一般社団法人日本3Dプリンター協会(J3DA)について

2012年の後半頃から各種メディアで頻繁に取り上げられた3Dプリンターは、実際には1980年代より研究開発されてきた技術であり、約30年の年月を経て今まさに普及期に入りました。
3Dプリンターとは本来三次元の構造物を作る積層造形装置(Additive manufacturing 装置)の中でも、一部の安価なモデルを指す言葉でしたが、日本においては積層造形装置全体を示す言葉として定着しました。この3Dプリンターに関わる会社や個人は3Dプリンターメーカー、プリンターユーザー、造形したものを利用するエンドユーザーやこれらに関連する業界や人々と多岐にわたります。
本協会は3Dプリンターに関係する様々な分野の中で、特にものづくりの産業用途展開や新ビジネス開発にフォーカスして、この分野の発展を推進し、日本の新しい時代のものづくり産業や新ビジネスを創出することを目標として活動する会です。
この分野に関係する産業用3Dプリンターメーカーや装置を実際に使って部品やものを製造するメーカー、製造した部品を利用するメーカー、これらに関係するサービスを提供する会社、そして3Dプリンターを利用して地域の活性化や起業家の育成を検討している行政や地域の産業団体等の関係者の皆様が集結し、新しいものづくりに関係する技術と情報と人が集まり、有機的に結合するハブとなることを目指しています。
また、さらには3Dプリンター産業の裾野を広げるべく、一般市民の皆様や学生、児童に対しても3Dプリンターの普及、啓蒙、教育活動を推進して参ります。

News

2018.12.10
セミナーご参加の御礼
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2018.11.20
セミナーのお知らせ
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 11月にドイツで開催された世界最大規模の3Dプリンター展formnext2018。今年も視察報告セミナーを開催いたします。
2017.12.20
セミナーご参加の御礼
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線セミナー」 はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
   
2016.12.26
セミナーご参加の御礼
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2015.12.11
セミナーご参加の御礼
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター最前線セミナー」はご好評のうちに終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
2014.10.14
2014年10月一般社団法人日本3Dプリンター協会設立 山口修一が代表理事に就任しました。

講演・セミナー・イベント情報

2018.12.10
「formnext 2018 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2018年12月7日(金)
     開催場所:AP品川アネックス
※満席によりお申し込みは終了しました  
2017.12.14
「formnext 2017 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2017年12月15日(金)
     開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました     
2016.12.26
「formnext 2016 にみる3Dプリンター最前線」
開催日 :2016年12月22日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.12.11
「EuroMold2015 & formnextにみる3Dプリンター
最前線」

開催日 :2015年12月10日(木)
開催場所:AP品川
※満席によりお申し込みは終了しました
2015.1.20
「EuroMold 2014 から見えてきた3Dプリンティングの未来」
開催日  :2015年1月21日(木)
開催場所 :(株)3Dプリンター総研 セミナールーム
※満席によりお申し込みは終了しました

レポート・書籍情報

2018.12.17
「formnext2018 報告レポート」先行予約開始
購入申し込みはこちら
2018.1.22
「formnext2017 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2017.6.21
「formnext2016 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2015.12.22
「euromold2015 & formnext2015 報告レポート」販売
予約申し込みはこちら
2015.2.25
「EuroMold 2014 報告レポート」販売
購入申し込みはこちら
2014.12.22
2015年「EuroMold 2014 最新レポート」販売

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世界の3Dプリンターニュース 抜粋               全てのニュースを見る

掲載日:2019年7月8日:カリフォルニアのベンチャー企業が子供用メガネを3Dプリンターで製造
カリフォルニアのベンチャー企業が、子供用メガネを3Dプリンターで製造するとして話題になっている。 子供用メガネの製造を開始するのはスタートアップ企業のフィッツ・フレームズ社。ユーザーは専用アプリをダウンロードして子供のメガネサイズを計測し、デザインや色などを指定して注文する。 フィッツ・フレームズは、創業者ハイディ・ハーテル氏の個人的な経験をもとに設立された。ハーテル氏自身が幼い幼児の親で、子供用のメガネを一般のメガネ店で購入しようとして経験した苦労が設立の発端となったという。ハーテル氏によると、アメリカの一般的なメガネ店では、3歳から7歳の児童向けのメガネの在庫がほとんどなく、また在庫がある場合でもサイズやデザインが一部に限定されているという。 注文はフィッツ・フレームズのウェブサイトからも行える。価格は95ドルからで、年間185ドルのサブスクリプションサービスも利用可能。 メガネを3Dプリンターで製造する機運は世界的に高まっている。フランスの大手3Dプリンティング・サービスビューローのスカルプティオも、フランスのベンチャー企業のOctobre71と共同で、カスタムメガネの製造サービスを開始している。
掲載日:2019年7月7日:フォルクスワーゲンがAIと3Dプリンターを使って自動車用軽量パーツを製造
ドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲンが、AI(人工知能)と3Dプリンターを使って自動車用軽量パーツを製造したとして話題になっている。同社のイノベーション・アンド・エンジニアリング・センター・カリフォルニアにて公開された。 製造されたのはステアリングホイール、サイドミラーサポート、ホイールなどのパーツ。いずれも他車種のパーツなどの形状や強度などをAIに学習させ、最適デザインをアウトプットしたという。 AIと3Dプリンターを使って自動車用部品が製造されたのは、今回のケースが世界初とみられる。 3Dプリンターを自動車製造に活用する機運は世界的に高まっている。同じくドイツの自動車メーカーのBMWが自動車の完成品部品の製造に3Dプリンターを使っているほか、イギリスの自動車メーカーのMiniも、自動車のカスタマイズ部品の製造に3Dプリンターを使っている。 アメリカのベンチャー企業のローカルモーターズは、主要パーツのほぼすべてを3Dプリンターで製造した小型自動運転バス「Olli」を製造している。ローカルモーターズのOlliは、これまでにナショナルハーバー、ノックスビル、チャンドラー、ベルリンなどで走行実験を行っている。
掲載日:2019年7月6日:ニューバランスがフォームラブズとスニーカー用3Dプリンティングプラットフォームを開発
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くフットウェアメーカーのニューバランスが、同じくボストンに拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのフォームラブズと共同で、スニーカー用3Dプリンティングプラットフォームを開発した。 トリプルセルと名付けられたプラットフォームはスニーカーのインソールを製造するもので、ニューバランスの新シリーズ「990スポーツ」「フュールセル・エコー」に搭載される。「990スポーツ」は6月28日にリリースされ、「フュールセル・エコー」は9月15日にリリースされるという。 トリプルセルでインソールを製造することで、従前の「990v5」シリーズのインソールよりも10%軽量化することに成功したという。 ニューバランスのチーフ・プロダクト・オフィサーのデヴィッド・ラカトス氏は、「3Dプリンティングは製造業のアプローチそのものを変化させています。ニューバランスはローカル・マニュファクチャリングにこの技術を活用しています。顧客の消費圏内でデザインサイクルを収斂させ、顧客ニーズに対応します。ニューバランスの最前線に立てることにエキサイトしています」とコメントしている。 トリプルセルの3Dプリンターには、フォームラブズのSLA3Dプリンター「フォーム2」が採用されている。
掲載日:2019年7月5日:ビームITがSLMソルーションズとの業務提携を拡大
イタリア最大の3Dプリンティング・サービスビューローのビームITが、ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズとの業務提携を拡大する。ビームITは、これまでにSLMソルーションズのメタル3Dプリンター「SLM280シリーズ」と「SLM500シリーズ」を導入しているが、新たに二台を導入し、七台を運用する。 ビームITのミシェル・アントロッティ・ジェネラルマネージャーは、「新たに二台のSLMソルーションズの3Dプリンターを導入することで、SLMソルーションズとの提携を強化できることを嬉しく思います。導入により製造キャパシティを拡大し、SLMソルーションズのテクノロジーを必要とする顧客のニーズに対応できます。SLMソルーションズのテクノロジーは効率的で、高速で、安全です」とコメントしている。 SLMソルーションズのカマー・ゲイシ・セールスマネージャーは、「ビームITは高度な技術スキルを有し、我が社のSLM技術を日々活用しています。アディティブ・マニュファクチャリングプロセス全体を通じたパートナーとして、SLMソルーションズはビームITとノウハウを共有することを歓迎し、共にベネフィットを得らえると確信しています」とコメントしている。 ビームITは1997年設立の、フォルノボ・ディ・ターロに拠点を置くサービスビューロー。フランスにも営業拠点を有し、事業規模はヨーロッパ最大クラス。
掲載日:2019年7月4日:レニショーがメキシコにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設
イギリスの工学・科学技術メーカーのレニショーが、メキシコのヌエボ・レオンにアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設した。500万ドル(約5億5千万円)を投じて建設されたセンターは3200平方メートルの大きさで、各種のアディティブ・マニュファクチャリング関連機器が導入されるほか、ユーザーのテクニカルサポートセンターとして機能する。 レニショーのメキシコ拠点は2012年に設立されたが、設立当初は従業員5人を雇用する規模だった。現在、同事業は従業員40名規模に拡大している。 センターの開設について、レニショー・メキシコのファティマ・オイエヴィデス氏は、「事業の拡大に伴い、地元の産業により多くのサポートを提供することが可能になりました。センターは地元のパートナー企業をサポートするのみならず、テクニカルサポートやトレーニングも提供することになります。また、メキシコのスマートマニュファクチャリングを行く背うするための教育事業も展開してゆきます」とコメントしている。 レニショーは、これまでに世界36か国でアディティブ・マニュファクチャリング・センターを開設している。 レニショーは測定、ポジションエンコーダ、ラマン分光測定装置、歯科用CAD/CAM、 脳神経外科用装置の分野における世界的なリーダーで、日本を含む30ヶ国以上に研究開発、製造、販売、サービス拠点を設置している。
