一般社団法人日本3Dプリンター協会(J3DA)について

2012年の後半頃から各種メディアで頻繁に取り上げられた3Dプリンターは、実際には1980年代より研究開発されてきた技術であり、約30年の年月を経て今まさに普及期に入りました。
3Dプリンターとは本来三次元の構造物を作る積層造形装置(Additive manufacturing 装置)の中でも、一部の安価なモデルを指す言葉でしたが、日本においては積層造形装置全体を示す言葉として定着しました。この3Dプリンターに関わる会社や個人は3Dプリンターメーカー、プリンターユーザー、造形したものを利用するエンドユーザーやこれらに関連する業界や人々と多岐にわたります。
本協会は3Dプリンターに関係する様々な分野の中で、特にものづくりの産業用途展開や新ビジネス開発にフォーカスして、この分野の発展を推進し、日本の新しい時代のものづくり産業や新ビジネスを創出することを目標として活動する会です。
この分野に関係する産業用3Dプリンターメーカーや装置を実際に使って部品やものを製造するメーカー、製造した部品を利用するメーカー、これらに関係するサービスを提供する会社、そして3Dプリンターを利用して地域の活性化や起業家の育成を検討している行政や地域の産業団体等の関係者の皆様が集結し、新しいものづくりに関係する技術と情報と人が集まり、有機的に結合するハブとなることを目指しています。
また、さらには3Dプリンター産業の裾野を広げるべく、一般市民の皆様や学生、児童に対しても3Dプリンターの普及、啓蒙、教育活動を推進して参ります。

News

2018.12.10
セミナーご参加の御礼
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2018.11.20
セミナーのお知らせ
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 11月にドイツで開催された世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。今年も視察報告セミナーを開催いたします。
2017.12.20
セミナーご参加の御礼
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
   
2016.12.26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015.12.11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2014.10.14
2014年10月一般社団法人日本3Dプリンター協会設立 山口修一が代表理事に就任しました。

講演・セミナー・イベント情報

2018.12.10
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2018年12月7日(金)
     開催場所:AP品川アネックス
※満席によりお申し込みは終了しました  
2017.12.14
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2017年12月15日(金)
     開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました     
2016.12.26
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.12.11
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター
最前線」

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.1.20
「EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来」
開催日  :2015年1月21日(木)
開催場所 :(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2018.12.17
「formnext2018 報告レポート」先行予約開始
購入申し込みはこちら
2018.1.22
「formnext2017 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2017.6.21
「formnext2016 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2015.12.22
「euromold2015 & formnext2015 報告レポート」販売
予約申し込みはこちら
2015.2.25
「EuroMold 2014 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2014.12.22
2015年「EuroMold 2014 最新レポート」販売

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世界の3Dプリンターニュース 抜粋               全てのニュースを見る

掲載日:2019年5月8日:IVIのキックスターターキャンペーンの資金調達額が100万ドルを突破
Tiko似のオールインワン型3Dプリンター「IVI]のキックスターターキャンペーンの資金調達額が100万ドル(約1億1千万円)を突破した。キャンペーン終了まで9日を残した現時点で、1,978人のバッカーから1,068,863ドル(約1億1,757万円)を集め、100万ドルを突破する大ヒットキャンペーンとなっている。 IVIのキャンペーンページでは、引き続きバッカーによる熱心な議論が展開されている。キックスターターのFAQでは、「IVIは新たなTikoではないのか、プロジェクトが無事に完了することをどうやって保証するのか」といった質問も投げかけられている。 問いに対してIVIの担当者は、「他のキャンペーンもそうであるように、我々は成功を100%保証することはできません。しかし、ご入金いただいたお金の記録を残すこと、製造方法を慎重に選択すること、すべてのプログラムの採算性とリスク評価を行うこと、最低週に一度プロジェクトの進捗状況を報告すること、すべての支出の情報を公開すること、をお約束します」と回答している。 Tikoは300万ドル(約3億3千万円)の資金を集めて破綻した、キックスターター史上最悪レベルの3Dプリンター詐欺事件とされる。3Dプリンターユーザーの中には、IVIとTikoの類似性を指摘する人が少なくない。
掲載日:2019年5月7日:アレフ・オブジェクツが新型3Dプリンター「LulzBot Mini 2」をリリース
コロラド州に拠点を置くアメリカの3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、新型3Dプリンター「LulzBot TAZ ワークフォース」をリリースした。前機種のLulzbot TAZ6 3Dプリンターに改良を加えたもので、より高精度の3Dプリンティングが可能になったとしている。 「LulzBot TAZ ワークフォース」のリリースについて、アレフ・オブジェクツのスティーブン・アバディCTOは、「我々のTAZ3Dプリンターのユーザーは、3Dプリンティングの現場でも最も要求基準が厳しい環境で3Dプリンターを使っておられます。このTAZワークフォースは、これまでにいただいた多くのフィードバックを反映し、フレームの強化、電気回路の改善などの改良を加え、より高い3Dプリント品質を確保しています」とコメントしている。 「LulzBot TAZ ワークフォース」はTAZ6 3Dプリンターより14%大きな造形サイズ(280 mm x 280 mm x 285 mm)を持ち、ヘッドの溶融温度が最大360℃で、エンジニアリングプラスチックなどの各種の素材に対応できる。なお、「LulzBot TAZ ワークフォース」の価格は2,950ドル(約324,500円) アレフ・オブジェクトはコロラド州らブランドに拠点を置く2011年設立のスタートアップ企業。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、主に自動車、消費財メーカー、航空宇宙、防衛産業、医療、教育などのセクターを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年5月6日:マークフォージドが難燃材3Dプリンター用素材「Onyx FR」を開発
アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、難燃材3Dプリンター用素材「Onyx FR」を開発した。難燃材3Dプリンター用素材が開発されたのは史上初と見られる。 Onyx FRはカーボンファイバーを配合したナイロン製の素材。高い防火・耐熱性能が求められる航空宇宙、防衛産業、自動車産業などでの利用を想定しているという。なおOnyx FRは自己消炎性素材であり、一般的なABSの1.4倍の強度を持っているという。 マークフォージドの製品開発担当副社長のジョン・レイリー氏は、「Onyx FRは高い防火安全基準を満たすことから、自動車、航空宇宙、防衛産業におけるさまざま活用の可能性を提供します。Onyx FRで作られたパーツは、航空機の製造に使われるグレードのアルミニウムと同等の強さを持つ一方、重量は半分です」とコメントしている。 マークフォージドは、独自開発したアトミック・ディフュージョン・アディティブ・マニュファクチャリング技術をベースにしたメタル3Dプリンター「メタルX」を製造している。メタルXは、これまでにGoogle、Amazon、フォード、NASA、アメリカ空軍などに採用されている。同社にはIT業界大手マイクロソフトが投資している事でも知られている。 マークフォージドはマサチューセッツ工科大学出身のエンジニア、グレッグ・マーク氏が2013年に立ち上げた。
掲載日:2019年5月5日:ディール・アビエーションが世界最大の航空機用内装部品を3Dプリンターで製造
航空機用内装機器・部品製造大手のディール・アビエーションが、世界最大の航空機用内装部品を3Dプリンターで製造した。カーテン・コンフォート・ヘッダーと呼ばれるカーテンレールで、大きさは1,140 x 720 x 240mm。カタール航空が導入するエアバスの最新シリーズ「エアバスA350XWB」内に導入される。 ディール・アビエーションは12か月前にプロジェクトを立上げ、FDM方式の3Dプリンターで製造、EASA認証を取得した。 従来の製造方法では、カーテン・コンフォート・ヘッダーは12の部品で構成されていて、それらを材料ごとに指定された方法で組み合わせる必要があった。3Dプリンターで製造することで部品点数を減らし、部品同士を接着剤でつないで組み合わせることが可能になったという。 ディール・アビエーションでは、エアバスA350XWB用カーテン・コンフォート・ヘッダーは、今後すべて3Dプリンターで製造するとしている。 ディール・アビエーションは1957年設立、ドイツ・ハンブルグに拠点を置く航空機用内装機器・キャビン用機器製造メーカー。同社の製品はエアバス、ボーイング、ボンバルディア、エンブラエルなどの航空機メーカーに採用されている。
掲載日:2019年5月4日:ストラタシスが2019年度第一四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2019年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上は1億5530億ドル(約170億830億円)で、前年同期から1%増加した。GAAPベースの営業収支は330万ドル(約3億6300万円)の赤字で、前年同期よりも赤字額は減少した。また、GAAPベースの経常収支は230万ドル(約2億5300億円)の赤字だった。非GAAPベースの営業収支は680万ドル(約7億4800万円)の黒字だった。 同期間中に獲得したオペレーションキャッシュフローは460万ドル(約5億600万円)で、期末時点での同社が保有する現金または現金相当資産の合計は3億6780万ドル(約404億5800万円)となった。 売上の内訳は、3Dプリンター製品売上が1億510万ドル(約115億6100万円)で、サービス関連売上が5020億円(約55億2200万円)だった。 決算の発表を受け、ストラタシスのエラン・ジャグロムCEOは、「第一四半期にトップラインの結果を出せたことを嬉しく思います。特に北米市場における強いパフォーマンスを示せたことが大きいです。また、非GAAPベースでは利益を確保できました。今後もコスト管理を徹底し、株主価値を創造してゆきたいと思います」とコメントしている。 なお、ストラタシスのライバル企業のスリーディーシステムズも、アメリカ現地時間の5月7日に2019年度第一四半期決算の発表を予定している。
掲載日:2019年5月3日:オランダのデザインスタジオが海洋投棄された漁網から3Dプリント・アクセサリーを製造
オランダのデザインスタジオが、海洋投棄された漁網から3Dプリント・アクセサリーを製造して話題になっている。 オランダのロッテルダムに拠点を置くデザインスタジオのニュー・ロウは、漁師やダイバーと協働で海洋投棄された漁網を回収し、3Dプリンター用フィラメントにリサイクルしている。フィラメントはウルチメーカーの3Dプリンターで3Dプリントされ、食器や花瓶などの各種のアクセサリーにリサイクルされている。 回収された漁網はプラスチックの種類や色ごとに選別され、ニュー・ロウの3Dプリンティングラボにてフィラメントに加工されている。 ニュー・ロウによると、漁網は海洋に投棄されるゴミの中で最も危険なもので、特に海底に残された漁網は魚類を捉える網となり、実際に多くの魚の命を奪っているという。ニュー・ロウは、漁網をアクセサリーにリサイクルすることで、漁網を含む海洋ゴミの危険性を世に訴えたいとしている。 ニュー・ロウは、今年一月にもギリシャで同様のプロジェクトを展開している。ギリシャでは、海洋投棄されたゴミを屋外家具にリサイクルし、各地に設置して話題を集めた。 ニュー・ロウでは、海洋投棄されたゴミをリサイクルする新たなプロジェクトを、今後数か月内に立ち上げるとしている。
掲載日:2019年5月2日:オーストラリアのサービスビューローが世界最大のチタン製ドローンを3Dプリンターで製造
オーストラリアのアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローのティトミックが、世界最大のチタン製ドローンを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 ティトミックが製造したのは直径1.8メートルの大きさのUAV(Unmanned Aerial Vehicle )で、同社が開発したメタル3Dプリンター「TKF9000メタル3Dプリンター」で製造された。製造されたドローンはオーストラリア軍や警察へ納入される予定。 ティトミックのマネージングディレクターのジェフ・ラング氏は、「オーストラリアの資源、製造能力、そしてイノベーションを使って防衛関連の仕事ができることにエキサイトしています。特に、このイノベーションはオーストラリアの国益になり、防衛力を強化するという果実をもたらすと信じています」とコメントしている。 ドローンの製造に3Dプリンターが使われるケースは世界的に増えてきているが、チタン製ドローンを3Dプリンターで製造するのは今回が史上初と見られる。 ティトミックは2014年設立、オーストラリアのメルボルンに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューロー。メタル3Dプリンターを使った3Dプリンティングサービスを中心に、ラピッドプロトタイプやメタルフィニッシュ・サービスなどを提供している。
掲載日:2019年5月1日:リラティビティがタイの小型通信衛星を打ち上げへ
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ(旧社名リラティビティ・スペース)が、タイの宇宙企業ミュースペースの通信衛星を打ち上げる。リラティビティのロケット「テラン1」を使い、2020年末頃に打ち上げる。リラティビティにとっての初の打上げとなる。 リラティビティのティム・エリスCEOは、「何が革新的かというと、従来のロケット製造方法では18か月の時間を要していたのに対し、我々はわずか60日でロケットを製造することが可能だということです。リラティビティは競合企業のどこよりも速くロケットを製造できます。サプライチェーンからデザイン、あるいは製造工程そのものまで、3Dプリンティング技術が大きく変えています」とコメントしている。 リラティビティによると、同社のロケットは競合他社のロケットよりも100分の1の数の部品で組み立てられているとしている。また、テラン1の打ち上げコストは、わずか1000万ドル(約11億円)程度だとしている。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに4,500万ドル(約47億円)を出資している。
