田ビル2F)
掲載日:2019年6月26日:シェイプウェイズが三種類の新型SLAプラスチック素材の供給を開始
ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー・マーケットプレース大手のシェイプウェイズが、三種類の新型SLAプラスチック素材の供給を開始した。 供給が開始されたのはAccura60、Accura Xtreme、Accra Xtreme 200の三種類。いずれもSLA3Dプリンター用で、高いサーフェスクオリティを持つのを特徴としている。 Accura60は透明の素材で、ポリカーボネートに近い特性を持っている。電子部品用キャスティング、機能性プロトタイプ、流体ビジュアルモデル、照明用コンポーネントなどの製造に適しているとしている。 Accura Xtremeはグレープラスチック素材で、「極めて強度」な素材。湿気や高温に強く、プロポリピレンやABSに近い特性と持つとしている。 Accra Xtreme 200ホワイトプラスチック素材で、シェイプウェイズが提供する素材で最も強度が高いとされる。自動車部品、ドリルアプリケーション、家電用部品などの、高い強度が求められる部品の製造に適しているとしている。 いずれの素材もシェイプウェイズが保有するSLA3Dプリンターで利用可能。シェイプウェイズでは、受注から6日から8日程度で出荷できるとしている。
掲載日:2019年6月25日:チョコレート3Dプリンター「Mycusini」がキックスターターで目標金額を調達
チョコレート3Dプリンター「Mycusini」が、キックスターターで目標金額を調達した。Mycusiniのキックスターターキャンペーンは、終了まで14日を残した今日時点で、73人のバッカーから15,533ユーロ(約189万円)を集めている。当初の調達目標金額は10,000ユーロ(約124万円)だった。 Mycusiniのキックスターターキャンペーンページでは、購入を検討しているユーザーからのコメントが多く書き込まれている。多くはMycusiniの使用方法についての質問などが書き込まれているが、中にはMycusiniを直接取りに行けるかという質問なども書き込まれている。 Mycusiniを製造しているPrint2Tasteでは、キャンペーンの終了後、パイロット製品の製造に着手し、2020年2月までに製品の出荷を開始するとしている。 Mycusiniのキックスターターキャンペーンは、ドイツのPrint2Tasteが6月11日に立ち上げた。Print2Tasteは、2015年にも同社が「世界初のプラグ・アンド・プレイフード3Dプリンター」とするBocusiniのキックスターターキャンペーンを立上げ、成功させたことで知られている。 Mycusiniのキックスターターでの販売価格は198ユーロ(約24,750円)となっている。
掲載日:2019年6月24日:世界初のメイクアップ3Dプリンターがリリース
世界初のメイクアップ3Dプリンターがリリースされるとして話題になっている 。 メイクアップ3Dプリンター「ミンク」を開発したのはアメリカの女性起業家グレース・チョイ氏。チョイ氏は2014年にミンク・ビューティー社を設立し、ミンクの開発を行ってきていた。 ミンクは最大1670万色のアイシャドウなどをプリントできる。使用方法は簡単で、専用のアプリをダウンロードし、画像などからカラーデータをスキャン、スキャンデータに基づいて3Dプリントする。カラーデータは、フェイスブックやインスタグラムなどに投稿された写真からもスキャンできるという。それゆえ、インスタグラムのビューティーインフルエンサーが投稿したメークアップの写真から、カラーデータをスキャンするといった使われ方が想定されている。 素材はFDA(米食品医薬品局)の安全性基準を満たしたものだけが使われていて、高い安全性が確保されているという。 ミンク・ビューティーでは、ミンクはメイクアップアーティストなどのメイクアップのプロを主な対象にしている。また、一般の消費者のうち、13歳から21歳の年齢層の消費者も対象にしている。 ミンクの価格は395ドル(約43,450円)。現在はプレオーダーを受け付け中で、プレオーダー中の価格は295ドル(約32,450円)。現在のところ、ミンクはアメリカ国内でのみ販売される予定。
掲載日:2019年6月23日:デスクトップメタルがスタジオシステムのヨーロッパ市場への出荷を開始