掲載日:2019年7月3日:ウルチメーカーが本社をユトレヒトへ移転
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが、本社をゲルダーマルセンからユトレヒトへ移転した。新本社はユトレヒト中央駅近隣のインキュベーション施設クリエイティブ・バレーに設置される。 本社移転に伴い、ウルチメーカーはロゴも刷新する。新たなロゴは、B2Bブランドを強く意識したものになるという。 本社移転のロゴの刷新について、ウルチメーカーのジョス・バーガーCEOは、「ウルチメーカーは、短期間で3Dプリンターのプロフェッショナルのための強力で信頼できるブランドに成長しました。チームのすべてのメンバーと、国内外のすべてのステークホルダーにこの経験を共有していただいたことを誇りに思います。新ロゴは市場と顧客に対する、我々のプロフェッショナリズムを伝える強烈なメッセージになると思います」とコメントしている。 ウルチメーカーは2011年設立。これまでに国内外のユーザーに125,000台の3Dプリンターを出荷し、従業員400名を雇用するまでに成長している。同社が買収したオープンソースのスライサーソフトのCuraは、これまでに全世界で50万人のユーザーを抱え、一週間に140万点の部品をプリントしているとされる。
掲載日:2019年7月2日:アメリカ海兵隊特殊作戦コマンドが兵士向け3Dプリンティング講座の提供を開始
アメリカ海兵隊特殊作戦コマンド(Marine Corps Systems Command)が、兵士向け3Dプリンティング講座の提供を開始した。Lulzbotの3Dプリンターを使い、戦場で使われる各種の消耗部品などのオンデマンド・マニュファクチャリングを兵士に学ばせる。 講座の提供開始について、アメリカ海兵隊のダグラス・マクキュー曹長は、「アメリカ海兵隊は、アディティブ・マニュファクチャリング技術を非常に重要な技術であると認識しています。海兵隊全体がその価値を大いに認めています。その技術を活用しようという機運は、海兵隊の中から自然に生じてきました。今ではシュークリップの製造などにも活用しています」とコメントしている。 講座はアラバマ州アレクサンドリアにある海兵隊のメーカーラブにて行われる。また、ノースカロライナ州とカリフォルニア州の基地でも開催が予定されているという。将来的には、アメリカ国外のアメリカ海兵隊基地での開催も検討されている。 アメリカ海兵隊特殊作戦コマンドは、アメリカ海兵隊におけるアメリカ特殊作戦軍の傘下の組織。海兵隊の特殊作戦を統括している。増大するテロの脅威へ対応するため、2006年2月24日に創設された。
掲載日:2019年7月1日:GEのアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムへの参加児童数が100万人を突破
GE傘下のGEアディティブのアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムへの参加児童数が、100万人を突破した。GEアディティブによると、同社は全世界23カ国の982の学校でアディティブ・マニュファクチャリング教育プログラムを提供している。 GEアディティブのジェイソン・オリバーCEOは、「教育プログラムの従来の目的は、子供たちに3Dプリンティング技術の意識と教育を植え付けることです。3Dデザインを理解し、実際の仕事の現場で3Dプリンティング技術を活用してもらう。大学レベルでは、すでに実用可能ないくつかの優れたプロジェクトも立ち上がっています」とコメントしている。 GEアディティブは当初、1000万ドル(約11億円)を投資し、2000台のポリマー3Dプリンターと50台のメタル3Dプリンターを小中学校と大学へ寄贈する計画を立てていた。 GEアディティブはアディティブ・マニュファクチャリングに特化した総合3Dプリンティングサービスプロバイダー。傘下に収めたアーカムのメタル3Dプリンターやコンセプト・レーザーのメタル3Dプリンターを使い、3Dプリンティングサービスやアディティブ・マニュファクチャリング技術のコンサルティングサービスを提供している。
掲載日:2019年6月30日:プルーサ・リサーチの3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破
チェコ共和国のプラハに拠点を置く3Dプリンターメーカーのプルーサ・リサーチが、自社の3Dプリンターの出荷台数が10万台を突破したと発表した。同社が最近公開した動画で明らかにした。出荷台数が10万台を突破した記念として、同社は現在送料無料キャンペーンを実施している。 プルーサ・リサーチは、創業者のジョセフ・プルーサ氏が2010年に、レップラッププロジェクトで公開されていたメンデル3Dプリンターを製造したことからスタートした。プルーサ氏は当初、自らが行っていたDJ活動に使う音楽コントローラーを製造するために3Dプリンターを活用したという。 プルーサ氏が改良を加えたメンデル3Dプリンターは、その後GitHubを通じて公開されたところ、たちまち人気を集めた。プルーサ氏はその後2012年に兄弟のミカエル・プルーサ氏とともにプルーサ・リサーチを立ち上げた。会社を立ち上げた当初は、週に5台程度のペースで3Dプリンターを販売していたという。 2015年にプルーサi3シリーズをリリースしたところ、販売台数は月に100台に増加した。その頃には3Dモデルをダウンロードできるコミュニティハブも公開し、ユーザー数が一挙に増加した。 プルーサ・リサーチは現在、従業員数410名規模で事業を展開している。
掲載日:2019年6月29日:カーボンがグロースファンディングで2億6千万ドルを調達
アメリカの3Dプリンターメーカーのカーボンが、グロースファンディング(事業成長用資金調達)で2億6千万ドル(約286億円)を調達した。これにより、カーボンの時価総額は24億ドル(約2640億円)に達した。調達した資金は研究開発、ソフトウェア開発、人材投資、素材開発などに使われるとしている。カーボンはまた、特にヨーロッパとアジアの市場へのリソース投入を図りたいとしている。 資金調達をリードしたのは投資銀行のマドロン・キャピタル・パートナーズとベイリー・ギフォード。投資にはベンチャーキャピタルのテマセク・アンド・アルケマ、セコイア・キャピタル、JJDC、フィデルティ・マネジメント・アンド・リサーチ、アディダス・ベンチャーズも参加したという。 今回の資金調達により、カーボンがこれまでに調達した資金の総額は6億8千万ドル(約748億円)となった。 カーボンの取締役で元デュポンCEO兼会長のエレン・クルマン氏は、「カーボンのビジネスモデルは、その技術と並んで極めて革新的です。カーボンのハイブリッドSaaSビジネスモデルは、製造業の世界に初めて登場したもので、高度の実現予測性と大きな利益を約束するものです。ゼロベースでスマートハードウェアを製造することで、インダストリー4.0の未来が約束している多くの新技術の果実を獲得することが可能になります」とコメントしている。
掲載日:2019年6月28日:ゾートラックスが二種類の3Dプリンター用生体適合性樹脂をリリース
ポーランドの3Dプリンター・3Dプリンター用素材メーカーのゾートラックスが、二種類の3Dプリンター用生体適合性樹脂をリリースした。 リリースされたのは「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」と「レイデント・サージカル・ガイド・レジン」の二種類。 「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」は、文字通り歯科医療用クラウン・ブリッジの製造用樹脂。ゾートラックスのSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」に合わせて最適化したとしている。高い安全水準の生体適合性を確保していて、ヒトの体内で最大30日間使用できるという。 「レイデント・サージカル・ガイド・レジン」は透明の防水性樹脂で、精密な歯科手術用サージカル・ガイドの製造に適しているとしている。「レイデント・クラウン・アンド・ブリッジ・レジン」と同様に高い安全水準の生体適合性を確保していて、ヒトの体内でも利用できるという。 ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。ゾートラックスの製品は、日本を含む各国で販売代理店を通じて販売されている。
掲載日:2019年6月27日:在日ドイツ商工会議所が東京でアディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムを開催
在日ドイツ商工会議所が7月2日(火)と7月3日(水)の二日間、東京・神田でアディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムを開催する。アディティブ・マニュファクチャリング技術に関する日独企業の事例を紹介しつつ、新たな時代を見据えた日独産業界の対話のためのプラットフォームを提供する。 フォーラムでは企業プレゼンテーションやパネルディスカッションなどのシンポジウムが開催されるほか、企業による展示会や、各種のレセプションなどが開催される。 基調講演も二日間に渡って行われ、二日目には本サイト「世界の3Dプリンターニュース」を運営している株式会社3Dプリンター総研の山口修一代表取締役が、「インクジェット積層造形の特徴と造形材料・バインダーの開発について」の演題で講演を行う。 参加費用は無料だが、事前申し込みが必要。なお、現時点で7月2日(火)のシンポジウムとレセプションが定員に達し、7月2日(火)の展示会と7月3日(水)のすべてのイベントの申し込みを受け付けている。事前申し込みは専用フォームから行える。
事前申し込みフォーム
アディティブ・マニュファクチャリング・フォーラムのウェブサイト
会場:ベルサール神田(東京都千代田区神田美土代町7住友不動産神田ビル2F)
掲載日:2019年6月26日:シェイプウェイズが三種類の新型SLAプラスチック素材の供給を開始
ニューヨークに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー・マーケットプレース大手のシェイプウェイズが、三種類の新型SLAプラスチック素材の供給を開始した。 供給が開始されたのはAccura60、Accura Xtreme、Accra Xtreme 200の三種類。いずれもSLA3Dプリンター用で、高いサーフェスクオリティを持つのを特徴としている。 Accura60は透明の素材で、ポリカーボネートに近い特性を持っている。電子部品用キャスティング、機能性プロトタイプ、流体ビジュアルモデル、照明用コンポーネントなどの製造に適しているとしている。 Accura Xtremeはグレープラスチック素材で、「極めて強度」な素材。湿気や高温に強く、プロポリピレンやABSに近い特性と持つとしている。 Accra Xtreme 200ホワイトプラスチック素材で、シェイプウェイズが提供する素材で最も強度が高いとされる。自動車部品、ドリルアプリケーション、家電用部品などの、高い強度が求められる部品の製造に適しているとしている。 いずれの素材もシェイプウェイズが保有するSLA3Dプリンターで利用可能。シェイプウェイズでは、受注から6日から8日程度で出荷できるとしている。
掲載日:2019年6月25日:チョコレート3Dプリンター「Mycusini」がキックスターターで目標金額を調達
チョコレート3Dプリンター「Mycusini」が、キックスターターで目標金額を調達した。Mycusiniのキックスターターキャンペーンは、終了まで14日を残した今日時点で、73人のバッカーから15,533ユーロ(約189万円)を集めている。当初の調達目標金額は10,000ユーロ(約124万円)だった。 Mycusiniのキックスターターキャンペーンページでは、購入を検討しているユーザーからのコメントが多く書き込まれている。多くはMycusiniの使用方法についての質問などが書き込まれているが、中にはMycusiniを直接取りに行けるかという質問なども書き込まれている。 Mycusiniを製造しているPrint2Tasteでは、キャンペーンの終了後、パイロット製品の製造に着手し、2020年2月までに製品の出荷を開始するとしている。 Mycusiniのキックスターターキャンペーンは、ドイツのPrint2Tasteが6月11日に立ち上げた。Print2Tasteは、2015年にも同社が「世界初のプラグ・アンド・プレイフード3Dプリンター」とするBocusiniのキックスターターキャンペーンを立上げ、成功させたことで知られている。 Mycusiniのキックスターターでの販売価格は198ユーロ(約24,750円)となっている。
