一般社団法人日本3Dプリンター協会(J3DA)について

2012年の後半頃から各種メディアで頻繁に取り上げられた3Dプリンターは、実際には1980年代より研究開発されてきた技術であり、約30年の年月を経て今まさに普及期に入りました。
3Dプリンターとは本来三次元の構造物を作る積層造形装置(Additive manufacturing 装置)の中でも、一部の安価なモデルを指す言葉でしたが、日本においては積層造形装置全体を示す言葉として定着しました。この3Dプリンターに関わる会社や個人は3Dプリンターメーカー、プリンターユーザー、造形したものを利用するエンドユーザーやこれらに関連する業界や人々と多岐にわたります。
本協会は3Dプリンターに関係する様々な分野の中で、特にものづくりの産業用途展開や新ビジネス開発にフォーカスして、この分野の発展を推進し、日本の新しい時代のものづくり産業や新ビジネスを創出することを目標として活動する会です。
この分野に関係する産業用3Dプリンターメーカーや装置を実際に使って部品やものを製造するメーカー、製造した部品を利用するメーカー、これらに関係するサービスを提供する会社、そして3Dプリンターを利用して地域の活性化や起業家の育成を検討している行政や地域の産業団体等の関係者の皆様が集結し、新しいものづくりに関係する技術と情報と人が集まり、有機的に結合するハブとなることを目指しています。
また、さらには3Dプリンター産業の裾野を広げるべく、一般市民の皆様や学生、児童に対しても3Dプリンターの普及、啓蒙、教育活動を推進して参ります。

News

2018.12.10
セミナーご参加の御礼
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2018.11.20
セミナーのお知らせ
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 11月にドイツで開催された世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。今年も視察報告セミナーを開催いたします。
2017.12.20
セミナーご参加の御礼
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
   
2016.12.26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015.12.11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2014.10.14
2014年10月一般社団法人日本3Dプリンター協会設立 山口修一が代表理事に就任しました。

講演・セミナー・イベント情報

2018.12.10
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2018年12月7日(金)
     開催場所:AP品川アネックス
※満席によりお申し込みは終了しました  
2017.12.14
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2017年12月15日(金)
     開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました     
2016.12.26
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.12.11
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター
最前線」

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.1.20
「EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来」
開催日  :2015年1月21日(木)
開催場所 :(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2018.12.17
「formnext2018 報告レポート」先行予約開始
購入申し込みはこちら
2018.1.22
「formnext2017 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2017.6.21
「formnext2016 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2015.12.22
「euromold2015 & formnext2015 報告レポート」販売
予約申し込みはこちら
2015.2.25
「EuroMold 2014 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2014.12.22
2015年「EuroMold 2014 最新レポート」販売

おすすめコンテンツ

世界の3Dプリンターニュース 抜粋               全てのニュースを見る

掲載日:2019年3月22日:プロトラブズとウォーラーズ・アソシエイツが共同でアディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催
プロトラブズとウォーラーズ・アソシエイツが共同でアディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、アディティブ・マニュファクチャリング・コンサルティング企業のウォーラーズ・アソシエイツと共同で、アディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催する。エンジニアやデザイナーを対象にしたもので、最新のアディティブ・マニュファクチャリング用デザイン技術や、3Dプリンティング技術を学ぶことができる。 講座は4月30日から5月2日までの三日間のコースで、ノースカロライナ州ラレインにあるプロトラブズの3Dプリンティング施設で行われる。ウォーラーズ・アソシエイツ代表のテリー・ウォーラーズ氏とコンサルタントでオークランド大学教授のオラフ・ディーゲル氏による講義が行われるほか、プロトラブズのアディティブ・マニュファクチャリング技術者による実技指導も行われる。 講座の開催についてテリー・ウォーラーズ氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングでのデザインは、伝統的なモノづくりには見られないユニークなチャレンジや取り組みが求められます。参加者とともに技術的なスキルと知識を学び、アディティブ・マニュファクチャリングの可能性を最大限に引き出してもらいたいと思います」とコメントしている。
掲載日:2019年3月21日:マークフォージドがシリーズD投資で8200万ドルを調達
マサチューセッツ州ウォータータウンに拠点を置くスタートアップ企業のマークフォージドが、シリーズD投資で8200万ドル(約90億2000万円)を調達した。投資には投資銀行のサミット・パートナーズのほか、マイクロソフト系ベンチャーキャピタルのマイクロソフト・ベンチャーズ、ポルシェ、シーメンスなどが参加した。これにより、マークフォージドがこれまでに集めた資金の総額は1億3700万ドル(約150億7000万円)となった。 今回の投資により、サミット・パートナーズのマネージングディレクターのマイケル・メディシ氏がマークフォージドの取締役会に参加する。 調達した資金の使用用途についてマークフォージドは、3Dプリンターの大量生産のためのプラットフォーム整備や、新規従業員の雇用に使うとしている。同社は新たに200名から230名の従業員を採用するとしている。 マークフォージドへの投資について、サミット・パートナーズのマイケル・メディシ氏は、「我々はここ十年間程、アディティブ・マニュファクチャリング市場を積極的にモニタリングしてきました。マークフォージドのチームに参加できることをとてもエキサイトしています。マークフォージドの過去5年間の成長は素晴らしく、モノづくりの現実の世界のニーズに対応する素晴らしい製品を提供しています」とコメントしている。
掲載日:2019年3月20日:ドイツ鉄道が3ユアマインドとのパートナーシップを強化へ
ドイツ鉄道が、ベルリンに拠点を置く3Dプリンティングソフトウェアメーカーの3ユアマインドとのパートナーシップを強化する。発表によると、ドイツ鉄道は3ユアマインドと共同で鉄道車両用「デジタル・スペアパーツ・ウェアハウス」を構築するとしている。 ドイツ鉄道はすでにアディティブ・マニュファクチャリング技術を鉄道車両のメンテナンスに活用している。ドイツ鉄道社内では「3Dプリンティング社員チャレンジ」と題したプロジェクトなどが行われ、アディティブ・マニュファクチャリング技術を使った業務アイデアの募集なども行っている。 3ユアマインドとの提携により、ドイツ鉄道は3ユアマインドが開発したアディティブ・マニュファクチャリング・パーツ・アイデンティファイアーを活用し、消耗部品の3Dモデルを包括的に管理する。これにより、ドイツ鉄道は鉄道車両用部品を必要な時に必要な分だけ3Dプリンターで製造することが可能になる。 ドイツ鉄道のウイェ・フレゼンボーグ鉄道車両管理担当CEOは、「ドイツ鉄道の車両は常に稼働できる状態にしておく必要があります。3Dプリンティング技術はそれを可能にしてくれます。今日の3Dプリンティングはより速く、よりフレキシブルで、より安くなっています」とコメントしている。
掲載日:2019年3月19日:スリーディーシステムズ、メリッサ・クリントン氏を取締役に任命
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、メリッサ・クリントン氏を取締役に任命した。クリントン氏は直ちに同社取締役に就任した。 クリントン氏はスタンフォード大学法学部出身。1998年から航空宇宙大手のノースロップ・グラマンで法律アドバイザーとして勤務し、主に上層部での特別プロジェクトなどに参加していた。ノースロップ・グラマンに勤務する前は、法律事務所のタトル・アンド・テイラーに弁護士として勤務していた。 スリーディーシステムズの取締役に就任することについてクリントン氏は、「業界全体が変革と革新を迎える中、アディティブ・マニュファクチャリング業界のパイオニアに参加できることに栄誉を感じています。同僚のメンバーとともに、チームの革新的な文化を向上させ、会社の無限大の可能性を解放するために努力したいと思います」とコメントしている。 スリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシCEOは、「メリッサが我が社の取締役会に参加することを嬉しく思います。彼女の豊富な知識と法律順守に関する経験は、我が社の基盤を安定させ、業界におけるリーダーシップのポジションをさらに強固にしてくれると確信しています」とコメントしている。
掲載日:2019年3月18日:IKEAが体の不自由な人向けのオプションパーツの3Dモデルを公開
スウェーデンの家具販売大手のIKEAが、体の不自由な人向けのオプションパーツの3Dモデルを公開して話題になっている。 IKEAが公開したのは13の家具用オプショナルパーツ。グラブハンドル、キャビネット用バンパー、カウチ用リフト、メガスイッチ、カーテン用グリッパー、フィンガーブラシなどのパーツが含まれているという。いずれも3Dプリンターで出力し、IKEAの家具にアタッチして利用する。 パーツはすべてIKEAがイスラエルの非営利団体のミルバットと共同で開発した。すべてのパーツはミルバットのホームページから無料でダウンロードできる。また、出力したオプションパーツの使い方は、IKEAイスラエルのYouTubeチャンネルに公開されている。 家電製品などのオプションパーツの3Dモデルを公開する機運は一部の家電メーカーなどの間で高まっているが、家具用のオプションパーツの3Dモデルが公開されるのは今回のIKEAのケースが世界初と見られる。 IKEAは1943年設立のスウェーデンの家具販売チェーン。日本を含む全世界で424の店舗を展開し、400億ドル(約4兆4千億円)の売上を上げている。モダンでシンプルなデザインを特徴とし、リーズナブルな価格設定から世界中の消費者から支持を集めている。近年はエコフレンドリーな経営スタイルを標榜している。
掲載日:2019年3月17日:イスラエルのスタートアップ企業が高速マイクロ・アディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームをリリース
イスラエルのスタートアップ企業のナノファブリカが、高速マイクロ・アディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームをリリースした。発表によると、ナノファブリカのアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームは最大50 x 50 x 100 mmのビルドボリュームのモノを、1ミクロン単位で造形できるとしている。 「今日まで、主なアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームのデベロッパーは、50ミクロン以下のモノの造形には様々な困難を抱えていました。小さいモノを造形するには高額な専用プラットフォームが必要で、造形スピードも遅く、パーツの製造単価も非常に高いものになっていました。特に、造形サイズが限定的なのが大きな問題でした」とナノファブリカのジョン・ドナーCEOはコメントしている。 ナノファブリカのアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームはDLP技術をベースにしたもので、半導体製造で培われた精密造形のノウハウが組み込まれている。競合企業の製品よりも、最大で100倍のスピードで造形が可能だとしている。 ナノファブリカは2016年設立、3Dプリンティング技術をマイクロマニュファクチャリング、ナノマニュファクチャリングの世界に導入することを目的に設立された。同社の技術は、特に半導体や医療などで活用されることが期待されている。同社はイスラエルのテルアビブに拠点を置いている。
掲載日:2019年3月16日:サウジアラビアの建設会社が世界最大の建設3Dプリンターを導入
サウジアラビアの建設会社が世界最大の建設3Dプリンターを導入することが話題になっている。 デンマークのCOBODインターナショナル製建設3Dプリンターを導入するのはサウジアラビアのエリート社。COBODインターナショナルのBOD23Dプリンターがサウジアラビアに導入される初のケースとなる。 BOD23Dプリンターは、最大300平方メートルの建物の建設が可能な大型建設3Dプリンター。一般的な住宅のほか、小型オフィスビル、学校、博物館などの建設が可能としている。 自社の建設3Dプリンターのサウジアラビアへの導入について、COBODインターナショナルのランド・ニールセンCEOは、「サウジアラビアから初の注文を頂いたことに誇りを感じています。我々のBOD23Dプリンターは世界最速の建設3Dプリンターであるのみならず、世界最大クラスの建設3Dプリンターでもあります。この革新的な技術を使い、各地の建設ニーズに応えてゆきます」とコメントしている。 COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは今年二月にUAEにも導入されている。UAEでは、2030年までに首都ドバイ市内で建設される建物の25%を建設3Dプリンターで建設する計画を立てている。 建設3Dプリンターを導入したエリート社のサアアド・アル・シャスリ氏は、「我々は、我々独自のスタッフと、地元で供給されるコンクリート素材を使って各種の建物を建設してゆきます。建設3Dプリンターの導入により、外国製の建設素材を使うよりも大幅にコストを削減することが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2019年3月15日:ドイツ鉄道がアディティブ・マニュファクチャリング・ネットワークを拡大
ドイツ鉄道が、自社のアディティブ・マニュファクチャリング・ネットワークを拡大している。ドイツ鉄道が組織したモビリティ・ゴーズ・アディティブは二年前に設立され、当初は9社が参加していたが、今日までに19社が参加するネットワークに広がったという。 モビリティ・ゴーズ・アディティブにはEOS、シーメンス、BASF、ビッグレップ、マテリアライズlスリーディーシステムズ、ストラタシス、HP、ウルチメーカー、オートデスクなども参加している。 ドイツ鉄道のアディティブ・マニュファクチャリング担当部長のステファニー・ブリックウェード氏によると、鉄道車両の保守用交換部品は通常、運用開始から15年間メーカー供給が保証されているものの、15年を過ぎると部品の調達が難しくなるケースが少なくないという。交換部品を3Dプリンターで製造することで車両のダウンタイムを防止し、部品のロジスティクスコストを大幅に下げることが可能になるという。 ドイツ鉄道は2015年から3Dプリンターの利用を始め、これまでにポリマー系3Dプリンターやメタル3Dプリンターを活用し、鉄道車両用部品を製造している。 ドイツ鉄道はベルリンに本社を置く、ドイツ最大の鉄道会社。1994年に旧西ドイツ国鉄と東ドイツ国鉄が合併し、民営化して誕生した。
掲載日:2019年3月14日:3Dハブズが2019年度第一四半期3Dプリンティングレポートを発表