掲載日:2019年4月30日:ドイツのPERIグループがCOBODインターナショナルとディストリビューター契約を締結
ドイツの建設会社のPERIグループが、デンマークのCOBODインターナショナルとディストリビューター契約を締結した。これにより、PERIグループが事業を展開しているドイツ、スイス、オーストリアのユーザーへCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターの販売とレンタルが可能になった。 ディストリビューター契約の締結について、COBODインターナショナルのヘンリック・ランド・ニールセンCEOは、「ドイツ、オーストリア、スイスにおけるエクスクルーシブ・ディストリビューターとしてPERIグループとパートナーシップが組めたことを誇りに思います。PERIはこのマーケットで大きな販売力を有し、ディストリビューター契約は既存の建設機器にしか触れていない多くの建設会社に、我々のテクノロジーへのアクセスを提供するでしょう」とコメントしている。 COBODインターナショナルは昨年設立されたスタートアップ企業で、建設3DプリンターのBODシリーズを製造している。BODシリーズは、建設サイズによってBOD1からBOD3まで提供されている。なお、BODシリーズはこれまでにデンマーク、ベルギー、UAEなどで実際の建設工事に使用されている。 PERIグループは1969年設立、ドイツのヴァイセンホルンに拠点を置く大手建設会社。直近の従業員数は8,700人、売上高は14.8億ユーロ(約1,850億円)となっている。なお、同社は2018年10月にCOBODインターナショナルに出資し、株主になっている
掲載日:2019年4月29日:アディダスがヨウジ・ヤマモト氏デザインの3Dプリントシューズを製造
アディダスが日本人デザイナーヨウジ・ヤマモト氏がデザインした3Dプリントシューズを製造し、話題になっている。 「Y3-ランナー4DII」はカーボンの3Dプリンターで製造され、ブラックとレッドの二つのカラーで提供される。価格は600ドル(約66,000円)で、5月2日からヨウジ・ヤマモトのオフィシャルオンラインストアで販売される。 アッパー素材にコットンキャンバスとバックスキンを使用し、インソールなどのパーツが3Dプリンターで製造されている。なお、アディダスは2017年からカーボンのデジタルライト・シンセシス(DLS)技術を使い、3Dプリントシューズを製造している。 「Y3-ランナー4DII」についてアディダスは自社のウェブサイトで、「ヨウジ・ヤマモト氏はデザインにおけるアバンギャルド精神で知られています。(「Y3-ランナー4DII」は)黒のシルエットがいくつもの素材の上に豪華に彩られたデザインになっています」とコメントしている。 ヨウジ・ヤマモト(山本耀司)は東京都出身のファッションデザイナー。1994年にフランス政府から技術文化勲章(シュバリエ)を、2005年に日本政府から日本ブランド創造貢献企業表彰、2006年にイギリス王室ソサエティ・オブ・アーツ賞などをそれぞれ受賞している。
掲載日:2019年4月28日:シェイプウェイズがEtsyとのインテグレーションサービスを開始
3Dプリンティングサービスビューロー・マーケットプレース大手のシェイプウェイズが、ハンドメイドクラフト通販大手のEtsyとのインテグレーションサービスを開始した。これにより、Etsyのショップオーナーは、自分のショップの注文を直接シェイプウェイズで処理することが可能になる。 EtsyのショップオーナーはシェイプウェイズのAPIプラグインをダウンロードし、設定するだけでインテグレーションを利用することがが可能になる。なお、Etsyからの注文をシェイプウェイズがトランザクション処理するごとに5%のトランザクションフィーが課金される。 Etsyでカスタマイズ指輪ショップを運営するオラ・シェクトマンさんは、「今回のインテグレーションサービス開始前は、Etsyで受けたシェイプウェイズ向けの注文の処理を、5-6分の時間をかけて手作業で行っていました。インテグレーションサービスのおかげで、まるで魔法のように瞬時で処理されるようになりました。今後は、より多くの時間を新しい指輪のアイデアとデザインに費やすことができます」とコメントしている。 シェイプウェイズは、同様のインテグレーションサービスをカナダのネット通販大手のShopifyにも提供している。
掲載日:2019年4月27日:オーストラリアのヘアドレッサーがシャンプーボトルの廃材から子供用義手を製造
オーストラリアのヘアドレッサーがシャンプーボトルの廃材から子供用義手を製造して話題になっている。 義手を製造したのはヘアドレッサーのバーニー・クレイブン氏。同氏は二年間にわたり、ヘアサロンで廃棄されるシャンプーボトル廃材のリサイクル方法について検討を重ねてきたという。 クレイブン氏は、「ヘアドレッサーとして40年以上仕事をしてきましたが、ヘアサロンでどれだけ資源が無駄にされているかを見てきました。そしてある時、自分自身がその責任の一端を負っていることに気づきました。今日、多くのものが通常のフィラメントを素材に3Dプリンターで作られています。一方で、誰もリサイクル素材を使っていません。そして、多くの人が義手や義足を必要としていますが、経済的な理由からその願いをかなえられていません」 とコメントしている。 クレイブン氏が3Dプリンターで製造した義手は、12歳のヘイリー・ライトちゃんと11歳のコナー・ウィヴィル君に贈られた。義手の製造には15から20のシャンプーボトル廃材が使われたという。 クレイブン氏は、オーストラリア・クイーンズランド州内の38のヘアサロンからシャンプーボトル廃材を集め、義手用の素材として活用している。
掲載日:2019年4月26日:エンポリオアルマーニが巨大3Dプリントビルボード広告を制作
イタリアのファッションブランドのエンポリオアルマーニが、巨大3Dプリントビルボード広告を制作して話題になっている。新作スニーカーの宣伝用ビルボード広告で、モデルの右足が立体的に浮かび上がり、スニーカーが広告から抜け出すようなデザインになっている。 巨大スニーカーの製造はイタリアのフォトスタジオのカラーゼニスが行った。カラーゼニスのアルド・ネリCEOはプレスリリースで、「エンポリオアルマーニの新たな広告表現を創造するのをお手伝いできたことを嬉しく思います。(ビルボード広告の)モデルに生命を吹き込み、情熱を生み出す原動力になります。広告の新たな手段であり、消費者の関心を大いに喚起するでしょう」とコメントしている。 巨大スニーカーの製造にはイスラエルのMassivit3Dプリンターが使われた。巨大スニーカーは3Dプリンターで出力後、ポリウレタンペンキで塗装が施された。重量は20キロに及んだという。 エンポリオアルマーニはイタリアの高級ファッションブランドのジョルジオ・アルマーニの若者むけセカンドラインブランド。高級感がある一方、リーズナブルな価格で若者の支持を集めている。なお、エンポリオアルマーニは日本でも各都市でショップを運営している。
掲載日:2019年4月25日:IVIのキックスターターキャンペーンが好調、資金調達額が70万ドルを突破
Tiko似のオールインワン型3Dプリンター「IVI]のキックスターターキャンペーンが好調だ。キャンペーン終了まで21日を残した現時点で、資金調達額が70万ドル(約7,700万円)を突破した。バッカーの数は1,354人となっている。 IVIは、デルタ方式のFDM3Dプリンター機能に加え、アタッチメントを交換することでレーザーエングレーバーやCNCカービングの機能も利用できる。キックスターターでの販売価格は369ドル(約40,590円)、レーザーエングレーバー、CNCカービング用アタッチメントがそれぞれ69ドル(約7,590円)。 IVIのキャンペーンページではバッカーによる熱心な議論が展開されている。コメントの多くはポジティブなもので、IVIの機能やストレッチゴールの内容を確認したり、出荷時期などを問い合わせる内容が多い。 一方で、3Dプリンターコミュニティの中では、IVIが過去に頓挫したデルタ型3DプリンターのTikoを彷彿とさせるという声が上がっている。Tikoは300万ドル(約3億3千万円)の資金を集めたものの、プロジェクトが破綻した。ある関係者は、IVIのプロジェクトとTikoのプロジェクトの類似性を指摘している。
掲載日:2019年4月24日:ワシントン州で3Dプリント銃の製造と所有を禁じる法律が施行
ワシントン州で3Dプリント銃の製造と所有を禁じる法律が施行される。ワシントン州議会が可決し、ジェイ・インスリー州知事が承認する見通し。 法案を上程した共和党員でシアトル市選出のジャヴィアー・ヴァルデズ議員は、「3Dプリンターは今日、より進化し、より消費者に身近なものになっています。(3Dプリント銃のように)金属探知機で探知できない銃は、公共の安全に計り知れない脅威を与えます。最悪の事態を迎える前に、政治家が対処しなければならない問題です」とコメントしている。 新法は3Dプリント銃の製造と所有を禁じるほか、3Dプリント銃の3Dモデルを銃保有不適格者に譲渡することも禁じている。 法律の施行についてボブ・ファーガソン司法長官は、「私は(銃を所有する権利を認める)アメリカ憲法第二条を支持しているが、危険人物がバックグラウンドチェックを通り過ぎ、金属探知機で探知できない3Dプリント銃を手にする危険性を無視できない。3Dプリント銃は、我々のコミュニティの安全に対する大いなるリスクだ」とコメントしている。 アメリカでは3Dプリント銃の製造と所有をめぐる議論が盛んになっている。ワシントン州をはじめ、他の州でも3Dプリント銃の製造と所有、または3Dプリント銃の3Dモデルの製造と所有を禁止する機運が高まっている。
掲載日:2019年4月23日:イタリアのファッションブランドが3Dプリント・ネクタイの販売を開始
イタリアのファッションブランドのVIPタイが、3Dプリント・ネクタイの販売を開始した。VIPタイは1927年に設立されたONUSのサブブランド。3Dプリント・ネクタイは現在、ONUSの90周年記念ファッションショーで展示されている。 VIPタイのフィオルディ・ペルナスカCEOによると、同社の3Dプリント・ネクタイは完全カスタマイズド生産されるのみならず、環境フレンドリーでサステイナブルなのが特徴だとしている。 ペルナスカCEOは、「私達にとってサステナビリティは非常に重要です。3Dプリント・ネクタイの製造に使われる素材の80%以上は100%エコロジカル・環境フレンドリーな素材を使っています。また、製法もサステナビリティを重視したものになっています」とコメントしている。 VIPタイによると、消費者の反応はおおむね良好だとしている。VIPタイは、3Dプリント・ネクタイを含むカスタマイズドされた製品が今後のファッション業界の成長のカギだとしている。同社は3Dプリント・ネクタイに続き、3Dプリンターによるストリートウェア製品の製造も検討しているという。 3Dプリント・ネクタイは通常の素材に加え、レザー、天然真珠、シルバー、ゴールド、チタン、カーボンファイバーなどの素材を組み合わせることも可能。価格は100ドル(約11,000円)からとなっている。
掲載日:2019年4月22日:3Dプリントドールメーカーのメイキーズの事業をディズニーが買収
3Dプリントドールメーカーのメイキーズの事業をディズニーが買収3Dプリントドールメーカーのメイキーズの事業をディズニーが買収した。買収価格などの詳細な条件は明らかにされていない。 メイキーズは2010年にアリス・テーラー氏が設立したスタートアップ企業。注文者の顔や姿に似せたカスタムドールを3Dプリンターで製造するというアイデアが受け、設立当初からマスメディアなどにも大きく注目されていた。事業立上げ後は拠点をイギリスからアメリカへ移していた。 ディズニーがメイキーズの事業を買収した事は、メイキーズの公式フェイスブックページが先週明らかにしていた。フェイスブックページの投稿でメイキーズは、「メイキーズのテクノロジーとプラットフォームは素晴らしいアメリカのメディアの巨人に移転しました。我々の夢は間もなく正式に実現します。メイキーズは少し未来へ行きすぎました。メイキーズは、未来という元々存在していた場所からいずれは戻ってくることになるでしょう。」とコメントしている。 ある関係者は、メイキーズの事業はディズニーのアクセラレータープログラムに買収されたと見ている。買収により、アリス・テーラー氏のリンクドインのプロフィールは「ザ・ウォルトディズニー・スタジオ・ディレクター」に変更されている。
掲載日:2019年4月21日:ウォーラーズ・アソシエイツがドイツでアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催
アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業のウォーラーズ・アソシエイツが、ドイツのハンブルグでアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催する。航空大手エアバスとZAL先端航空宇宙センターのサポートを受け、6月13日と14日の二日間開催される。講座はデザイナー、エンジニア、管理者を対象としたもので、アディティブ・マニュファクチャリング技術の実務論や戦略を学ぶ 講師はウォーラーズ・アソシエイツのコンサルタント、オラフ・ディーゲル氏が勤める。ディーゲル氏は、アディティブ・マニュファクチャリング・デザイン論の世界的な権威として知られている。 ウォーラーズ・アソシエイツは、同様の講座をこれまでにオーストラリア、ベルギー、カナダ、南アフリカ、アメリカで開催している。参加者の評価も高く、参加者から五点満点評価で平均4.7点を獲得している。 ウォーラーズ・アソシエイツは世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られている。同社はまた、年次でアディティブ・マニュファクチャリング業界レポート「ウォーラーズ・レポート」を発行している事でも知られている。
掲載日:2019年4月20日:スカルプティオがフランスの手作り眼鏡工房と共同でカスタム眼鏡フレームを製造へ
サービスビューロー大手のスカルプティオが、フランスの手作り眼鏡工房のネットルックスと共同でカスタム眼鏡フレームの製造を開始する。実際の眼鏡フレームを製造する前に「テストフレーム」を3Dプリンターで製造し、ユーザーにフィットすることを確認してから製造するとしている。 スカルプティオの共同創業者でCEOのクレメント・モロー氏は、「眼鏡をお使いの方の多くは、眼鏡が自分に上手くフィットしていないというお悩みを抱えています。3Dプリンティング技術を活用してテストフレームを製造し、実際のフレームを作る前に細かい調整などをしていただけるようになります。ジュエリー業界で、実際の指輪を製造する前にワックスを製造してユーザーに試してもらうのとまったく同じことです」とコメントしている。 ネットルックスはフランスのナンシーに拠点を置くスタートアップ企業。フランス、ベルギー、カナダにコンセプトストアを有し、ユーザーにフィットするカスタマイズド眼鏡フレームの製造を行っている。 眼鏡の製造に3Dプリンティング技術を活用する機運は世界的に高まっている。眼鏡フレームの製造に加え、メガネ用レンズを3Dプリンターで製造するケースも出始めている。香港に拠点を置くスタートアップ企業のアイDNAも、カスタマイズド眼鏡を製造するキオスクを開発し、サービスを開始している。
掲載日:2019年4月19:イギリスの研究機関がフード3Dプリンターの基礎研究を実施
イギリスの研究機関のキャンプデンBRIが、フード3Dプリンターの基礎研究を実施していることがわかった。 研究は複数の食品素材を基に行われ、フード3Dプリンターの能力や限界を明らかにすることを目的にしている。最終的にはキャンプデンBRIが独自のフード3Dプリンターを開発することも目指しているという。 キャンプデンBRIの研究員のゲール・デラメア氏は、「このプロジェクトは、フード3Dプリンターの課題と可能性を究明するのが目的です。3Dプリンティング技術を検証し、実務的な試験を行い、形、味、色、栄養などの面において新しい3Dプリンターを開発する予定です」とコメントしている。 プロジェクトでは、3Dプリントされた食品の保存期間、細菌汚染の可能性、適切なプリント温度、適切なプリント形状や保存方法などについても検証されるという。 現在世界の各地でフード3Dプリンターの開発が進んでいるが、フード3Dプリンターの安全性などの基礎研究が実施されるのは史上初と見られる。 キャンプデンBRIは1919年にブリストル大学の研究機関として設立された。設立以来食品加工技術や保存技術、食品の安全性基準などを広く研究してきている。
掲載日:2019年4月18日:Tiko似のオールインワン型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調