掲載日:2019年6月24日:世界初のメイクアップ3Dプリンターがリリース
世界初のメイクアップ3Dプリンターがリリースされるとして話題になっている 。 メイクアップ3Dプリンター「ミンク」を開発したのはアメリカの女性起業家グレース・チョイ氏。チョイ氏は2014年にミンク・ビューティー社を設立し、ミンクの開発を行ってきていた。 ミンクは最大1670万色のアイシャドウなどをプリントできる。使用方法は簡単で、専用のアプリをダウンロードし、画像などからカラーデータをスキャン、スキャンデータに基づいて3Dプリントする。カラーデータは、フェイスブックやインスタグラムなどに投稿された写真からもスキャンできるという。それゆえ、インスタグラムのビューティーインフルエンサーが投稿したメークアップの写真から、カラーデータをスキャンするといった使われ方が想定されている。 素材はFDA(米食品医薬品局)の安全性基準を満たしたものだけが使われていて、高い安全性が確保されているという。 ミンク・ビューティーでは、ミンクはメイクアップアーティストなどのメイクアップのプロを主な対象にしている。また、一般の消費者のうち、13歳から21歳の年齢層の消費者も対象にしている。 ミンクの価格は395ドル(約43,450円)。現在はプレオーダーを受け付け中で、プレオーダー中の価格は295ドル(約32,450円)。現在のところ、ミンクはアメリカ国内でのみ販売される予定。
掲載日:2019年6月23日:デスクトップメタルがスタジオシステムのヨーロッパ市場への出荷を開始
米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置く3Dプリンターメーカーのデスクトップメタルが、スタジオシステムのヨーロッパ市場への出荷を開始した。 デスクトップメタルは、アメリカ・カナダ市場を対象にスタジオシステムの出荷を2017年4月から開始していた。スタジオシステムの初期のユーザーには、Google傘下のGoogle先端技術・製品グループも含まれている。 ヨーロッパ市場への出荷開始について、デスクトップメタルの共同創業者でCEOのリック・フュロップ氏は、「我々は、これまでは主にアメリカとカナダの市場を対象にビジネスを展開してきましたが、今はグローバルステージへ移行する時期を迎えています。ヨーロッパ市場の魅力的な需要に応え、ビジネスをさらに加速してゆきます」とコメントしている。 スタジオシステムは、3Dプリンター、デバインダー、焼結炉の三つのデバイスで構成されるシステム。3Dプリンターで造形したモノをデバインダーでデバインドし、焼結炉で焼いて焼結させる仕組み。 デスクトップ・メタルはマサチューセッツ工科大学の関係者らが2015年に設立した。同社へはグーグル、GE、BMW、ストラタシスなどが総額9,700万ドル(約106億円)もの資金を投資している。
掲載日:2019年6月22日:イギリスの大学生が3Dプリント銃を製造したとして起訴
イギリスの大学生が3Dプリント銃を製造したとして起訴された。起訴されたのはロンドン中心部のウェストミンスター地区に住む26歳の大学生のテンダイ・ムスウェア氏。自宅に発砲可能な3Dプリント銃の部品を多数所有していたとして家宅捜索を受け、逮捕されていた。 事件を捜査していたロンドン市警のジョナサン・ロバーツ警部は、「ムスウェア容疑者は当初、大学の映画撮影プロジェクト用に、小道具として銃を3Dプリンターで製造したと主張していました。しかし、殺傷能力がある発砲可能な銃の部品を製造していたことと話の辻褄があいません。我々は、ムスウェア容疑者が最初から発砲可能な銃を3Dプリンターで製造しようとしていた意思があったと判断しています」とコメントしている。 ロンドン市警は昨年ムスウェア容疑者の自宅を捜索し、容疑者が使用していたパソコンのインターネット閲覧履歴を調査した。その結果、同容疑者は3Dプリント銃を製造する方法を伝える動画を大量に視聴していたことがわかったという。 関係者によると、3Dプリント銃を製造したことで逮捕・起訴されたのは、同容疑者がイギリス史上初という。 イギリスでは、銃火器の所有には銃火器免許の取得が義務付けられている。イギリスでは、3Dプリント銃の製造や所有を規制する法律はないが、同容疑者は銃火器免許を持たずに3Dプリント銃を製造、所有していたとして逮捕された。
掲載日:2019年6月21日:イギリスの3Dプリンターメーカーが大型DLP3Dプリンターをリリース
イギリスのピーターボローに拠点を置く3Dプリンターメーカーのフォトセントリックが、大型DLP3Dプリンター「リキッド・クリスタル・マグナ」をリリースした。同社によると、LCDスクリーンベースのDLP3Dプリンターとしては世界最大の造形サイズを持つとしている。 リキッド・クリスタル・マグナの造形サイズは510 mm x 280 mm x 350 mmで、競合機種の3Dプリンターの二倍以上。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナは各業界の個別のニーズに対応可能で、特に歯科医療の分野での活用が期待できるとしている。フォトセントリックによると、リキッド・クリスタル・マグナを活用することで、歯科矯正用アライナー46セットをわずか2時間で製造できるとしている。 素材は「デイライト・マグナ・デンタルホワイト」「デイライト・マグナ・ハードブラック」「デイライト・マグナ・ハイテンシルホワイト」「デイライト・マグナ・コンセプトグリーン」の四種類が利用可能。 リキッド・クリスタル・マグナの価格は10,995ポンド(約148万円)で、樹脂素材とフォトセントリック・スタジオ・ソフトウェアが付随する。 フォトセントリックは、主にヨーロッパとアメリカ市場で3Dプリンターを販売している。同社はアメリカのフェニックスにも営業拠点を有している
掲載日:2019年6月20日:ロールスロイスがSLMソルーションズのメタル3Dプリンターを導入
イギリスの自動車製造、航空機用エンジン製造のロールスロイスが、ドイツのSLMソルーションズのハイエンドメタル3Dプリンターを導入したとして話題になっている。ロールスロイスがメタル3Dプリンターを導入するのはアーカムに続くものとなる。 ロールスロイスが導入したのはSLMソルーションズのSLM500シリーズ。SLM500シリーズはチタン合金などを素材に、最大1.5メートルの長さのパーツを製造することができる。ロールスロイスは、自社の航空機用エンジン「トレントXWB-97」の部品や、エアバスに納入している航空機用部品の製造などに活用するとみられる。 SLMソルーションズのメダー・ハジャーCEOは、「ロールスロイスはアディティブ・マニュファクチャリング技術を導入している先端企業です。最先端の技術へアプローチする優れたチームが、極めて高度なアディティブ・マニュファクチャリング・ソルーションを実現しています」とコメントしている。 航空宇宙の領域では3Dプリンターの導入が着実に進んでいる。ロールスロイスのライバル企業のGEも、傘下に収めたコンセプトレーザーとアーカムのメタル3Dプリンターを活用し、最新エンジンのLEAPシリーズを製造している。
掲載日:2019年6月19日:フランスの建設会社がUAEに建設3Dプリンティング会社を設立
フランスの建設会社のVINCI建設が、UAEのドバイに建設3Dプリンティング会社を設立する。コンクリエイティブと名付けられた会社は、同じくフランスのXtreeE社が開発した建設3Dプリンターを使い、ドバイ市内で各種の建設工事を請け負う。 ドバイでは、2030年までに市内で建設される建物の25%を3Dプリンターで建設するとしていて、VINCI建設の対応はその需要に応じたものとされる。 UAEでは、オランダの建設3Dプリンティング会社のCybe建設も建設3Dプリンターを使った建設事業をすでに開始している。 コンクリエイティブの事業開始についてある関係者は、「コンクリエイティブの事業開始には、二つの経済的背景が存在します。建設3Dプリンティング技術の成熟と、UAEによる建設3Dプリンティング技術の普及を目指す政策です。2030年までに25%の普及を目指すとする政策により、今後もUAEで3Dプリンターを使った建設事業を行う会社がさらに登場してくるでしょう」とコメントしている。 建設3Dプリンターを普及させる機運は世界中で高まっている。住宅やオフィスビルなどを3Dプリンターで建設するプロジェクトは、UAEのほかにアメリカ、中国、フランス、デンマーク、イタリア、ロシア、オランダなどでも立ち上がっている。
掲載日:2019年6月18日:歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル規模へ
アメリカの市場調査会社のトランスペアレンシー・マーケット・リサーチが、全世界の歯科医療用3Dプリンター市場が2025年に34億ドル(約3740億円)規模へ拡大するとしたレポートを発表した。それによると、2016年時点で9億ドル(約990億円)規模とされる歯科医療用3Dプリンター市場は、年率16.5%の成長率で成長を続け、2025年までに34億ドル規模へ成長するという。 歯科医療用3Dプリンターで使われる素材ではフォトポリマーが58%と最大で、メタル系素材とセラミック系素材が続いた。 歯科医療のアプリケーション別では、クラウンとブリッジが全体の34.2%と最大のシェアを有した。成長率ではインプラントと入歯の市場が高い成長率が見込めるとした。 エリア別では北米市場が世界市場の40%と最大のシェアを持ち、ヨーロッパ、アジア太平洋地域と続いた。また、人口の高齢化に伴いアジア太平洋地域の市場の成長が期待されるとした。 歯科医療用3Dプリンター市場における主なプレーーヤーとしては、コンセプトレーザー、スリーディーシステムズ、エンビジョンテック、フォームラブズ、レニショー、DWSシステムズ、プロッドウェイズ・グループ、SLMソルーションズなどが挙げられた。
掲載日:2019年6月17日:CyBe建設がUAEのアメリカン大学に3Dプリント住宅を建設
オランダのCyBe(サイビー)建設が、UAEのアメリカン大学に3Dプリント住宅を建設する。アメリカン大学のシャリア研究技術イノベーションパーク内に、本年度第三四半期内に建設するとしている。 建設にはアメリカン大学が全面的に協力し、工学部の学生も実際の建設作業に参加するという。 シャリア研究技術イノベーションパークのフセイン・アル・マアモウディCEOは、「この意欲的なプロジェクトを立ち上げることができて光栄です。あらゆる未来の技術を人々に紹介し、建設3Dプリンティング技術開発のリーダーとなることを誇りに思います。実りのある研究を推進し、民間、アカデミア、公的セクターのすべてにとってメリットがある活動を展開してゆきます」とコメントしている。 CyBe建設は、昨年サウジアラビアのリアド市内に、サウジアラビア初の3Dプリント住宅をわずか二日で建設したとして話題になった。 CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。Cybe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設している。
掲載日:2019年6月16日:アラバマ州マディソン郡の公立図書館が夏休みのSTEM教育プログラムを提供
アラバマ州マディソン郡の公立図書館が、夏休みのSTEM(科学・テクノロジー・エンジニアリング・数学)教育プログラムを提供するとして話題になっている。マディソン郡公立図書館ダウンタウン支所が、図書館向けテクノロジー助成金を活用して購入した3Dプリンターを用い、学生などを対象に各種の講座を提供する。 マディソン郡公立図書館のマンディー・ピンヤン氏は、「3Dプリンターは今や住宅を建設し、義手や義足を製造し、キッチンツールやロボットなどの様々なものを製造しています。これはまったく新しい世界ですが、すべての人にアクセスが開かれている状態にはなっていません。図書館は学びの場であり、3Dプリンティングのような新技術を体験するには絶好の場所です」とコメントしている。 3Dプリンターはマディソン郡公立図書館のすべての支所を回送し、順番に使われるという。 アメリカでは高校や大学などの教育機関において3Dプリンターの導入が徐々に進んでいるが、公立図書館が3Dプリンターを導入し、STEM教育プログラムに使うのは珍しい。アメリカの教育現場でのSTEM教育プログラムの台頭に伴い、同様に3Dプリンターを導入する公立図書館が増える可能性がある。