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、スタジオシステムのヨーロッパ市場への出荷を開始した。 デスクトップメタルは、アメリカ・カナダ市場を対象にスタジオシステムの出荷を2017年4月から開始していた。スタジオシステムの初期のユーザーには、Google傘下のGoogle先端技術・製品グループも含まれている。 ヨーロッパ市場への出荷開始について、デスクトップメタルの共同創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「我々は、これまでは主にアメリカとカナダの市場を対象にビジネスを展開してきましたが、今はグローバルステージへ移行する時期を迎えています。ヨーロッパ市場の魅力的な需要に応え、ビジネスをさらに加速してゆきます」とコメントしている。 スタジオシステムは、3Dプリンター、デバインダー、焼結炉の三つのデバイスで構成されるシステム。3Dプリンターで造形したモノをデバインダーでデバインドし、焼結炉で焼いて焼結させる仕組み。 デスクトップ・メタルはマサチューセッツ工科大学の関係者らが2015年に設立した。同社へはグーグル、GE、BMW、ストラタシスなどが総額9,700万ドル(約106億円)もの資金を投資している。
掲載日:2019年6月22日:イギリスの大学生が3Dプリント銃を製造したとして起訴
イギリスの大学生が3Dプリント銃を製造したとして起訴された。起訴されたのはロンドン中心部のウェストミンスター地区に住む26歳の大学生のテンダイ・ムスウェア氏。自宅に発砲可能な3Dプリント銃の部品を多数所有していたとして家宅捜索を受け、逮捕されていた。 事件を捜査していたロンドン市警のジョナサン・ロバーツ警部は、「ムスウェア容疑者は当初、大学の映画撮影プロジェクト用に、小道具として銃を3Dプリンターで製造したと主張していました。しかし、殺傷能力がある発砲可能な銃の部品を製造していたことと話の辻褄があいません。我々は、ムスウェア容疑者が最初から発砲可能な銃を3Dプリンターで製造しようとしていた意思があったと判断しています」とコメントしている。 ロンドン市警は昨年ムスウェア容疑者の自宅を捜索し、容疑者が使用していたパソコンのインターネット閲覧履歴を調査した。その結果、同容疑者は3Dプリント銃を製造する方法を伝える動画を大量に視聴していたことがわかったという。 関係者によると、3Dプリント銃を製造したことで逮捕・起訴されたのは、同容疑者がイギリス史上初という。 イギリスでは、銃火器の所有には銃火器免許の取得が義務付けられている。イギリスでは、3Dプリント銃の製造や所有を規制する法律はないが、同容疑者は銃火器免許を持たずに3Dプリント銃を製造、所有していたとして逮捕された。
掲載日:2019年6月21日:イギリスの3Dプリンターメーカーが大型DLP3Dプリンターをリリース
イギリスのピーターボローに拠点を置く3Dプリンターメーカーのフォトセントリックが、大型DLP3Dプリンター「リキッド・クリスタル・マグナ」をリリースした。同社によると、LCDスクリーンベースのDLP3Dプリンターとしては世界最大の造形サイズを持つとしている。 リキッド・クリスタル・マグナの造形サイズは510 mm x 280 mm x 350 mmで、競合機種の3Dプリンターの二倍以上。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナは各業界の個別のニーズに対応可能で、特に歯科医療の分野での活用が期待できるとしている。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナを活用することで、歯科矯正用アライナー46セットをわずか2時間で製造できるとしている。 素材は「デイライト・マグナ・デンタルホワイト」「デイライト・マグナ・ハードブラック」「デイライト・マグナ・ハイテンシルホワイト」「デイライト・マグナ・コンセプトグリーン」の四種類が利用可能。 リキッド・クリスタル・マグナの価格は10,995ポンド(約148万円)で、樹脂素材とフォトセントリック・スタジオ・ソフトウェアが付随する。 フォトセントリックは、主にヨーロッパとアメリカ市場で3Dプリンターを販売している。同社はアメリカのフェニックスにも営業拠点を有している
掲載日:2019年6月20日:ロールスロイスがSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを導入