Tiko似のオールインワン型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調だ。中国上海に拠点を置くIVI3Dが開発した3Dプリンター「IVI」は、デルタ方式のFDM3Dプリンター機能に加え、アタッチメントを交換することでレーザーエングレーバーやCNCカービングの機能も利用できる。 IVIのキックスターターでの販売価格は399ドル(約43,890円)で、レーザーエングレーバーのアタッチメントとCNCカービングのアタッチメントが、それぞれ69ドル(約7,590円)となっている。 IVIのキックスターターキャンペーンは、キャンペーン終了まで28日を残した現時点で、816人のバッカーから417,360ドル(約4,673万円)の資金を集めている。 3Dプリンターコミュニティの中では、IVIのデザインがTikoに似ているという声が上がっている。Tikoは2015年にキックスターターで300万ドル(約3億3千万円)もの資金を集めたデルタ型3Dプリンター。Tikoは巨額の資金を集めたものの実際の開発にはとん挫し、ほとんどのバッカーに出荷できないという結果になった。Tiko3Dプリンターは、キックスターターにおける「3Dプリンター詐欺事件」の典型例のひとつとされている。 IVIのデザインがTikoに似ているという指摘について、IVI3Dは、「囲い込み式のデルタ3Dプリンターは、どうしても見た目やデザインが同じようになってしまう傾向にあります。TikoもIVIと同じようなデザインを採用し、結果的に失敗しました。しかし、このタイプのデザインには多くのメリットがあり、IVIはそれが真実であることを証明することになるでしょう」とキックスターターのFAQページで説明している。 IVI3Dは、IVIの出荷を今年10月から開始するとしている。
掲載日:2019年4月17日:マークフォージドがシリーズD投資で8200万ドルを調達
アメリカのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、シリーズD投資で8200万ドル(約90億2千万円)を調達した。出資したのはサミット・パートナーズ、マトリックス・パートナーズ、マイクロソフト・ベンチャーアーム、ネクスト47、ポルシェSEなどのベンチャーキャピタル。今回の資金調達により、マークフォージドが調達した資金の総額は1億3680万ドル(約150億4800万円)となった。 マークフォージドは、調達した資金を3Dプリンター「メタルX」の製造に投じるとしている。 メタルXはマークフォージドが独自開発したアトミック・ディフュージョン・アディティブ・マニュファクチャリング技術をベースにしていて、高速で高品質の3Dプリンティングが出来るのが特徴。一般的なメタル3Dプリンターのようにメタルパウダーを焼結して造形するのではなく、プラスチックバインダーを使ってメタルパウダーを造形し、造形後にプラスチックバインダーを除去する仕組み。従来のメタル3Dプリンターよりも低コストで高速な3Dプリンティングが可能になるとしている。 メタルXはキヤノン、マイクロソフト、Google、Amazon、GM、フォルクスワーゲン、アディダスなどに採用されている。マークフォージドによると、同社は2018年に2,500台のメタルXを出荷している。
掲載日:2019年4月16日:プロトラブズがクールアイデア賞の参加者を募集
試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、クールアイデア賞の参加者を募集して話題になっている。ヨーロッパのプロトラブズのユーザーが対象で、勝者には5万ポンド(約730万円)分のプロトタイピング・マニュファクチャリングサービスが提供される。 クールアイデア賞の提供についてプロトラブズのレイ・フォークナー氏は、「クールアイデア賞は画期的なコンセプトを実際の製品にするための一助になります。クールアイデア賞を提供することでプロトタイプを作成し、あるいは完成品の初期ロットの生産を行い、エンジニアや発明家が彼らのアイデアを消費者に実際にアピールすることを可能にします」とコメントしている。 クールアイデアの定義についてフォークナー氏は、「消費者や社会にとってより良く、より簡単で、より安全で、より健康的で、よりストレスがなく、より面白いもの」であるとしている。 クールアイデア賞のコンテストは年内に三回実施され、受付は4月1日から5月31日、7月1日から8月31日、10月1日から11月30日となっている。 プロトラブズは、2011年にもアメリカのプロトラブズのユーザーを対象に同様のコンテストを実施している。
掲載日:2019年4月15日:AREVOがカーボンファイバー製ユニボディバイクフレームを3Dプリンターで製造
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くスタートアップ企業のAREVOが、カーボンファイバー製ユニボディバイクフレームを3Dプリンターで製造して話題になっている。 AREVOが製造したのはフランコ・バイシクル社の「エメリー・ワン」Eバイク用バイクフレーム。ユニボディのシングルフレームで、従来型のバイクフレームよりも強い強度と安定性を確保したとしている。また、従来型のバイクフレームの製造に18か月かかっていたところ、わずか数日までに短縮できたとしている。 AREVOの共同創業者で会長のヘマント・ベーダ氏は、「このバイクフレームは、史上初の完全アディティブ・マニュファクチャリング工程で製造されたユニボディのバイクフレームであり、アディティブ・マニュファクチャリング業界における重要なマイルストーンです。「エメリー・ワン」のリリースにより、自転車業界の世界的な大変革が始まりました」とコメントしている。 「エメリー・ワン」は、現地時間の今月11日から14日までの日程でカリフォルニア州モントレーで開催されたクラシックバイク展示会で展示された。 AREVOは、昨年7月から自社ブランドの3Dプリント自動車の販売も開始している。
掲載日:2019年4月14日:ウルチメーカーのマテリアル・アライアンス・プログラムの参加企業が80社を突破
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーのマテリアル・アライアンス・プログラムの参加企業が80社を突破した。プログラムを開始してからわずか1年間で多くのフィラメントメーカーが参加する結果となった。 マテリアル・アライアンス・プログラムは、ウルチメーカーの3Dプリンターでの使用に適したフィラメントをウルチメーカーが認定するもので、これまでにBASF、DSM、オーウェンズコーニング、アルケマ、ジャビル、リーマン・アンド・ボス、デュポンなどの大手メーカーが参加している。 マテリアル・アライアンス・プログラムに参加している企業のフィラメントは、プリント条件や仕様などを記したマテリアル・プリント・プロファイルがウルチメーカーから提供される。 マテリアル・アライアンス・プログラムについてウルチメーカーのポール・ハイデン・シニアバイスプレジデントは、「マテリアル・アライアンス・プログラムの立ち上げ直後から驚くほどの関心を寄せていただきました。わずか12か月の間に多くのグローバルカンパニーが製品を登録し、大きな成果をあげることができました。現場のプロフェッショナルは、それぞれの用途やニーズに応じた各種のフィラメントを利用できます」とコメントしている。
掲載日:2019年4月13日:スウェーデンのエンジニアリング企業が世界初の3Dプリント・エレキギターを開発
スウェーデンのエンジニアリング企業が世界初の3Dプリント・エレキギターを開発したとして話題になっている。3Dプリント・エレキギターを開発したのはスウェーデンのサンドヴィク社。世界的な著名ギタリストのイングヴェイ・マルムスティーン氏のために開発された。 プロジェクトはマルムスティーン氏の大ファンだというサンドヴィク社のエンジニア、ヘンリック・ロイカネン氏の発案で立ち上がった。自らもギタリストのロイカネン氏は、自社のリソースを活用して最高レベルのエレキギターを開発することを思い付いたという。 「我々は、あらゆる意味において最高のギターをつくるために、改めてデザインする必要がありました。最も問題となったのはギターのボディーとネックをつなぐジョイントを、どのようにデザインするかでした」とロイカネン氏はコメントしている。 問題を解決するため、サンドヴィク社のエンジニアはギターをフラットボードのシングルパーツとしてデザインし、ギター全体がひとつのボディとなるよう工夫したという。ギターのボディーは細密チタンパウダーを素材にレーザーベッドフュージョン3Dプリンターで製造された。 ギターを実際のライブで使用したマルムスティーン氏は、「このギターは化け物だ。サンドヴィクは間違いなくゲームの勝者だ。彼らは心血を注いでこのギターを作り上げた。その結果は驚異的だ」とコメントしている。
掲載日:2019年4月12日:スリーディーシステムズがイタリアに先端アディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、イタリアのピネロロに先端アディティブ・マニュファクチャリングセンター「スリーディーシステムズ・オンデマンド」を開設した。センターでは、特に大型SLA3DプリンターとSLS3Dプリンターを使い、高度な3Dプリンティングサービスを提供する。 スリーディーシステムズ・オンデマンドは、オランダ、フランス、イギリス、ベルギー、ドイツに次ぐ、スリーディーシステムズのヨーロッパにおける六番目のアディティブ・マニュファクチャリングセンターとなる。 スリーディーシステムズ・オンデマンドの開設についてスリーディーシステムズのマルコ・マイオ・ジェネラルマネージャーは、「センターの開設は地元経済に良好な影響を与えるでしょう。優秀な人材を揃え、市場ニーズに対応してゆきます。プロトタイピングや少量生産のための各種のエンドソルーションを提供し、ポストプロセスのサービスも併せて提供します。」とコメントしている。 スリーディーシステムズ・オンデマンドは、スリーディーシステムズが買収した地元の3Dプリンティング・サービスビューローのプロベル社の施設をベースに開設された。プロベルは、フィアットなどの大口ユーザーに長年3Dプリンティングサービスを提供していた。
掲載日:2019年4月11日:フットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2029年までに65億ドル規模へ成長
市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界のフットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2029年までに65億ドル(約7,150億円)規模へ成長すると予想するレポートを発表した。 「フットウェア業界のアディティブ・マニュファクチャリング」と題されたレポートによると、フットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場は年率19.5%の成長率で成長を続け、2029年までに65億ドル規模に到達するという。また、2023年までにインソール、ミッドソール、アッパーなどのフットウェア製品の売上だけで10億ドル(約1,100億円)規模に達するとしている。 市場の主なプレーーヤーとして、スリーディーシステムズ、カーボン、ストラタシス、EOSなどの3Dプリンターメーカーと、アディダス、クロックス、ニューバランス、ナイキ、アンダーアーマーなどのアディティブ・マニュファクチャリングアダプターをそれぞれ挙げている。 同レポートはまた、現時点でのフットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場はフットウェア市場全体のわずか0.3%しか占めてなく、成長余地が大きいとしている。同レポートは、2029年までにフットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場のシェアは1.5%にまで拡大すると見込んでいる。
掲載日:2019年4月10日:サムスン・ギャラクシーの指紋認証システムを3Dプリンターで突破
写真投稿サイトImgurユーザーが、自らの指紋を3Dプリンターで出力し、サムスン・ギャラクシーの指紋認証システムを突破したとして話題になっている。 ダークスターと称するImgurユーザーは、ワイングラスから採取した自分の指紋を撮影し、フォトショップで加工した後LCD3Dプリンターで出力した。それをギャラクシーS10の指紋リーダーにかざしたところ、ロックが解除されたとしている。3Dプリンターのコストは460ドル(約50,600円)、製造にかかった時間はわずか13分だったという。 サムスン・ギャラクシーではネットバンキングアプリなどで指紋認証が多く使われているが、ダークスター氏によると、「15分もあれば指紋認証システムを突破し、他人のお金を自由に使うことができる」としている。 サムスン・ギャラクシーは、一部の機種で指紋認証システムの他に顔認証システムも搭載しているが、顔認証システムも3Dプリンターで製造された顔のレプリカで突破されたケースが報告されている。 今のところ、実際に指紋認証システムや顔認証システムが突破されて被害が生じたという事は報じられていないが、早期の対応が必要だという声が出始めている。
掲載日:2019年4月9日:エリオット・アドバイザーズがSLMソルーションズに1300万ユーロを追加投資
イギリスのヘッジファンド運用のエリオット・アドバイザーズが、ドイツのメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズに1300万ユーロ(15億8600万円)を追加投資した。エリオット・アドバイザーズは引き続きSLMソルーションズの筆頭株主となる。 エリオット・アドバイザーズは、2014年のGEによるSLMソルーションズのTOB(株式公開買い付け)を阻止したことで知られるが、GEのTOB不成立を受けてSLMソルーションズの株価は低迷を続けていた。関係者は、エリオット・アドバイザーズが引き続きSLMソルーションズの成長を支えることを意思表示する意図があると見ている。 SLMソルーションズはまた、現CEOのウェ・バーガーシャウセン氏が2019年5月をもって退任し、新たにメダ・ハッジャー氏が新CEOに就任すると発表した。ハッジャー氏のCEO就任について、SLMソルーションズの監査役会会長のハンズ・ヨアシム・イーデ氏は、「ハッジャー氏と契約できたことを嬉しく思います。彼の経験がSLMソルーションズを再び成長軌道に乗せてくれるでしょう」と前向きにコメントしている。 エリオット・アドバイザーズはロンドンに拠点を置く投資企業。グローバルな大型投資を得意とし、韓国の現代自動車の大口株主としても知られている。
掲載日:2019年4月8日:歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2028年に90億ドル規模へ
アメリカの市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界の歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2028年に90億ドル(約9900億円)規模へ成長すると予想したレポートを発表した。 「歯科医療におけるアディティブ・マニュファクチャリング・レポート第五版」と題されたレポートは、2019年における歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場を27億ドル(約2970億円)規模と推定し、今後高い成長率を維持したまま2028年度に90億ドル規模へ成長するとしている。 エリア別では北米市場が市場全体の拡大を牽引するとした上で、アジア、南アフリカ、中東などの市場が高い成長性を示すとしている。 カテゴリ別では歯科医療用3Dプリンターが市場全体を牽引する中で、歯科医療用素材、サポートや教育などのサービス、歯科医療用ソフトウェアなどの販売も大きく伸びるとしている。 歯科医療用アプリケーション別では、矯正用アライナー、クラウンおよびブリッジ、入れ歯、代替歯などが伸びるとしている。 アメリカでは、1997年にアラインテクノロジーズがインヴィザラインのブランドで矯正用アライナーの販売を開始し、早い段階から歯科医療に3Dプリンターを活用する機運が生じている。矯正用アライナーは、現在もアメリカの歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場を牽引するスタンダード製品となっている。
掲載日:2019年4月7日:リラティビティがテレサットと通信衛星打上げ契約を締結
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ(旧社名リラティビティ・スペース)が、カナダの衛星通信事業者のテレサットと、同社初となる通信衛星打上げ契約を締結した。リラティビティの3Dプリントロケット「テラン1」を使い、テレサットのLEO通信衛星を打ち上げる。 リラティビティのティム・エリスCEOによると、テラン1の打上げコストは1,000万ドル(約11億円)で、最大1,250キログラムの衛星を打上げることができるという。テラン1の打上げコストは、競合企業の三分の一程度だとしている。 テレサットはカナダのオンタリオに拠点を置く衛星通信事業者。衛星通信事業者としては世界四番目の大きさで、現時点で13機の衛星を運用し、テレビ放送や衛星インターネットサービスなどを主にアメリカとカナダの顧客向けに提供している。 リラティビティは別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が共同で立ち上げた。同社は現在、従業員14人規模で全長27メートルのロケットを製造している。現在のところ、同社は2020年にロケットの初打ち上げを予定している。