掲載日:2019年6月15日:リラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設する。発表によると、同社は現在同社のカリフォルニア工場で稼働している大型3Dプリンター「スターゲイトシステム」を、広さ22万平方フィート(約2万平方メートル)の大きさのステニス宇宙センターで最大24台稼働させるという。 リラティビティ・スペースは最近、4570万ドル(約502700万円)の資金を調達していた。資金は今回の投資に使われるものとみられる。 リラティビティ・スペースの担当者は、「他のロケットメーカーと違い、リラティビティ・スペースはロケットや宇宙船の製造のほぼすべてに3Dプリンターを使っています。この新テクノロジーを使うことで製造時間を削減し、最終的には製造コストを削減することも可能になります」とコメントしている。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに巨額の資金を出資している。
掲載日:2019年6月14日:3Dプラットフォームが大型3Dプリンター「ワークセンター500」をリリース
米イリノイ州ロスコウに拠点を置く3Dプリンターメーカーの3Dプラットフォームが、大型3Dプリンター「ワークセンター500」をリリースした。 「ワークセンター500」は1.4 m × 2.8 m × 700 mmの造形サイズを持つ大型FDM3Dプリンターで、FDM方式の3Dプリンターとしては世界最大クラスの造形サイズを持つとされる。ペレットか大型フィラメントを溶融して積層造形する。ペレットを使用できる3Dプリンターとしては同社初となる。 素材はPLAやABSなどの一般的なポリマー系素材に加え、高温エンジニアリングポリマー、カーボンファイバー配合ポリマー、グラスファイバー配合ポリマーなどが利用できる。造形スピードは、スループットで一時間あたり1キログラムから6.8キログラムとなっている。 「ワークセンター500」の価格は20万ドル(約2200万円)からで、カスタマイズの内容によって価格が決まる。エクストルーダーはフィラメント用、ペレット用、併用から選択できる。 3Dプラットフォームは2014年設立。設立以来工業用の大型3Dプリンターを製造している。直近の売上は年商980万ドル(約10億7800万円)、従業員数49名となっている。
掲載日:2019年6月13日:HPがバルセロナに3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターを開設
HPが、スペインのバルセロナに3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターを開設した。第四次産業革命を後押しする次世代のテクノロジーを生み出すための新たな施設という位置づけとしている。 15万平方フィート(約1万4千平方メートル)の大きさのセンターでは、HPのエンジニア、リサーチャーなどが勤務するほか、BASF、シーメンス、フォルクスワーゲンといったHPのユーザーやパートナーのスタッフも合流し、新製品の開発や技術開発などの各種のプロジェクトを展開する。 センターの開設についてHPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング担当社長のクリストフ・シェル氏は、「HPの3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリングセンターは規模的に世界最大で、かつ最先端の3Dプリンティング・デジタルマニュファクチャリング関連研究開発センターです。世界の産業をサステナブルな技術革新によって構造転換するという我々のミッションを実現するものです」とコメントしている。 HPは、これまでに本社があるパロ・アルトのほか、サンディエゴ、バンクーバー、ワシントン、シンガポールにも研究開発センターを開設している。
掲載日:2019年6月12日:Maker Mediaが事業停止、全従業員を解雇へ
雑誌Make出版元で展示会Maker Faire運営のMaker Mediaが、事業を停止して全従業員を解雇していたことがわかった。 Maker Media創業者のデール・ドーハティ氏が明らかにしたところによると、Maker Mediaは現地時間の先週事業を停止し、22人の従業員を解雇したという。ドーハティ氏は、「私はこの事業を15年前に始めましたが、事業を軌道に乗せる困難の連続でした。出版業は難しく、採算がなかなかとれませんでした。展示会も同様に困難でした。スポンサーも撤退し、いよいよ困窮しました」と説明している。 Maker Mediaは2006年からメーカー向け展示会Maker Faireを開催、多くの来場者を集めていた。Maker Faireにはメーカーボット・インダストリーズなどの初期の3Dプリンターメーカーも出展し、3Dプリンター業界の隆盛にも貢献していた。Maker Faireはまた、日本を含む世界40カ国でも開催され、各地で人気を博していた。 雑誌Makeは、2016年時点で12万5千人の有料購読者を抱え、連携していたYouTubeの専門チャンネルには100万人を超えるサブスクライバーを有していた。 ドーハティ氏によると、Maker Mediaは破産ではなく、債権者との個別協議による事業精算の手続きを行うという。ドーハティ氏は、債務の解消程度などを鑑みて事業再開の可能性を模索するとしている。ドーハティ氏はまた、今後クラウドファンディングなどを利用して資金調達を行い、Maker Mediaの再開を図りたいとしている。
掲載日:2019年6月11日:ビッグレップが新型大型3Dプリンター「ビッグレップSTUDIO G2」をリリース
ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、新型大型3Dプリンター「ビッグレップSTUDIO G2」をリリースした。先週デトロイトで開催されたRAPID + TCT展示会で公開された。 ビッグレップSTUDIO G2は造形サイズ500 x 1000 x 500 mmのデュアルエクストルーダータイプの大型3Dプリンター。100℃まで加熱可能なヒートベッドや、オートレベリング機能を標準で搭載している。また、前機種のビッグレップSTUDIOよりもより複雑な造形が可能になったとしている。 素材は一般的なポリマー系素材に加え、PA6/66、TPU、ナイロンなどのエンジニアリングプラスチックが利用可能。 ビッグレップSTUDIO G2は、独自開発したMXTエクストルーダーを搭載し、一般的なフィラメント溶融方式の3Dプリンターよりも大型の造形を可能にしている。 ビッグレップSTUDIO G2が展示されたRAPID + TCT展示会では、ビッグレップSTUDIO G2で実際に製造された電気モーターバイクのNERAが展示された。 ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主にアメリカとヨーロッパの産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。
掲載日:2019年6月10日:タイタン・ロボティクスが大型ペレット3Dプリンターをリリース
米コロラド州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのタイタン・ロボティクスが、大型ペレット3Dプリンター「アトラスH3Dプリンター」をリリースした。 アトラスH3Dプリンターは造形サイズ 1066 mm x 1066 mm x 1219 mm の大型デュアルエクストルーダー3Dプリンターで、PLAやABSなどの一般的なポリマー系素材に加え、PEKK、PP、グラスファイバー系素材やカーボンファイバー系素材なども利用できる。一般的なFDM方式の3Dプリンターで使われているフィラメント素材に比べ、最大で素材コストを10分の1程度に抑えることが可能としている。 また、一般的なFDM方式の3Dプリンターよりも造形スピードが速く、最大毎分30,000mmの造形スピードで造形できるとしている。 アトラスH3Dプリンターのリリースについて、タイタン・ロボティクスのビル・メイシーCEOは、「タイタン・ロボティクスは顧客ニーズに向き合い、技術革新に励んでいます。これからも、より優れたエクストルージョンタイプの3Dプリンターを開発してゆきます」とコメントしている。 近年FDM方式の3Dプリンターは大型化する傾向にある。これまでは1.75mmや2.85mm径のフィラメントが一般的に使われてきたが、造形サイズが大型化する中、ペレットを直接溶融するタイプの3Dプリンターが相次いでリリースされている。
掲載日:2019年6月9日:マークフォージドが自社の3Dプリンターをロボット対戦番組へ提供
米マサチューセッツ州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、自社の3Dプリンターをロボット対戦番組へ提供したとして話題になっている。 マークフォージドによると、同社は四台の「マークフォージド・マーク2」3Dプリンターを人気番組の「バトルボッツ」に提供した。提供された3Dプリンターは対戦ロボットの部品などを製造されたという。製造された部品の数は160点に及び、二週間の番組撮影中連続して使用されたという。 「バトルボッツ」のプロデューサーのグレッグ・マンソン氏は、「マークフォージドの素晴らしい3Dプリンターのおかげで、壊れたロボットを迅速に修理することができました。特にロボットのモーターのショックマウントを3Dプリンターで製造できたおかげで、フェールレートを削減し、信頼性を確保することができました。今年の対戦は、かつてないほど素晴らしいものになりました」とコメントしている。 「バトルボッツ」はケーブルテレビのディスカバリーチャンネルで放送されている人気テレビ番組。武装と装甲を施したリモコンロボットの激しい戦いが魅力で、近年毎年一度放送されている。 マークフォージドはマサチューセッツ工科大学出身のエンジニア、グレッグ・マーク氏が2013年に立ち上げた。同社の3Dプリンターは、特に自動車、航空宇宙、医療などの領域で広く使われている。
掲載日:2019年6月8日:コンチネンタルが自動車部品製造用3Dプリンティングセンターを開設
ドイツの自動車部品製造メーカーのコンチネンタルが、ドイツのカーベンに自動車部品製造用3Dプリンティングセンターを開設した。傘下のコンチネンタル・エンジニアリングサービスが開設したセンターは8000㎡の大きさで、「社内外のお客様に高精度で効率的な小規模製生産を提供する」ことを目指している。 コンチネンタルのトルステン・ラウチセンター長は、「3Dプリンティングは今日、そのメリットからますます重要性を増しています。そして、アディティブ・マニュファクチャリング技術に対する需要も増加しています。カーベンに開設した3Dプリンティングセンターでは、各種のテクノロジーをテストし、生産プロセスを開発、プロダクションをワールドワイドでロールアウトすることを可能にします」とコメントしている。 センターにはSLS方式のメタル3Dプリンターの他、SLA3Dプリンター、DLP3Dプリンター、FDM3Dプリンターなどが設置されている。 コンチネンタルは、ドイツのハノーバーに拠点を置く1871年設立の自動車部品メーカー。主力製品のタイヤに加え、ブレーキなどの自動車部品や、最近では自動運転技術に関する自動車部品なども製造している。タイヤの世界シェアではブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーについで世界四位に位置している。
掲載日:2019年6月7日:米ロードアイランド州が3Dプリント銃を禁止
米ロードアイランド州が、3Dプリント銃を禁止する法律を施行した。同州選出のシンシア・コイン上院議員が法案を提出したもので、同州内における3Dプリント銃の製造、売買、所有がすべて禁止される。 また、違法に製造され、製造シリアルナンバーを持たない「ゴーストガン」と、金属探知機に探知されないあらゆる銃火器も禁止される。 違反者には最高10年の懲役刑と1万ドルの罰金刑が課される。 コイン上院議員は、「我が国が銃の拡散と格闘し、子供たちを守り、犯罪者や知的障害者による銃火器の所有を監視する中、追跡不可能で金属探知機で探知できない銃火器を広めてはなりません。シリアルナンバー、バックグラウンドチェック、金属探知機は悲劇を未然に防止します。そして、何人もいかなる犯罪行為に加担しないよう、法律が促すべきです」とコメントしている。 アメリカでは現在、ワシントン州、ワシントンDCを含む19の州が3Dプリント銃を禁止している。一方で、現在も3Dプリント銃の3Dモデルがインターネットを経由して拡散し、一部がTwitterやYouTubeなどのSNSにも流出している。法律で3Dプリント銃を禁止する機運が高まっているものの、拡散を防ぐのは現実的に難しい状況となっている。
掲載日:2019年6月6日:プロトラブズがメタル3Dプリンティングサービスを開始