ートを発表した。同社の400社のユーザーを対象に調査したもので、サービスの利用状況や市場動向などの考察が加えられた。 レポートによると、昨年一年間に3Dハブズが3Dプリントした部品数は75万点で、そのうちの75%が従業員数100人未満の中小企業からの注文だった。 地域別ではアメリカからの注文が全体の49.4%を占め、カリフォルニア州からの注文だけで全体の10%を占めた。また、イギリスからの注文も全体の18%を占めた。ヨーロッパ全体からの注文は全体の41%を占め、アジア太平洋地域からの注文は全体の9%にとどまった。 業界では自動車産業からの注文が多く、アメリカとドイツの自動車メーカーの75%が自動車の完成品部品の製造に3Dプリンターを利用していることがわかった。3Dプリンターの利用用途は試作品製造が未だに多いとしているものの、完成品部品の製造に3Dプリンターを使うトレンドが強まっているとしている。 3Dプリンティング市場の内訳は、3Dプリンター用ソフトウェア(27%)、3Dプリンティングサービスビューロー(24%)、3Dプリンター用素材(15%)、オンライン3Dプリンティングサービス(12%)、その他のサービス(21%)だった。 3Dプリンターの造形方式ではFDM(80%)、SLA(12%)、SLSおよびMJF(8%)だった。 なお、レポート全体は3Dハブズのウェブサイトにて閲覧できる。
掲載日:2019年3月13日:テキサス州の建設会社が新型建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」をリリース
テキサス州の建設会社のICONが、新型建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」をリリースした。ICONによると、「ヴァルカンⅡ」は最大2000平方フィート(約56.2坪)の大きさの建物を建設でき、建設スピードは従来品の最大二倍、建設コストは半分になったという。 ICONは昨年にアメリカ初の3Dプリント住宅用建設許可を取得したことで知られる。同社は建設3Dプリンターの普及を目指し、昨年10月にはシードファンドとして900万ドル(約9億9千万円)の資金調達を行っている。 「ヴァルカンⅡ」のリリースについて、ICONのジェイソン・バラードCEO兼共同創業者は、「ICONのミッションは住宅建設と建設業全体に新たなアプローチを提供し、手頃で個性的な住宅を世界中の人に提供することです。我々は今、世界的な住宅不足の中におり、従来のアプローチ方法では解決できない状況にいます。ICONをサポートしてくれる多くの人や企業とともに、建設業のパラダイムシフトを導いて行きたいと思います」とコメントしている。 ICONでは、「ヴァルカンⅡ」の出荷を来月から開始するとしている。「ヴァルカンⅡ」が建設する住宅は、現時点では来年から販売が開始される予定。
掲載日:2019年3月12日:プロトラブズ、極微小SLA樹脂素材の提供を開始
試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、極微小SLA樹脂素材の提供を開始した。 「マイクロファイン・グリーン」と名付けられた樹脂素材は、特に小型の精密度パーツの製造用にフォーミュレーションされているという。また、素材のメカニカルな特性はABSに近いという。 マイクロファイン・グリーンの提供開始についてプロトラブズは、「マイクロファイン・グリーンは、極微小なデザインのパーツのラピッドプロトタイピングに完全に適合していて、強度と耐久性を失うことなくプロトタイピングのさらなるオプションを顧客に提供します。特に医療、ヘルスケア、エレクトロニクスといった業界の顧客にメリットをもたらすでしょう」とコメントしている。 プロトラブズは主力事業の射出成型、CNCミリングに加え、2014年頃からポリマーとメタルを素材に3Dプリンティングサービスを提供している。顧客の多くはラピッドプロトタイピングに3Dプリンターを利用している。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2019年3月11日:オートデスクが2018年度決算を発表
大手CADソフトメーカーのオートデスクが2018年度決算を発表した。それによると、同社の2018年度の売上は25億7千万ドル(約2827億円)で、前年の21億ドル(約2310億ドル)から4億7千万ドル(約517億円)増加した。経常収支は8080億ドル(約89億円)の赤字で、前年の経常赤字5億6690万ドル(約623億円)から大幅に改善した。 事業別の売上では、サブスクリプション(ソフトウェアの定額料金制売上)売上が18億ドル(約1980億円)と全体の85.7%を占めた。次いでメンテナンス売上が6億3510万ドル(約698億円)、その他の売上が1億3240万ドル(約145億円)と続いた。 2018年度決算についてオートデスクのスコット・ハレンCFOは、「(決算期末に)3億ドル(約300億円)以上のフリーキャッシュフローが手元にあり、年初に設定したゴール以上を実現し、多くのキャッシュを稼ぐことができました。2019年は新たな財務上のマイルストーンを達成し、2020年とそれ以降に向けてのさらなる成長を加速する年にしたいと考えています」とコメントしている。 オートデスクは従来のソフトウェア販売ビジネスからサブスクリプションモデルへのビジネスモデル移行期にあり、収益モデルそのものを転換しつつある。経常収支とフリーキャッシュフローの改善が収益モデル転換の成功を裏付けていると関係者は注目している。
掲載日:2019年3月10日:マテリアライズが年度決算を2018発表
ベルギーの3Dプリンティング企業のマテリアライズが2018年度決算を発表した。それによると、同社の2018年度の売上は1億8400万ユーロ(約230億円)で、前年の1億4200万ユーロ(約177億5000万円)から29.6%の大幅増となった。 修正後EBITDA(金利・税金・有形無形償却費控除前利益)は2350万ユーロ(約29億3750万円)で、前年の1460万ユーロ(約18億2500万円)から61%の大幅増となった。また、経常利益は300万ユーロ(約3億7500万円)で、前年の経常赤字200万ユーロ(約2億5千万円)から黒字転換した。 2018年度決算について、マテリアライズのピーター・レイズ会長は「2018年はマテリアライズにとって素晴らしい年になりました。年間の売上は30%増加し、修正後EBITDAは61%増加しました。売上の中でもライセンス収入とメンテナンス売上が380万ユーロ(約4億7500万円)から2200万ユーロ(27億5千万円)に大きく増加しました。また、オペレーションキャッシュフローも990万ユーロ(約12億3750万円)から2800万ユーロ(約35億円)に増加しました。その結果、期末の現金保有高は1億1500万ユーロ(約143億7500万円)に達しました。この財務上の強みは我々の成長機会を促進し、今後のマクロ経済の環境が悪化しても前進する余力を与えてくれるでしょう」とコメントしている。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2019年3月9日:ニンジャボット、クッキー型製造3Dプリンター「ニンジャボット・クッキー」の累計販売台数が5か月間で200台を突破
3Dプリンターメーカーの合同会社ニンジャボットが、クッキー型製造3Dプリンター「ニンジャボット・クッキー」の累計販売台数が5か月間で200台を突破したと発表した。 若い女性の間でアイシングクッキーづくりが静かなブームになる中、ニンジャボット・クッキーは日本のアイシングクッキー界のカリスマ講師、カツマタ・ケイコ氏の監修のもとで開発された。 ニンジャボット・クッキーは3Dプリンターで出力させるために通常必要な3DCADソフトが必要なく、手書きのイラストをもとに簡単にオリジナルのクッキー型が作れることから、アイシングクッキー初心者の方を中心に好調な販売を維持している。 ニンジャボット・クッキーを販売したニンジャボットの佐藤代表は、「ニンジャボット・クッキー販売開始当初は、月に10台程度売れれば御の字と考え、特に大掛かりなキャンペーンなどを展開することなく販売を開始しました。ところが、アイシングクッキー愛好家の間でニンジャボット・クッキーの噂が口コミで広がり、さらには実際にニンジャボット・クッキーで作った自作のクッキーの写真をInstagramに公開する人が相次ぎ、話題がソーシャルメディアで大きく広がりました」とコメントしている。 ニンジャボットクッキーはニンジャボットのウェブサイトから購入可能。
掲載日:2019年3月8日:アメリカの研究チームがヒトの皮膚細胞を人体に直接プリントするバイオ3Dプリンターを開発
アメリカの研究チームが、ヒトの皮膚細胞を人体に直接プリントするバイオ3Dプリンターを開発し、話題になっている。 開発したのはノースカロライナ州のウェークフォレスト再生医療研究所の研究チーム。怪我の箇所に直接皮膚細胞をプリントするタイプのバイオ3Dプリンターが登場するのは世界初と見らえる。 研究チームを率いたウェークフォレスト再生医療研究所のショーン・マーフィー博士は、「この技術のユニークな点はシステムの機動性と外傷部をオンサイトで管理できることです。外傷部を3Dスキャナーでスキャンして傷のサイズを測り、皮膚を再生させる必要がある場所を特定し、その場所に細胞を直接塗布することが可能です」とコメントしている。 マーフィー博士は、開発したバイオ3Dプリンターは糖尿病患者の潰瘍や、重度の火傷の治療などにも活用できるとしている。 なお、治療に使われる皮膚細胞は、患者の正常な皮膚を採取し、培養したのちハイドロゲルと混ぜ合わせて作られる。 バイオ3Dプリンターの普及が進むことで、患者に大きな苦痛を強いる皮膚移植手術を代替できる可能性があり、最終的には患者が負担する医療コストを下げられるとマーフィー博士は期待している。
掲載日:2019年3月7日:スウェーデンのハルムスタッド市が高齢者用3Dプリント食品の提供を計画
スウェーデンのハルムスタッド市が、高齢者用3Dプリント食品の提供を計画しているとして話題になっている。 スウェーデンの西海岸に位置するハルムスタッド市は、ブロッコリーや鶏肉などの食材をピューレ状にし、卵やスターチなどを混ぜて3Dプリンターで出力し、嚥下障害を抱える高齢者へ提供するとしている。 3Dプリント食品の提供について、ハルムスタッド市のケータリング局長のリチャード・アスプランド氏は、「嚥下障害を抱える高齢者にとって、現在提供されている食事は見た目も悪く、食欲をそそるものではありません。まずは食事の見た目を良くし、鶏肉やソーセージといった食材のもともとの形にする必要があると考えました。見た目は鶏肉の手羽先でも、食感はパンナコッタという感じです」とコメントしている。 スウェーデンでは高齢者の8%が嚥下障害を抱えており、多くの人が食事の摂取不足により栄養失調の状態に置かれているとされている。 ハルムスタッド市では地元の食品メーカー、3Dプリンターメーカー、ランド大学、クリスティアンスタッド大学などと共同でフード3Dプリンターを製造し、今年末からハルムスタッド市とヘルシングボルグ市内の高齢者養護施設で試験サービスを開始したいとしている。
掲載日:2019年3月6日:GEアディティブが中高生向けアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムの受付を開始
GE傘下のGEアディティブが、中高生向けアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムの受付を開始した。GEアディティブ教育プログラムと名付けられた教育プログラムは、中学校と高校へ通う8歳から18歳までの生徒を対象としたもので、3Dプリンター、オートデスクの3Dプリンター用ソフトウェア、教育カリキュラムなどが無償で学校に供与される。 GEアディティブ教育プログラムは、これまでに全世界30カ国の50万人の生徒を対象に実施され、1,000の学校に1,400台の3Dプリンターを供与してきた。 教育プログラムの実施についてGEアディティブのジェイソン・オリバー社長兼CEOは、「(アディティブ・マニュファクチャリングに)強い関心をもつ生徒が初めて実際のアディティブ・マニュファクチャリング技術に触れることにより、我々が掲げる『エニシング・ファクトリー』ブランドの中心を構成することになります。そのような瞬間を世界中の学校の教室の中に生み出すのが我々の教育プログラムの目的です」とコメントしている。 教育プログラムの申し込みはGEアディティブの専用ウェブサイトから行える。申込の受付は2019年4月1日までとなっている。
掲載日:2019年3月5日:スリーディーシステムズが2018年度決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが2018年度決算を発表した。 発表によると、同社の2018年度の売上は6億8770万ドル(約756億4700万円)で、前年の6億4610万ドル(約710億7100万円)から6%増加した。3Dプリンター製品売上が4億2920万ドル(約472億1200万円)で、前年から9.6%増加した。サービス関連売上は2億5450万ドル(約279億9500万円)で、前年からほぼ横ばいだった。 2018年度決算についてスリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシCEOは、「決算については満足しています。特に各種のプリンターの売上が強く成長し続けていることと、プラスチックとメタル関連3Dプリンターが伸びていること、さらにはヘルスケアの領域とソフトウェアソルーションのビジネスが伸びていることに満足しています」とコメントしている。 2019年度の事業展開についてジョシ氏は、新素材とワークフローソフトウェアを市場に投入し、新たな売上につなげたいとしている。また、引き続きコスト構造のリストラクチャリングを進め、キャッシュフローの改善を果たしたいとしている。 2018年度決算の発表を受けた直後のニューヨーク証券取引所の同社株価は12ドル前後で取引され、12.28ドルの終値で取引を終えている。
掲載日:2019年3月4日:アメリカの市場調査会社が2025年までにメタル3Dプリンティング市場が30億ドル規模に成長と予想
アメリカの市場調査会社のグランド・ビュー・リサーチが、2025年までにメタル3Dプリンティング市場が30億ドル(約3300億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。それによると、2017年時点の全世界のメタル3Dプリンティング市場は3億3400万ドル(約367億円)規模で、今後年率31.8%の成長率で成長を続け、2025年に30億ドル規模に到達するとしている。 メタル3Dプリンティング市場の成長を牽引する業界セクターとして、同レポートは特に航空宇宙、防衛、自動車、医療、歯科医療の領域を挙げている。中でも医療と歯科医療の領域で高い成長性が見込めるとしている。 メタル3Dプリンター用素材ではチタンパウダーが最もニーズが高く、素材市場全体の63%のシェアを占めるとした。また、スチールパウダー、ニッケル、アルミニウムの需要の伸びも期待できるとした。 エリア別では北米市場が全体の35%を確保し、市場全体を牽引するとした。また、アジア太平洋地域の今後の年間伸び率が34.1%に達し、最も高い成長率を確保するとした。また、公的投資の伸びなどから、2025年までにヨーロッパがメタル3Dプリンティングの最大の売上を確保するとも予想している。
掲載日:2019年3月3日:マークフォージドが「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」を開設
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くハイエンド3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」を開設する。 マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学では、主に企業のエンジニアを対象にデザインやオペレーションなどの各種の講座が提供される。修了後、受講者は3Dプリンティング用アプリケーション、アディティブ・マニュファクチャリング・デザイン、3Dプリンティングプロセスの技術が獲得できるとしている。 マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学オンサイトの講座はマークフォージドのボストン本社にて提供され、受講者に修了証が授与される。 「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」の開設についてマークフォージドのアプリケーションエンジニアリング担当副社長のアンドルー・デ・ジェオフロイ氏は、「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学は、業界全体にイノベーションを起こすための起爆剤になるでしょう。エンジニアやデザイナーを支援し、アディティブ・マニュファクチャリング技術の強固な基盤を構築し、無限の可能性をもたらすことになるでしょう」とコメントしている。 「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」は、マークフォージドのウェブサイトから申し込み出来る。
掲載日:2019年3月2日:シェイプウェイズがカーボンの3Dプリンター出力サービスを開始
ニューヨークに拠点を置くサービスビューロー大手のシェイプウェイズが、カーボンの3Dプリンター出力サービスを開始する。今週締結されたパートナーシップ契約に基づくもので、シェイプウェイズはカーボンのDLS3Dプリンターを使い、オンデマンドで3Dプリンティング出力サービスを提供する。 なお、素材はエラストメリック・ポリウレタン、リジッド・ポリウレタン、ウレタン・メサクリレートの三種類が利用可能。 カーボンは独自開発したデジタル・ライト・シンセシス技術を用い、従来のSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の3Dプリンティングを実現している。同社の3Dプリンターはこれまでに、アディダス、BMW、ランボルギーニなどに採用されている。同社にはニコンを含む複数の日本企業も出資している。 カーボンとのパートナーシップ契約の締結について、シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「シェイプウェイズは、イノベーションを生み出しビジネスを創造するすべての起業家に3Dプリンティング技術へのアクセスを提供します。カーボンとのパートナーシップ契約の締結により、我々のそのミッションを実現し、顧客の業界の垣根を超えることが可能になります」とコメントしている。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカーのフィリップスの社内ベンチャーとして設立された。今日までにサービスビューロー・3Dプリンティング出力のグローバルリーディングカンパニーとして君臨している。