イギリスの自動車製造、航空機用エンジン製造のロールスロイスが、ドイツのSLMソルーションズのハイエンドメタル3Dプリンターを導入したとして話題になっている。ロールスロイスがメタル3Dプリンターを導入するのはアーカムに続くものとなる。 ロールスロイスが導入したのはSLMソルーションズのSLM500シリーズ。SLM500シリーズはチタン合金などを素材に、最大1.5メートルの長さのパーツを製造することができる。ロールスロイスは、自社の航空機用エンジン「トレントXWB-97」の部品や、エアバスに納入している航空機用部品の製造などに活用するとみられる。 SLMソルーションズのメダー・ハジャーCEOは、「ロールスロイスはアディティブ・マニュファクチャリング技術を導入している先端企業です。最先端の技術へアプローチする優れたチームが、極めて高度なアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを実現しています」とコメントしている。 航空宇宙の領域では3Dプリンターの導入が着実に進んでいる。ロールスロイスのライバル企業のGEも、傘下に収めたコンセプトレーザーとアーカムのメタル3Dプリンターを活用し、最新エンジンのLEAPシリーズを製造している。
掲載日:2019年6月19日:フランスの建設会社がUAEに建設3Dプリンティング会社を設立
フランスの建設会社のVINCI建設が、UAEのドバイに建設3Dプリンティング会社を設立する。コンクリエイティブと名付けられた会社は、同じくフランスのXtreeE社が開発した建設3Dプリンターを使い、ドバイ市内で各種の建設工事を請け負う。 ドバイでは、2030年までに市内で建設される建物の25%を3Dプリンターで建設するとしていて、VINCI建設の対応はその需要に応じたものとされる。 UAEでは、オランダの建設3Dプリンティング会社のCybe建設も建設3Dプリンターを使った建設事業をすでに開始している。 コンクリエイティブの事業開始についてある関係者は、「コンクリエイティブの事業開始には、二つの経済的背景が存在します。建設3Dプリンティング技術の成熟と、UAEによる建設3Dプリンティング技術の普及を目指す政策です。2030年までに25%の普及を目指すとする政策により、今後もUAEで3Dプリンターを使った建設事業を行う会社がさらに登場してくるでしょう」とコメントしている。 建設3Dプリンターを普及させる機運は世界中で高まっている。住宅やオフィスビルなどを3Dプリンターで建設するプロジェクトは、UAEのほかにアメリカ、中国、フランス、デンマーク、イタリア、ロシア、オランダなどでも立ち上がっている。
掲載日:2019年6月18日:歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル規模へ
アメリカの市場調査会社のトランスペアレンシー・マーケット・リサーチが、全世界の歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル(約3740億円)規模へ拡大するとしたレポートを発表した。それによると、2016年時点で9億ドル(約990億円)規模とされる歯科医療用3Dプリンター市場は、年率16.5%の成長率で成長を続け、2025年までに34億ドル規模へ成長するという。 歯科医療用3Dプリンターで使われる素材ではフォトポリマーが58%と最大で、メタル系素材とセラミック系素材が続いた。 歯科医療のアプリケーション別では、クラウンとブリッジが全体の34.2%と最大のシェアを有した。成長率ではインプラントと入歯の市場が高い成長率が見込めるとした。 エリア別では北米市場が世界市場の40%と最大のシェアを持ち、ヨーロッパ、アジア太平洋地域と続いた。また、人口の高齢化に伴いアジア太平洋地域の市場の成長が期待されるとした。 歯科医療用3Dプリンター市場における主なプレーーヤーとしては、コンセプトレーザー、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、フォームラブズ、レニショー、DWSシステムズ、プロッドウェイズ・グループ、SLMソルーションズなどが挙げられた。
掲載日:2019年6月17日:CyBe建設がUAEのアメリカン大学に3Dプリント住宅を建設