掲載日:2019年4月6日:フォームラブズが二種類の新型3Dプリンターをリリース
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズが、二種類の新型3Dプリンターをリリースする。現在シカゴで開催中のアディティブ・マニュファクチャリング・ユーザー・グループの年次総会と、ドイツのハノーバー・メッセショーに展示される。 リリースされるのはForm3とForm3Lの二種類。Form3はForm2の後継機種で、新たに開発されたLFS(Low Force Stereolithography)テクノロジーを搭載し、Form2よりもより精密な造形を可能にしている。造形サイズは145 X 145 X 185 mm。Form3Lは同じくLFSテクノロジーを搭載した大型3Dプリンター。造形サイズは335 X 200 X 300 mmとなっている。 Form3の価格は3,499ドル(約384,890円)で、今年6月からの出荷を予定している。Form3Lの価格は9,999ドル(約109万円)で、今年第四四半期からの出荷を予定している。なお、Form3のリリースに伴い、Form2の価格は2,850ドル(約313,500円)に値下げされる。 フォームラブズは2012年にマサチューセッツ工科大学のエンジニアらが立ち上げたベンチャー企業。これまでにデスクトップSLA3Dプリンター「Form1」「Form2」をリリースしている他、SLA3Dプリンター用の各種の高機能樹脂を開発している。
掲載日:2019年4月5日:ティッセンクルップがシンガポールにアディティブ・マニュファクチャリング・テックセンター・ハブを開設
ドイツの鉄鋼・工業製品メーカー大手のティッセンクルップが、シンガポールにアディティブ・マニュファクチャリング・テックセンター・ハブを開設する。シンガポール政府の経済開発委員会の協力を受け、年内の開設を目指す。 センター・ハブは同社のアジア太平洋地域の顧客へ各種のアディティブ・マニュファクチャリング技術を提供する拠点となる。ティッセンクルップが2017年にドイツのムルハイムに設立したセンター・ハブに続く同社二か所目のセンター・ハブとなる。 センター・ハブではメタル3Dプリンティングとプラスチック3Dプリンティング技術を中心に、自動車、化学、エネルギー、各種の重工業などの分野のユーザーニーズに対応するとしている。 センター・ハブの開設について、ティッセンクルップの取締役ドナタス・カウフマン博士は、「シンガポールにセンター・ハブを開設することは、顧客のニーズに対応し、革新的な技術をアジア太平洋地域にもたらすという我々のコミットメントを反映したものです」とコメントしている。 ティッセンクルップは、工業製品メーカーのティッセン社と、鉄鋼メーカーのクルップ社が1999年に合併してできたドイツを代表する重工業コングロマリット。2015年時点の全世界の従業員数は16万人に達し、日本にも営業拠点を有している。
掲載日:2019年4月4日:XYZプリンティング、K-12STEAM教育用3Dプリンターバンドルプログラムの提供開始
台湾の3DプリンターメーカーのXYZプリンティングが、K-12STEAM教育用3Dプリンターバンドルプログラムの提供を開始した。 同プログラムは、XYZプリンティングが開発したK-12(アメリカの小学生から高校生までの義務教育年齢)用STEAM(Science, Technology, Engineering, Arts and Mathematics )カリキュラムと連動したもの。三つの学年カテゴリに応じたレッスンプランが提供され、教師は自由に利用できる。料金はサブスクリプションで、K-5およびK-6-8用が250ドル、K-9-12用が500ドルとなっている。 500ドルのサブスクリプションを購入した場合、ダヴィンチ・ジュニア1.0またはダヴィンチ1.1プラスが無料で提供される。バンドルプログラムは今年10月までXYZプリンティングのSTEAMウェブサイトで申し込める。 3DプリンターをSTEM教育プログラム・STEAM教育プログラムと組み合わせて販売する機運は世界的に高まっている。アメリカの3Dプリンターメーカーのロボ3Dも、独自開発したSTEM教育プログラムと自社3Dプリンターをセットにして学校などに販売している。
掲載日:2019年4月3日:ワッカー・シリコンがミシガン州にオープンプリントラボを開設
ドイツのミュンヘンに拠点を置く化学メーカーのワッカー・シリコンが、ミシガン州アン・アーバーにオープンプリントラボを開設する。同社がアメリカに開設する初のラボになる。 ラボではワッカー・シリコンの最新のシリコンラバー素材を使った3Dプリンティングサービスが提供される。また、初心者むけチュートリアルや、ハンズオントレーニングも提供される。 ラボの開設について、ワッカー・シリコンの3Dプリンティングプ事業責任者のバーンド・パチェリー氏は、「北米市場はアディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングマーケットです。オープンプリントラボの開設により、シリコンを使った3Dプリンティングサービスをこの地域のユーザーにより多くお届けできるようになります」とコメントしている。 ワッカー・シリコンは、2016年からACEOのブランドで、3Dプリンター用シリコン素材のインターネット販売を開始している。 ワッカー・シリコンはまた、2017年にドイツのバーグハウセンに同社初のオープンプリントラボを開設している。バーグハウセンのオープンプリントラボでは、最大四人まで参加可能な小規模のワークショップも開催している。
掲載日:2019年4月2日:HP、昨年一年間のマルチジェット・フュージョン3Dプリンターのプリント点数が1000万点を突破
HPが、昨年一年間のマルチジェット・フュージョン3Dプリンターのプリント点数が1000万点を突破したと発表した。 HPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング担当社長のクリストフ・シェル氏は、「昨年、1000万点以上の部品がHPのマルチジェットフュージョンテクノロジーで製造されました。HPとHPのパートナーが提供するデザインの自由、高い経済性、スピード、工業グレードの品質といったメリットを享受するケースが爆発的に増えています。プロトタイピングとプロダクションのいずれにおいてもプラスチックとメタルのポートフォリオを拡張する中、顧客のコストを削減し、市場投入までの時間を削減し、サステナビリティを向上させ、デジタルマニュファクチャリングの世界をさらに前進できるよう支援してゆきます」とコメントしている。 HPはまた、同社の最新のメタルジェット3Dプリンターを使ったプロダクションサービスを開始すると発表した。メタルジェットプロダクションサービスは、HPのパートナー企業のGKNパウダーとパーマテックとの協働で提供するとしている。 HPは2016年からマルチジェット・フュージョン3Dプリンターをリリースし、ハイエンド市場を中心にシェアを広げている。
掲載日:2019年4月1日:SLMソルーションズがアディティブ・マニュファクチャリング用知的財産保護を強化へ
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズが、アディティブ・マニュファクチャリング用知的財産保護を強化する。デジタルサプライチェーンソフトウェア開発のアイデンティファイ3Dと共同で、データ保護とライセンス管理システムを開発する。 アイデンティファイ3Dは、SLMソルーションズの3Dプリンターで使われる3Dモデルデータの、デザインから実行までのプロセス全体のセキュリティを確保するソフトウェアを開発する。データの流出や盗難を防止するため、すべてのデータは暗号化され、それぞれのトレーサビリティが確保される。 アイデンティファイ3Dのチーフ戦略オフィサーのステファン・トーマス氏は、「アイデンティファイ3Dのソフトウェアはユーザーのワークフローを統合し、新たなレベルのセキュリティを提供します。ユーザーはそれぞれのパーツのプリント可能数を設定したり、プリントされた後に不必要なデータを自動的に削除するよう設定できます。すべてのプロセスは検証可能で、トレーサビリティも確保されます」とコメントしている。 同セキュリティシステムは、今月シカゴで開催されるアディティブ・マニュファクチャリングユーザーグループの年次総会で展示される。
掲載日:2019年3月31日:ボーイングが人工衛星用アンテナを3Dプリンターで製造
航空宇宙大手のボーイングが、人工衛星用アンテナを3Dプリンターで製造した。同社が人工衛星用アンテナを3Dプリンターで製造したのは同社初となる。 アンテナが搭載されるのは通信用人工衛星のAMOS17。ボーイングによると、当初は製造に3Dプリンターを利用する予定はなかったものの、突然のデザイン変更から3Dプリンターの利用に至ったという。 アンテナの製造には SLMソルーションズのSLM2803Dプリンターと、EOSのM2903Dプリンターが使われた。 AMOS17はイスラエルのスペースコム社の依頼で製造されたもので、今年第二四半期内に打ち上げられる予定。 3Dプリンターの活用について、AMOS17のブライアン・ベーカープログラムマネージャーは、「3Dプリンターは、我々にいくつかの大きなベネフィットをもたらしてくれました。従来であれば複数の部品を組み合褪せて作っていたパーツを、3Dプリンターでシングルパーツとして製造することでアセンブリーとインターフェースの数を削減できました。また、それに伴って試験の回数も減らすことができました。これまではアンテナの製造に二か月から三か月かかっていましたが、わずか一週間で製造できるようになりました。生産数量、時間、そしてコストの削減を同時に実現しています」とコメントしている。
掲載日:2019年3月30日:3Dプリンティング用メタル市場が2025年までに30億ドル規模に成長
アメリカの市場調査会社のグランドビュー・リサーチが、全世界の3Dプリンティング用メタル市場が2025年までに30億ドル(約3,300億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 それによると、同レポートは2017年時点の3Dプリンティング用メタル市場規模を3億3,400万ドル(約374億円)程度と見積もり、年率31.8%の成長率で成長を続け、2025年までに30億ドル規模に達するとしている。 市場拡大を牽引する産業セクターとして、同レポートは航空宇宙と防衛産業を挙げている。両セクターで市場シェア全体の40%程度を占めると予想している。また、医療および歯科医療のシェアも大きく、両者で年率30.3%程度の成長率が期待できるとしている。 市場の内訳では、メタルパウダーが全体の95%を占めるとしている。特に鉄、ニッケル、チタン、アルミニウムの需要が高まるとしている。 消費地別では北米市場が全体の35%を占め、今後もその地位を確保すると見込んでいる。また、アジア太平洋地域の成長が著しく、今後年率34.1%の高い成長率を維持するとしている。また、2025年までに欧州市場が最も高い収益性が見込める市場になるとも見込んでいる。
掲載日:2019年3月29日:formnext2019の出展申込企業が518社に到達
毎年11月にドイツのフランクフルトで開催される世界最大級の3Dプリンター関連展示会のformnext。今年も例年通り開催される予定だが、そのformnext2019の出展申込企業が、既に518社に到達している。主催者によると、現時点で昨年の申込ペースを上回っており、今後さらなる出店申込みが見込まれるとしている。 出展申込企業の64%はドイツ国外の企業で、中国、アメリカ、イギリス、オランダの企業の申込みが多いとしている。 新規の申込みも多く、3Mアドバンスマテリアルズ、ボッシュ・レックスロス、コベストロ、エボニックなどの素材メーカーが新たに出展を申し込んでいる。日本からも三菱の系列企業が既に申込んでいるという。 formnext2019では、新たに国別パビリオンが開設され、出展企業が多いアメリカはアメリカパビリオンが特別に用意される。アメリカパビリオンではアメリカの企業がまとまって展示するほか、商談用スペースなども用意される。 formnext2019は、今年11月19日から22日までの四日間フランクフルトで開催される。本サイト「セカプリ」を運営している株式会社3Dプリンター総研も毎年現地を取材し、その模様を伝えるセミナーを開催している。なお、3Dプリンター総研が昨年視察したformnext2018の内容を盛り込んだレポートも販売している。
掲載日:2019年3月28日:BCN3Dが300万ドルの資金調達に成功
スペインの3DプリンターメーカーのBCN3Dが300万ドル(約3億3千万円)の資金調達に成功した。出資したのはアキュラフィー4、JMEベンチャーキャピタル、ビクトリアなどのベンチャーキャピタル。資金はBCN3Dの3Dプリンター「シグマR193Dプリンター」の製造ライン拡張などに使われる。 BCN3Dはこれまでに全世界の販売パートナーなどを通じて5000台のシグマR193Dプリンターを販売してきた。同社の顧客にはBMW、サムスン、ルイヴィトン、日産、NASA、HTC、ALBAシンクロトロンといった有名企業が含まれている。 今回の資金調達をもって、同社は正式にCIM-UPCセンターからスピンアウトする。CIM-UPCセンターはカタルーニャ工科大学付属の研究開発機関で、主に各種のアディティブ・マニュファクチャリング技術などを研究している。BCN3Dは、これまではCIM-UPCセンターの学内プロジェクトとして運営されてきていた。 資金調達についてBCN3Dのザヴィアー・マルティネス・ファネカCEOは、「今回の資金調達により、市場ニーズに対応するための製造能力を大幅に強化することが可能になります。また、過去に生じていた製品の長いデリバリータイムを大幅に削減することも可能になります」とコメントしている。
掲載日:2019年3月27日:3DハブズがシリーズC投資で1800万ドルを調達
世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのスタートアップ企業の3Dハブズが、シリーズC投資で1800万ドル(約19億8000万円)を調達した。これにより、3Dハブズが調達した資金の総額は3000万ドル(約33億円)となった。 出資したのはエンデイト・キャピタル、ハースト・ベンチャーズ、EQTベンチャーズ、ボルダートン・キャピタルなどのベンチャーキャピタル。ウルチメーカー創業者のエリック・ド・ブルーン氏や、ホテル予約サイト大手Booking.com創業者のアーサー・コステン氏も出資したという。 3Dハブズは、調達した資金を見積りシステムの自動化、デザイン検証システムの開発、グローバル・サプライヤーチェーンの構築、米国内拠点の設置などに投じるとしている。 今回の資金調達について、3Dハブズ創業者でCEOのブラム・ド・ツォート氏は、「今回の資金調達は、製造業のアウトソーシングをよりスマートでシンプルにするという我々の仕事をより強固にします。我々は非常に興奮しています」とコメントしている。 3Dハブズは2013年設立。もともとは世界中の3Dプリンターをネットワーク化し、3Dプリンターオーナーとユーザーをマッチングするシステムとして立ち上がった。同社はこれまでに200万点を超える部品を3Dプリンターで製造したとしている。
掲載日:2019年3月26日:イギリスの医療チームが先天性心疾患を持つ胎児の心臓モデルの3Dプリントに成功
イギリスの医療チームが先天性心疾患を持つ胎児の心臓モデルの3Dプリントに成功し、話題になっている。イギリスの公共放送BBCが報じている。 キングスカレッジ・ロンドンとガイズ・アンド・セントトーマスNHS信託基金の共同医療チームは、母親の胎内にいる胎児の心臓の3Dモデル化に成功した。MRIスキャンデータを基に作られた3Dモデルにより、より正確な心疾患の診断が可能になると期待されている。 チームを率いたレザ・ラザヴィ教授は、「(胎児が母親の体内にいるうちに3Dモデルをつくることで)どのような治療が必要で、またどのような手術を行う必要があるかを事前に知ることができるようになります。両親にもより適切なサポートを提供することが可能になります。そして、なによりも赤ちゃんにとってメリットがあります。生まれた後に適切なタイミングで治療を受けられ、最高の結果を期待することができるからです」とコメントしている。 ラザヴィ教授は、自らの娘が先天性心疾患を抱えて生まれてきたことがこのプロジェクトを立ち上げるきっかけになったとしている。なお、イギリスでは新生児1000人のうち8人が先天性心疾患を抱えて生まれてくるとい
掲載日:2019年3月25日:アメリカの製造業企業の91%が3Dプリンターがモノづくりのコストを削減すると回答