アメリカの試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、メタル3Dプリンティングサービスを開始した。GEアディティブ傘下のコンセプトレーザーのハイエンドメタル3Dプリンターを使い、エンドパーツなどの製造を行う。 サービスの開始について、プロトラブズのグレッグ・トンプソン・3Dプリンティング担当グローバル・プロダクトマネージャーは、「(メタル3Dプリンティングサービスの開始により)企業のデザイナーやエンジニアが、より優れたパフォーマンスを発揮できるデザインをすることを可能にさせます。またコストを削減し、サプライチェーンをより強固にし、製造にかかるスピードをかつてないほど高速にします」とコメントしている。 プロトラブズはGEアディティブのマニュファクチャリング・パートナー・ネットワークの立上げメンバーの一社で、これまでにコンセプトレーザーのMlabシリーズなどのメタル3Dプリンターを25台導入している。 同社はまた、メタル3Dプリンター以外にも、ポリマーを素材にした3Dプリンティングサービスも提供している。3Dプリンティングサービスに加え、CNCマシニング事業や射出成型事業も展開している。 プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置くサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。
掲載日:2019年6月5日:チョコレート3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが開始
チョコレート3Dプリンター「Mycusini」のキックスターターキャンペーンが開始するとして話題になっている。 キャンペーンを始めるのはドイツのスタートアップ企業のPrint2Taste。当初6月4日から予定していたキャンペーンを、6月11日から始めるとしている。なお、Mycusiniのキックスターターでの販売価格は198ユーロ(約24,750円)となっている。 Mycusiniは造形サイズ 190 X 195 X 270mmの造形サイズを持つチョコレート3Dプリンターで、Print2Tasteによると、「ほとんどのコーヒーマシンよりも小型」サイズ。キッチンやオフィスに置いても違和感のない、洗練されたデザインとなっている。 3DファイルはSTL形式で、専用アプリかSDカードを通じてやり取りされる。素材は専用のチョコレートカートリッジで供給される。 Print2Tasteは、2015年にも同社が「世界初のプラグ・アンド・プレイフード3Dプリンター」とするBocusiniのキックスターターキャンペーンを立上げ、成功させたことで知られる。同社の二度目となるフード3Dプリンターのキックスターターキャンペーンがどう展開するか、多くの業界関係者が注目している。
掲載日:2019年6月4日:スカルプティオが2019年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行
フランンスのサービスビューロー大手のスカルプティオが、2019年度版「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを発行した。同社の1300の顧客を対象に行われた調査をもとにまとめられた。 3Dプリンターの用途では、ユーザーの70%が試作品の製造に3Dプリンターを利用していると答えた。また、63%がコンセプト確認のために、51%が完成品部品の製造に、50%が研究開発に3Dプリンターを使っていると答えた。 3Dプリンターのメリットでは、67%が複雑な形状の製造が可能と答え、41%がリードタイムを削減できると答えた。また、37%がコストを削減できると答えた。 ユーザーの内訳は59%がヨーロッパ圏で、アジア地域20%、アメリカ17%と続いた。また、ユーザーの39%が25歳から34歳の年齢層だった。 ユーザーの業界では工業機械13.6%、ハイテク機器10.6%、サービス10%、コンスーマーグッズ8.6%、ヘルスケア6.2%、自動車5.7%、航空機5.5%、教育5%、その他15.6%となった。 利用する3Dプリンターのタイプでは、FDMが74、SLAが30%だった。 スカルプティオは、「ステート・オブ・3Dプリンティング」レポートを毎年発行している。
掲載日:2019年6月3日:シンガポールの南洋理工大学が3Dプリンターでバスルームを12時間で製造
シンガポールの南洋理工大学が、3Dプリンターでバスルームを12時間で製造したとして話題になっている。 南洋理工大学が製造したのは2 X 2.6 X 2.8メートルの大きさのバスルーム。KUKA製6軸ロボットアーム型3Dプリンターで製造された。素材にはグリーン・ビルディング・マテリアルと、フライアッシュを原料としたジオポリマーが使われたという。 南洋理工大学と共同でプロジェクトに参加したシンガポール国際研究機関のツアン・リアン研究革新担当ディレクターは、「シンガポールの先端製造技術は、単に研究開発の領域だけでなく、実際の応用領域において発揮しています。今回のプロジェクトは、建設の領域における3Dプリンティング技術の革新的な発展を示すものです」とコメントしている。 南洋理工大学は、最近特に建設3Dプリンターへの研究開発を強化している。昨年8月には移動式ロボットアーム3Dプリンターを開発し、話題となった。 南洋理工大学は1991年に設立されたシンガポールの国立大学。シンガポール国立大学とともにシンガポールで双璧を成す名門国立大学のひとつとされる。三万人を超える学生と一万人を超える講師を擁し、シンガポールでは二番目に大きい大学となっている。
掲載日:2019年6月2日:EOSが四種類のメタル3Dプリンター用新素材をリリース
ドイツのハイエンドメタル3DプリンターメーカーのEOSが、四種類のメタル3Dプリンター用新素材をリリースした。リリースしたのはステンレススチールCX、アルミニウムAIF357、チタニウムTi64グレード5、チタニウムTi64グレード23の四種類。 ステンレススチールCXは防錆性に優れた素材で、ツーリングアプリケーションの製造に特に適しているとしている。アルミニウムAlF357は軽量で、ステンレススチールCXと同様、は防錆性に優れているとしている。 チタニウムTi64グレード5とチタニウムTi64グレード23は、いずれも航空宇宙、自動車、医療の領域での製造に特化した素材。特にチタニウムTi64グレード23は生体適合性素材で、インプラントなどのバイオメディカル・アプリケーションの製造に使用できるとしている。 新素材のリリースについて、EOSの研究開発担当ディレクターのハンネス・ゴストナー氏は、「いずれの素材もすべて最適化された素材です。リプロデュース可能なハイクオリティなパーツの、競争可能なコストでの製造を可能にします。いずれもシリーズ・マニュファクチャリングにもっとも求められる要素を提供しています」とコメントしている。 EOSは1989年設立、アディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるリーディングカンパニー。同社のメタル3Dプリンターは、航空宇宙、自動車などのモノづくりの領域で世界中で広く利用されている。
掲載日:2019年6月1日:3Dプリンター用素材市場が2024年に45億ドル規模へ
アメリカの市場調査会社リサーチ・アンド・マーケッツが、全世界の3Dプリンター用素材市場が、2024年に45億ドル(約4,950億円)規模へ到達すると予想するレポートを発表した。それによると、現時点で15億ドル(約1,650億円)規模の同市場が、今後年率25%の成長率で成長を続け、2024年までに45億ドル規模に到達するという。 素材別では、自動車、航空宇宙、防衛、医療などの領域での需要が旺盛なメタル3Dプリンター用メタル素材の伸びが顕著で、市場拡大を牽引するとしている。特に、最終製品用部品製造用メタル素材の需要の伸びが確実視されている。具体的な素材では、スチール、アルミニウム、チタンの、それぞれの需要の伸びが期待できるとしている。 エリア別では、アメリカとヨーロッパ市場が全市場拡大を牽引する一方、アジア太平洋地域の市場の拡大が続くとしている。特に中国、台湾、日本、インドの、それぞれの市場の拡大が期待できるとしている。 素材メーカーの主なプレーヤーとしては、スリーディーシステムズ、ロイヤルDSM、EXOne、GE、マテリアライズ、ストラタシス、EOSを挙げている。 リサーチ・アンド・マーケッツは、同様のレポートを毎年発行しているが、今回のレポートは、前年のレポートの数値を大幅に上方修正したものとなっている。
掲載日:2019年5月31日:ビーム3Dのキックスターターキャンペーンが好調
カリフォルニア州カラバサスに拠点を置く3Dプリンターメーカーのビーム3Dのキックスターターキャンペーンが好調だ。同社のSLA3Dプリンター「プリズム」のキックスターターキャンペーンは、キャンペーン終了まで21日を残した現時点で、611人のバッカーから145,601ドル(約15,955,661円)の資金を集めている。 キャンペーンのコメント欄には、バッカーや購入検討者によるコメントが多数書き込まれている。特に製品スペックに関する質問や、3Dプリンターの製造場所についての質問が書き込まれている。質問者の中には、ビーム3Dの会社の売上規模や従業員数、OEMを行う会社の情報などについて質問する人もいる。また、イギリスやドイツなどのEU圏への発送の可否について質問するコメントが多く見られる。 カリフォルニア現地時間の昨日には、キックスターターのアップデート欄に「プリズム」のマニュアルとチュートリアル動画がアップロードされた。 「プリズム」のキックスターターでの販売価格は、アーリーアダプター価格が249ドル、キックスターター正式価格が299ドルとなっている。アーリーアダプター価格が適用される3Dプリンターは、限定400個となっている。
掲載日:2019年5月30日:オフィス・デポが3Doodlerと共同で子供向け3Dプリンティング教育キットを販売
アメリカのオフィス用品販売チェーンのオフィス・デポが、3Dプリンティングペンメーカーの3Doodlerと共同で、子供向け3Dプリンティング教育キットを販売する。「塾」と名付けられたキットには、3Doodlerの小型3Dプリンティングペンとアクティビティ教本、PLAフィラメント2パックが含まれているという。 オフィス・デポのニコール・ロード・シニアディレクターは、「3Doodlerはハンドヘルド3Dプリンティングペンという、誰もが簡単にニューテクノロジーへアクセスすることを可能にする製品の市場を開拓してきました。今回の提携により、オフィス・デポのお客様に3Dプリンティングペンというマジックをご紹介し、その限りない可能性を体験していただくことが可能になりました」とコメントしている。 「塾」は12歳以上の児童が対象で、価格は59.99ドル(約6,600円)。全米のオフィス・デポとオフィスマックスの店舗で販売される。また、オフィス・デポのオンラインストアでも販売される。 オフィス・デポは世界60カ国以上で展開している世界最大のオフィス用品販売チェーン。アメリカ国内で1,100店舗以上、国外で400店舗以上を展開している 3Doodlerは2012年設立。2013年に3Dプリンティングペン3Doodlerをキックスターターで販売したところ注文が殺到し、2百万ドル(約2億3千万円)以上を集める人気プロジェクトとなった。
掲載日:2019年5月29日:ジャビルがルノーF1チームに3Dプリントパーツを供給
アメリカの製造サービス企業のジャビルが、ルノーF1チームに3Dプリントパーツを供給するとして話題になっている。現在開催中のRAPID2019で同社が明らかにした。 発表によると、ジャビルは同社のグローバルネットワークで保有する3Dプリンターを使い、ルノーF1チームのレーシングカーの消耗部品などを製造・供給するという。ジャビルは、世界26カ国の100施設で200台の工業用3Dプリンターを保有している。 ジャビルのデジタルマニュファクチャリング担当副社長のジョン・ダルチノス氏は、「アディティブ・マニュファクチャリング技術でパフォーマンスを向上させるというルノーF1チームの戦略に加わることに興奮しています。我々のグローバルサプライチェーンとスケールプロセスは、レーシングカーに搭載する各種の部品を記録的な速さで提供することを可能にするでしょう」とコメントしている。 レーシングカーのパーツづくりに3Dプリンターを活用する機運は他でも高まっている。 F1チームだけでもマクラーレンがストラタシス3Dプリンターを導入している他、ウィリアムズもEOSの3Dプリンターを導入している。 ジャビルは1966年設立、フロリダ州セントピーターズバーグに拠点を置く製造サービス企業。フロリダ州タンパベイ地区では最大規模の企業で、全世界28国に100か所の工場を所有し、従業員17万人を雇用している。
掲載日:2019年5月28日:プリンターボットが事業を再開か?