掲載日:2019年3月1日:イギリスのベンチャー企業が製薬3Dプリンターの製造用助成金を獲得
イギリスのベンチャー企業が製薬3Dプリンターの製造用助成金を獲得し、話題になっている。 イギリス政府が組成したイノベーティブUKからの助成金を獲得したのはレメディ・ヘルスとファブRxの二社。両社は共同で2020年までに製薬3Dプリンターの製造を目指すとしている。 助成金の獲得についてファブRxの製品開発担当役員のアルヴァロ・ゴヤネス博士は、「口腔薬品の製造に3Dプリンターを活用するというコンセプトについて、レメディ・ヘルスと協業できることを嬉しく思います。我々が開発するシステムが、患者一人ひとりに応じて最適化された個別医療を提供することになるでしょう」とコメントしている。 レメディ・ヘルスのメリッサ・スノーバーCEOは、「我々の3Dプリンティング技術を世界中の患者に応用できることに興奮しています。パーソナライズド医療を実現することで、より正確で、より効果的で、より好ましい医療を提供することが可能になるでしょう」とコメントしている。 薬学の領域では、製薬に3Dプリンターを導入する機運が世界的に高まっている。現在の主な製薬方法は画一的で、それぞれの患者に応じて最適化された服薬ができないという懸念が示されている。3Dプリンターを活用することで、患者の年齢や健康状態などに応じてオンデマンドでカスタマイズドに薬を作ることが可能になると期待されている。
掲載日:2019年2月28日:映画『ブラックパンサー』が2019年度アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞
先日行われた2019年度アカデミー賞授賞式で、映画『ブラックパンサー』が衣装デザイン賞を受賞し、話題になっている。 衣装デザイン賞を受賞したのはアメリカ人衣装デザイナーのルース・E・カーター氏。映画の登場人物ラモンダ女王が纏うマンテルと冠などを3Dプリンターで製造したという。ベルギーのマテリアライズが実際の製造に協力し、PA12ポリアミドを素材にマテリアリズのSLS3Dプリンターで製造された。 製造に協力したジュリア・コーナー氏は、「ルース・カーターから提示された最初のコスチュームデザインをもとに、アフリカの民族衣装風の3Dパターンを用意し、女王が纏うズルハットとショルダーマントルをデザインしました。いずれも手作業で作られたような見た目では駄目で、一定のアルゴリズムに基づいて形成されたような感じにする必要がありました。それゆえ、現在利用可能な、最も先端的なデジタル技術を使って製造する必要に迫られたのです」とコメントしている。 映画『ブラックパンサー』は2018年に公開されたアメリカのアメコミ・スーパーヒーロー映画。昨年度最大の興行収入を獲得し、アメコミ映画として初のアカデミー賞受賞を果たしている。アカデミー賞は衣装デザイン賞のほか、美術賞と作曲賞も受賞している。
掲載日:2019年2月27日:オーガノボの株価が低迷
米カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボの株価が低迷している。米NASDAQに上場しているオーガノボの株価は、現地時間の今週月曜日、1.13ドルで取引を終えた。2014年2月28日には10.28ドルで取引されていた同社の株価は、五年で十分の一の水準まで下落した。 オーガノボは今月、2018年度第三四半期決算を発表しており、期間中の売上78万ドル(約8.580万円)を計上している。事前予想の87万ドル(約9,570万円)を下回る結果も株価低迷につながっていると見られる。 オーガノボは事業継続に必要なキャッシュをキャピタルに依存しており、オペレーションのバーニングによるキャッシュ枯渇のリスクを抱えている。同社の決算発表によると、オーガノボは今年初めの時点で3,520万ドル(約38億7,200万円)のキャッシュを保有しているが、同社のバーンレートは年間2,100万ドル(約23億1千万円)とされており、十分なオペレーションキャッシュフローを確保しない限り、同社のキャッシュはあと1年7か月で枯渇する計算になる。 市場関係者の一部はオーガノボが再度新株を発行する可能性があると見ているが、2015年度の新株発行よりも投資家へのインパクトは低いと予想する向きが多い。新株発行により株価の希釈化が進み、資金調達の実効性は低いとする声もある。オーガノボにとって今年は会社存続に向けた厳しい年になりそうだ。
掲載日:2019年2月26日:アメリカの市場調査会社が全世界の3Dプリント眼鏡市場が2028年までに34億ドル規模に成長と予想
アメリカの市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界の3Dプリント眼鏡市場が2028年までに34億ドル(約3,740億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 「3Dプリント眼鏡市場:2019-2028年」と題されたレポートは、メガネの最終製造工程におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術の導入が広がることで、3Dプリント眼鏡市場は今後持続的な成長が可能と予想している。なお、同社が定義する3Dプリント眼鏡市場には、眼鏡のハードウェア、素材、サービス、ソフトウェア、アディティブ・マニュファクチャリングによるプロトタイピング、ツーリング、キャスティングなどが含まれている。 眼鏡市場のアディティブ・マニュファクチャリング技術の主たるプレーヤーとして、同レポートはカーボン、DWS、EOS、フォームラブズ、フュール3D、グラシスUSA、ホエット、HOYA、HP、マテリアライズ、MONOQOOL、ミキタ、プロトス、サフィオ、スカルプティオ、セイコー、シスマなどを挙げている。 市場セグメント別では、メガネの最終製品のシェアが最大で、メガネ用素材、メガネ製造用ツール・キャストパターンが続くとしている。 主たる眼鏡製造用アディティブ・マニュファクチャリング技術としては、マテリアル・ジェッティング技術、パウダーベッド・ヒュージョン技術、ロストワックス・キャスティング技術が挙げられている。
掲載日:2019年2月25日:アメリカ陸軍がパーツ製造用にライズの3Dプリンター「ライズワン」を導入
アメリカ陸軍がパーツ製造用にライズの3Dプリンター「ライズワン」を導入した。ニュージャージーにあるアメリカ陸軍武器研究開発技術センターが導入したもので、戦地におけるオンデマンド・マニュファクチャリングの研究に使われるものと見られる。 ライズワンはライズが2017年にリリースしたハイブリッド3Dプリンターで、独自開発したエクストルージョン・インクジェッティング技術をベースにしている。 ライズワンの導入について、アメリカ陸軍武器研究開発技術センターのジェームズ・ジニーノ氏は、「パーツひとつが欠けただけでシステム全体が機能しなくなります。3Dプリンターで欠けたパーツを製造することで再び戦闘態勢に戻ることができます。これは、軍隊にとっては非常に大きなメリットです。ポンプのハンドルが壊れたり、ロボットの車軸がなくなったりしたら、3Dプリンターで新たに作ればいいのです」とコメントしている。 アメリカ陸軍武器研究開発技術センターはアメリカ軍の兵器開発のハブ施設で、これまでにスリーディーシステムズのSLA3DプリンターやストラタシスのObjetシリーズなどのハイエンド3Dプリンターが導入されている。 ライズは米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くスタートアップ企業。同社のライズワンはこれまでにアメリカ陸軍のほかにNASAやアメリカ海軍にも採用されている。
掲載日:2019年2月24日:フィリピン科学技術省がフィリピン初のアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設
フィリピン科学技術省がフィリピン初のアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設した。センターでは各種の3Dプリンティング技術に加え、3Dプリンティングプロセス、3Dプリンター用素材などの研究が行われる。 センターはフィリピン政府が掲げる産業イニシアティブの実現を目指しており、特に航空宇宙、バイオ医療・ヘルスケア、プリントエレクトロニクス、農業工学、自動車産業におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術の開発を目指すとしている。 センターはアディティブ・マニュファクチャリング用素材プラットフォーム施設と、先端プロトタイピング・プロダクトイノベーション開発センターの二施設で構成される。 アディティブ・マニュファクチャリング用素材プラットフォーム施設では、セラミクス、ポリマー、ナノマテリアルズなどのアディティブ・マニュファクチャリング用素材の研究開発が行われる。また、先端プロトタイピング・プロダクトイノベーション開発センターでは、主に航空機や自動車などの精密部品がメタル3Dプリンターで製造される。 センターの開設について、フィリピン科学技術省のエンリコ・パリンギト氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術は限りない可能性を秘めています。航空機、自動車、医療から、ファッションの領域まで応用可能です。センターの開設により、そうした技術の更なる活用に拍車がかかるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2019年2月23日:カリフォルニア州立サクラメント大学が、ローカルモーターズの無人小型電動バスOlliを導入
カリフォルニア州立サクラメント大学が、ローカルモーターズの無人小型電動バスOlliを導入し話題になっている。報道によると、サクラメント大学は二台のOlliを導入し、キャンパス内の定期ルートで学生や教員の移動に使うという。また、一般市民も利用できるという。なお、Olliの運行時間は平日9時から16時となっている。 Olliはローカルモーターズが開発した無人小型電動バスで、フレームやボディなどの主要な部品が大型3Dプリンターで製造されている。これまでにメリーランド州ナショナルハーバー、ワシントンDC、ドイツのベルリンなどに公共交通機関として採用されている。 Olliはまた、各ユーザーのニーズに応じてオンデマンドで製造される。仕様やスペックなどはユーザー毎にカスタマイズされて製造される。ローカルモーターズによると、3Dプリンターで主要パーツを製造する事で、Olliの製造時間を最大90%程度削減できるとしている。 サクラメント大学がOlliを導入したことについて、ローカルモーターズのジェイ・ロジャース創業者兼CEOは、「サクラメント大学のように持続可能性への情熱に溢れた場所で自動運転技術が採用されたことは理想的で、現実の世界にOlliがもたらす可能性を示すことになるでしょう。また、次世代の自動運転技術の扉を開く若者たちに、新たな踏み台を提供することにもつながると思います」とコメントしている。 ローカルモーターズは2007年設立。2015年には世界初の3Dプリント自動車「LM3D」を開発し、世界的な話題となった。
掲載日:2019年2月22日:GEパワーがクレムソン大学にアディティブ・マニュファクチャリング研究所を開設
GE傘下のGEパワーが、サウスカロライナ州のクレムソン大学にアディティブ・マニュファクチャリング研究所を開設した。研究所では、GEパワーの研究員がクレムソン大学の学生や教員と共にアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究を行う。 広さ1,000平方フィート(約92平方メートル)の研究所にはGEアディティブのハイエンドメタル3Dプリンター「コンセプトレーザーM2DMLMマシン」を含む三台のアディティブ・マニュファクチャリング・システムが導入されている。 GEパワーは学生を対象に、ポストプロセス技術を含む各種のアディティブ・マニュファクチャリング技術の講習を行う。最終的には、次世代のアディティブ・マニュファクチャリング技術者を養成することを目指すとしている。 研究所の開設について、クレムソン大学のジム・クレメンツ学長は、「サウスカロライナ州は先端マニュファクチャリングの領域におけるリーダーです。クレムソン大学は、業界のパートナーに貴重なリソースを供給してゆきます。この最先端の研究所は、学生たちにユニークなハンズオントレーニングを提供し、将来の即戦力を養成します。GEがこのような機会をもたらしてくれたことに大変感謝しています」とコメントしている。 GEパワーはGE傘下のエネルギー企業。2008年にGEエネルギーとして設立され、2012年にGEパワーに社名変更した。主に発電用タービンやジェネレーターなどを製造し、世界シェア三割を有している。
掲載日:2019年2月21日:オランダの女性起業家が廃棄食材を使った3Dプリントリサイクルビジネスを開始
オランダの女性起業家が廃棄食材を使った3Dプリントリサイクルビジネスを開始し、話題になっている。 ビジネスを開始したのはオランダのアイントホーフェン大学出身の女性起業家エルゼリンデ・ヴァン・ドレウィード氏。大学で工業デザインと食品工学を学んだ同氏は、廃棄食材を使って3Dプリンターでドライフードに加工し、リサイクルする事業を思い付いたという。 同氏は当初、自宅で廃棄されるパンをドライフード化することに成功し、続いて米、野菜、果物などのドライフード化にも成功したという。素材はいずれも粉砕されてペースト化され、3Dプリンターで出力後、オーブンで焼かれて完成する。 ドレウィード氏は現在、レストランのオーナーやシェフを対象に個別のコンサルティングを提供し、店ごとのリサイクルプログラムを提供している。同氏はまた、中国の食品企業と提携して、中国国内で廃棄食材リサイクルビジネスの開始も計画しているという。 現在世界では年間に13億トンもの食材が廃棄され、その数は流通される食材全体の三分の一に及んでいる。日本でも年間約621万トンの食材が廃棄されていて、その数は全体の五分の一に及んでいる。フランスでは、食材を廃棄する飲食店に罰金を課するなど、廃棄食材を削減する取り組みが世界的に盛んになってきている。
掲載日:2019年2月20日:リラティビティ・スペースに三人の業界ベテランが入社
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースに、三人の業界ベテランが入社した。 入社したのはティム・ブッザ氏、ジョシュ・ブロスト氏、デヴィッド・ガイガー氏の三名。ティム・ブッザ氏は著名エンジニアで、ロケット開発のエキスパートとして知られている。ジョシュ・ブロスト氏はスペースXで9年間政府ビジネス担当副社長を務めた人物。デヴィッド・ガイガー氏も同じくスペースXで13年間勤務した。デヴィッド・ガイガー氏はリラティビティ・スペースのテランロケット開発担当副社長に就任する。 三人の入社についてリラティビティ・スペースのティム・エリスCEOは、「世界初の3Dプリントロケットを打ち上げるという我々の計画は、豊富な経験を持つチームによってさらに加速します。ティム、ジョシュ、デヴィッドはロケット業界のリーダーであり、彼らのチームへの参入により、リラティビティ・スペースの力がさらに増加するでしょう」とコメントしている。 なお、リラティビティ・スペースは、ロケット用部品の95%を3Dプリンターで製造していることで知られている。 リラティビティ・スペースは、別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに4,500万ドル(約47億円)を出資している。
掲載日:2019年2月19日:映画『ファースト・マン』の制作にビッグレップの3Dプリンターが活用
現在公開中の映画『ファースト・マン』の制作に、ビッグレップの3Dプリンターが活用されたとして3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 アメリカの映画雑誌ヴァラエティによると、『ファースト・マン』のプロダクション・デザイナーのネイサン・クラウリー氏は、ビッグレップの大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」を使い、ニール・アームストロング船長が乗った月着陸船モジュールや、長さ14フィートサイズのサターンV型ロケットのスケールモデルなどを製造したという。 3Dプリンターを提供したビッグレップアメリカのフランク・マランゲル氏は、「ビッグレップ・ワンのような大型3Dプリンターの利点は、なんといっても作りたいモノをスケールダウンする必要がないことです。(他の3Dプリンターのように)小型のピースを作って接着剤でつなぎ合わせる必要もありません」とコメントしている。 クラウリー氏は、実際に撮影された写真やNASAが公開している設計図を基に3Dモデルを作り、3Dプリンターで出力したという。 映画作りにおける3Dプリンターの役割についてクラウリー氏は、「モノをデザインしてすぐに出力できることはゲームチェンジングなことです。出力したモノが気に入らなければ新たに作り直せばいいのです」とコメントしている。 『ファースト・マン』は、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督による人類初の月面着陸を描いた作品。今月末に発表される米アカデミー賞の四部門にノミネートされている。
掲載日:2019年2月18日:オランダの3Dプリンターメーカーが大型FDM3Dプリンター二機種をリリース