オランダのCyBe(サイビー)建設が、UAEのアメリカン大学に3Dプリント住宅を建設する。アメリカン大学のシャリア研究技術イノベーションパーク内に、本年度第三四半期内に建設するとしている。 建設にはアメリカン大学が全面的に協力し、工学部の学生も実際の建設作業に参加するという。 シャリア研究技術イノベーションパークのフセイン・アル・マアモウディCEOは、「この意欲的なプロジェクトを立ち上げることができて光栄です。あらゆる未来の技術を人々に紹介し、建設3Dプリンティング技術開発のリーダーとなることを誇りに思います。実りのある研究を推進し、民間、アカデミア、公的セクターのすべてにとってメリットがある活動を展開してゆきます」とコメントしている。 CyBe建設は、昨年サウジアラビアのリアド市内に、サウジアラビア初の3Dプリント住宅をわずか二日で建設したとして話題になった。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。Cybe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設している。
掲載日:2019年6月16日:アラバマ州マディソン郡の公立図書館が夏休みのSTEM教育プログラムを提供
アラバマ州マディソン郡の公立図書館が、夏休みのSTEM(科学・テクノロジー・エンジニアリング・数学)教育プログラムを提供するとして話題になっている。マディソン郡公立図書館ダウンタウン支所が、図書館向けテクノロジー助成金を活用して購入した3Dプリンターを用い、学生などを対象に各種の講座を提供する。 マディソン郡公立図書館のマンディー・ピンヤン氏は、「3Dプリンターは今や住宅を建設し、義手や義足を製造し、キッチンツールやロボットなどの様々なものを製造しています。これはまったく新しい世界ですが、すべての人にアクセスが開かれている状態にはなっていません。図書館は学びの場であり、3Dプリンティングのような新技術を体験するには絶好の場所です」とコメントしている。 3Dプリンターはマディソン郡公立図書館のすべての支所を回送し、順番に使われるという。 アメリカでは高校や大学などの教育機関において3Dプリンターの導入が徐々に進んでいるが、公立図書館が3Dプリンターを導入し、STEM教育プログラムに使うのは珍しい。アメリカの教育現場でのSTEM教育プログラムの台頭に伴い、同様に3Dプリンターを導入する公立図書館が増える可能性がある。
掲載日:2019年6月15日:リラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設する。発表によると、同社は現在同社のカリフォルニア工場で稼働している大型3Dプリンター「スターゲイトシステム」を、広さ22万平方フィート(約2万平方メートル)の大きさのステニス宇宙センターで最大24台稼働させるという。 リラティビティ・スペースは最近、4570万ドル(約502700万円)の資金を調達していた。資金は今回の投資に使われるものとみられる。 リラティビティ・スペースの担当者は、「他のロケットメーカーと違い、リラティビティ・スペースはロケットや宇宙船の製造のほぼすべてに3Dプリンターを使っています。この新テクノロジーを使うことで製造時間を削減し、最終的には製造コストを削減することも可能になります」とコメントしている。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに巨額の資金を出資している。
掲載日:2019年6月14日:3Dプラットフォームが大型3Dプリンター「ワークセンター500」をリリース
米イリノイ州ロスコウに拠点を置く3Dプリンターメーカーの3Dプラットフォームが、大型3Dプリンター「ワークセンター500」をリリースした。 「ワークセンター500」は1.4 m × 2.8 m × 700 mmの造形サイズを持つ大型FDM3Dプリンターで、FDM方式の3Dプリンターとしては世界最大クラスの造形サイズを持つとされる。ペレットか大型フィラメントを溶融して積層造形する。ペレットを使用できる3Dプリンターとしては同社初となる。 素材はPLAやABSなどの一般的なポリマー系素材に加え、高温エンジニアリングポリマー、カーボンファイバー配合ポリマー、グラスファイバー配合ポリマーなどが利用できる。造形スピードは、スループットで一時間あたり1キログラムから6.8キログラムとなっている。 「ワークセンター500」の価格は20万ドル(約2200万円)からで、カスタマイズの内容によって価格が決まる。エクストルーダーはフィラメント用、ペレット用、併用から選択できる。 3Dプラットフォームは2014年設立。設立以来工業用の大型3Dプリンターを製造している。直近の売上は年商980万ドル(約10億7800万円)、従業員数49名となっている。
掲載日:2019年6月13日:HPがバルセロナに3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターを開設