昨年7月に事業を停止したアメリカの老舗3Dプリンターメーカーのプリンターボットが、事業を再開する可能性があるとして話題になっている。プリンターボット創業者のブルック・ドラム氏が今月公開したYouTube動画の中で明らかにした。それによると、同氏は早ければ今年夏にも事業を再開する可能性があるとしている。 プリンターボットは2010年設立。3Dプリンター業界ではメーカーボット・インダストリーズと並ぶ老舗3Dプリンターメーカーの一社として知られていた。2011年に価格500ドルのオープンソース3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを立ち上げ、総額で83万ドル(約9,130万円)の資金を集めていた。 同社はその後、2016年に低価格小型メタルフレーム3Dプリンター「シンプルV2」をリリースするなど、低コスト3Dプリンターシリーズを相次いでリリースしていた。 また、業界関係者の多くは同社の低価格戦略に否定的で、同社の収益性に問題があるとしていた。 一方で、アメリカの3Dプリンターユーザーの多くはオープンソースのプリンターボットの製品に好意的な評価をしており、プリンターボットの事業再開を歓迎すると見られている。
掲載日:2019年5月27日:Arduinoが小型マイクロコントローラー四機種をリリース
イタリアのオープンソースの基板メーカーのArduinoが、小型マイクロコントローラー四機種をリリースした。現地時間の先週サンフランシスコで開催されたメーカーフェアー・ベイエリア2019で公開された。 リリースされたのはArduinoナノ・エブリー、Arduinoナノ33IoT、Arduinoナノ33BLE、ArduinoナノBLEセンスの四機種。いずれもArduinoのクラシックシリーズに準拠しており、クラシックシリーズよりも高速のプロセッサーを搭載している。 Arduinoナノ・エブリーは価格9ドル90セント(約1,089円)の最低価格モデルで、一般的な「エブリデイ・プロジェクト」に適しているとしている。Arduinoナノ33IoTはインターネット対応モデルで、各種のIoTデバイスの開発に適しているとしている。また、Arduinoナノ33BLEはBluetooth対応モデル、ArduinoナノBLEセンスはBluetooth対応のオンボードセンサー搭載モデルとなっている。 Arduinoは、いずれのモデルも今年6月から出荷を開始するとしている。 Arduinoは、2005年に5人のイタリア人エンジニアが共同で立ち上げたプロジェクト。オープンソースの電子基板を開発し、提供したところ瞬く間に世界中に普及した。Arduinoの基盤は、公式分だけで2013年時点で70万台販売された。 Arduinoの基盤は、世界中の3Dプリンターメーカーにも広く採用されている。
掲載日:2019年5月26日:ビーム3Dが価格249ドルの樹脂3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始
カリフォルニア州カラバサスに拠点を置く3Dプリンターメーカーのビーム3Dが、価格249ドル(約27,390円)の樹脂3Dプリンターのキックスターターキャンペーンを開始した。キャンペーン終了まで27日を残した現時点で、308人のバッカーから77,306ドル(約847万円)の資金を集めている。 ビーム3Dが開発した3Dプリンター「プリズム」は、造形サイズ120mm x 70mm x 150mmの小型3Dプリンター。MalanS1003Dプリンターをベースに開発され、各種の改良が施されているという。 スライサーはSlic3rやオートデスクのプリント・スタジオなどの標準スライサーに準拠している。また、オートレベリング、Wi-Fi通信機能、デュアル・リニアレール構造により、初心者でも使いやすい構造になっている。 キックスターターでの販売価格は、アーリーアダプター価格が249ドル、キックスターター正式価格が299ドルとなっている。アーリーアダプター価格は限定400個で、残り349個となっている。 ビーム3Dでは、「プリズム」の出荷を今年7月から開始するとしている。なお、発送はアメリカ合衆国内限定となっている。
掲載日:2019年5月25日:GEがゼネラル・ダイナミクスと共同で戦車用部品を3Dプリンターで製造
GE傘下のGEアディティブ・プリントサービスが、ゼネラル・ダイナミクス傘下のゼネラル・ダイナミクス・ランドシステムと共同で、戦車用部品を3Dプリンターで製造したとして話題になっている。戦車用部品が3Dプリンターで製造されるのは世界初のケースと見られる。 製造されたのは18のスチールコンポーネント部品で、GEアディティブのEBMQ203Dプリンターで製造された。部品を3Dプリンターでオンデマンド製造することで、在庫を備蓄する必要がなくなり、製造コストも圧縮できると期待されている。 ゼネラル・ダイナミクスのプロセス・テクノロジー開発部のジェイソン・ディターズ氏は、「ゼネラル・ダイナミクスは、我が社の製品を強化するための革新的な技術を常に求めています。そして、アディティブ・マニュファクチャリング技術は、それを真に約束してくれるものです。GEアディティブのような業界のリーダーとチームを組み、アディティブ・マニュファクチャリング技術の更なるアプリケーションの開発を行ってゆきます」とコメントしている。 ゼネラル・ダイナミクスは1899年設立のアメリカを代表する重機器メーカー。宇宙防衛産業、造船業、情報通信産業を主力とし、年間売上210億ドルを計上している。軍事車両製造部門では、ゼネラル・ダイナミクス・ランドシステムがM1エイブラムス戦車や、ストライカー装甲車などを製造している。
掲載日:2019年5月24日:ハイネケンが自社ビール工場の消耗部品製造に3Dプリンターを活用
オランダの大手ビールメーカーのハイネケンが、自社ビール工場の消耗部品製造に3Dプリンターを活用しているとして話題になっている。 ハイネケンが利用しているのは、同じくオランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーが開発したS53Dプリンター。 ハイネケンのセヴィリア工場では年間4億リットルのビールを製造しているが、安全ギアなどの部品の定期的な交換が必要となる。以前は外部のベンダーに依頼して製造していた消耗部品を3Dプリンターで製造することで、製造コストを80%削減できたという。また、部品の欠品により生じる生産ダウンタイムを回避できているとしている。 ハイネケンでは当初ウルチメーカーのウルチメーカー2+を利用していたが、現在はより大型の造形サイズを持つウルチメーカーS53Dプリンターに乗り換えている。 ハイネケンは1863年設立の、アンハイザー・ブッシュ・インベブ、SABミラーに次ぐ世界第3位のシェアを持つ世界的ビールメーカー。世界100カ国にビール工場を持ち、日本でもキリンビールとの合弁会社を通じて製品を販売している。 ウルチメーカーは2011年設立のオランダの3Dプリンターメーカー。レップラッププロジェクトで誕生したレップラップ・ダーウィン3Dプリンターをベースに開発され、その高性能から世界中の3Dプリンターユーザーの支持を集めている。
掲載日:2019年5月23日:スマイル・ダイレクトクラブがHPの3Dプリンターで年2000万個の歯科矯正アライナーを製造へ
アメリカのアライナーメーカーのスマイル・ダイレクトクラブが、HPの3Dプリンターで年2000万個の歯科矯正アライナーを製造するとして話題になっている。スマイル・ダイレクトクラブによると、同社は49台のHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを使い、24時間体制でアライナーを製造するとしている。 スマイル・ダイレクトクラブの共同創業者のアレックス・フェンケル氏は、「スマイル・ダイレクトクラブは伝統的な歯科矯正の世界をデジタルに改革します。歯科矯正をよりパーソナルで、よりお求めやすく、より便利にし、多くの人々が魅力的なスマイルを手にできるようにします。HPの画期的な3Dプリンティング技術がそれを可能にし、多くの経済的なメリットも享受させてくれます」とコメントしている。 アメリカ人の80パーセントが何らかの歯科矯正が必要とされる一方で、全体の1パーセントしか実際に歯科矯正を受けていないとされる。また、アメリカの全治自体の60パーセントにおいて歯科矯正用医療機関が存在せず、歯科矯正アライナーの潜在需要が大きいとされる。 スマイル・ダイレクトクラブは2014年にアレックス・フェンケルとジョーダン・カッツマンの二人が設立したスタートアップ企業。全米の歯科医をネットワークし、オンデマンドで歯科矯正アライナーを製造する事業を展開している。
掲載日:2019年5月22日:アストロプリントが100万ドルの資金調達に成功
カリフォルニア州サンディエゴに拠点を置く3Dプリンター管理ソフト開発のアストロプリントが、100万ドル(約1億1千万円)の資金調達に成功した。これにより、同社が調達した資金の総額は210万ドル(約2億3100万円)となった。 出資したのはベンチャーキャピタルのスタンリー・ベンチャーズとアルマ・ムンディ・ベンチャーズ。株価のバリュエーションなどの出資条件は明らかにされていない。 アストロプリントへの出資について、スタンリー・ベンチャーズのディナ・ルーシアー取締役は、「スタンリー・ベンチャーズはアストロプリントの成長軌道と共にできることを誇りに思っています。彼らのエンタープライズ・クラウドソルーションはアディティブ・マニュファクチャリングの世界におけるゲームチェンジャーになるでしょう。我々は、アディティブ・マニュファクチャリングにおけるベスト・アンド・ブライテストに投資をしました。モノづくりを根本から再構築してくれると期待しています」とコメントしている。 アストロプリントは2014年にドルュー・テイラーら三人の起業家が共同で設立した。立上げ当初はキックスターターで資金を調達したことで話題になった。同社はクラウドベースとデスクトップベースのの3Dプリンター管理ソフトを開発している。
掲載日:2019年5月21日:ビッグレップが新型大型3DプリンターSTUDIOG2シリーズをリリース