オランダの3Dプリンターメーカーのフェリックスプリンターズが、大型FDM3Dプリンター二機種をリリースする。 リリースされるのはフェリックス・プロLとフェリックス・プロXLの二機種。造形サイズはフェリックス・プロLが300 x 400 x 400 mm、フェリックス・プロXLが600 x 400 x 600 mmとなっている。価格はいずれも6,950ユーロ(約868,750円)からで、いずれもオランダ現地時間の2月19日から販売開始となる。 大型3Dプリンターのリリースについて、フェリックスプリンターズの創業者グイラウム・フェリクスダル氏は、「我が社の顧客は、プリント精度を落とすことなく、より大型のパーツづくりをしたいと訴えてきました。新しい二機種をリリースすることで、その声に応えられると思います」とコメントしている。 FDM方式の3Dプリンターは大型化が進んでいて、ドイツのビッグレップが造形サイズ1000 X 1000 X 1000 mmの大型3Dプリンターをリリースしている他、イスラエルのマシヴィット社、モディックス社も同様の大型3Dプリンターをリリースしている。日本国内でも、合同会社ニンジャボットが造形サイズ700 X 700 X 700 mmの大型3Dプリンターをリリースしている。
掲載日:2019年2月17日:ジョンソン・エンド・ジョンソンの関連会社がアイルランドに3Dプリンティング技術センターを開設
大手ヘルスケア・医薬品・医療機器メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンの関連会社が、アイルランドに3Dプリンティング技術センターを開設する。 発表によると、ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社デピューシンセス(DePuy Synthes)は、3600万ユーロ(約45億円)の資金を投じ、3Dプリンティング・ディベロップメント・アンド・ローンチ・センターを開設する。同社の研究開発プロジェクトの一環で、デピューシンセスの整形医療用医療機器の研究開発などを行うとしている。 センターの開設についてデピューシンセスのシャノン・クレスピン・グローバルサプライチェーン担当副社長は、「我々の研究チームは、未来の革新的なヘルスケアソルーションを開発してゆきます。患者の治療成績を向上させ、ヘルスケアのサービスの未来のかたちを新たに作ることを目指します」とコメントしている。 デピューシンセスは整形外科・頭蓋顎顔面領域等における各種インプラント、医療機器、サービス、教育や最先端技術ソルーションを提供している。同社は2012年にジョンソン・エンド・ジョンソンの事業部門と統合して子会社化された。 ジョンソン・エンド・ジョンソンは1887年設立。タイレノールをはじめとする各種の医薬品や各種の医療機器を製造している。
掲載日:2019年2月16日:ストラタシスがアンドレッティ・オートスポーツとパートナーシップ契約を締結
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、アメリカの著名レーシングチームのアンドレッティ・オートスポーツとパートナーシップ契約を締結した。契約によると、アンドレッティ・オートスポーツはストラタシスのF3703Dプリンターとフォルタス450mc3Dプリンターを使い、インディーカー用レーシングカーのパーツを製造する。 ストラタシスとのパートナーシップ契約の締結について、アンドレッティ・オートスポーツのロブ・エドワーズCOOは、「我々は、我々のデザインと開発能力に3Dプリンティング技術を導入するための適切なパートナーを探し続けてきました。(3Dプリンティング技術の)業界リーダーであるストラタシスとの関係を構築できることに大変興奮しています」とプレスリリースで表明している。 ストラタシスは2017年にもマクラーレン・ホンダ・フォーミュラーワンレーシングチームと同様のパートナーシップ契約を締結している。同契約では、マクラーレン・ホンダ・フォーミュラーワンレーシングチームにストラタシスのuPrintPlus3Dプリンターが提供され、トラックテストと実際のレースにおけるレーシングカーのパーツづくりに活用された。 アンドレッティ・オートスポーツは1993年設立のレーシングチーム。著名レーサーのマイケル・アンドレッティの名前を冠した名門チームで、インディカー・シリーズ、インディライツ、グローバル・ラリークロス、豪州スーパーカー選手権などに参加している。
掲載日:2019年2月15日:ランボルギーニがカーボンの3Dプリンターで自動車用部品を製造
イタリアのスーパーカーメーカーのランボルギーニが、カーボンの3Dプリンターで自動車用部品を製造したとして話題になっている。 ランボルギーニが製造したのは、同社が2018年にリリースしたSUVのUrusモデルシリーズ用燃料キャップとエアダクト用クリップコンポーネント。いずれもカーボンのDLS3Dプリンターを使って製造した。カーボンのDLS3Dプリンターは光と酸素を使って樹脂を効果させる方式の3Dプリンターで、軽量で耐久性に優れたパーツを作ることができる。 なお、カーボンのDLS3Dプリンターは、同社が独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)技術をベースにしている。 カーボンとのパートナーシップについて、ランボルギーニのチーフ・プロキュアメント・オフィサーのステファン・グラムゼ氏は、「カーボンとパートナーシップを組むことで、耐久性に優れたパーツをよりスマートに、より高速に、より効率的に作ることが可能になります。最終的には、我々の製品をより迅速に市場に投入することが可能になります」とコメントしている。 カーボンは2014年にジョセフ・デシモン、フィリップ・デシモンの二人が設立した。CLIPベースの3Dプリンターは、一般的なSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の造形が可能としている。
掲載日:2019年2月14日:COBODインターナショナルの建設3DプリンターがUAEで採用へ
デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルの建設3DプリンターがUAEで採用されることになり、話題になっている。契約によると、ドバイに拠点を置くUAEの建設会社3Dヴィンチ・クリエーションズを通じてUAE国内に導入される。 COBODインターナショナルは昨年設立されたスタートアップ企業で、建設3DプリンターのBODシリーズを製造している。BODシリーズは、建設サイズによってBOD1からBOD3まで提供されている。計画では、3Dヴィンチ・クリエーションズがBOD1を使ってドバイ市内に住宅やオフィスビルなどを建設するとしている。 COBODインターナショナルは、昨年9月にヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設し、話題を集めた。同社の建設3Dプリンターが国外で利用されるのは今回が初のケースとなる。 パートナーシップ契約の締結について、 3Dヴィンチ・クリエーションズのエドウアード・バークリニCEOは、「この契約によって、コスト効率の高い高速建設3Dプリンティングソルーションを提供することが可能になりました。UAEのあらゆる建設需要に応えたいと思います」とコメントしている。 UAEは、2030年までにドバイ市内で建設される新築物件の25%を建設3Dプリンターで建設する計画を進めている。
掲載日:2019年2月13日:EOSがストラタシスのスピンオフ企業のヴァルカン・ラブズを買収
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、ストラタシスのスピンオフ企業のヴァルカン・ラブズを買収した。ヴァルカン・ラブズは独自開発したパウダーベッド・フュージョン・テクノロジーを用いた3Dプリンターを開発している。なお、買収価格などの詳細な条件は明らかにされていない。 買収に伴い、ヴァルカン・ラブズのデービッド・レイCEOがEOSノースアメリカのCOOに就任する。 ヴァルカン・ラブズの買収について、EOSノースアメリカのグリン・フレッチャー社長は、「アディティブ・マニュファクチャリングは先端マニュファクチャリングであり、ボタンを押せばなんでも完結するといった単純なものではありません。そのような世界において、時には想定外のソルーションを提供しながら、顧客に生産性と成功をもたらすよう努力しています。今回の買収により、顧客からのあらゆる要求に対応できるエンジニアリングサービスグループを結成することができました」とコメントしている。 EOSは1989年設立、ドイツのミュンヘンに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンター、ポリマー3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で広く利用されている。
掲載日:2019年2月12日:ISS国際宇宙ステーションのリサイクル3Dプリンティングシステムが稼働開始
昨年11月にISS国際宇宙ステーションに設置されたリサイクル3Dプリンティングシステムが稼働を開始した。 リファブリケーターと名付けられたリサイクル3Dプリンティングシステムは、アメリカの宇宙関連機器メーカーのテサーズ・アンリミテッドが開発したもので、FDM方式の3Dプリンターとプラスチックリサイクラーで構成されている。NASAが提供した中小企業革新研究プログラムの予算で開発された。 テサーズ・アンリミテッドのロブ・ホイトCEOは、「 未来の宇宙飛行士は、モノづくり用のツールや交換部品、様々な用具や医療機器などをオンデマンドで作ることが可能になるでしょう。また、素材をリサイクルすることで地球上から物資を輸送する必要がなくなり、結果的に物流コストを劇的に削減することが可能になります」とコメントしている。 NASAによると、国際宇宙ステーションには現在、合計で17,990キログラム分の物資や部品が搭載されており、その95%がまったく使われないという。しかし、故障や交換などに備えるため、それらを在庫しておく必要があるという。 なお、国際宇宙ステーションでは現在、NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースが開発した3Dプリンターも稼働している。
掲載日:2019年2月11日:プロトラブズが2018年度決算を発表
試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、2018年度決算を発表した。2018年度の売上は4億4,560万ドル(約490億円)で、前年の3億4,450万ドル(約379億円)から29%増加した。 事業別では射出成型事業が2億1,050万ドル(約231億5,500万円)と最大で、前年から1,600万ドル(約17億6千万円)増加した。 CNCマシニング事業の売上は1億5,250万ドル(約167億7,500万円)で、前年の1億370万ドル(約114億円)から大きく増加した。 3Dプリンティング事業の売上は5,330万ドル(約58億6,300万円)で、前年の4,330万ドル(約47億6,300万円)から増加した。 決算についてプロトラブズの社長兼CEOのヴィッキ・ホルト氏は、「2018年は全体的に強力な一年になりました。我が社は今期で20周年を迎えますが、創業から今日までに成し遂げてきたことに誇りを感じています。2019年度はお客様とのリレーションをさらに密にし、オペレーションの効率化を進めてゆきたいと考えています」とコメントしている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2019年2月10日:イギリスのロケットメーカーが3Dプリントロケットエンジンを公開
イギリスのロケットメーカーが3Dプリントロケットエンジンを公開した。スコットランド北部のマレーに拠点を置くロケットメーカーのオーベックス(Orbex)社が公開したのは、同社が開発中の小型ロケット「プライムロケット」用エンジン。軽量カーボンファイバーとアルミニウムの合金で作られ、オーベックスによると、3Dプリンターで作られたロケットエンジンとしては世界最大という。 エンジンはシングルピースとして製造されるため、従来のロケットエンジンのような継ぎ目がなく、高い強度が確保できるという。また、バイオプロパンを燃料にするため、二酸化炭素の排出量を従来よりも90%削減できるという。 プライムロケットは衛星を最大高度1,250キロメートルまで運搬可能なロケットで、現在のところ、2021年までに商用人工衛星を打ち上げる予定。 オーベックスではマレーに2,000平方メートル規模のロケット建設施設を建設し、プライムロケットの製造を本格化するとしている。 ロケットやロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。アメリカのロケット製造ベンチャー企業のリラティビティ・スペースも、独自開発した3Dプリンターでロケットエンジンを製造し、開発コストを大きく削減している。
掲載日:2019年2月9日:ゼロックスがスタートアップ企業のメタル3Dプリンターメーカーを買収
ゼロックスがスタートアップ企業のメタル3Dプリンターメーカーを買収した。今週開催されたゼロックスのインベスターズデーで明らかにした。 ゼロックスが買収したのはニューヨーク州バッファローに拠点を置くヴェイダー・システムズ。ヴェイダー・システムズは2013年設立、独自開発したマグネットOジェットテクノロジーをベースにしたリキッドメタル3Dプリンター「MK1」を開発している。なお、買収価格やヴェイダー・システムズのバリュエーションなどの買収の詳細については明らかにされていない。 MK1は昨年アメリカで開催されたRAPID+TCT展示会で展示され、話題を集めていた。 ヴェイダー・システムズの買収についてゼロックスは、「製造業のお客様は3Dプリンティング技術の活用に興味を示していますが、現時点では試作品製造の領域にとどまり、実際の製造での活用には至っておりません。ゼロックスは常にお客様に新たなバリューを提供することを目指しています。これまでに培ったデジタルプリンティング技術と経験をポリマーとメタル3Dプリンティング技術の領域で活用し、新たな機器、素材、サービス、デザインツールを市場に提供してまいります」と自社サイトでアナウンスしている。
掲載日:2019年2月8日:ミクスド・ディメンションズがユービーアイソフトのゲームキャラクターの3Dプリントサービスを開始
サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業のミクスド・ディメンションズが、フランスのゲームメーカーのユービーアイソフトのゲームキャラクターの3Dプリントサービスを開始する。これにより、ユービーアイソフトのゲームユーザーは好きなゲームキャラクターをカスタマイズして3Dプリントすることが可能になる。 パートナーシップ契約の締結についてミクスド・ディメンションズのモー・タスラクCEOは、「ユービーアイソフトとともにこの革新的な3Dプリンティングサービスを提供できることに興奮しています。このパートナーシップが我々のゲームプリントテクノロジーを世に知らしめ、世界中のゲーマーにカスタマイズしたゲームアバター、ウォーギアー、各種の乗り物などをもたらすでしょう。いずれも過去にはバーチャルなゲームの世界でしかありえなかったことです」とコメントしている。 ミクスド・ディメンションズはゲームの特定の画面をキャプチャーし、3Dモデル化するサービス「ゲームプリント」や、3Dモデルをクラウドベースで修復するサービス「メイク・プリンタブル」などを提供している。 ユービーアイソフトはフランスのパリに拠点を置く大手ゲームメーカー。アクションゲームやシューティングゲームなどに強く、世界的に高い評価を受けている。同社は現在、世界96カ国で事業展開し、直近の売上は14.6億ユーロ(約1,825億円)に達している。
掲載日:2019年2月7日:イギリスのフィラメントメーカーが100%リサイクルPETフィラメントをリリース
イギリスのフィラメントメーカーのフィラメンティブが、100%リサイクルPETフィラメントをリリースした。 フィラメンティブのPETフィラメントONE PETは、使用済みPETボトルを原料にした100%リサイクルフィラメント。ベルギーのリサイクル企業トリデア社と共同で開発した。 ONE PETは7色のカラーが利用でき、造形時の接着精度が高い特徴を持つ。1.75mm径と2.85mm径のサイズが利用可能で、価格は750グラムの1スプールあたり29.98ポンド(約4,047円)。 ONE PETのリリースについてフィラメンティブの創業者でマネージングディレクターのラヴィ・トーア氏は、「プラスチックが多くの産業で使われる資源である一方で、リサイクルされて使われているプラスチックは全体の1割もありません。より多くのリサイクルプラスチックを使うのは我々の義務だと思います。(リサイクルフィラメントをリリースすることで)消費後の資源をより多くリサイクルし、その義務を果たすために一歩前進できると思います」とコメントしている。 フィラメンティブは2015年に、リード大学の支援を受けて設立されたスタートアップ企業。同社のフィラメントはヨーロッパのユーザーを中心に利用が広がっている。
掲載日:2019年2月6日:デンマークのシェフが3Dプリンターを使った料理でボキューズ・ドール優勝
デンマークのシェフが3Dプリンターを使った料理でボキューズ・ドールで優勝し、話題になっている。 デンマークのスターシェフ、ケネス・トフト-ハンセン氏は、「フローラ・ダニカ」(デンマークの花)と名付けたムール貝の前菜を出品した。フローラ・ダニカには3Dプリンターで製造した型で作られたビートルート・フラワーのデコレーションが添えられた。なお、デコレーションの型はトフト-ハンセン氏の依頼を受けたデンマーク技術研究所が製造した。 トフト-ハンセン氏は、「3Dプリンターを料理に活用するというアイデアは、料理でナチュラルな表現をしたいという料理人の思いから生まれています。3Dプリンターを使うことで実際にそれが可能になっています。(3Dプリンターで作られた料理を見て)審査員の皆さんもユニークな形状に驚いたことでしょう。我々はテーブルに新たな一品をもたらしたのです。他のシェフ達も我々を真似してくるでしょう」とコメントしている。 ボキューズ・ドールは、2年毎の1月にフランス・リヨンで開催される世界最高峰の料理コンクール。大会名は創設者ポール・ボキューズの名からとられ、料理のオリンピックともいわれている。大会は各国の国内予選と大陸予選で争われ、勝ち抜いた24カ国のシェフがフランス本線に出場する。日本は1987年の第1回大会から参加しており、2013年に浜田統之シェフが3位入賞を果たしている。