アメリカの市場調査会社のディメンショナル・リサーチが、「製造業従事者に対する3Dプリンティングに関する調査」と題するレポートを発表した。それによると、アメリカの製造業企業の91%が、3Dプリンターがモノづくりのコストを削減すると回答した。 3Dプリンターの利用用途では、試作品の製造(61%)、冶具などのサービスパーツの製造(60%)、完成品部品の製造(45%)、高機能試作品の製造(43%)、モールドツーリング(29%)と続いたが、回答者の83%が製造点数100点以下程度の部品製造にしか3Dプリンターを利用していないと回答した。 また回答者の99%が、今後3年から5年で製造業全般で3Dプリンターの利用が拡大すると回答した。一方で、回答者の57%が完成品部品の製造に3Dプリンターがより多く使われるようになると予想した。 さらに回答者の100%が大量生産に3Dプリンターを活用するにはいまだに課題があると回答した。課題としては3Dプリンターのコスト(42%)、3Dプリンター用素材のコスト(35%)、3Dプリンターのスケーラビリティの不足(34%)、3Dプリントされたパーツの信頼性(31%)が挙げられた。 3Dプリンターはモノづくりの現場では伝統的に試作品の製造に多く用いられてきたが、アメリカの製造業者の間では、未だにそのトレンドが継続していることが浮き彫りになった。
掲載日:2019年3月24日:NASAがロケット用3Dプリントパーツ製造用銅合金を開発
NASAがロケット用3Dプリントパーツ製造用銅合金を開発した。NASAがグレン・リサーチ・センター、マーシャル宇宙飛行センターと共同で開発した合金GRCOP-42は、パウダーベッド・フュージョン3Dプリンター用に開発されたもので、高い強度と耐熱性、高伝導性を持っているという。 GRCOP-42はコンセプトレーザーのM23Dプリンターをベースに開発され、2018年初頭から初期試験が行われていた。これまでに燃料インジェクター用フェースプレート、燃焼チェンバーライナーなどが製造され、「従来の製造方法で製造されたパーツ」と同等か、より高い品質を持つことが確認されたとしている。GRCOP-42はまた、これまでに前バージョンのGRDOP-84よりも高いスループットが確認されたという。また、プリント時間も前バージョンよりも20%程度削減できたという。 ロケット用パーツやロケットエンジン用パーツを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まってきているが、ロケット用パーツ製造用合金が開発されるのは珍しい。 NASAでは、今後はより大型のパーツの製造や、伸縮性が求められるパーツの製造などを行い、GRCOP-42の品質を確認してゆきたいとしている。
掲載日:2019年3月23日:デスクトップメタル、ゴルフ業界の3Dプリンター活用を提唱
アメリカのスタートアップ3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、自社のブログでゴルフ業界の3Dプリンター活用を提唱し、話題になっている。 「次世代のゴルフクラブ」と題されたブログ記事は、3Dプリンティング技術がゴルフクラブづくりに与える影響について解説し、導入を促す内容になっている。16世紀に木材の加工から始まったゴルフクラブづくりは、今日の3Dプリンティング技術を活用することでデザインの自由度を確保し、ゴルファー一人ひとりに応じたゴルフクラブをカスタマイズして提供することが可能になるとしている。 デスクトップメタルは、特に特定のカスタマイズを必要とするゴルフプレーヤーにとって3Dプリンティング技術の活用が有効だとしている。 同ブログ記事はまた、3Dプリンターによるゴルフクラブ製造コストにも触れている。それによると、デスクトップメタルのスタジオシステムを活用することで、パウダーベッド・フュージョン方式でかかるコストのわずか6%でゴルフクラブを製造することができるとしている。デスクトップメタルでは、スタジオシステムでかかるコストを、ゴルフクラブ一本あたり73ドル(約8千円)と見積もっている。 ゴルフクラブの製造に3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まってきているが、現時点では試作品などの製造にとどまっている。ゴルフクラブの製造コストが下がることで、3Dプリンターによる本格的なゴルフクラブの製造が始まる可能性がある。
掲載日:2019年3月22日:プロトラブズとウォーラーズ・アソシエイツが共同でアディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催
プロトラブズとウォーラーズ・アソシエイツが共同でアディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、アディティブ・マニュファクチャリング・コンサルティング企業のウォーラーズ・アソシエイツと共同で、アディティブ・マニュファクチャリング・デザイン講座を開催する。エンジニアやデザイナーを対象にしたもので、最新のアディティブ・マニュファクチャリング用デザイン技術や、3Dプリンティング技術を学ぶことができる。 講座は4月30日から5月2日までの三日間のコースで、ノースカロライナ州ラレインにあるプロトラブズの3Dプリンティング施設で行われる。ウォーラーズ・アソシエイツ代表のテリー・ウォーラーズ氏とコンサルタントでオークランド大学教授のオラフ・ディーゲル氏による講義が行われるほか、プロトラブズのアディティブ・マニュファクチャリング技術者による実技指導も行われる。 講座の開催についてテリー・ウォーラーズ氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングでのデザインは、伝統的なモノづくりには見られないユニークなチャレンジや取り組みが求められます。参加者とともに技術的なスキルと知識を学び、アディティブ・マニュファクチャリングの可能性を最大限に引き出してもらいたいと思います」とコメントしている。
掲載日:2019年3月21日:マークフォージドがシリーズD投資で8200万ドルを調達
マサチューセッツ州ウォータータウンに拠点を置くスタートアップ企業のマークフォージドが、シリーズD投資で8200万ドル(約90億2000万円)を調達した。投資には投資銀行のサミット・パートナーズのほか、マイクロソフト系ベンチャーキャピタルのマイクロソフト・ベンチャーズ、ポルシェ、シーメンスなどが参加した。これにより、マークフォージドがこれまでに集めた資金の総額は1億3700万ドル(約150億7000万円)となった。 今回の投資により、サミット・パートナーズのマネージングディレクターのマイケル・メディシ氏がマークフォージドの取締役会に参加する。 調達した資金の使用用途についてマークフォージドは、3Dプリンターの大量生産のためのプラットフォーム整備や、新規従業員の雇用に使うとしている。同社は新たに200名から230名の従業員を採用するとしている。 マークフォージドへの投資について、サミット・パートナーズのマイケル・メディシ氏は、「我々はここ十年間程、アディティブ・マニュファクチャリング市場を積極的にモニタリングしてきました。マークフォージドのチームに参加できることをとてもエキサイトしています。マークフォージドの過去5年間の成長は素晴らしく、モノづくりの現実の世界のニーズに対応する素晴らしい製品を提供しています」とコメントしている。
掲載日:2019年3月20日:ドイツ鉄道が3ユアマインドとのパートナーシップを強化へ
ドイツ鉄道が、ベルリンに拠点を置く3Dプリンティングソフトウェアメーカーの3ユアマインドとのパートナーシップを強化する。発表によると、ドイツ鉄道は3ユアマインドと共同で鉄道車両用「デジタル・スペアパーツ・ウェアハウス」を構築するとしている。 ドイツ鉄道はすでにアディティブ・マニュファクチャリング技術を鉄道車両のメンテナンスに活用している。ドイツ鉄道社内では「3Dプリンティング社員チャレンジ」と題したプロジェクトなどが行われ、アディティブ・マニュファクチャリング技術を使った業務アイデアの募集なども行っている。 3ユアマインドとの提携により、ドイツ鉄道は3ユアマインドが開発したアディティブ・マニュファクチャリング・パーツ・アイデンティファイアーを活用し、消耗部品の3Dモデルを包括的に管理する。これにより、ドイツ鉄道は鉄道車両用部品を必要な時に必要な分だけ3Dプリンターで製造することが可能になる。 ドイツ鉄道のウイェ・フレゼンボーグ鉄道車両管理担当CEOは、「ドイツ鉄道の車両は常に稼働できる状態にしておく必要があります。3Dプリンティング技術はそれを可能にしてくれます。今日の3Dプリンティングはより速く、よりフレキシブルで、より安くなっています」とコメントしている。
掲載日:2019年3月19日:スリーディーシステムズ、メリッサ・クリントン氏を取締役に任命
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、メリッサ・クリントン氏を取締役に任命した。クリントン氏は直ちに同社取締役に就任した。 クリントン氏はスタンフォード大学法学部出身。1998年から航空宇宙大手のノースロップ・グラマンで法律アドバイザーとして勤務し、主に上層部での特別プロジェクトなどに参加していた。ノースロップ・グラマンに勤務する前は、法律事務所のタトル・アンド・テイラーに弁護士として勤務していた。 スリーディーシステムズの取締役に就任することについてクリントン氏は、「業界全体が変革と革新を迎える中、アディティブ・マニュファクチャリング業界のパイオニアに参加できることに栄誉を感じています。同僚のメンバーとともに、チームの革新的な文化を向上させ、会社の無限大の可能性を解放するために努力したいと思います」とコメントしている。 スリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシCEOは、「メリッサが我が社の取締役会に参加することを嬉しく思います。彼女の豊富な知識と法律順守に関する経験は、我が社の基盤を安定させ、業界におけるリーダーシップのポジションをさらに強固にしてくれると確信しています」とコメントしている。
掲載日:2019年3月18日:IKEAが体の不自由な人向けのオプションパーツの3Dモデルを公開
スウェーデンの家具販売大手のIKEAが、体の不自由な人向けのオプションパーツの3Dモデルを公開して話題になっている。 IKEAが公開したのは13の家具用オプショナルパーツ。グラブハンドル、キャビネット用バンパー、カウチ用リフト、メガスイッチ、カーテン用グリッパー、フィンガーブラシなどのパーツが含まれているという。いずれも3Dプリンターで出力し、IKEAの家具にアタッチして利用する。 パーツはすべてIKEAがイスラエルの非営利団体のミルバットと共同で開発した。すべてのパーツはミルバットのホームページから無料でダウンロードできる。また、出力したオプションパーツの使い方は、IKEAイスラエルのYouTubeチャンネルに公開されている。 家電製品などのオプションパーツの3Dモデルを公開する機運は一部の家電メーカーなどの間で高まっているが、家具用のオプションパーツの3Dモデルが公開されるのは今回のIKEAのケースが世界初と見られる。 IKEAは1943年設立のスウェーデンの家具販売チェーン。日本を含む全世界で424の店舗を展開し、400億ドル(約4兆4千億円)の売上を上げている。モダンでシンプルなデザインを特徴とし、リーズナブルな価格設定から世界中の消費者から支持を集めている。近年はエコフレンドリーな経営スタイルを標榜している。
掲載日:2019年3月17日:イスラエルのスタートアップ企業が高速マイクロ・アディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームをリリース
イスラエルのスタートアップ企業のナノファブリカが、高速マイクロ・アディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームをリリースした。発表によると、ナノファブリカのアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームは最大50 x 50 x 100 mmのビルドボリュームのモノを、1ミクロン単位で造形できるとしている。 「今日まで、主なアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームのデベロッパーは、50ミクロン以下のモノの造形には様々な困難を抱えていました。小さいモノを造形するには高額な専用プラットフォームが必要で、造形スピードも遅く、パーツの製造単価も非常に高いものになっていました。特に、造形サイズが限定的なのが大きな問題でした」とナノファブリカのジョン・ドナーCEOはコメントしている。 ナノファブリカのアディティブ・マニュファクチャリング・プラットフォームはDLP技術をベースにしたもので、半導体製造で培われた精密造形のノウハウが組み込まれている。競合企業の製品よりも、最大で100倍のスピードで造形が可能だとしている。 ナノファブリカは2016年設立、3Dプリンティング技術をマイクロマニュファクチャリング、ナノマニュファクチャリングの世界に導入することを目的に設立された。同社の技術は、特に半導体や医療などで活用されることが期待されている。同社はイスラエルのテルアビブに拠点を置いている。
掲載日:2019年3月16日:サウジアラビアの建設会社が世界最大の建設3Dプリンターを導入
サウジアラビアの建設会社が世界最大の建設3Dプリンターを導入することが話題になっている。 デンマークのCOBODインターナショナル製建設3Dプリンターを導入するのはサウジアラビアのエリート社。COBODインターナショナルのBOD23Dプリンターがサウジアラビアに導入される初のケースとなる。 BOD23Dプリンターは、最大300平方メートルの建物の建設が可能な大型建設3Dプリンター。一般的な住宅のほか、小型オフィスビル、学校、博物館などの建設が可能としている。 自社の建設3Dプリンターのサウジアラビアへの導入について、COBODインターナショナルのランド・ニールセンCEOは、「サウジアラビアから初の注文を頂いたことに誇りを感じています。我々のBOD23Dプリンターは世界最速の建設3Dプリンターであるのみならず、世界最大クラスの建設3Dプリンターでもあります。この革新的な技術を使い、各地の建設ニーズに応えてゆきます」とコメントしている。 COBODインターナショナルの建設3Dプリンターは今年二月にUAEにも導入されている。UAEでは、2030年までに首都ドバイ市内で建設される建物の25%を建設3Dプリンターで建設する計画を立てている。 建設3Dプリンターを導入したエリート社のサアアド・アル・シャスリ氏は、「我々は、我々独自のスタッフと、地元で供給されるコンクリート素材を使って各種の建物を建設してゆきます。建設3Dプリンターの導入により、外国製の建設素材を使うよりも大幅にコストを削減することが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2019年3月15日:ドイツ鉄道がアディティブ・マニュファクチャリング・ネットワークを拡大
ドイツ鉄道が、自社のアディティブ・マニュファクチャリング・ネットワークを拡大している。ドイツ鉄道が組織したモビリティ・ゴーズ・アディティブは二年前に設立され、当初は9社が参加していたが、今日までに19社が参加するネットワークに広がったという。 モビリティ・ゴーズ・アディティブにはEOS、シーメンス、BASF、ビッグレップ、マテリアライズlスリーディーシステムズ、ストラタシス、HP、ウルチメーカー、オートデスクなども参加している。 ドイツ鉄道のアディティブ・マニュファクチャリング担当部長のステファニー・ブリックウェード氏によると、鉄道車両の保守用交換部品は通常、運用開始から15年間メーカー供給が保証されているものの、15年を過ぎると部品の調達が難しくなるケースが少なくないという。交換部品を3Dプリンターで製造することで車両のダウンタイムを防止し、部品のロジスティクスコストを大幅に下げることが可能になるという。 ドイツ鉄道は2015年から3Dプリンターの利用を始め、これまでにポリマー系3Dプリンターやメタル3Dプリンターを活用し、鉄道車両用部品を製造している。 ドイツ鉄道はベルリンに本社を置く、ドイツ最大の鉄道会社。1994年に旧西ドイツ国鉄と東ドイツ国鉄が合併し、民営化して誕生した。
掲載日:2019年3月14日:3Dハブズが2019年度第一四半期3Dプリンティングレポートを発表