ドイツの3Dプリンターメーカーのビッグレップが、新型大型3DプリンターSTUDIOG2シリーズをリリースした。現在デトロイトで開催中のRAPID+TCTで展示している。 前機種のSTUDIOシリーズのアップグレード版となるSTUDIOG2シリーズは、造形サイズ500 x 1000 x 500 mmを持つ大型3Dプリンター。一般的なポリマー系素材に加え、各種のエンジニアリングプラスチックなどの素材が利用できる。 STUDIOG2シリーズのリリースについて、ビッグレップのフランク・マランゲルCEOは、「北米でもっとも影響力のあるアディティブ・マニュファクチャリング関連イベントでSTUDIOG2シリーズを公開できることに興奮しています。STUDIOシリーズの既存ユーザーに加え、新規のユーザーもSTUDIOG2の新機能のベネフィットを得ていただけると思います」とコメントしている。 ビッグレップはドイツのベルリンに拠点を置く3Dプリンターメーカー。これまでに造形サイズ1立法メートルの大型3Dプリンター「ビッグレップ・ワン」シリーズをリリースし、主にヨーロッパとアメリカの産業ユーザーを中心に事業を拡大してきている。
掲載日:2019年5月20日:HPが最新3Dプリンター「HPジェットフュージョン5200シリーズ」をリリース
HPが最新3Dプリンター「HPジェットフュージョン5200シリーズ」をリリースした。HPジェットフュージョン5200シリーズのリリースとともに、HPは新型素材のフレキシブルTPUもリリースした。 HPジェットフュージョン5200シリーズのリリースについて、HPの副社長兼ジェネラルマネージャーのラモン・パスター氏は、「HPジェットフュージョン5200シリーズは、製造予測可能性、革新的な経済性、いくつもの新たなアプリケーションにより、メーカーの製造機会を解き放ちデジタル化を促進します」とコメントしている。 HPジェットフュージョン5200シリーズは、大量生産に特化したシリーズとされている。HPによると、HPジェットフュージョン5200シリーズは短時間での千単位のパーツ製造が可能で、従来の射出成型法によるモノづくりをリプレイスするものとされる。 HPジェットフュージョン5200シリーズは、これまでにHPの早期アクセスパートナーによる検証がされている。早期アクセスパートナーには大手自動車メーカーのジャガー・ランドローバー、カナダのヘルメットメーカーのクポル、大手3Dプリンタティング・サービスビューローのスカルプティオ、ベルギーの3Dプリンタティング企業のマテリアライズが含まれている。 HPジェットフュージョン5200シリーズは、「52000」「5210」「5210プロ」の三モデルで提供される。
掲載日:2019年5月19日:ナイキがシューフィットアプリ「ナイキ・フィット」をリリース
ナイキがシューフィットアプリ「ナイキ・フィット」をリリースする。「ナイキ・フィット」はスマホアプリで、ユーザーに最適なシューサイズをレコメンドするもの。 ナイキによると、消費者の60%が間違ったサイズの靴を履いていて、 50万人のアメリカ人が最低年に一度間違ったサイズの靴を購入しているという。 「ナイキ・フィット」は、ナイキが買収したイスラエルのスタートアップ企業のインバーテックスが開発した。インバーテックスは、Eコマース向けスキャニング・イメージング技術を開発している。 「ナイキ・フィット」の使い方は簡単で、スマホにインストールして起動させ、画面の指示に従って自分の足をスキャンする。スキャンは12のデータポイントで行い、スキャンしたデータはインバーテックのデータセンターへ送られる。送られたデータをAIが類似データなどと参照し、ユーザーに最適なサイズをレコメンドする。サイズは最大2ミリメートルの誤差内でレコメンドされるという。 サイズを測定した靴はそのまま購入可能。オンラインで決済すると後日指定先へ配達される。 「ナイキ・フィット」は、北米市場では7月から、欧米市場では8月からダウンロード可能になる予定。なお、日本でのリリース時期については不明。
掲載日:2019年5月18日:ボンバルディア・トランスポーテーションがストラタシスの3Dプリンターで鉄道車両用部品を製造へ
カナダの鉄道車両メーカーのボンバルディア・トランスポーテーションが、ストラタシスの3Dプリンターで鉄道車両用部品を製造する。ストラタシスの発表によると、ボンバルディア・トランスポーテーションはストラタシスのF9003Dプリンターを使い、同社がドイツ、オーストリア、スイスで運行する鉄道車両の消耗部品などを製造するという。 ボンバルディア・トランスポーテーションのアンドレ・ビアロセック氏は、「ストラタシスのF9003Dプリンターは大型のスペア部品や各種のカスタマイズ部品の製造が可能で、我々のサービスの提供範囲を大きく広げてくれます。しかも、すべてインハウスで、オンデマンドで製造できます」とコメントしている。 3Dプリンターは、ドイツ・ヘニングスドルフにあるボンバルディア・トランスポーテーションの整備基地内に設置される。素材はストラタシスが開発したULTEM9085樹脂が使われる予定。 ボンバルディア・トランスポーテーションは、カナダのボンバルディアグループの鉄道製造部門。ドイツのベルリンに本社を置き、機関車、地下鉄車両、高速鉄道、トラムなどの鉄道車両を製造し、北米市場やヨーロッパ市場を中心に販売している。直近の従業員数は3万5千人。
掲載日:2019年5月17日:アメリカのフィラメントメーカーがPEEK用高温3Dプリンターをリリース
アメリカのフィラメントメーカーの3DXテックが、PEEK用高温3Dプリンターをリリースする。 3DXテックの3Dプリンター「ギアボックスHT2」は、エンジニアリングプラスチック専用3Dプリンターで、PEEKやPEKKに加え、カーボンファイバーフィラメントやナイロンフィラメント、カーボンファイバーナイロンフィラメントなどが利用できる。 ギアボックスHT2はデュアルエクストルーダータイプで、造形サイズは最大457 x 457 x 813mm エクストルーダーは最大475℃まで加熱できる。またヒートチェンバーは120℃、ヒートベッドは200℃まで、それぞれ加熱できる。 また、ナイロンなどのフィラメントスプールを収納するフィラメントベイには4㎏のフィラメントスプールを最大四つ収納出来、比較的大型の造形が可能としている。 3DXテックでは、ギアボックスの出荷を今年9月から開始するとしている。なお、現時点では価格などの情報は明らかにされていない。 3DXテックは2014年設立の、米ミシガン州に拠点を置くフィラメントメーカー。これまでにPETG、PEKK、PEEK、耐熱ABS、カーボンファイバーナイロン、ASA、水溶性サポートフィラメント、TPEフレキシブルフィラメントなどの高機能フィラメントを開発、主にアメリカとヨーロッパ市場を中心に提供してきている。
掲載日:2019年5月16日:アメリカの鉄道車両・部品メーカーがGEのハイエンド3Dプリンターへ投資
アメリカの鉄道車両・部品メーカーのワブテックが、GEのハイエンド3Dプリンターへ投資したとして話題になっている。 ワブテックが投資したのはGEアディティブが開発した「H2バインダージェット・テクノロジー」シリーズ。従来の製造方法から随時切り替え、2025年までに250点程度の部品製造に活用したいとしている。 ワブテックのプラットフォーム・アプライドイノベーション担当グローバルディレクターのフィリップ・モスレナー氏は、「アディティブ・マニュファクチャリングは我が社にとっての主要技術の柱であり、業界にイノベーションを起こすための中核的技術です。このマシンは、部品のデザインと生産を助け、エンジンや気動車などの製造コストを下げてくれるでしょう」とコメントしている。 ワブテックはペンシルベニア州ウィルマーディングに拠点を置く鉄道車両・部品メーカー。1999年にウェスティングハウス・エア・ブレーキとモーティブパワー・インダストリーズが合併して誕生した。同社は鉄道車両用空気ブレーキ、連結器、空気圧縮機、冷暖房システム、鉄道用電気機器などを製造している。同社の直近の売上は10億6000万ドル(約1166億円)となっている。
掲載日:2019年5月15日:フィラデルフィアのハッカースペースが好調
フィラデルフィアを拠点に米中部大西洋地区で三店舗を運営するハッカースペース「ネクストファブ」が好調だ。開店から間もなく10周年を迎える今日時点で、1,250人の会員が連日モノづくりに励んでいる。 店内にはジュエリー製造用3Dプリンターを含む多くの3Dプリンターのほか、3Dスキャナー、レーザーカッター・エングレーバー、ウッドカッター、溶接機などの各種の工作機械が設置されている。 ネクストファブが10周年を迎えることについて、ネクストファブの創業者のエヴァン・マローン氏は、「2009年に最初の店舗をユニバーサルシティのサイエンスセンターにオープンした時はリーマンショックが発生し、製造業の多くの仕事が失われていた時でした。私は、そうした人たちを元気づけ、新しいモノやビジネスを作り出すことで活路を見出してもらいたかったのです。この十年間で、私が仲間たちと共に行ってきたことを誇りに思っています」とコメントしている。 アメリカではメーカームーブメントのトレンドを受け、2010年頃からハッカースペースの開店が全米で相次いだ。一方、2016年頃からムーブメントが下火になり、2017年には当時の大手ハッカースペースの「テックショップ」が経営破綻するなどしていた。
掲載日:2019年5月14日:ジオメトリーが5500万ドルの資金調達に成功
米メリーランドに拠点を置くマニュファクチャリング・サービスビューローのジオメトリー(Xometry)が、5500万ドル(約60億5千万円)の資金調達に成功した。これにより、同社が調達した資金の総額は1億1300万ドル(約124億3千万円)となった。 出資したのはデル・テクノロジー・キャピタル、BMWiベンチャーズ、ファウンドリーグループ、GEベンチャーズ、ハイランド・キャピタルパートナーズ、メリーランド・ベンチャーファンド、アルマズ・キャピタルなどのベンチャーキャピタル。株価やバリュエーションなどの情報は開示されていない。 ジオメトリーのCEOで共同創業者のランディ・アルシューラー氏は、「ジオメトリーの広大なネットワーク、膨大なデータセット、そしてAIは、エンジニアやデザイナーにブレイクスルーを生じさせ、また我々のカスタムマニュファクチャリングのソルーションは、彼らのビジネスをより効率的に運営させることを可能にします。我々は調達した資金を、会社の成長プログラム、研究開発、国際展開に投じてゆきます」とコメントしている。 ジオメトリーは2013年設立。全米各地の3000の工場とパートナーシップを組み、メーカーなどの製造業のユーザーにオンデマンドマニュファクチャリングのソルーションを提供している。同社のユーザーにはBMW、デル、GE、NASAなどが含まれている。