掲載日:2019年2月5日:NASAが小惑星ベンヌの3Dプリント用3Dモデルを公開
NASAが小惑星ベンヌの3Dプリント用3Dモデルを公開し、話題になっている。 ベンツは平均直径560メートルの小惑星で、1999年にリンカーン地球近傍症小惑星探査プロジェクトで発見された。地球と火星の間に位置し、エジプト神話に登場する不死鳥にちなんでベンヌ(Bennu)と命名された。 ベンヌには現在、NASAAが2016年9月に打ち上げた宇宙探査機オシリス・レックス(OSIRIS REx)が到達し、各種の探査を行っている。オシリス・レックスは、2020年にベンヌの表面から土壌サンプルを採取し、2023年に地球に持ち帰るサンプルリターンミッションを行う予定。NASAの計画では、オシリス・レックスはベンヌの地表から2キロ程度の土壌サンプルを取得することを目指しているという。 今回公開された3Dモデルは、オシリス・レックスがベンヌに接近していた昨年11月に撮影した写真データを基にしている。なお、3DモデルはOBJ形式とSTL形式で提供されている。いずれのファイルもオシリス・レックスの公式ホームページにてダウンロードできる。またオシリス・レックスの公式ホームページでは、2013年に作成されたレーダー観測版3Dモデルも公開されている。
掲載日:2019年2月4日:アメリカで初めて3Dプリント住宅が販売へ
アメリカで初めて3Dプリント住宅が販売へアメリカで初めて3Dプリント住宅が販売されるとして話題になっている。3Dプリント住宅を販売するのはテキサス州オースティンに拠点を置くサンコノミー社。サンフランシスコの建設会社フォージ・ニュー社と共同で開発した移動式建設3Dプリンターを使って建設する。 同社はすでにオースティン市郊外の町ラゴ・ヴィスタに建設用地を確保し、建設許可を取得している。予定では2か月かけて住宅を3Dプリントし、検査通過後販売するという。 サンコノミーの創業者ラリー・ヘインズ氏によると、同社の移動式建設3Dプリンターは最大三階建ての建物を3Dプリントでき、従来型の建設方法よりも大幅に建設コストを下げられるとしている。全米住宅建設協会によると、アメリカの平均的世帯住宅の建設コストは237,760ドル(約2,615万円)に達している。 サンコノミーは、同社の移動式建設3Dプリンターを全米の建設会社にライセンスするとしている。ライセンス料は45万ドル(約4,950万円)で、建設3Dプリンター本体、トレーニング費用、マーケティングサポート費用が含まれている。ヘインズ氏によると、同社はすでに260の建設会社とライセンスの交渉を始めているという。 アメリカでは建設3Dプリンターを使った住宅建設プロジェクトが複数立ち上がっているが、3Dプリント住宅が実際に販売されるのは今回が初のケースとなる。
掲載日:2019年2月3日:ボルボがシドニー・ハーバーに3Dプリント防波堤タイルを敷設
ボルボがシドニー・ハーバーに3Dプリント防波堤タイルを敷設ボルボがオーストラリアのシドニー・ハーバーに3Dプリント防波堤タイルを敷設し、地元の話題を集めている。ノース・シドニー協議会、シドニー海洋科学研究所、メルボルンに拠点を置く海洋生態インフラ設計事務所のリーフ・デザイン・ラボとの共同プロジェクトとして行われている。 防波堤タイルは六角形のデザインで、大型のFDM方式の3Dプリンターで製造されている。素材にはセメントとプラスチックを混ぜ合わせものが使われている。FDM方式で積層造形されることで牡蠣のような構造に造形され、マングローブの根と組み合わさり、微生物などの生存に適した環境が作り出されるという。また、通常の防波堤よりも低コストで製造でき、敷設もより簡単にできるという。 プロジェクトの立ち上げについて、ボルボカー・オーストラリアのニック・コナー・マネージングディレクターは、「我々はすでに全世界のマングローブの50%以上を失ってしまいました。一方で、我々はここシドニー・ハーバーで生物の生存に適した環境を再び作ろうとしています。このプロジェクトは、サステナビリティの実現を目指すボルボのアプローチの象徴です。環境をリデザインするという点で、3Dプリンティングがベストのソルーションであると判断しました」とコメントしている。 シドニー・ハーバーは世界で最も美しい天然海岸のひとつとして知られている。240キロメートルにわたって伸びる海岸線があり、シドニー市民にとって欠かせない憩いの場となっている。シドニー・ハーバーはまた、世界的に有名なオペラハウスや、フェリーターミナルのサーキュラー・キーがあることでも知られている。
掲載日:2019年2月2日:ジャビルがミネソタ州にマテリアル・イノベーション・センターをオープン
ジャビルがミネソタ州にマテリアル・イノベーション・センターをオープンアメリカの製造サービス企業のジャビルがミネソタ州にマテリアル・イノベーション・センターをオープンした。 広さ5万平方フィート(約1,405坪)のセンターでは、主にアディティブ・マニュファクチャリング用ポリマーフィラメントやポリマーパウダーを製造するとしている。 センターの開設についてジャビルのデジタル・マニュファクチャリング担当副社長のジョン・ダルチノス氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術の普及の最大のハードルのひとつが素材です。ジャビルはこれまでに培った素材科学技術のアドバンテージを有しています。センターの開設により、すべてのアディティブ・マニュファクチャリング市場のあらゆる素材ニーズに対し、最大数週間程度で対応することが可能になります」とコメントしている。 センターには40名のエンジニアやマテリアルサイエンティストが常駐し、20台のオープンソースの3Dプリンターが稼働している。センターではユーザーのニーズに合わせた素材をカスタマイズして製造する。なお、素材はジャビルの流通パートナーのチェース・プラスチックスやチャネル・プライム・アライアンスを通じて販売される。 ジャビルは1966年設立の、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービス企業。フロリダ州タンパベイ地区では最大規模の企業で、全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。
掲載日:2019年2月1日:ナノ・ディメンションの2018年度売上が500万ドルを突破
ナノ・ディメンションの2018年度売上が500万ドルを突破イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションの2018年度売上が、500万ドルを突破する見通しとなった。現地時間の今週月曜日に同社が発表したもので、売上は前年の六倍となる510万ドル(約5億6100万円)になるとしている。 ナノ・ディメンションは昨年、リセラーの数を10から20へ増やし、これまで中心としていたアメリカ市場以外にも、中国、台湾、韓国、ベルギー、オランダなどにも販売チャネルを広げ、合計30台のドラゴンフライ・プロ・3Dプリンターを販売した。また、シンガポールや香港の研究機関からのリピートオーダーが売上に貢献したとしている。 昨年度の好調な売上について、ナノ・ディメンションのエイミット・デュロールCEOは、「2018年度の結果については、当初の目標を達成できたこともあり、大変嬉しく思っています。今後の更なる成長にもつながると思います。我々の製品をスケールさせ、顧客基盤を強固にするための基礎固めができたと確信しています」とコメントしている。 ナノディメンションのドラゴンフライ3Dプリンターは、銀ナノ粒子を素材に電子基板をプリントするタイプのエレクトロニクス3Dプリンターで、オンデマンドで高速で多層プリント基板をプリントする事を可能にしている。
掲載日:2019年1月31日:グーグル、ストラタシス、サイアークが、共同で世界文化遺産の3Dスキャニング・3Dプリンティングプロジェクトを開始
グーグル、ストラタシス、サイアークが、共同で世界文化遺産の3Dスキャニング・3Dプリンティングプロジェクトを開始グーグル、ストラタシス、サイアークが、共同で世界文化遺産の3Dスキャニング・3Dプリンティングプロジェクトを開始した。グーグルが立ち上げたグーグル・ヘリテッジ・プロジェクトの一環で始められたもので、すでにミャンマーのバガン遺跡、ベルリンのブランデンブルク門、メキシコのチチェン・イッツァ遺跡、アメリカのサンアントニオミッションなどがアーカイブに収められているという。 アーカイブ化されたファイルは誰でも自由にダウンロードでき、3Dプリンターで出力できる。プロジェクトの関係者は、特に学校の授業などでの利用を想定しているという。また、いずれのファイルもストラタシスのJ750 マルチマテリアル・フルカラー3Dプリンターに最適化されている。 プロジェクトの立ち上げについてグーグルのブライアン・アレン氏は、「このプロジェクトは、世界中の文化遺産を物理的に体験し、実際に手に取ってみたり、あるいはリサーチのために使ってもらうことを目指しています。現在、3Dプリンターでは様々な素材が利用出来ますが、より鮮明で仕上がりがよく、堅固に出力することが可能です。より本物に近いレプリカを、3Dプリンターで迅速に作ることが可能です」とコメントしている。 プロジェクトは今後、世界中の他の文化遺産のデータを随時アーカイブに追加してゆきたいとしている。
掲載日:2019年1月30日:ブルーオリジンがロケットエンジン工場建設に2億ドル投資
ブルーオリジンがロケットエンジン工場建設に2億ドル投資Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏が立上げ、会長を務めるアメリカのロケット開発ベンチャー企業のブルーオリジン(Blue Origin)が、ロケットエンジン工場建設に2億ドル(約220億円)投資する。アラバマ州ハンツビルに建設される工場では、同社の主力ロケットエンジンのBE-4が製造される予定。 新工場は46エーカーの大きさで、大型3Dプリンターなどを用いた高度に自動化されたラインが導入される。現地で新たに300人程度の雇用を生むと見込まれている。 BE-4は液体酸素・液体メタンエンジンで、最大出力55万ポンドの推力を持つ超大型エンジン。BE-4は、別のロケット開発ベンチャー企業のユナイテッド・ローンチ・アライアンスが開発中の大型ロケット「ヴァルカン」に搭載される予定。BE-4の燃焼試験は2017年から開始され、これまでに65%の出力による114秒の連続燃焼試験に成功している。なお、BE-4のパーツの多くが3Dプリンターで製造されている。 ブルーオリジンではBE-4を自社ロケットに搭載するほかに、ユナイテッド・ローンチ・アライアンスやボーイングなどの外部の企業にも販売するとしている。 ロケットやロケットエンジンの開発に3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペース社も、3Dプリンターを活用することでロケット製造コストの90%削減を目指している。
掲載日:2019年1月29日:NASCARのレースドライバーが3Dプリンティングビジネスを立上げ
NASCARのレースドライバーが3Dプリンティングビジネスを立上げアメリカの人気モータースポーツNASCAR(全米自動車競争協会)のレースドライバーが、3Dプリンティングビジネスを立上げて話題になっている。 NASCARのドライバー、ブラッド・ケセロウスキ氏は、これまでに1,000万ドル(約11億円)以上の資金を自らが設立したケセロウスキ・アドバンスド・マニュファクチャリングに投じている。同社は主に航空宇宙、軍事関連企業、エネルギー関連企業などの顧客を相手に3Dプリンティング事業を行っている。 広さ7万平方フィート(約6,503平方メートル)の敷地の工場にはコンセプトレーザーのメタル3DプリンターやCNCマシンなどが設置され、30人の従業員が勤務している。また、同社には最近、長らくスリーディーシステムズの世界品質担当役員を務めたスティーブ・フェッチ氏が入社している。 NASCARでは早くから3Dプリンターをレーシングカーのパーツづくりなどに導入している。大手3Dプリンターメーカーのストラタシスも、NASCARの有力レーシングチームのPenskeと共同でレーシングカーのパーツ製造を3Dプリンターで行っている。ケセロウスキ氏自身もレースの現場で3Dプリンターに触れ、3Dプリンティング技術の本質的な可能性を実感したという。 NASCARはアメリカ最大のモータースポーツとされ、全米で高い人気を誇っている。ストックカー(市販車)ベースのレーシングカーによるレースが中心で、ヨーロッパで生まれたF1などのカーレースとは一風違った盛り上がりを見せている。年間のシリーズ戦が33戦もあり、レーシングカーのパーツづくりに3Dプリンターが使われる状況を生み出している。
掲載日:2019年1月28日:カナダのバンクーバーに3Dプリンターショップがオープン
カナダのバンクーバーに3Dプリンターショップがオープンカナダのバンクーバーに3Dプリンターショップがオープンし、地元民の話題になっている。 バンクーバーのダウンタウンにオープンしたのは3Dプリンターショップの「ショップ3D」。ウルチメーカーとフォームラブズの公式販売サポートパートナーを標榜している。 店内にはウルチメーカーの最新シリーズの「ウルチメーカーS5」やフォームラブズの「フォーム2」に加え、ドレメルの「デジラブ3Dプリンター」、メーカーボット・インダストリーズの最新シリーズなどが展示されている。また、BASF、デュポン、オーウェンズ・コーニングなどのメーカーのフィラメントも豊富にストックされている。3Dプリンター以外にも、レーザーカッターやバキュームフォーマーも展示されている。 ショップのオープンに際し、共同創業者のケン・ワン氏は、「これまでは消費者が直接3Dプリンターに接することができる場所がないのが現実でした。3Dプリンターに実際に触れてみて、その可能性を感じていただければ幸いです」とコメントしている。 ショップでは3Dプリンターや3Dプリンター用関連グッズなどが展示販売されるほか、各種の技術サポートや、教育機関向け3Dプリンター教育プログラムなども提供される。 また、店内の3Dプリンターを使った3Dプリンティング代行サービスも提供される。また、3Dプリンターユーザーを対象としたミートアップなども開催される。 ショップの営業時間は月曜日から金曜日までの10時から18時。土曜日と日曜日は定休日となっている。
掲載日:2019年1月27日:テキサスの3DプリンターメーカーがBASFベンチャーキャピタルなどから2,220万ドルの資金を調達
テキサスの3DプリンターメーカーがBASFベンチャーキャピタルなどから2,220万ドルの資金を調達テキサスの3Dプリンターメーカーが、BASFベンチャーキャピタルなどから2,220万ドル(約24億4,200万円)の資金を調達し、話題になっている。、BASFベンチャーキャピタルに加え、マテリアライズと地元テキサス州に拠点を置くベンチャーキャピタルのジェネシス・パークも出資に参加している。 資金を調達したのはテキサス州に拠点を置くエッセンシアム(Essentium)社。同社はFDM方式の3Dプリンター「HSE1480Sプラットフォーム」を製造している。HSE1480Sプラットフォームはチェンバー型の3Dプリンターで、ノズルが最大600℃まで加熱可能。チェンバーも最大110℃まで加熱できる。造形サイズは最大740 x 510 x 650mmで、素材はPPA、ULTEM、PEKK、PEEKなどのエンジニアリングプラスチックが利用できるとしている。 HSE1480Sプラットフォームはまた、素材を溶融して積層造形した後にプラズマを照射して結合を固める独自技術フラッシュフューズ機能を搭載している。一般的なFDM方式の3Dプリンターは、積層造形の積層ごとの結合程度が不十分であるという構造的な問題を抱えている。フラッシュフューズ機能を使うことで積層の結合程度を高め、造形物全体の造形精度を高めることが可能になるとしている。 エッセンシアムへの投資についてBASFベンチャーキャピタルのスヴェン・セート氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術を我々の顧客に提供し、その利用を加速することはBASFにとって最優先の課題です。この投資は、BASFの戦略的パートナーであるエッセンシアムの戦略をさらに前進させると信じています」とコメントしている。
掲載日:2019年1月26日:デスクトップメタルが新たに1億6千万ドルを調達
デスクトップメタルが新たに1億6千万ドルを調達アメリカのメタル3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、新たに1億6千万ドル(約176億円)を調達した。これにより、同社が2015年の設立以来調達した資金の額は4億3,800万ドル(約482億円)となった。この額は、3Dプリンターメーカーが調達した額としては史上最大となる。 デスクトップメタルに新たに投資したのはベンチャーキャピタルのコーク・ディスラプティブ・テクノロジーズを筆頭とする投資シンジケート。コーク・ディスラプティブ・テクノロジーズの他、グーグル・ベンチャーズ、パナソニック、テクトロニック・インダストリーズも投資している。 デスクトップメタルへの投資について、コーク・ディスラプティブ・テクノロジーズのチェース・コーク社長は、「デスクトップメタルの3Dプリンティング技術は、メタル製品のプロトタイピングとマスプロダクションのいずれをも再定義し、コーク・インダストリーズのようなメーカーに革新的なイノベーションをもたらすでしょう。我々はデスクトップメタルへの投資家として非常に積極的であるのみならず、デスクトップメタルのユーザーとして、そしてパートナーとして非常に積極的なのです」とコメントしている。 デスクトップメタルは2015年設立、ローコストでハイパフォーマンスのデスクトップメタル3Dプリンター「デスクトップ・スタジオシステム」を開発している。「デスクトップ・スタジオシステム」は、独自開発したシングルパス・ジェッティング技術を基に開発され、競合製品の最大100倍のスピードで造形が可能としている。