ートを発表した。同社の400社のユーザーを対象に調査したもので、サービスの利用状況や市場動向などの考察が加えられた。 レポートによると、昨年一年間に3Dハブズが3Dプリントした部品数は75万点で、そのうちの75%が従業員数100人未満の中小企業からの注文だった。 地域別ではアメリカからの注文が全体の49.4%を占め、カリフォルニア州からの注文だけで全体の10%を占めた。また、イギリスからの注文も全体の18%を占めた。ヨーロッパ全体からの注文は全体の41%を占め、アジア太平洋地域からの注文は全体の9%にとどまった。 業界では自動車産業からの注文が多く、アメリカとドイツの自動車メーカーの75%が自動車の完成品部品の製造に3Dプリンターを利用していることがわかった。3Dプリンターの利用用途は試作品製造が未だに多いとしているものの、完成品部品の製造に3Dプリンターを使うトレンドが強まっているとしている。 3Dプリンティング市場の内訳は、3Dプリンター用ソフトウェア(27%)、3Dプリンティングサービスビューロー(24%)、3Dプリンター用素材(15%)、オンライン3Dプリンティングサービス(12%)、その他のサービス(21%)だった。 3Dプリンターの造形方式ではFDM(80%)、SLA(12%)、SLSおよびMJF(8%)だった。 なお、レポート全体は3Dハブズのウェブサイトにて閲覧できる。
掲載日:2019年3月13日:テキサス州の建設会社が新型建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」をリリース
テキサス州の建設会社のICONが、新型建設3Dプリンター「ヴァルカンⅡ」をリリースした。ICONによると、「ヴァルカンⅡ」は最大2000平方フィート(約56.2坪)の大きさの建物を建設でき、建設スピードは従来品の最大二倍、建設コストは半分になったという。 ICONは昨年にアメリカ初の3Dプリント住宅用建設許可を取得したことで知られる。同社は建設3Dプリンターの普及を目指し、昨年10月にはシードファンドとして900万ドル(約9億9千万円)の資金調達を行っている。 「ヴァルカンⅡ」のリリースについて、ICONのジェイソン・バラードCEO兼共同創業者は、「ICONのミッションは住宅建設と建設業全体に新たなアプローチを提供し、手頃で個性的な住宅を世界中の人に提供することです。我々は今、世界的な住宅不足の中におり、従来のアプローチ方法では解決できない状況にいます。ICONをサポートしてくれる多くの人や企業とともに、建設業のパラダイムシフトを導いて行きたいと思います」とコメントしている。 ICONでは、「ヴァルカンⅡ」の出荷を来月から開始するとしている。「ヴァルカンⅡ」が建設する住宅は、現時点では来年から販売が開始される予定。
掲載日:2019年3月12日:プロトラブズ、極微小SLA樹脂素材の提供を開始
試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、極微小SLA樹脂素材の提供を開始した。 「マイクロファイン・グリーン」と名付けられた樹脂素材は、特に小型の精密度パーツの製造用にフォーミュレーションされているという。また、素材のメカニカルな特性はABSに近いという。 マイクロファイン・グリーンの提供開始についてプロトラブズは、「マイクロファイン・グリーンは、極微小なデザインのパーツのラピッドプロトタイピングに完全に適合していて、強度と耐久性を失うことなくプロトタイピングのさらなるオプションを顧客に提供します。特に医療、ヘルスケア、エレクトロニクスといった業界の顧客にメリットをもたらすでしょう」とコメントしている。 プロトラブズは主力事業の射出成型、CNCミリングに加え、2014年頃からポリマーとメタルを素材に3Dプリンティングサービスを提供している。顧客の多くはラピッドプロトタイピングに3Dプリンターを利用している。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2019年3月11日:オートデスクが2018年度決算を発表
大手CADソフトメーカーのオートデスクが2018年度決算を発表した。それによると、同社の2018年度の売上は25億7千万ドル(約2827億円)で、前年の21億ドル(約2310億ドル)から4億7千万ドル(約517億円)増加した。経常収支は8080億ドル(約89億円)の赤字で、前年の経常赤字5億6690万ドル(約623億円)から大幅に改善した。 事業別の売上では、サブスクリプション(ソフトウェアの定額料金制売上)売上が18億ドル(約1980億円)と全体の85.7%を占めた。次いでメンテナンス売上が6億3510万ドル(約698億円)、その他の売上が1億3240万ドル(約145億円)と続いた。 2018年度決算についてオートデスクのスコット・ハレンCFOは、「(決算期末に)3億ドル(約300億円)以上のフリーキャッシュフローが手元にあり、年初に設定したゴール以上を実現し、多くのキャッシュを稼ぐことができました。2019年は新たな財務上のマイルストーンを達成し、2020年とそれ以降に向けてのさらなる成長を加速する年にしたいと考えています」とコメントしている。 オートデスクは従来のソフトウェア販売ビジネスからサブスクリプションモデルへのビジネスモデル移行期にあり、収益モデルそのものを転換しつつある。経常収支とフリーキャッシュフローの改善が収益モデル転換の成功を裏付けていると関係者は注目している。
掲載日:2019年3月10日:マテリアライズが年度決算を2018発表
ベルギーの3Dプリンティング企業のマテリアライズが2018年度決算を発表した。それによると、同社の2018年度の売上は1億8400万ユーロ(約230億円)で、前年の1億4200万ユーロ(約177億5000万円)から29.6%の大幅増となった。 修正後EBITDA(金利・税金・有形無形償却費控除前利益)は2350万ユーロ(約29億3750万円)で、前年の1460万ユーロ(約18億2500万円)から61%の大幅増となった。また、経常利益は300万ユーロ(約3億7500万円)で、前年の経常赤字200万ユーロ(約2億5千万円)から黒字転換した。 2018年度決算について、マテリアライズのピーター・レイズ会長は「2018年はマテリアライズにとって素晴らしい年になりました。年間の売上は30%増加し、修正後EBITDAは61%増加しました。売上の中でもライセンス収入とメンテナンス売上が380万ユーロ(約4億7500万円)から2200万ユーロ(27億5千万円)に大きく増加しました。また、オペレーションキャッシュフローも990万ユーロ(約12億3750万円)から2800万ユーロ(約35億円)に増加しました。その結果、期末の現金保有高は1億1500万ユーロ(約143億7500万円)に達しました。この財務上の強みは我々の成長機会を促進し、今後のマクロ経済の環境が悪化しても前進する余力を与えてくれるでしょう」とコメントしている。 マテリアライズは1990年にウィルフレッド・ヴァンクラインが設立したベルギーで最初の3Dプリンティング・サービスビューロー。アディティブ・マニュファクチャリングの世界では老舗企業として知られている。
掲載日:2019年3月9日:ニンジャボット、クッキー型製造3Dプリンター「ニンジャボット・クッキー」の累計販売台数が5か月間で200台を突破
3Dプリンターメーカーの合同会社ニンジャボットが、クッキー型製造3Dプリンター「ニンジャボット・クッキー」の累計販売台数が5か月間で200台を突破したと発表した。 若い女性の間でアイシングクッキーづくりが静かなブームになる中、ニンジャボット・クッキーは日本のアイシングクッキー界のカリスマ講師、カツマタ・ケイコ氏の監修のもとで開発された。 ニンジャボット・クッキーは3Dプリンターで出力させるために通常必要な3DCADソフトが必要なく、手書きのイラストをもとに簡単にオリジナルのクッキー型が作れることから、アイシングクッキー初心者の方を中心に好調な販売を維持している。 ニンジャボット・クッキーを販売したニンジャボットの佐藤代表は、「ニンジャボット・クッキー販売開始当初は、月に10台程度売れれば御の字と考え、特に大掛かりなキャンペーンなどを展開することなく販売を開始しました。ところが、アイシングクッキー愛好家の間でニンジャボット・クッキーの噂が口コミで広がり、さらには実際にニンジャボット・クッキーで作った自作のクッキーの写真をInstagramに公開する人が相次ぎ、話題がソーシャルメディアで大きく広がりました」とコメントしている。 ニンジャボットクッキーはニンジャボットのウェブサイトから購入可能。
掲載日:2019年3月8日:アメリカの研究チームがヒトの皮膚細胞を人体に直接プリントするバイオ3Dプリンターを開発
アメリカの研究チームが、ヒトの皮膚細胞を人体に直接プリントするバイオ3Dプリンターを開発し、話題になっている。 開発したのはノースカロライナ州のウェークフォレスト再生医療研究所の研究チーム。怪我の箇所に直接皮膚細胞をプリントするタイプのバイオ3Dプリンターが登場するのは世界初と見らえる。 研究チームを率いたウェークフォレスト再生医療研究所のショーン・マーフィー博士は、「この技術のユニークな点はシステムの機動性と外傷部をオンサイトで管理できることです。外傷部を3Dスキャナーでスキャンして傷のサイズを測り、皮膚を再生させる必要がある場所を特定し、その場所に細胞を直接塗布することが可能です」とコメントしている。 マーフィー博士は、開発したバイオ3Dプリンターは糖尿病患者の潰瘍や、重度の火傷の治療などにも活用できるとしている。 なお、治療に使われる皮膚細胞は、患者の正常な皮膚を採取し、培養したのちハイドロゲルと混ぜ合わせて作られる。 バイオ3Dプリンターの普及が進むことで、患者に大きな苦痛を強いる皮膚移植手術を代替できる可能性があり、最終的には患者が負担する医療コストを下げられるとマーフィー博士は期待している。
掲載日:2019年3月7日:スウェーデンのハルムスタッド市が高齢者用3Dプリント食品の提供を計画
スウェーデンのハルムスタッド市が、高齢者用3Dプリント食品の提供を計画しているとして話題になっている。 スウェーデンの西海岸に位置するハルムスタッド市は、ブロッコリーや鶏肉などの食材をピューレ状にし、卵やスターチなどを混ぜて3Dプリンターで出力し、嚥下障害を抱える高齢者へ提供するとしている。 3Dプリント食品の提供について、ハルムスタッド市のケータリング局長のリチャード・アスプランド氏は、「嚥下障害を抱える高齢者にとって、現在提供されている食事は見た目も悪く、食欲をそそるものではありません。まずは食事の見た目を良くし、鶏肉やソーセージといった食材のもともとの形にする必要があると考えました。見た目は鶏肉の手羽先でも、食感はパンナコッタという感じです」とコメントしている。 スウェーデンでは高齢者の8%が嚥下障害を抱えており、多くの人が食事の摂取不足により栄養失調の状態に置かれているとされている。 ハルムスタッド市では地元の食品メーカー、3Dプリンターメーカー、ランド大学、クリスティアンスタッド大学などと共同でフード3Dプリンターを製造し、今年末からハルムスタッド市とヘルシングボルグ市内の高齢者養護施設で試験サービスを開始したいとしている。
掲載日:2019年3月6日:GEアディティブが中高生向けアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムの受付を開始
GE傘下のGEアディティブが、中高生向けアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムの受付を開始した。GEアディティブ教育プログラムと名付けられた教育プログラムは、中学校と高校へ通う8歳から18歳までの生徒を対象としたもので、3Dプリンター、オートデスクの3Dプリンター用ソフトウェア、教育カリキュラムなどが無償で学校に供与される。 GEアディティブ教育プログラムは、これまでに全世界30カ国の50万人の生徒を対象に実施され、1,000の学校に1,400台の3Dプリンターを供与してきた。 教育プログラムの実施についてGEアディティブのジェイソン・オリバー社長兼CEOは、「(アディティブ・マニュファクチャリングに)強い関心をもつ生徒が初めて実際のアディティブ・マニュファクチャリング技術に触れることにより、我々が掲げる『エニシング・ファクトリー』ブランドの中心を構成することになります。そのような瞬間を世界中の学校の教室の中に生み出すのが我々の教育プログラムの目的です」とコメントしている。 教育プログラムの申し込みはGEアディティブの専用ウェブサイトから行える。申込の受付は2019年4月1日までとなっている。
掲載日:2019年3月5日:スリーディーシステムズが2018年度決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが2018年度決算を発表した。 発表によると、同社の2018年度の売上は6億8770万ドル(約756億4700万円)で、前年の6億4610万ドル(約710億7100万円)から6%増加した。3Dプリンター製品売上が4億2920万ドル(約472億1200万円)で、前年から9.6%増加した。サービス関連売上は2億5450万ドル(約279億9500万円)で、前年からほぼ横ばいだった。 2018年度決算についてスリーディーシステムズのヴィオメッシュ・ジョシCEOは、「決算については満足しています。特に各種のプリンターの売上が強く成長し続けていることと、プラスチックとメタル関連3Dプリンターが伸びていること、さらにはヘルスケアの領域とソフトウェアソルーションのビジネスが伸びていることに満足しています」とコメントしている。 2019年度の事業展開についてジョシ氏は、新素材とワークフローソフトウェアを市場に投入し、新たな売上につなげたいとしている。また、引き続きコスト構造のリストラクチャリングを進め、キャッシュフローの改善を果たしたいとしている。 2018年度決算の発表を受けた直後のニューヨーク証券取引所の同社株価は12ドル前後で取引され、12.28ドルの終値で取引を終えている。
掲載日:2019年3月4日:アメリカの市場調査会社が2025年までにメタル3Dプリンティング市場が30億ドル規模に成長と予想
アメリカの市場調査会社のグランド・ビュー・リサーチが、2025年までにメタル3Dプリンティング市場が30億ドル(約3300億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。それによると、2017年時点の全世界のメタル3Dプリンティング市場は3億3400万ドル(約367億円)規模で、今後年率31.8%の成長率で成長を続け、2025年に30億ドル規模に到達するとしている。 メタル3Dプリンティング市場の成長を牽引する業界セクターとして、同レポートは特に航空宇宙、防衛、自動車、医療、歯科医療の領域を挙げている。中でも医療と歯科医療の領域で高い成長性が見込めるとしている。 メタル3Dプリンター用素材ではチタンパウダーが最もニーズが高く、素材市場全体の63%のシェアを占めるとした。また、スチールパウダー、ニッケル、アルミニウムの需要の伸びも期待できるとした。 エリア別では北米市場が全体の35%を確保し、市場全体を牽引するとした。また、アジア太平洋地域の今後の年間伸び率が34.1%に達し、最も高い成長率を確保するとした。また、公的投資の伸びなどから、2025年までにヨーロッパがメタル3Dプリンティングの最大の売上を確保するとも予想している。
掲載日:2019年3月3日:マークフォージドが「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」を開設
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くハイエンド3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」を開設する。 マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学では、主に企業のエンジニアを対象にデザインやオペレーションなどの各種の講座が提供される。修了後、受講者は3Dプリンティング用アプリケーション、アディティブ・マニュファクチャリング・デザイン、3Dプリンティングプロセスの技術が獲得できるとしている。 マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学オンサイトの講座はマークフォージドのボストン本社にて提供され、受講者に修了証が授与される。 「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」の開設についてマークフォージドのアプリケーションエンジニアリング担当副社長のアンドルー・デ・ジェオフロイ氏は、「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学は、業界全体にイノベーションを起こすための起爆剤になるでしょう。エンジニアやデザイナーを支援し、アディティブ・マニュファクチャリング技術の強固な基盤を構築し、無限の可能性をもたらすことになるでしょう」とコメントしている。 「マークフォージド・アディティブ・マニュファクチャリング大学」は、マークフォージドのウェブサイトから申し込み出来る。
掲載日:2019年3月2日:シェイプウェイズがカーボンの3Dプリンター出力サービスを開始