HPが、スペインのバルセロナに3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターを開設した。第四次産業革命を後押しする次世代のテクノロジーを生み出すための新たな施設という位置づけとしている。 15万平方フィート(約1万4千平方メートル)の大きさのセンターでは、HPのエンジニア、リサーチャーなどが勤務するほか、BASF、シーメンス、フォルクスワーゲンといったHPのユーザーやパートナーのスタッフも合流し、新製品の開発や技術開発などの各種のプロジェクトを展開する。 センターの開設についてHPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング担当社長のクリストフ・シェル氏は、「HPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターは規模的に世界最大で、かつ最先端の3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング関連研究開発センターです。世界の産業をサステナブルな技術革新によって構造転換するという我々のミッションを実現するものです」とコメントしている。 HPは、これまでに本社があるパロ・アルトのほか、サンディエゴ、バンクーバー、ワシントン、シンガポールにも研究開発センターを開設している。
掲載日:2019年6月12日:Maker Mediaが事業停止、全従業員を解雇へ
雑誌Make出版元で展示会Maker Faire運営のMaker Mediaが、事業を停止して全従業員を解雇していたことがわかった。 Maker Media創業者のデール・ドーハティ氏が明らかにしたところによると、Maker Mediaは現地時間の先週事業を停止し、22人の従業員を解雇したという。ドーハティ氏は、「私はこの事業を15年前に始めましたが、事業を軌道に乗せる困難の連続でした。出版業は難しく、採算がなかなかとれませんでした。展示会も同様に困難でした。スポンサーも撤退し、いよいよ困窮しました」と説明している。 Maker Mediaは2006年からメーカー向け展示会Maker Faireを開催、多くの来場者を集めていた。Maker Faireにはメーカーボット・インダストリーズなどの初期の3Dプリンターメーカーも出展し、3Dプリンター業界の隆盛にも貢献していた。Maker Faireはまた、日本を含む世界40カ国でも開催され、各地で人気を博していた。 雑誌Makeは、2016年時点で12万5千人の有料購読者を抱え、連携していたYouTubeの専門チャンネルには100万人を超えるサブスクライバーを有していた。 ドーハティ氏によると、Maker Mediaは破産ではなく、債権者との個別協議による事業精算の手続きを行うという。ドーハティ氏は、債務の解消程度などを鑑みて事業再開の可能性を模索するとしている。ドーハティ氏はまた、今後クラウドファンディングなどを利用して資金調達を行い、Maker Mediaの再開を図りたいとしている。
掲載日:2019年6月11日:ビッグレップが新型大型3Dプリンター「ビッグレップSTUDIO G2」をリリース
ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、新型大型3Dプリンター「ビッグレップSTUDIO G2」をリリースした。先週デトロイトで開催されたRAPID + TCT展示会で公開された。 ビッグレップSTUDIO G2は造形サイズ500 x 1000 x 500 mmのデュアルエクストルーダータイプの大型3Dプリンター。100℃まで加熱可能なヒートベッドや、オートレベリング機能を標準で搭載している。また、前機種のビッグレップSTUDIOよりもより複雑な造形が可能になったとしている。 素材は一般的なポリマー系素材に加え、PA6/66、TPU、ナイロンなどのエンジニアリングプラスチックが利用可能。 ビッグレップSTUDIO G2は、独自開発したMXTエクストルーダーを搭載し、一般的なフィラメント溶融方式の3Dプリンターよりも大型の造形を可能にしている。 ビッグレップSTUDIO G2が展示されたRAPID + TCT展示会では、ビッグレップSTUDIO G2で実際に製造された電気モーターバイクのNERAが展示された。 ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主にアメリカとヨーロッパの産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。