掲載日:2019年1月25日:レニショーがイタリアとスペインにアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーション・センターを開設
レニショーがイタリアとスペインにアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーション・センターを開設イギリスの工学・科学技術メーカーのレニショーが、イタリアのトリノとスペインのバルセロナにアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーション・センターを開設した。 いずれのセンターでもユーザーがレニショーの工作機械を利用でき、センターに常駐している専門スタッフによる技術支援を受けられるとしている。工作機械の中にはレニショー最新のRenAM500Qマルチレーザーマシンなども含まれているという。 センターの開設について、レニショーのグローバル・ソルーションズ・センターのマーク・サンダース・ディレクターは、「このたびスペインとイタリアのお客様とさらに緊密になるために二つのセンターを開設しました。ネットワークを広げることでより多くのお客様を、工業アディティブ・マニュファクチャリングの旅路のさらに先へお運びすることができるでしょう」とコメントしている。 レニショーは昨年3月にも、南ウェールズに地元の小中学生を対象にしたファブリケーション・デベロップメント・センターを開設している。同センターでは最新のアディティブ・マニュファクチャリング技術などのハンズオントレーニングが行われ、受講を希望する小中学生などは無料で利用できる。 レニショーは測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。
掲載日:2019年1月24日:イギリスのフィラメントメーカーが自社製品の資源リサイクル率を公表
イギリスのフィラメントメーカーが自社製品の資源リサイクル率を公表イギリスのフィラメントメーカーが自社製品の資源リサイクル率を公表し、話題になっている。 公表したのはイギリスのスタートアップ企業のフィラメンティブ社。データはいずれもISOが定めるBS EN ISO 14021:2016「環境ラベルおよび宣言」に準拠したものとなっている。データは製品の種類、リサイクル率、スプールのリサイクル率、リサイクル元の資源が、それぞれ記されている。 例えばPLAの場合、リサイクル率55%、スプールのリサイクル率100%、リサイクル元の資源「製造後廃棄物」となっている。また、One PETとカーボンファイバーは、いずれもリサイクル率100%、スプールのリサイクル率100%となっている。また、すべての製品のスプールのリサイクル率が100%となっている。 データの公開について、フィラメンティブの創業者ラビ・トーア氏は、「3Dプリンターの人気が高まるにつれ、プラスチックの生産量と消費量が増加し、環境への悪影響も増加します。また、ホビイストから大企業の社員まで、多くの3Dプリンターユーザーがますます環境への意識を高めています。そうした3Dプリンターユーザーの要求に耐えうる製品を、リサイクル資源を活用して作り続けたいと思います」とコメントしている。 フィラメンティブによると、現在全世界で使われているプラスチックの90%が石油などの非再生可能エネルギー源で作られているという。 フィラメンティブは2015年に、リード大学の支援を受けて設立されたスタートアップ企業。同社のフィラメントはヨーロッパのユーザーを中心に利用が広がっている。
掲載日:2019年1月23日:オランダの3Dプリンターメーカーがエンジニアリングプラスチック用3Dプリンターをリリース
オランダの3Dプリンターメーカーがエンジニアリングプラスチック用3Dプリンターをリリースオランダの3Dプリンターメーカーのトラクタス3Dが、エンジニアリングプラスチック用3Dプリンター「T850P3Dプリンター」をリリースする。 T850P3Dプリンターはヒートチェンバーで覆われたタイプのデルタ型3Dプリンターで、チェンバー内の温度を最大65℃まで加熱できる。また、ビルドプレートも最大175℃まで加熱できる。エクストルーダーは最大450℃まで加熱可能。 利用可能な素材はPEEK、カーボンPEEK、PEEKQ、ULTEMなどの高機能エンジニアリングプラスチックに加え、一般的なPLAやPETGなども利用できるとしている。 T850P3Dプリンターのリリースについて、トラクタス3Dのマウリッツ・ブロック・コマーシャルディレクターは、「PEEKなどの素材は、ほとんど鉄と変わらない耐久性や耐熱性、耐薬品性を有しています。我が社の顧客はPEEKの生物的適合性などを含む特性を活かし、医療機器などの製造に活用し始めています」とコメントしている。 PEEKなどのエンジニアリングプラスチックを扱える3Dプリンターは、国内外でリリースが相次いでいる。国内でも合同会社ニンジャボットが高温エクストルーダーを備えたエンジニアリングプラスチック専用3Dプリンターをリリースしている。 PEEKはポリエーテルエーテルケトン(Polyether ether ketone)の略称で、熱可塑性エンジニアリングプラスチックの一種。衝撃特性にも優れ、濃硫酸、濃硝酸、飽和塩素水以外には浸食されない耐薬品性を持つ。自動車のエンジン部品や半導体製造装置、食品加工装置の部品などに利用されている。
掲載日:2019年1月22日:イギリスの文房具小売りチェーンとスタートアップ企業が共同で生分解性3Dプリント文房具の販売を開始
イギリスの文房具小売りチェーンとスタートアップ企業が共同で生分解性3Dプリント文房具の販売を開始イギリスの文房具小売りチェーンのペーパーチェースとスタートアップ企業のバッチ・ワークが、共同で生分解性3Dプリント文房具の販売を開始した。 コンシャス・リビング(意識的な生活)と名付けられたプロジェクトは、さとうきび由来の生分解性プラスチックを素材にボールペンやペン立てなどの文房具を3Dプリンターで製造するもの。ロンドンのバッチ・ワークのオフィス内に設置されたデスクトップFDM3Dプリンターで製造している。 バッチ・ワークはすでにボールペンの製造を開始しており、稼働から2か月で3万本を製造したという。同社によると、ボールペン1本の製造にかかる時間は20分で、ペーパークリップひとつはわずか2分で製造できるという。 プロジェクトの開始についてバッチ・ワークの創業者ジュリアン・バシャーレス氏は、「3Dプリンティング技術は、これまでに試作品製造やエンジニアリングパーツ、ハイエンドパーツの製造に使われてきました。我々は、時間がかかって固定的で、コストがかかる従来のモノづくりのやり方を3Dプリンターで変革しようと試みています。3Dプリンターで作られたものを近隣の消費者にお届けすることで、サステナビリティを啓蒙するいい機会になると思います」とコメントしている。 コンシャス・リビングの文房具は、イギリス国内のペーパーチェースの各店舗と、同社のECサイトから購入できる。
掲載日:2019年1月21日:オランダに世界初の「3Dプリント住宅工場」が開設
オランダに世界初の「3Dプリント住宅工場」が開設オランダに世界初の「3Dプリント住宅工場」が開設され、話題を集めている。 オランダのアイントホーフェンに「3Dプリント住宅工場」を開設したのはオランダの大手建設企業のウェバー・ビーミックス社とBAMインフラ社を中心としたコンソーシアム。工場内に設置された大型のコンクリート建設3Dプリンターを使い、住宅や橋などの建設を行うとしている。 「3Dプリント住宅工場」では現在、オランダのノード・ホランド市からの依頼で市内に設置される四つの橋を建設している。また、アイントホーフェン内に設置予定の5軒の住宅も建設している。 現在、住宅などを建設3Dプリンターで建設する機運が世界的に高まっているが、ほとんどのケースが建設現場に大型3Dプリンターを持ち込んで建設する仕組みになっている。「3Dプリント住宅工場」で住宅などを建設し、現場へ移送して設置することで建設コストと作業時間を大幅に削減できると関係者はコメントしている。 「3Dプリント住宅工場」を開設する計画は、南カリフォルニア大学のコシュネヴィス教授率いるコンツアー・クラフティングプロジェクトでも進んでいる。コンツアー・クラフティングプロジェクトでは、工場で住宅のパーツを製造し、建設現場に移送して組み立てる仕組みを構築している。
掲載日:2019年1月20日:ギリシャでプラスチック廃材を使った屋外用家具製造プロジェクトが開始
ギリシャでプラスチック廃材を使った屋外用家具製造プロジェクトが開始ギリシャでプラスチック廃材を使った屋外用家具製造プロジェクトが開始され、話題になっている。 コカ・コーラの「プリント・ユア・シティ」プロジェクトとして開始されたもので、大型のロボットアーム型3Dプリンターを使ってリクライニングチェアなどを製造し、テサロニケのビーチなどの市内各所に設置されるという。 プリント・ユア・シティのウェブサイトでは市民からのリクエストを受け付けていて、市民が家具のデザインや色などを選べるようになっている。また、家具の種類もペット用水飲みボウル、ワークアウトベンチ、自転車用ラック、ツリーポットなどが用意されている。また、それぞれの家具を製造するのに必要なプラスチック廃材の量なども公開されている。なお、プリント・ユア・シティのウェブサイトには、昨年12月の立ち上げ以来3,000を超える家具の3Dモデルがアップロードされたという。 プリント・ユア・シティでは、プロジェクトの修了までに合計で4トンのプラスチック廃材の消費を目指すとしている。 プロジェクトを立ち上げた関係者は、「プラスチックはほとんど永久に利用できます。しかし、我々は総じて一度使ったらすぐに捨ててしまいます。プリント・ユア・シティでは、長く使えるプラスチックのより良い使い方を示し、より付加価値の高いものの製造を目指しています」とコメントしている。
掲載日:2019年1月19日:リラティビティ・スペースがケープカナベラル空軍基地にロケット製造拠点を開設
リラティビティ・スペースがケープカナベラル空軍基地にロケット製造拠点を開設ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、フロリダのケープカナベラル空軍基地にロケット製造拠点を開設する。現地時間の今週木曜日に同社が発表した。 ケープカナベラル空軍基地の打ち上げ用地にロケット製造拠点を開設するのは、スペースX、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス、ブルーオリジンに続き四社目となる。リラティビティ・スペースは、ケープカナベラル空軍基地にロケット製造拠点を持つことでロケットの開発期間を最大で四年程度縮小できるとしている。 CNBCによると、リラティビティ・スペースはアメリカ空軍とリース契約を締結し、20年の契約期間延長のオプションも付与されたという。 リラティビティ・スペースは1,000万ドル(約11億円)程度の費用を投じ、インテグレーションハンガーなどの設備を用意するとしている。同社は、2020年末までに同社初の商用打ち上げを実現したいとしている。 リラティビティ・スペースは、ロケット用部品の95%を3Dプリンターで製造していることで知られている。同社のロケットは、競合他社のロケットよりも100分の1の数の部品で組み立てられているとしている。同社の3Dプリントロケットのテラン1号は60日程度で3Dプリントでき、打ち上げコストはわずか1000万ドル(約11億円)程度だとしている。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに4,500万ドル(約47億円)を出資している。
掲載日:2019年1月18日:フランスの3Dプリンターメーカーがアンチ3Dプリント銃キャンペーンを開始
フランスの3Dプリンターメーカーがアンチ3Dプリント銃キャンペーンを開始フランスの3Dプリンターメーカーがアンチ3Dプリント銃キャンペーンを開始し、話題になっている。 キャンペーンを開始したのはフランスのDAGOMA社。「ハームレス(無害の)銃作戦」と名付けられたキャンペーンは、実際には機能しない3Dプリント銃の3Dモデルをインターネット上に拡散することで、機能する3Dモデルを希薄化することを目指すもの。フランスの大手広告代理店のTBWAパリと共同で展開している。 キャンペーンの開始についてDAGOMA社は、「3Dプリンターは紛れもない革命的技術です。家庭内であらゆるものを3Dプリントすることが可能です。装飾品、フィギュア、義足まで製造できます。インターネット上に公開されている3Dモデルをダウンロードするだけでいいのです。残念なことに、銃火器の3Dモデルも容易に入手することが可能なのです」とコメントしている。 DAGOMA社では、インターネット上に存在する機能する3Dプリント銃の3Dモデルに修正を加え、機能しない3Dモデルに改編することで希薄化を進めるとしている。 DAGOMA社によると、キャンペーンの開始から現時点までに、同社が修正を加えた3Dモデルが13,000回ダウンロードされたとしている。 キャンペーンの実際の効果については専門家の間でも意見が分かれているが、インターネットにおける3Dプリント銃の拡散を防ぐひとつの試みとして、3Dプリンターコミュニティの関心を集めている。
掲載日:2019年1月17日:HPが自社の3Dプリンターを3Dプリント銃の製造に使わせないとするコメントを発表
HPが自社の3Dプリンターを3Dプリント銃の製造に使わせないとするコメントを発表プリンター製造大手のHPが、自社の3Dプリンターを3Dプリント銃の製造に使わせないとするコメントを発表していたことがわかった。 HPのディオン・ワイスラーCEOが書簡で発表したもので、HPは、製造者が銃火器の製造許可を持たない限り、いわゆる「ゴーストガン」の製造を認めないとしている。 「ゴーストガン」とは、主にポリマー系の素材を使って3Dプリンターで作られた銃の事で、空港などの保安検査で使われる金属探知機に探知されにくいとされている。昨年秋には、シアトル市長を筆頭に全米の30の自治体の長が、3Dプリンターメーカーにゴーストガンの製造に自社の3Dプリンターが使われないようにするための措置を講じるよう通達を出していた。HPの対応は、その通達を受けてのものと見られる。 ワイスラーCEOの書簡には、HPがどのように3Dプリント銃の製造を防止するかについては書かれてなく、専門家の中には、HPが3Dプリント銃の製造を防ぐのは事実上極めて困難であるとする者もいる。 アメリカでは3Dプリント銃の製造をめぐる議論が続いており、ワシントン州を含む多くの州が州内での3Dプリント銃の製造を禁止する法律を施行している。一方で、3Dプリント銃の3Dモデルはインターネット上で拡散しており、3Dプリント銃の製造を完全に防ぐのは不可能であるとする声もある。3Dプリント銃の問題が今後も続くのは間違いないと見られる。
掲載日:2019年1月16日:中国が月面に3Dプリント住宅を建設する計画を発表
中国が月面に3Dプリント住宅を建設する計画を発表今月3日に嫦娥4号を月に送り、人類史上初めて月の裏側に探査機を着陸させた中国が現地時間の今週月曜日、月面に3Dプリント住宅を建設する計画があると発表した。3Dプリント住宅は、月の土壌を素材に大型建設3Dプリンターで作られる住宅。 中国国家航天局が記者会見で明らかにしたところによると、年内に打ち上げが予定されている嫦娥5号を月に送り、月面に着陸させて土壌サンプルを地球に持ち帰るとしている。持ち帰った土壌サンプルを分析し、月面用建設3Dプリンターの開発に役立てるとしている。 嫦娥5号につづき、2020年までに嫦娥6号、嫦娥7号、嫦娥8号を続けて打ち上げ、同様に月面から土壌サンプルを取得して地球へ持ち帰るとしている。 中国国家航天局の呉艶華氏は、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアなどの中国以外の国も月面で3Dプリント住宅建設を計画していて、そうした国との協業の可能性についても言及した。 中国は宇宙強国化を目指した長期ロードマップをもとに宇宙開拓事業を進めており、2030年までにアメリカやロシアなどとならぶ宇宙強国入りを目指している。今回の発表も、そうした中国のロードマップの具体的な行動計画のひとつであると思われる。
掲載日:2019年1月15日:世界最大のプラスチック製3Dプリント橋が上海の郊外に登場
世界最大のプラスチック製3Dプリント橋が上海の郊外に登場世界最大のプラスチック製3Dプリント橋が上海の郊外に登場し、話題になっている。シェンヤン・マシン・グループが開発した大型3Dプリンターで製造された3Dプリンター橋は35日間をかけて3Dプリントされ、現地時間の先週金曜日に桃浦(Taopu)スマートシティ・セントラルパーク内に架設された。 3Dプリント橋の正確な大きさは長さ15.25メートル、幅3.8メートル、高さ1.2メートルとなっている。これまでに上海政府による負荷試験を通過し、すでに実用に供されているという。 大型3Dプリンターにはコインロボティクスが開発した大型エクストルーダーが使われ、製造にかかったコストは280万ドル(約3億800万円)。素材にはグラスファイバーを混ぜたASA(アクリロニトリル・スチレン・アクリルゴム)が使われている。橋そのものの重さは5,300キログラムで、これまでに3Dプリントされたプラスチックの造形物としては世界で最も重いものとなっている。 3Dプリント橋の架設について上海政府は、「3Dプリンティング技術をプロモートするための革新的なことであり、非都市部の建設現場を啓蒙するでしょう」と公式ホームページにコメントを載せている。
掲載日:2019年1月14日:オランダ空軍がウルチメーカーの3Dプリンターを航空機メンテナンス用に導入