ニューヨークに拠点を置くサービスビューロー大手のシェイプウェイズが、カーボンの3Dプリンター出力サービスを開始する。今週締結されたパートナーシップ契約に基づくもので、シェイプウェイズはカーボンのDLS3Dプリンターを使い、オンデマンドで3Dプリンティング出力サービスを提供する。 なお、素材はエラストメリック・ポリウレタン、リジッド・ポリウレタン、ウレタン・メサクリレートの三種類が利用可能。 カーボンは独自開発したデジタル・ライト・シンセシス技術を用い、従来のSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の3Dプリンティングを実現している。同社の3Dプリンターはこれまでに、アディダス、BMW、ランボルギーニなどに採用されている。同社にはニコンを含む複数の日本企業も出資している。 カーボンとのパートナーシップ契約の締結について、シェイプウェイズのグレッグ・クレスCEOは、「シェイプウェイズは、イノベーションを生み出しビジネスを創造するすべての起業家に3Dプリンティング技術へのアクセスを提供します。カーボンとのパートナーシップ契約の締結により、我々のそのミッションを実現し、顧客の業界の垣根を超えることが可能になります」とコメントしている。 シェイプウェイズは2007年にオランダの大手家電メーカーのフィリップスの社内ベンチャーとして設立された。今日までにサービスビューロー・3Dプリンティング出力のグローバルリーディングカンパニーとして君臨している。
掲載日:2019年3月1日:イギリスのベンチャー企業が製薬3Dプリンターの製造用助成金を獲得
イギリスのベンチャー企業が製薬3Dプリンターの製造用助成金を獲得し、話題になっている。 イギリス政府が組成したイノベーティブUKからの助成金を獲得したのはレメディ・ヘルスとファブRxの二社。両社は共同で2020年までに製薬3Dプリンターの製造を目指すとしている。 助成金の獲得についてファブRxの製品開発担当役員のアルヴァロ・ゴヤネス博士は、「口腔薬品の製造に3Dプリンターを活用するというコンセプトについて、レメディ・ヘルスと協業できることを嬉しく思います。我々が開発するシステムが、患者一人ひとりに応じて最適化された個別医療を提供することになるでしょう」とコメントしている。 レメディ・ヘルスのメリッサ・スノーバーCEOは、「我々の3Dプリンティング技術を世界中の患者に応用できることに興奮しています。パーソナライズド医療を実現することで、より正確で、より効果的で、より好ましい医療を提供することが可能になるでしょう」とコメントしている。 薬学の領域では、製薬に3Dプリンターを導入する機運が世界的に高まっている。現在の主な製薬方法は画一的で、それぞれの患者に応じて最適化された服薬ができないという懸念が示されている。3Dプリンターを活用することで、患者の年齢や健康状態などに応じてオンデマンドでカスタマイズドに薬を作ることが可能になると期待されている。
掲載日:2019年2月28日:映画『ブラックパンサー』が2019年度アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞
先日行われた2019年度アカデミー賞授賞式で、映画『ブラックパンサー』が衣装デザイン賞を受賞し、話題になっている。 衣装デザイン賞を受賞したのはアメリカ人衣装デザイナーのルース・E・カーター氏。映画の登場人物ラモンダ女王が纏うマンテルと冠などを3Dプリンターで製造したという。ベルギーのマテリアライズが実際の製造に協力し、PA12ポリアミドを素材にマテリアリズのSLS3Dプリンターで製造された。 製造に協力したジュリア・コーナー氏は、「ルース・カーターから提示された最初のコスチュームデザインをもとに、アフリカの民族衣装風の3Dパターンを用意し、女王が纏うズルハットとショルダーマントルをデザインしました。いずれも手作業で作られたような見た目では駄目で、一定のアルゴリズムに基づいて形成されたような感じにする必要がありました。それゆえ、現在利用可能な、最も先端的なデジタル技術を使って製造する必要に迫られたのです」とコメントしている。 映画『ブラックパンサー』は2018年に公開されたアメリカのアメコミ・スーパーヒーロー映画。昨年度最大の興行収入を獲得し、アメコミ映画として初のアカデミー賞受賞を果たしている。アカデミー賞は衣装デザイン賞のほか、美術賞と作曲賞も受賞している。
掲載日:2019年2月27日:オーガノボの株価が低迷
米カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くバイオ3Dプリンターメーカーのオーガノボの株価が低迷している。米NASDAQに上場しているオーガノボの株価は、現地時間の今週月曜日、1.13ドルで取引を終えた。2014年2月28日には10.28ドルで取引されていた同社の株価は、五年で十分の一の水準まで下落した。 オーガノボは今月、2018年度第三四半期決算を発表しており、期間中の売上78万ドル(約8.580万円)を計上している。事前予想の87万ドル(約9,570万円)を下回る結果も株価低迷につながっていると見られる。 オーガノボは事業継続に必要なキャッシュをキャピタルに依存しており、オペレーションのバーニングによるキャッシュ枯渇のリスクを抱えている。同社の決算発表によると、オーガノボは今年初めの時点で3,520万ドル(約38億7,200万円)のキャッシュを保有しているが、同社のバーンレートは年間2,100万ドル(約23億1千万円)とされており、十分なオペレーションキャッシュフローを確保しない限り、同社のキャッシュはあと1年7か月で枯渇する計算になる。 市場関係者の一部はオーガノボが再度新株を発行する可能性があると見ているが、2015年度の新株発行よりも投資家へのインパクトは低いと予想する向きが多い。新株発行により株価の希釈化が進み、資金調達の実効性は低いとする声もある。オーガノボにとって今年は会社存続に向けた厳しい年になりそうだ。
掲載日:2019年2月26日:アメリカの市場調査会社が全世界の3Dプリント眼鏡市場が2028年までに34億ドル規模に成長と予想
アメリカの市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界の3Dプリント眼鏡市場が2028年までに34億ドル(約3,740億円)規模に成長すると予想したレポートを発表した。 「3Dプリント眼鏡市場:2019-2028年」と題されたレポートは、メガネの最終製造工程におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術の導入が広がることで、3Dプリント眼鏡市場は今後持続的な成長が可能と予想している。なお、同社が定義する3Dプリント眼鏡市場には、眼鏡のハードウェア、素材、サービス、ソフトウェア、アディティブ・マニュファクチャリングによるプロトタイピング、ツーリング、キャスティングなどが含まれている。 眼鏡市場のアディティブ・マニュファクチャリング技術の主たるプレーヤーとして、同レポートはカーボン、DWS、EOS、フォームラブズ、フュール3D、グラシスUSA、ホエット、HOYA、HP、マテリアライズ、MONOQOOL、ミキタ、プロトス、サフィオ、スカルプティオ、セイコー、シスマなどを挙げている。 市場セグメント別では、メガネの最終製品のシェアが最大で、メガネ用素材、メガネ製造用ツール・キャストパターンが続くとしている。 主たる眼鏡製造用アディティブ・マニュファクチャリング技術としては、マテリアル・ジェッティング技術、パウダーベッド・ヒュージョン技術、ロストワックス・キャスティング技術が挙げられている。
掲載日:2019年2月25日:アメリカ陸軍がパーツ製造用にライズの3Dプリンター「ライズワン」を導入
アメリカ陸軍がパーツ製造用にライズの3Dプリンター「ライズワン」を導入した。ニュージャージーにあるアメリカ陸軍武器研究開発技術センターが導入したもので、戦地におけるオンデマンド・マニュファクチャリングの研究に使われるものと見られる。 ライズワンはライズが2017年にリリースしたハイブリッド3Dプリンターで、独自開発したエクストルージョン・インクジェッティング技術をベースにしている。 ライズワンの導入について、アメリカ陸軍武器研究開発技術センターのジェームズ・ジニーノ氏は、「パーツひとつが欠けただけでシステム全体が機能しなくなります。3Dプリンターで欠けたパーツを製造することで再び戦闘態勢に戻ることができます。これは、軍隊にとっては非常に大きなメリットです。ポンプのハンドルが壊れたり、ロボットの車軸がなくなったりしたら、3Dプリンターで新たに作ればいいのです」とコメントしている。 アメリカ陸軍武器研究開発技術センターはアメリカ軍の兵器開発のハブ施設で、これまでにスリーディーシステムズのSLA3DプリンターやストラタシスのObjetシリーズなどのハイエンド3Dプリンターが導入されている。 ライズは米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くスタートアップ企業。同社のライズワンはこれまでにアメリカ陸軍のほかにNASAやアメリカ海軍にも採用されている。
掲載日:2019年2月24日:フィリピン科学技術省がフィリピン初のアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設
フィリピン科学技術省がフィリピン初のアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設した。センターでは各種の3Dプリンティング技術に加え、3Dプリンティングプロセス、3Dプリンター用素材などの研究が行われる。 センターはフィリピン政府が掲げる産業イニシアティブの実現を目指しており、特に航空宇宙、バイオ医療・ヘルスケア、プリントエレクトロニクス、農業工学、自動車産業におけるアディティブ・マニュファクチャリング技術の開発を目指すとしている。 センターはアディティブ・マニュファクチャリング用素材プラットフォーム施設と、先端プロトタイピング・プロダクトイノベーション開発センターの二施設で構成される。 アディティブ・マニュファクチャリング用素材プラットフォーム施設では、セラミクス、ポリマー、ナノマテリアルズなどのアディティブ・マニュファクチャリング用素材の研究開発が行われる。また、先端プロトタイピング・プロダクトイノベーション開発センターでは、主に航空機や自動車などの精密部品がメタル3Dプリンターで製造される。 センターの開設について、フィリピン科学技術省のエンリコ・パリンギト氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術は限りない可能性を秘めています。航空機、自動車、医療から、ファッションの領域まで応用可能です。センターの開設により、そうした技術の更なる活用に拍車がかかるでしょう」とコメントしている。
掲載日:2019年2月23日:カリフォルニア州立サクラメント大学が、ローカルモーターズの無人小型電動バスOlliを導入
カリフォルニア州立サクラメント大学が、ローカルモーターズの無人小型電動バスOlliを導入し話題になっている。報道によると、サクラメント大学は二台のOlliを導入し、キャンパス内の定期ルートで学生や教員の移動に使うという。また、一般市民も利用できるという。なお、Olliの運行時間は平日9時から16時となっている。 Olliはローカルモーターズが開発した無人小型電動バスで、フレームやボディなどの主要な部品が大型3Dプリンターで製造されている。これまでにメリーランド州ナショナルハーバー、ワシントンDC、ドイツのベルリンなどに公共交通機関として採用されている。 Olliはまた、各ユーザーのニーズに応じてオンデマンドで製造される。仕様やスペックなどはユーザー毎にカスタマイズされて製造される。ローカルモーターズによると、3Dプリンターで主要パーツを製造する事で、Olliの製造時間を最大90%程度削減できるとしている。 サクラメント大学がOlliを導入したことについて、ローカルモーターズのジェイ・ロジャース創業者兼CEOは、「サクラメント大学のように持続可能性への情熱に溢れた場所で自動運転技術が採用されたことは理想的で、現実の世界にOlliがもたらす可能性を示すことになるでしょう。また、次世代の自動運転技術の扉を開く若者たちに、新たな踏み台を提供することにもつながると思います」とコメントしている。 ローカルモーターズは2007年設立。2015年には世界初の3Dプリント自動車「LM3D」を開発し、世界的な話題となった。
掲載日:2019年2月22日:GEパワーがクレムソン大学にアディティブ・マニュファクチャリング研究所を開設
GE傘下のGEパワーが、サウスカロライナ州のクレムソン大学にアディティブ・マニュファクチャリング研究所を開設した。研究所では、GEパワーの研究員がクレムソン大学の学生や教員と共にアディティブ・マニュファクチャリング技術の研究を行う。 広さ1,000平方フィート(約92平方メートル)の研究所にはGEアディティブのハイエンドメタル3Dプリンター「コンセプトレーザーM2DMLMマシン」を含む三台のアディティブ・マニュファクチャリング・システムが導入されている。 GEパワーは学生を対象に、ポストプロセス技術を含む各種のアディティブ・マニュファクチャリング技術の講習を行う。最終的には、次世代のアディティブ・マニュファクチャリング技術者を養成することを目指すとしている。 研究所の開設について、クレムソン大学のジム・クレメンツ学長は、「サウスカロライナ州は先端マニュファクチャリングの領域におけるリーダーです。クレムソン大学は、業界のパートナーに貴重なリソースを供給してゆきます。この最先端の研究所は、学生たちにユニークなハンズオントレーニングを提供し、将来の即戦力を養成します。GEがこのような機会をもたらしてくれたことに大変感謝しています」とコメントしている。 GEパワーはGE傘下のエネルギー企業。2008年にGEエネルギーとして設立され、2012年にGEパワーに社名変更した。主に発電用タービンやジェネレーターなどを製造し、世界シェア三割を有している。
掲載日:2019年2月21日:オランダの女性起業家が廃棄食材を使った3Dプリントリサイクルビジネスを開始
オランダの女性起業家が廃棄食材を使った3Dプリントリサイクルビジネスを開始し、話題になっている。 ビジネスを開始したのはオランダのアイントホーフェン大学出身の女性起業家エルゼリンデ・ヴァン・ドレウィード氏。大学で工業デザインと食品工学を学んだ同氏は、廃棄食材を使って3Dプリンターでドライフードに加工し、リサイクルする事業を思い付いたという。 同氏は当初、自宅で廃棄されるパンをドライフード化することに成功し、続いて米、野菜、果物などのドライフード化にも成功したという。素材はいずれも粉砕されてペースト化され、3Dプリンターで出力後、オーブンで焼かれて完成する。 ドレウィード氏は現在、レストランのオーナーやシェフを対象に個別のコンサルティングを提供し、店ごとのリサイクルプログラムを提供している。同氏はまた、中国の食品企業と提携して、中国国内で廃棄食材リサイクルビジネスの開始も計画しているという。 現在世界では年間に13億トンもの食材が廃棄され、その数は流通される食材全体の三分の一に及んでいる。日本でも年間約621万トンの食材が廃棄されていて、その数は全体の五分の一に及んでいる。フランスでは、食材を廃棄する飲食店に罰金を課するなど、廃棄食材を削減する取り組みが世界的に盛んになってきている。
掲載日:2019年2月20日:リラティビティ・スペースに三人の業界ベテランが入社
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースに、三人の業界ベテランが入社した。 入社したのはティム・ブッザ氏、ジョシュ・ブロスト氏、デヴィッド・ガイガー氏の三名。ティム・ブッザ氏は著名エンジニアで、ロケット開発のエキスパートとして知られている。ジョシュ・ブロスト氏はスペースXで9年間政府ビジネス担当副社長を務めた人物。デヴィッド・ガイガー氏も同じくスペースXで13年間勤務した。デヴィッド・ガイガー氏はリラティビティ・スペースのテランロケット開発担当副社長に就任する。 三人の入社についてリラティビティ・スペースのティム・エリスCEOは、「世界初の3Dプリントロケットを打ち上げるという我々の計画は、豊富な経験を持つチームによってさらに加速します。ティム、ジョシュ、デヴィッドはロケット業界のリーダーであり、彼らのチームへの参入により、リラティビティ・スペースの力がさらに増加するでしょう」とコメントしている。 なお、リラティビティ・スペースは、ロケット用部品の95%を3Dプリンターで製造していることで知られている。 リラティビティ・スペースは、別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに4,500万ドル(約47億円)を出資している。
掲載日:2019年2月19日:映画『ファースト・マン』の制作にビッグレップの3Dプリンターが活用
現在公開中の映画『ファースト・マン』の制作に、ビッグレップの3Dプリンターが活用されたとして3Dプリンターコミュニティの話題になっている。 アメリカの映画雑誌ヴァラエティによると、『ファースト・マン』のプロダクション・デザイナーのネイサン・クラウリー氏は、ビッグレップの大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」を使い、ニール・アームストロング船長が乗った月着陸船モジュールや、長さ14フィートサイズのサターンV型ロケットのスケールモデルなどを製造したという。 3Dプリンターを提供したビッグレップアメリカのフランク・マランゲル氏は、「ビッグレップ・ワンのような大型3Dプリンターの利点は、なんといっても作りたいモノをスケールダウンする必要がないことです。(他の3Dプリンターのように)小型のピースを作って接着剤でつなぎ合わせる必要もありません」とコメントしている。 クラウリー氏は、実際に撮影された写真やNASAが公開している設計図を基に3Dモデルを作り、3Dプリンターで出力したという。 映画作りにおける3Dプリンターの役割についてクラウリー氏は、「モノをデザインしてすぐに出力できることはゲームチェンジングなことです。出力したモノが気に入らなければ新たに作り直せばいいのです」とコメントしている。 『ファースト・マン』は、『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督による人類初の月面着陸を描いた作品。今月末に発表される米アカデミー賞の四部門にノミネートされている。
掲載日:2019年2月18日:オランダの3Dプリンターメーカーが大型FDM3Dプリンター二機種をリリース
オランダの3Dプリンターメーカーのフェリックスプリンターズが、大型FDM3Dプリンター二機種をリリースする。 リリースされるのはフェリックス・プロLとフェリックス・プロXLの二機種。造形サイズはフェリックス・プロLが300 x 400 x 400 mm、フェリックス・プロXLが600 x 400 x 600 mmとなっている。価格はいずれも6,950ユーロ(約868,750円)からで、いずれもオランダ現地時間の2月19日から販売開始となる。 大型3Dプリンターのリリースについて、フェリックスプリンターズの創業者グイラウム・フェリクスダル氏は、「我が社の顧客は、プリント精度を落とすことなく、より大型のパーツづくりをしたいと訴えてきました。新しい二機種をリリースすることで、その声に応えられると思います」とコメントしている。 FDM方式の3Dプリンターは大型化が進んでいて、ドイツのビッグレップが造形サイズ1000 X 1000 X 1000 mmの大型3Dプリンターをリリースしている他、イスラエルのマシヴィット社、モディックス社も同様の大型3Dプリンターをリリースしている。日本国内でも、合同会社ニンジャボットが造形サイズ700 X 700 X 700 mmの大型3Dプリンターをリリースしている。
掲載日:2019年2月17日:ジョンソン・エンド・ジョンソンの関連会社がアイルランドに3Dプリンティング技術センターを開設
大手ヘルスケア・医薬品・医療機器メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンの関連会社が、アイルランドに3Dプリンティング技術センターを開設する。 発表によると、ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社デピューシンセス(DePuy Synthes)は、3600万ユーロ(約45億円)の資金を投じ、3Dプリンティング・ディベロップメント・アンド・ローンチ・センターを開設する。同社の研究開発プロジェクトの一環で、デピューシンセスの整形医療用医療機器の研究開発などを行うとしている。 センターの開設についてデピューシンセスのシャノン・クレスピン・グローバルサプライチェーン担当副社長は、「我々の研究チームは、未来の革新的なヘルスケアソルーションを開発してゆきます。患者の治療成績を向上させ、ヘルスケアのサービスの未来のかたちを新たに作ることを目指します」とコメントしている。 デピューシンセスは整形外科・頭蓋顎顔面領域等における各種インプラント、医療機器、サービス、教育や最先端技術ソルーションを提供している。同社は2012年にジョンソン・エンド・ジョンソンの事業部門と統合して子会社化された。 ジョンソン・エンド・ジョンソンは1887年設立。タイレノールをはじめとする各種の医薬品や各種の医療機器を製造している。
掲載日:2019年2月16日:ストラタシスがアンドレッティ・オートスポーツとパートナーシップ契約を締結
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、アメリカの著名レーシングチームのアンドレッティ・オートスポーツとパートナーシップ契約を締結した。契約によると、アンドレッティ・オートスポーツはストラタシスのF3703Dプリンターとフォルタス450mc3Dプリンターを使い、インディーカー用レーシングカーのパーツを製造する。 ストラタシスとのパートナーシップ契約の締結について、アンドレッティ・オートスポーツのロブ・エドワーズCOOは、「我々は、我々のデザインと開発能力に3Dプリンティング技術を導入するための適切なパートナーを探し続けてきました。(3Dプリンティング技術の)業界リーダーであるストラタシスとの関係を構築できることに大変興奮しています」とプレスリリースで表明している。 ストラタシスは2017年にもマクラーレン・ホンダ・フォーミュラーワンレーシングチームと同様のパートナーシップ契約を締結している。同契約では、マクラーレン・ホンダ・フォーミュラーワンレーシングチームにストラタシスのuPrintPlus3Dプリンターが提供され、トラックテストと実際のレースにおけるレーシングカーのパーツづくりに活用された。 アンドレッティ・オートスポーツは1993年設立のレーシングチーム。著名レーサーのマイケル・アンドレッティの名前を冠した名門チームで、インディカー・シリーズ、インディライツ、グローバル・ラリークロス、豪州スーパーカー選手権などに参加している。
掲載日:2019年2月15日:ランボルギーニがカーボンの3Dプリンターで自動車用部品を製造
イタリアのスーパーカーメーカーのランボルギーニが、カーボンの3Dプリンターで自動車用部品を製造したとして話題になっている。 ランボルギーニが製造したのは、同社が2018年にリリースしたSUVのUrusモデルシリーズ用燃料キャップとエアダクト用クリップコンポーネント。いずれもカーボンのDLS3Dプリンターを使って製造した。カーボンのDLS3Dプリンターは光と酸素を使って樹脂を効果させる方式の3Dプリンターで、軽量で耐久性に優れたパーツを作ることができる。 なお、カーボンのDLS3Dプリンターは、同社が独自開発したCLIP(Continuous Liquid Interface Production)技術をベースにしている。 カーボンとのパートナーシップについて、ランボルギーニのチーフ・プロキュアメント・オフィサーのステファン・グラムゼ氏は、「カーボンとパートナーシップを組むことで、耐久性に優れたパーツをよりスマートに、より高速に、より効率的に作ることが可能になります。最終的には、我々の製品をより迅速に市場に投入することが可能になります」とコメントしている。 カーボンは2014年にジョセフ・デシモン、フィリップ・デシモンの二人が設立した。CLIPベースの3Dプリンターは、一般的なSLA方式の3Dプリンターよりも高速で高品質の造形が可能としている。
掲載日:2019年2月14日:COBODインターナショナルの建設3DプリンターがUAEで採用へ
デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルの建設3DプリンターがUAEで採用されることになり、話題になっている。契約によると、ドバイに拠点を置くUAEの建設会社3Dヴィンチ・クリエーションズを通じてUAE国内に導入される。 COBODインターナショナルは昨年設立されたスタートアップ企業で、建設3DプリンターのBODシリーズを製造している。BODシリーズは、建設サイズによってBOD1からBOD3まで提供されている。計画では、3Dヴィンチ・クリエーションズがBOD1を使ってドバイ市内に住宅やオフィスビルなどを建設するとしている。 COBODインターナショナルは、昨年9月にヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設し、話題を集めた。同社の建設3Dプリンターが国外で利用されるのは今回が初のケースとなる。 パートナーシップ契約の締結について、 3Dヴィンチ・クリエーションズのエドウアード・バークリニCEOは、「この契約によって、コスト効率の高い高速建設3Dプリンティングソルーションを提供することが可能になりました。UAEのあらゆる建設需要に応えたいと思います」とコメントしている。 UAEは、2030年までにドバイ市内で建設される新築物件の25%を建設3Dプリンターで建設する計画を進めている。
掲載日:2019年2月13日:EOSがストラタシスのスピンオフ企業のヴァルカン・ラブズを買収
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、ストラタシスのスピンオフ企業のヴァルカン・ラブズを買収した。ヴァルカン・ラブズは独自開発したパウダーベッド・フュージョン・テクノロジーを用いた3Dプリンターを開発している。なお、買収価格などの詳細な条件は明らかにされていない。 買収に伴い、ヴァルカン・ラブズのデービッド・レイCEOがEOSノースアメリカのCOOに就任する。 ヴァルカン・ラブズの買収について、EOSノースアメリカのグリン・フレッチャー社長は、「アディティブ・マニュファクチャリングは先端マニュファクチャリングであり、ボタンを押せばなんでも完結するといった単純なものではありません。そのような世界において、時には想定外のソルーションを提供しながら、顧客に生産性と成功をもたらすよう努力しています。今回の買収により、顧客からのあらゆる要求に対応できるエンジニアリングサービスグループを結成することができました」とコメントしている。 EOSは1989年設立、ドイツのミュンヘンに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンター、ポリマー3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で広く利用されている。
掲載日:2019年2月12日:ISS国際宇宙ステーションのリサイクル3Dプリンティングシステムが稼働開始
昨年11月にISS国際宇宙ステーションに設置されたリサイクル3Dプリンティングシステムが稼働を開始した。 リファブリケーターと名付けられたリサイクル3Dプリンティングシステムは、アメリカの宇宙関連機器メーカーのテサーズ・アンリミテッドが開発したもので、FDM方式の3Dプリンターとプラスチックリサイクラーで構成されている。NASAが提供した中小企業革新研究プログラムの予算で開発された。 テサーズ・アンリミテッドのロブ・ホイトCEOは、「 未来の宇宙飛行士は、モノづくり用のツールや交換部品、様々な用具や医療機器などをオンデマンドで作ることが可能になるでしょう。また、素材をリサイクルすることで地球上から物資を輸送する必要がなくなり、結果的に物流コストを劇的に削減することが可能になります」とコメントしている。 NASAによると、国際宇宙ステーションには現在、合計で17,990キログラム分の物資や部品が搭載されており、その95%がまったく使われないという。しかし、故障や交換などに備えるため、それらを在庫しておく必要があるという。 なお、国際宇宙ステーションでは現在、NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースが開発した3Dプリンターも稼働している。
掲載日:2019年2月11日:プロトラブズが2018年度決算を発表
試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、2018年度決算を発表した。2018年度の売上は4億4,560万ドル(約490億円)で、前年の3億4,450万ドル(約379億円)から29%増加した。 事業別では射出成型事業が2億1,050万ドル(約231億5,500万円)と最大で、前年から1,600万ドル(約17億6千万円)増加した。 CNCマシニング事業の売上は1億5,250万ドル(約167億7,500万円)で、前年の1億370万ドル(約114億円)から大きく増加した。 3Dプリンティング事業の売上は5,330万ドル(約58億6,300万円)で、前年の4,330万ドル(約47億6,300万円)から増加した。 決算についてプロトラブズの社長兼CEOのヴィッキ・ホルト氏は、「2018年は全体的に強力な一年になりました。我が社は今期で20周年を迎えますが、創業から今日までに成し遂げてきたことに誇りを感じています。2019年度はお客様とのリレーションをさらに密にし、オペレーションの効率化を進めてゆきたいと考えています」とコメントしている。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2019年2月10日:イギリスのロケットメーカーが3Dプリントロケットエンジンを公開
イギリスのロケットメーカーが3Dプリントロケットエンジンを公開した。スコットランド北部のマレーに拠点を置くロケットメーカーのオーベックス(Orbex)社が公開したのは、同社が開発中の小型ロケット「プライムロケット」用エンジン。軽量カーボンファイバーとアルミニウムの合金で作られ、オーベックスによると、3Dプリンターで作られたロケットエンジンとしては世界最大という。 エンジンはシングルピースとして製造されるため、従来のロケットエンジンのような継ぎ目がなく、高い強度が確保できるという。また、バイオプロパンを燃料にするため、二酸化炭素の排出量を従来よりも90%削減できるという。 プライムロケットは衛星を最大高度1,250キロメートルまで運搬可能なロケットで、現在のところ、2021年までに商用人工衛星を打ち上げる予定。 オーベックスではマレーに2,000平方メートル規模のロケット建設施設を建設し、プライムロケットの製造を本格化するとしている。 ロケットやロケットエンジンの製造に3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。アメリカのロケット製造ベンチャー企業のリラティビティ・スペースも、独自開発した3Dプリンターでロケットエンジンを製造し、開発コストを大きく削減している。
掲載日:2019年2月9日:ゼロックスがスタートアップ企業のメタル3Dプリンターメーカーを買収
ゼロックスがスタートアップ企業のメタル3Dプリンターメーカーを買収した。今週開催されたゼロックスのインベスターズデーで明らかにした。 ゼロックスが買収したのはニューヨーク州バッファローに拠点を置くヴェイダー・システムズ。ヴェイダー・システムズは2013年設立、独自開発したマグネットOジェットテクノロジーをベースにしたリキッドメタル3Dプリンター「MK1」を開発している。なお、買収価格やヴェイダー・システムズのバリュエーションなどの買収の詳細については明らかにされていない。 MK1は昨年アメリカで開催されたRAPID+TCT展示会で展示され、話題を集めていた。 ヴェイダー・システムズの買収についてゼロックスは、「製造業のお客様は3Dプリンティング技術の活用に興味を示していますが、現時点では試作品製造の領域にとどまり、実際の製造での活用には至っておりません。ゼロックスは常にお客様に新たなバリューを提供することを目指しています。これまでに培ったデジタルプリンティング技術と経験をポリマーとメタル3Dプリンティング技術の領域で活用し、新たな機器、素材、サービス、デザインツールを市場に提供してまいります」と自社サイトでアナウンスしている。
掲載日:2019年2月8日:ミクスド・ディメンションズがユービーアイソフトのゲームキャラクターの3Dプリントサービスを開始
サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業のミクスド・ディメンションズが、フランスのゲームメーカーのユービーアイソフトのゲームキャラクターの3Dプリントサービスを開始する。これにより、ユービーアイソフトのゲームユーザーは好きなゲームキャラクターをカスタマイズして3Dプリントすることが可能になる。 パートナーシップ契約の締結についてミクスド・ディメンションズのモー・タスラクCEOは、「ユービーアイソフトとともにこの革新的な3Dプリンティングサービスを提供できることに興奮しています。このパートナーシップが我々のゲームプリントテクノロジーを世に知らしめ、世界中のゲーマーにカスタマイズしたゲームアバター、ウォーギアー、各種の乗り物などをもたらすでしょう。いずれも過去にはバーチャルなゲームの世界でしかありえなかったことです」とコメントしている。 ミクスド・ディメンションズはゲームの特定の画面をキャプチャーし、3Dモデル化するサービス「ゲームプリント」や、3Dモデルをクラウドベースで修復するサービス「メイク・プリンタブル」などを提供している。 ユービーアイソフトはフランスのパリに拠点を置く大手ゲームメーカー。アクションゲームやシューティングゲームなどに強く、世界的に高い評価を受けている。同社は現在、世界96カ国で事業展開し、直近の売上は14.6億ユーロ(約1,825億円)に達している。