オランダ空軍がウルチメーカーの3Dプリンターを航空機メンテナンス用に導入オランダ空軍が、オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーの3Dプリンターを航空機メンテナンス用に導入したとして話題になっている。 オランダ空軍が導入したのはウルチメーカーのウルチメーカー3とウルチメーカーS53Dプリンターの二機種。いずれもオランダ空軍のウーンスドレヒト空軍基地に導入されたという。オランダ空軍では、導入した3DプリンターをF16戦闘機のリペアやメンテナンスに活用するとしている。 3Dプリンターを導入したことについて、オランダ空軍のバス・ジャンセン氏は、「3Dプリンターを活用することで、リペア用部品などをより速く、安全に製造することが可能になります。特にツーリング、フィクスチャー、プロトタイプなどを最高の水準で製造することが可能です」とコメントしている。 オランダ空軍では、3Dプリンターをリペア用部品などの製造に活用するほか、ジェットエンジン用精密部品のコンテナーの製造などにも活用するとしている。 軍隊が航空機などのメンテナンスに3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。アメリカ空軍も、戦闘機の交換部品などを3Dプリンターで製造するプロジェクトを立ち上げている。 ウルチメーカーは2011年設立。レップラッププロジェクト出身の三人のオランダ人起業家が共同で設立した。同社が開発した3DプリンターUltimakerはレップラップベースの3Dプリンターとしてその高い機能性と品質が世界中の3Dプリンターユーザーに評価されている。
掲載日:2019年1月13日:フォームラブズがラスベガス家電見本市で二種類のプロフェッショナルグレード樹脂を公開
フォームラブズがラスベガス家電見本市で二種類のプロフェッショナルグレード樹脂を公開デスクトップSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、現在開催中のラスベガス家電見本市で二種類のプロフェッショナルグレード樹脂を公開している。 エラスティック・レジンと名付けられた樹脂は、フォームラブズが提供している樹脂の中で最も柔らかく、弾力性に富んだ樹脂。シリコン・プロトタイプのように、曲げたり伸ばしたりするパーツの製造に向いているとしている。 デジタル・デンチャー・レジンは歯科医療用樹脂で、文字通り入れ歯製造のための樹脂。フォームラブズによると、デジタル・デンチャー・レジンは「業界初の直接入れ歯をプリントできる樹脂」であるとしている。 いずれの樹脂も、フォームラブズの「フォーム2」3Dプリンターで利用可能。 ラスベガス家電見本市のフォームラブズのブースでは、デジタル・デンチャー・レジンを使ったデモンストレーションを行っている。デモンストレーションでは、実際に3Dスキャンした入れ歯データを3Dモデル化し、3Dプリンターで出力する一連の流れを実演している。 エラスティック・レジンとデジタル・デンチャー・レジンは、現在のところアメリカ市場でのみ販売される予定。アメリカ市場以外での販売については、現時点では未定になっている。
掲載日:2019年1月12日:XYZプリンティングがラスベガス家電見本市で小型カラー3Dプリンターを展示
XYZプリンティングがラスベガス家電見本市で小型カラー3Dプリンターを展示台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、現在開催中のラスベガス家電見本市で小型カラー3Dプリンターを展示している。 ダ・ヴィンチ・カラーミニFFF3Dプリンターと名付けられた3Dプリンターは、XYZプリンティングが独自に開発した3Dカラージェット技術をベースにしたもので、シアン、マジェンタ、イエローのインクドロップレットをフィラメントに吹き付けて着色する。フィラメントもXYZプリンティングが独自にい開発したもので、インクドロップレットを吸収しやすくしたタイプ。 ダ・ヴィンチ・カラーミニFFF3Dプリンターは、昨年秋にクラウドファンディングのインディゴーゴーに出品され、キャンペーンを成功裏に納めている。 ダ・ヴィンチ・カラーミニFFF3Dプリンターの正式リリースについて、XYZプリンティングのサイモン・シェンCEOは、「フルカラー3Dプリンティング技術への我々の投資は、3Dプリンティングイノベーションの次のレベルのドアを開くものです。手頃でコンパクトなフルカラー3Dプリンターを供給することができ、また中小企業、学校、デザイナー、メーカー、そして一般の消費者にリーチできることを嬉しく思っています」とコメントしている。 ダ・ヴィンチ・カラーミニFFF3Dプリンターの販売価格は1,600ドル(約176,000円)になる見込み。
掲載日:2019年1月11日:IDCが今年の全世界の3Dプリンティング市場が138億ドル規模に拡大すると予測
IDCが今年の全世界の3Dプリンティング市場が138億ドル規模に拡大すると予測市場調査会社のIDCが、今年の全世界の3Dプリンティング市場が前年から21.2%増加し、138億ドル(約1兆5,180億円)規模に拡大すると予測したレポートを発表した。 同レポートはまた、全世界の3Dプリンティング市場は今後も順調に成長を続け、2022年までに227億ドル(約2兆4,970億円)規模に到達するとしている。 3Dプリンターの用途としては、従来のプロトタイプ製造中心から、今後は完成品や完成品部品の製造へシフトするとしている。また、3Dプリンティング市場の中で最も成長が著しい分野として、医療における3Dプリンティングを挙げている。 また、今後高い成長性が見込める別の分野として3Dスキャニング市場を挙げ、特に医療、不動産、エンターテインメントの領域での3Dスキャナーの利用が急速に進むとしている。 3Dプリンティング市場の順調な成長ぶりについて、IDCのティム・グリーン氏は、「2018年は3Dプリンティング技術におけるたくさんの進化を目撃してきました。製造スピードの劇的な進化や、3Dプリンティングで使える素材の広がりが、特に製造業における3Dプリンターの活用を進めてきました。より多くのユーザーが3Dプリンティングのベネフィットを知るにつれ、プロトタイプ製造、ツーリング、そして実際の製造に3Dプリンターを活用する機運がさらに高まってくるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2019年1月10日:アメリカの建設会社がテキサスで3Dプリント住宅を建設
アメリカの建設会社がテキサスで3Dプリント住宅を建設アメリカの建設会社のサンコロミーが、テキサス州ラゴ・ビスタで3Dプリント住宅を建設するとして話題になっている。 サンコロミーが州政府から建設許可を受けたのは、「ジェネシス・モデル」と名付けられた2ベッドルームの平屋建て住宅。曲線のデザインが特徴で、キッチンとバスルームがついたシンプルな構造になっている。 外壁や梁などを建設3Dプリンターで製造し、屋根を上から被せる仕組みの3Dプリント住宅は、ロシアのアピス・コア社が開発した大型建設3Dプリンターで製造する。現時点では、「ジェネシス・モデル」の販売価格は289,000ドル(約3,179万円)となっている。 「ジェネシス・モデル」の建設について、サンコロミー創業者のラリー・ハイネス氏は、「(建設3Dプリンターで住宅を建設することで)世帯向け住宅をわずか一日で建設でき、しかもほとんど建設廃材を出しません。構造も非常に堅固で、運営維持費もわずかです。まさにサステイナブルな住宅だといえるでしょう」とコメントしている。 サンコロミーは、2016年にアピス・コアと業務提携契約を締結し、アメリカ初の同社の業務パートナーとなっている。アピス・コアは、これまでにロシア近郊の街ステュピノ市で平屋建ての住宅を24時間で建設している。 サンコノミーはまた、同年に3Dプリント住宅を建設するキックスターターキャンペーンを立上げ、話題を集めていた。
掲載日:2019年1月9日:ドクター・ショールがWiivvと共同でカスタマイズド・インソールの製造を開始
ドクター・ショールがWiivvと共同でカスタマイズド・インソールの製造を開始アメリカの老舗フットケアブランドのドクター・ショールが、インソール製造スタートアップ企業のWiivvと共同でカスタマイズド・インソールの製造を開始する。現在ラスベガスで開催中のCES(ラスベガス家電見本市)で発表された。 発表によると、ユーザーは専用のスマートフォンアプリを使って自分の足の400地点をマッピングしてデータを送信する。送信されたデータをもとに3Dプリンターでインソールを製造する。価格は1セット99ドル(約10,900円)で、注文から14日以内に指定の場所に配達されるという。 パートナーシップの開始について、Wiivvの共同創業者のシャミル・ハーゴバン氏は、「Wiiveが成し遂げてきたことは、自分に最適なインソールを使うというベネフィットを理解し始めた消費者のニーズを満たそうとしているドクター・ショールのビジネスを大きく飛躍させるでしょう。ドクター・ショールとともに、オンデマンド・マニュファクチャリングを前進させることに興奮しています」とコメントしている。 Wiivvは3Dプリンターを使ったカスタマイズド・インソール製造のパイオニアで、2016年からすでにサービスを開始している。同年に同社はカスタマイズド・インソール製造のキックスターターキャンペーンを立上げ、資金調達に成功している。 ドクター・ショールは1906年設立のフットケアブランド。インソールなどのフットケア製品の他、ホームケア製品やトイレタリー製品なども製造している。
掲載日:2019年1月8日:マッシブ・ディメンションが大型ペレットエクストルーダーをリリース
マッシブ・ディメンションが大型ペレットエクストルーダーをリリース米バージニア州に拠点を置く3Dプリンター用エクストルーダーメーカーのマッシブ・ディメンションが、大型ペレットエクストルーダーをリリースした。 これまでの一般的なFDM方式の3Dプリンターは、リールに巻いたフィラメントを溶融して造形するタイプのものがほとんどで、造形サイズや造形スピードに一定の限界があった。マッシブ・ディメンションが開発したエクストルーダー「MDPH2」は、ペレットを帆っとエンドのヒーターで一気に溶融し、大量に吐出することでより多くのサイズの造形物をより速く造形することを可能にしている。 MDPH2は最大450℃まで加熱することが可能で、一般的に使われるABSやPLAなどのポリマー素材に加え、PEEKやULTEMといったエンジニアリングプラスチック系素材も利用出来る。 MDPH2の価格は4,949ドル(約54万4千円)で、エクストラノズル二つ、モータードライバー、電源ケーブルが付属している。 大型のFDM方式の3Dプリンターを求めるニーズは、製造業や建設業において昨今急速に高まってきている。ドイツのビッグレップが造形サイズ1立方メートルの大型3Dプリンターをリリースしている他、スペインやポーランドのメーカーも、造形サイズ1立方メートルを超える大型3Dプリンターをリリースしている。FDM方式の3Dプリンターは、造形サイズの大型化と、造形スピードの高速化を競うフェーズに突入している。
掲載日:2019年1月7日:カナダのスタートアップ企業がウッドベースのバイオプラスチックフィラメントを開発
カナダのスタートアップ企業がウッドベースのバイオプラスチックフィラメントを開発カナダのスタートアップ企業が、ウッドベースのバイオプラスチックフィラメントを開発したとして話題になっている。 開発したのはカナダのアドバンスド・バイオカーボン3D社。同社によると、同社のバイオプラスチックフィラメントはポプラの廃材を原料に、植物由来プラスチックと混ぜ合わせて作られているという。また、一般的なバイオプラスチックよりも耐久性と耐熱性に優れていて、エンジニアリンググレードの完成品部品製造などに適しているという。 バイオプラスチックの大きな利点は、元来地上にある植物を原料とするため地上の二酸化炭素の増減に影響を与えないカーボンニュートラルの性質を持っている点にある。アドバンスド・バイオカーボン3Dのキム・クラッセン氏は、「我が社のバイオプラスチック製品はカーボンネガティブであり、大気中の温室ガスを削減する機能を持っています。すべての原料がサスティナブルで再生可能な天然由来物で作られているからです」とコメントしている。 アドバンスド・バイオカーボン3Dは現在バイオプラスチックフィラメントの量産化を進めていて、今年の第一四半期内に正式に販売を開始したいとしている。 アドバンスド・バイオカーボン3Dは2016年設立。フランスの世界的アクセラレーターのハロー・トゥモローが選ぶ世界最先端テクノロジー・スタートアップ企業500社にも選ばれている。
掲載日:2019年1月6日:ニュートロジーナがAIを使ったパーソナライズドフェイスマスク製造サービスを開始
ニュートロジーナがAIを使ったパーソナライズドフェイスマスク製造サービスを開始ジョンソン・エンド・ジョンソンのスキンケアブランドのニュートロジーナが、AIを使ったパーソナライズドフェイスマスク製造サービスを開始するとして話題になっている。来週から開催されるラスベガス家電見本市(CES)で公開される。 ニュートロジーナ・マスクiDと名付けられたサービスは、女性一人ひとりの顔の形状に合わせたシート状のフェイスマスクを3Dプリンターで製造するもの。利用者はマスクiDのアプリをスマートフォンにインストールし、スマートフォンのカメラで自分の顔を撮影する。撮影されたデータはニュートロジーナの解析ソフトのニュートロジーナ・スキン360に送られ、AIが顔の部位ごとに必要な栄養素などを分析し、フェイスマスクをデザインする。栄養素の中には肌の状態を改善するためのビタミンCやヒアルロン酸などの栄養素が含まれているという。 フェイスマスクはアプリから直接注文でき、3Dプリンターで製造された後、直接ユーザーへ送られる。 マスクiDを実際に使ってみたユーザーの声として、ジョンソン・エンド・ジョンソンのセバスチャン・ギロン氏は、「お客様は、一人ひとりのスキンケアニーズに応じたパーソナライズド・スキンケアソルーションがもっと早くから存在していればとおっしゃっています。そうした未対応のニーズに対して、シートマスクは完ぺきなソルーションになると思います」とコメントしている。 マスクiDの正式リリースは今年第三四半期からになる見込み。当面はアメリカ市場限定で、価格は未定となっている。
掲載日:2019年1月5日:コロンビア大学の研究員が調理可能なフード3Dプリンターを開発
コロンビア大学の研究員が調理可能なフード3Dプリンターを開発コロンビア大学の研究員が調理可能なフード3Dプリンターを開発しているとして話題になっている。 コロンビア大学のジョナサン・ブルティンガー氏が開発しているフード3Dプリンターは、一般的なフード3Dプリンターと同様に、ジェル状の食物素材を吐出して立体物を造形するタイプのフード3Dプリンター。一般的なフード3Dプリンターでは、フード3Dプリンターで立体物を造形し、調理そのものはオーブンなどで行うタイプが多い。一方、ブルティンガー氏が開発中のフード3Dプリンターは、造形した立体物にレーザービームを照射し、調理も行う。 ブルティンガー氏はまた、3Dプリンターで造形する食品のレシピを共有し、インターネットを経由して自由にダウンロードしてもらうことも検討しているという。「(フード3Dプリンターで調理した料理が)気に入ったら、そのレシピを友人へ送ってあげて、同じ料理を即座に調理してもらうことなども可能になります」と同氏はコメントしている。 また、多くのフード3Dプリンターと同様に、利用者一人ひとりの健康状態やダイエットなどに応じてレシピをカスタマイズすることも可能になるという。 一般的なフード3Dプリンターがこれまでにあまり普及していないことについて、ブルティンガー氏はマーケティングの重要性を指摘している。「現時点では、フード3Dプリンターについての消費者の反応は必ずしも好ましいものではありません。しかし、フード3Dプリンターの健康上のベネフィットや、レシピ共有機能などの利便性を消費者が理解し始めたら、状況は変わってくるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2019年1月4日:オランダのCybe建設がサウジアラビア初の3Dプリント住宅を二日で建設
オランダのCybe建設がサウジアラビア初の3Dプリント住宅を二日で建設オランダのCybe(サイビー)建設が、サウジアラビア初の3Dプリント住宅をわずか二日で建設したとして話題になっている。 3Dプリント住宅は箱型のデザインで、一階建ての平屋住宅。コンクリートを原料に、大型建設3Dプリンターで積層造形された。窓枠などは後付けで取り付けられたと見られる。 サウジアラビア初の3Dプリント住宅は、リヤド市内にあるサウジアラビア建設省所有地内に建設された。プロジェクトの責任者のナジ・アタラー氏によると、プロジェクトの目的は3Dプリント住宅の経済合理性を検証し、民間の建設会社へ建設3Dプリンティングへの進出を促すこととしている。 アタラー氏は、「この実験プロジェクトは、未来の建設の明確なアイデアを我々に示してくれます。また、(2030年までに国民の住宅保有率を70%に上げるという)サウジアラビアの国家プロジェクトを実現するための主な技術になるでしょう」とコメントしている。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。Cybe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設している。
掲載日:2019年1月3日:2019年の3Dプリンターの世界を占う②
2019年の3Dプリンターの世界を占う②3.建設3Dプリンターは実用レベルへ 今年は建設3Dプリンターが実用レベルで使われる年になるだろう。建設3Dプリンターはこれまでにアメリカ、中国、ロシア、イタリア、オランダ、フランス、デンマーク、スロベニアなどで開発されているが、多くはトライアルフェーズにとどまっている。一方、フランスとアメリカで実際に人が住むことを目的にした住宅が建設3Dプリンターで建設されていて、今年はその動きが本格化すると予想する。住宅そのもののレベルが向上し、建設許可などを取得して建設されるケースが一般化し、多くの実用レベルの住宅が建設3Dプリンターで建設されることになるだろう。 4.医療用3Dプリンターの導入がさらに進む また、今年は医療用3Dプリンターの導入がさらに進む一年になるだろう。医療用バイオ3Dプリンターのみならず、医療モデル作成用3Dプリンターや、錠剤製造用3Dプリンターといった特定の用途や機能に特化した3Dプリンターの導入が各所で進むだろう。 昨年はマサチューセッツ工科大学の研究チームが3Dプリンターで患者一人ひとりにあわせてカスタマイズした錠剤デバイスを3Dプリンターで製造して話題になったが、今年もそういった類のニュースが頻発する可能性が高いと予想する。 我が国の医療現場でも3Dプリンターの導入は着実に進んでいて、今年もそのトレンドが維持されるだろう。特に矯正機器などの製造を3Dプリンターで行うケースなども出始めており、大型3Dプリンターが病院に導入されるケースなども出てくる可能性がある。
掲載日:2019年1月2日:2019年の3Dプリンターの世界を占う①
2019年の3Dプリンターの世界を占う①1.FDM方式の3Dプリンターは大型化・高速化へ いわゆる一般的なFDM方式(ME方式)の3Dプリンターは今年、大型化・高速化がさらに進むだろう。ドイツのビッグレップが既に1m X 1m X 1m の造形サイズの大型FDM3Dプリンターをリリースしているが、他のメーカーも同程度か、さらに大型のFDM3Dプリンターをリリースしている。大型のモックアップ製造、プロトタイプ製造、広告クリエイティブ制作などで大型3Dプリンターの導入が世界的に進んでおり、そのトレンドがさらに加速する可能性が高い。また、造形技術も革新が進んでおり、造形スピードがさらに高速になるだろう。 国内のメーカーでもFDM方式の3Dプリンターの大型化を目指す機運が高まってきており、欧米メーカーに追随する会社が出てくる可能性が高い。早ければ年内にも国産大型FDM3Dプリンターがリリースされるだろう。 2.SLS、インクジェット方式の3Dプリンターはさらに高速化へ また、SLS方式の3Dプリンターとインクジェット方式の3Dプリンターは、今年さらに高速化が進むだろう。いずれも造形光源のマルチ化やヘッドの複数化などが進んでおり、造形スピードは新たな次元に突入しつつある。今年は各メーカーがこぞって激しいスピード競争を繰り広げるだろう。 また、一般的にメタル系の3Dプリンターも大型化が進んでおり、今年もそのトレンドが持続するだろう。特に複数軸のロボットアーム型のメタル3Dプリンターの大型化が顕著で、そのトレンドが持続するだろう。
掲載日:2019年1月1日:2019年新年のごあいさつ
2019年新年のごあいさつ新年明けましておめでとうございます。いつも世界の3Dプリンターニュース「セカプリ」をご愛読いただき、誠にありがとうございます。本年が読者の皆様にとりまして恵豊かな一年と年となりますよう、スタッフ一同祈念しております。 本年も世界中から最新の3Dプリンター関連ニュースをお届けする所存、いっそうのご愛顧をよろしくお願いいたします。 「セカプリ」スタッフ一同


掲載日:2018年12月31日:ポルトガルとノルウェーの研究チームが6軸のメタル3Dプリンターを開発
ポルトガルとノルウェーの研究チームが6軸のメタル3Dプリンターを開発ポルトガルとノルウェーの研究チームが6軸のメタル3Dプリンターを開発したとして話題になっている。 開発したのはポルトガルのコインブラ科学技術大学と、ノルウェー科学技術大学の技術パートナーのSINTEF社の共同研究チーム。研究チームを率いたコインブラ科学技術大学のノルベルト・ピレス教授は、同メタル3Dプリンターはあらゆる角度からの造形が可能で、特に航空宇宙やエネルギーのセクターで、大型造形物の製造などに使えるとしている。 同プリンターは、ピレス教授らが「同時シミュレーション」と呼ぶ技術をベースにしているという。同時シミュレーションについてピレス教授は、「同時シミュレーションは複数の変数とパラメーターを、例えばプリント温度や素材のフェーズチェンジなどを、モニタリングしながら異常を検知して修正します。修正しながらプリントするので、高いプリント精度が確保できます」と説明している。 同プリンターは現在トライアルフェーズにあり、最終的に市場にリリースされた際の価格は200万ユーロ(約2億5千万円)程度になるという。なお、同プリンターに対しては現時点でインドの製鉄大手のタタ製鉄が導入に関心を示しているという。
掲載日:2018年12月30日:マサチューセッツ工科大学の研究チームらがコントローラブル錠剤を3Dプリンターで製造
マサチューセッツ工科大学の研究チームらがコントローラブル錠剤を3Dプリンターで製造マサチューセッツ工科大学の研究チームらがコントローラブル錠剤を3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 製造に成功したのはマサチューセッツ工科大学、テクノロジー開発企業のドレイパー、ブリガム・アンド・ウイメンズ病院の合同研究チーム。ブルートゥース・ワイヤレス技術を用い、投薬された患者の体内の適切な場所で適切な量の薬剤をデリバリーするという。また、薬剤は患者一人ひとりに合わせてカスタマイズ製造されるという。なお、コントローラブル錠剤はフレキシブルポリマーを素材にしている。 コントローラブル錠剤は胃の中に1か月程度常駐し、患者のスマートフォンからリモートコントロールする。特に長期の治療が必要な患者に適切な量の薬剤を投与することが可能になるとしている。 研究チームは、コントローラブル錠剤は投与された体内で患者の感染状態やアレルギー反応などを検知し、適切な処置を施すことも可能だとしている。また、ウェアラブルデバイスと通信し、患者のかかりつけ医のスマートフォンにデータを送信することも可能だとしている。 コントローラブル錠剤は水溶性カプセルに入れて投与され、胃の中でカプセルが解けると自動的にアームを伸張させ、動作を開始するという。
掲載日:2018年12月29日:ハンブルグ工科大学が女子生徒専用のSTEM教育キャンプを開催
ハンブルグ工科大学が女子生徒専用のSTEM教育キャンプを開催ドイツのハンブルグ工科大学が、女子生徒専用のSTEM教育キャンプを開催していたことがわかった。 今年7月に開催されたキャンプは1週間のキャンプで、小学6年生から高校3年生までの女子生徒が参加したという。ドイツ国内のみならず、スペイン、イギリス、オランダ、イタリア、イスラエルの生徒も参加したという。 キャンプでは3Dプリンティング、レーザーカッティング、エングレービングなどの各種の工作技術に加え、コンピューターサイエンス、電子工学、CADプログラミングの基礎などの教育プログラムが提供された。 各種の教育プログラムに加え、オラクルのバウムガートル・セールスマネージャーや、リンクトインのウィットマン・ディレクターといった、現在各界で活躍中の現役女性ビジネスリーダーによるトークセッションなども提供された。 キャンプの開催責任者は、「ハイテク業界のリーダーの間には大きなジェンダーギャップが存在しています。また、ビジネス界でも政治の世界でも、女性が重要な地位を占めるケースが極めて少ないのが実情です。ロボティクスは特に成長著しい分野であり、各種の産業を大きく転換する力を秘めています。そうした分野に、より多くの女性の関与が必要です」とコメントしている。
掲載日:2018年12月28日:工業用3Dプリンター市場が2024年に70億ドル規模に成長
工業用3Dプリンター市場が2024年に70億ドル規模に成長工業用3Dプリンター市場が2024年に70億ドル(約7,700億円)規模に成長すると予想したレポートが発表された。 市場調査会社のマーケット・リサーチエンジンが発表したレポート「工業用3Dプリンティング市場」によると、工業用3Dプリンターのグローバル市場は年率27%の成長率で成長を続け、2024年までに70億ドル規模に到達するとしている。 市場拡大を牽引する主なプレーヤーとして、同レポートはスリーディーシステムズ、ストラタシス、EOS、マテリアルズ、ExOne、ヴォクセルジェット、エンビジョンテック、アーカム、コンセプトレーザー、オプトメック、SLMソルーションなどを挙げている。 エリア別では、アメリカ市場が最大のシェアを占め、欧州と中国の市場が続くとしている。 一方、別の市場調査会社のIDCは、全世界の3Dプリンター関連市場が2022年までに230億ドル(約2兆5,300億円)規模に到達するというレポートを句会している。それによると、3Dプリンター本体、3Dプリンター用素材、3Dプリンター関連ソフトウェア、3Dプリンター関連サービスなどのグローバルでの支出額は、2022年まで年率18.4%の成長率で成長を続け、同規模に到達するとしている。同レポートは、3Dプリンター本体と3Dプリンター用素材の支出額が全体の三分の二を占め、市場拡大を牽引するとしている。
掲載日:2018年12月27日:セールボートのハルを世界で初めて3Dプリンターで製造
セールボートのハルを世界で初めて3Dプリンターで製造イタリアのスタートアップ企業のOCore社が、セールボートのハル(船体)を世界で初めて3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 大手CADソフトメーカーのオートデスクなどの支援を受けて立ち上げられたプロジェクトは、来年9月に開催されるミニ・トランサット・オーシャン・レース2019への出場を目指すもので、ハルそのものはイタリアのシルコロ・デラ・ベラ・シシリア・セーリングクラブに設置された大型3Dプリンターで製造された。素材はカーボンファイバーで強化されたハイパフォーマンス・ポリミアド「LUVOCOM 3F PAHT CF」が使われたという。 ミニ・トランサット・オーシャン・レース2019はフランスからスタートし、カナリー島を経由してブラジルまでの4000マイル(約6,400キロメートル)を競う過酷な大西洋横断レース。ハルには相当の強度と耐久性が求められている。 OCoreのマネージングディレクターのダニエル・セボラ氏は、「(ハルの製造に3Dプリンターを使ったことで)構造的に極めて複雑なデザインを施すことが可能になりました。また、軽量で耐久性のある船体を作ることができました。3Dプリンター以外ではありえなかったことです」とコメントしている。 レーシングカーのパーツなどを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まってきているが、長さ6.5メートルの大型の造形物を3Dプリンターで製造するケースは珍しい。
掲載日:2018年12月26日:3Dハブズがアメリカにビジネス拠点を設立へ
3Dハブズがアメリカにビジネス拠点を設立へ世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのスタートアップ企業の3Dハブズが、アメリカにビジネス拠点を設立する。 新たにアメリカに設立される3Dハブズ・マニュファクチャリングLLCは、3Dハブズの「フルフィルド・バイ・3Dハブズ」戦略の一環として設立される。3Dハブズ・マニュファクチャリングLLCは、アメリカ国内の全ユーザーに3Dプリンティングサービスを提供する。 3Dハブズ・マニュファクチャリングLLCでは、FDM、SLA、SLS、HPマルチジェット・フュージョンの、各種のハイエンド3Dプリンターが利用できるとしている。なお、最低発注金額は35ドル(約3,850円)となっている。 3Dハブズは、今日までに世界中の3Dプリンターオーナーをネットワーク化し、ユーザーとマッチングするビジネスモデルを構築してきた。ところが、今年9月からビジネスモデルを転換し、3Dハブズが認定したパートナーにのみ製造を委託し始めた。これにより、それまでネットワークに参加していた多くの個人の3Dプリンターオーナーが3Dハブズのネットワークから外されることとなった。現時点では、3Dハブズの認定パートナーは、一定の事業規模を持つ企業に限定されているものと見られる。 3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。
掲載日:2018年12月25日:ステファン・リット氏が3ユアマインドのグローバルマーケティング担当役員に就任
ステファン・リット氏が3ユアマインドのグローバルマーケティング担当役員に就任ベルリンに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング・ソフトウェア開発の3ユアマインドのグローバルマーケティング担当役員にステファン・リット氏が就任した。リット氏は3ユアマインドの欧米市場での販売拡大を目指すこととなる。 リット氏はハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズ出身。SLMソルーションではグローバルマーケティング・コミュニケーション担当副社長を四年間務めた。 リット氏はまた、ドイツ標準化研究所航空宇宙ワークグループのアディティブ・マニュファクチャリング部会議長も務め、アディティブ・マニュファクチャリング関連教育プログラムの開発にも関わった。 リット氏の就任について、3ユアマインドのアレキサンダー・チゼックCEOは、「過去数年かけて、我々はクリエイティブで国際的で、モチベーションの高いチームを築き上げてきました。ステファン・リットがチームに合流することで、アディティブ・マニュファクチャリングを向上させるという我々のミッション実現をさらに確たるものにできるでしょう」とコメントしている。 3ユアマインドは2013年設立のスタートアップ企業。サービスビューロー比較サイトの運営の他、3DCADソフト用プラグインソフトなどのアディティブ・マニュファクチャリング関連ソフトウェアを開発している。
掲載日:2018年12月24日:グラビティ・インダストリーズがEOSのメタル3Dプリンターでジェットスーツを製造
グラビティ・インダストリーズがEOSのメタル3Dプリンターでジェットスーツを製造イギリスのエンジニアリング企業のグラビティ・インダストリーズが、EOSのメタル3Dプリンターでジェットスーツを製造したとして話題になっている。 ジェットスーツは人間の体に装着するタイプで、腕の部分に装着された四基の小型ジェットエンジンから空気を噴出して飛行する。先月ドイツで開催されたformnext 2018で、グラビティ・インダストリーズ創業者のリチャード・ブラウニング氏自らが装着してデモンストレーションフライトを行い、話題を集めた。なお、ジェットスーツのエンジンは最大1,000bhp出力でき、最大時速70キロメートルで飛行できるとしている。 EOSはグラビティ・インダストリーズと設立当初より協業し、ジェットスーツのパーツの製造を受け持ってきている。同社との協業について、EOSのチーフ・デジタル・オフィサーのガンゴール・カラ氏は、「工業3Dプリンティングのパイオニアとして、EOSはグラビティ・インダストリーズと同じイノベーション・スピリットを持っています。ジェットスーツの開発については、グラビティ・インダストリーズは安定した、より軽量の最適化された部品を必要としていました。その領域こそ、アディティブ・マニュファクチャリングがもっとも活躍できる領域なのです」とコメントしている。 グラビティ・インダストリーズは2017年設立。設立当初よりジェットスーツの開発を事業目的にしている。同社のジェットスーツはすでに販売が開始され、世界中で利用が始まっている。
掲載日:2018年12月23日:アレフ・オブジェクトのCEOにグラント・フラハーティ氏が就任
アレフ・オブジェクトのCEOにグラント・フラハーティ氏が就任コロラド州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクトのCEOにグラント・フラハーティ氏が就任した。アレフ・オブジェクトの創業者ジェフ・モー氏が明らかにした。 フラハーティ氏はこれまでにアレフ・オブジェクツの社長を務め、同社の3DプリンターLulzBotシリーズの拡販などに貢献してきた。今回新たにCEOに就任することで、より大きな権限を獲得することになる。 また、アレフ・オブジェクツのCTOにスティーブン・アバディ氏が就任する。アバディ氏は2011年にアレフ・オブジェクツに入社し、これまでにCOOを務めてきた。アバディ氏は今後、アレフ・オブジェクツの技術部門を統括することになる。アバディ氏は特に、アレフ・オブジェクツが開発中の小型3Dプリンター「エアロストルーダーV2マイクロ」の開発に注力するものと見られている。 新たな人事についてジェフ・モー氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術は想像を絶するスピードで発展し続けています。今回の人事により我が社は新製品開発にフォーカスすることが可能になります」とコメントしている。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、業績を伸ばしている。同社は昨年アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2018年12月22日:オーロラ・ラブズがウォーリー・パーソンズと3Dプリンティング・ジョイントベンチャーを形成
オーロラ・ラブズがウォーリー・パーソンズと3Dプリンティング・ジョイントベンチャーを形成オーストラリアのメタル3Dプリンターメーカーのオーロラ・ラブズが、オーストラリアのエンジニアリング企業のウォーリー・パーソンズと3Dプリンティング・ジョイントベンチャーを形成し、話題になっている。 アディティブ・ナウと名付けられたジョイントベンチャーは両社が対等出資するもので、主に石油・ガス業界、鉱業、大規模インフラストラクチャー開発業界向けに各種のアディティブ・マニュファクチャリング・サービスを提供するとしている。 オーロラ・ラブズは、主にメタル3Dプリンティング、メタルパウダー選定、パーツデザイン、パーツ認証などの領域でコンサルティング・サービスを提供する。 ジョイントベンチャーの形成についてオーロラ・ラブズのマネージングディレクターのデービッド・バッジ氏は、「このジョイントベンチャーはオーロラ・ラブズと3Dプリンティング業界全体にとって重要なステップとなります。様々な業界のお客様を支援し、3Dプリンティングソルーションを通じて多くのアドバンテージを獲得していただければ幸いです」とコメントしている。 オーロラ・ラブズは2014年設立。オーストラリアのパースに拠点を置き、LFT技術を使ったメタル3Dプリンターを製造している。同社は2016年に世界で初めてS-チタンベースのメタル3Dプリンターをリリースしている。 ウォーリー・パーソンズは1971年設立。オーストラリアのノースシドニーに拠点を置き、主に石油・ガス業界でエンジニアリング関連コンサルティングを提供している。