掲載日:2019年5月13日:スナップメーカーのキックスターターキャンペーンの資金調達額が400万ドルを突破
上海に拠点を置く中国の3Dプリンターメーカーのスナップメーカーのキックスターターキャンペーンの資金調達額が400万ドル(約4億4千万円)を突破した。キャンペーン終了まで24日を残した現時点で、3,908人のバッカーから4,084,447ドル(約4億4906万円)の資金を集めている。 仮にこのペースでの資金調達が維持された場合、スナップメーカーのキックスターターキャンペーンは、キックスターターの3Dプリンター関連キャンペーンで史上最大クラスの資金調達を成功させることになる。 バッカーのうち、1,490人がアメリカのバッカーで、ドイツ360人、カナダ216人、イギリス175人、オーストラリア144人、スイス136人、オランダ113人と続いいている。日本のバッカーの存在は現時点では確認できていない。 スナップメーカーは3つのサイズで提供され、キックスターターでの販売価格は、小さい順でA150が1,199ドル(約131,890円)、A250が1,499ドル(約164,890円)、A350が1,079ドル(約118,690円)となっている。いずれも一年間の製品保証がついている。 キックスターターのコメント欄には819件のコメントが寄せられ、スナップメーカーのスペックや出荷時期、発送方法などについての質問が数多く投稿されている。
掲載日:2019年5月12日:ゾートラックスが新型3Dプリンター「ゾートラックスM300デュアル」をリリース
ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、新型3Dプリンター「ゾートラックスM300デュアル」をリリースする。前機種のゾートラックスM300プラスの後継機種となるもので、今年後半以降での出荷が予定されている。価格は3,990ユーロ(約498,750円)。 ゾートラックスM300デュアルのリリースについて、ゾートラックスのラファル・トマシアクCEOは、「M300デュアルのデュアルエクストルージョンシステムと大型のワークスペースは、工業レベルの精密で複雑なプリンティングを可能にします」 「我々のゴールは、工業3Dプリンティングが産み出す可能性を、より小型でユーザーフレンドリーなデバイスで実現することです。M300デュアルは、その方向へ向けての我々の次のステップです。ゾートラックスのプリンターをお使いのすべてのユーザーのための包括的なシステムを創造できたと思います」とコメントしている。 M300デュアルの造形サイズは265 x 265 x 300 mmで、エンジニアリングプラスチックなどのサードパーティー製のフィラメントが利用可能 。 ゾートラックスは3Dプリンター「M300シリーズ」を、主にヨーロッパとアメリカ市場で販売している。
掲載日:2019年5月11日:ブルーオリジンが月着陸船のモデルを公表
Amazon創業者ジェフ・ベゾス氏が立上げ、会長を務めるアメリカのロケット開発ベンチャー企業のブルーオリジン(Blue Origin)が、ワシントンで開催されたイベントで月着陸船の実物大モデルを公表した。 「ブルームーン」と名付けられた無人着陸船は最大四機の小型探査ローバーの搭載が可能で、月面での展開や衛星発射が可能だとした。 ペンス米副大統領は米航空宇宙局に対し、月軌道に宇宙ステーションを設置し、2024年までにアメリカ人宇宙飛行士を月に着陸させるよう求めている。 ベゾス氏はその計画に対し、「我々は三年前から着手していて、その起源の達成に貢献できる。再び月に行き、滞在する」とコメントした。 ブルーオリジンは大型ロケットエンジンの「BE-4」を3Dプリンターで製造し、自社ロケットに搭載するとともにユナイテッド・ローンチ・アライアンスやボーイングなどの外部の企業に提供していることで知られる。ブルーオリジンはまた、宇宙船カプセルによる宇宙旅行も計画しており、2019年にも宇宙旅行のチケットを販売するとしている。 ブルーオリジンは2000年9月に、ジェフ・ベゾス氏が「誰でも宇宙へ行くことを手伝う」ことを目的に設立した。
掲載日:2019年5月10日:アレフ・オブジェクツがオランダにヨーロッパ・ヘッドクォーターを開設
コロラド州に拠点を置くアメリカの3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、オランダのロッテルダムにヨーロッパ・ヘッドクォーターを開設した。ヘッドクォーターでは3Dプリンターの販売に加え、カスタマーサポート、コンサルテーション、製品デモンストレーションなどが行われる。 ヨーロッパ・ヘッドクォーターの開設についてアレフ・オブジェクツのCEO兼社長のグラント・フラハーティー氏は、「今年のヨーロッパ市場の売上は三桁の伸び率で増加する見込みです。我が社全体の売上の30%程度になるでしょう。売上の増加には最近リリースした二つの新型3Dプリンターの売上が貢献しています」とコメントしている。 アレフ・オブジェクツは最近「Lulzbot TAZ Pro 3Dプリンター」と「Lulzbot TAZ Workhorse 3Dプリンター」の新機種二機種を市場に投入している。 アレフ・オブジェクトは2011年設立。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、近年業績を伸ばしている。同社は昨年アメリカの経済雑誌「Inc.」が選ぶ「最も成長している未上場コンピューターハードウェア企業500社」に選出されている。
掲載日:2019年5月9日:スナップメーカーのキックスターターキャンペーンが300万ドル以上の資金を調達
上海に拠点を置く中国の3Dプリンターメーカーのスナップメーカーが、新製品のキックスターターキャンペーンで300万ドル(約3億3千万円)以上の資金を調達し、話題になっている。 3Dプリンター、レーザーエングレーバー、CNCカーバーの機能を持つオールインワン型の「スナップメーカー2.0」のキックスターターキャンペーンは、キャンペーン終了まで28日を残した現時点で、3,272人のバッカーから3,414,441ドル(約3億7,540万円)の資金を集める大ヒットキャンペーンとなっている。なお、キャンペーンの調達目標金額は10万ドル(約1,100万円)で、すでに30倍以上を集めている。 スナップメーカー2.0は3つのサイズで提供され、キックスターターでの販売価格は、小さい順でA150が1,199ドル(約131,890円)、A250が1,499ドル(約164,890円)、A350が1,079ドル(約118,690円)となっている。いずれも一年間の製品保証がついている。 スナップメーカーは、2017年にもオールインワン型の3Dプリンター「スナップメーカー」をキックスターターで販売している。 スナップメーカーでは、スナップメーカー2.0の出荷を今年11月から開始するとしている。
掲載日:2019年5月8日:IVIのキックスターターキャンペーンの資金調達額が100万ドルを突破
Tiko似のオールインワン型3Dプリンター「IVI]のキックスターターキャンペーンの資金調達額が100万ドル(約1億1千万円)を突破した。キャンペーン終了まで9日を残した現時点で、1,978人のバッカーから1,068,863ドル(約1億1,757万円)を集め、100万ドルを突破する大ヒットキャンペーンとなっている。 IVIのキャンペーンページでは、引き続きバッカーによる熱心な議論が展開されている。キックスターターのFAQでは、「IVIは新たなTikoではないのか、プロジェクトが無事に完了することをどうやって保証するのか」といった質問も投げかけられている。 問いに対してIVIの担当者は、「他のキャンペーンもそうであるように、我々は成功を100%保証することはできません。しかし、ご入金いただいたお金の記録を残すこと、製造方法を慎重に選択すること、すべてのプログラムの採算性とリスク評価を行うこと、最低週に一度プロジェクトの進捗状況を報告すること、すべての支出の情報を公開すること、をお約束します」と回答している。 Tikoは300万ドル(約3億3千万円)の資金を集めて破綻した、キックスターター史上最悪レベルの3Dプリンター詐欺事件とされる。3Dプリンターユーザーの中には、IVIとTikoの類似性を指摘する人が少なくない。
掲載日:2019年5月7日:アレフ・オブジェクツが新型3Dプリンター「LulzBot Mini 2」をリリース
コロラド州に拠点を置くアメリカの3Dプリンターメーカーのアレフ・オブジェクツが、新型3Dプリンター「LulzBot TAZ ワークフォース」をリリースした。前機種のLulzbot TAZ6 3Dプリンターに改良を加えたもので、より高精度の3Dプリンティングが可能になったとしている。 「LulzBot TAZ ワークフォース」のリリースについて、アレフ・オブジェクツのスティーブン・アバディCTOは、「我々のTAZ3Dプリンターのユーザーは、3Dプリンティングの現場でも最も要求基準が厳しい環境で3Dプリンターを使っておられます。このTAZワークフォースは、これまでにいただいた多くのフィードバックを反映し、フレームの強化、電気回路の改善などの改良を加え、より高い3Dプリント品質を確保しています」とコメントしている。 「LulzBot TAZ ワークフォース」はTAZ6 3Dプリンターより14%大きな造形サイズ(280 mm x 280 mm x 285 mm)を持ち、ヘッドの溶融温度が最大360℃で、エンジニアリングプラスチックなどの各種の素材に対応できる。なお、「LulzBot TAZ ワークフォース」の価格は2,950ドル(約324,500円) アレフ・オブジェクトはコロラド州らブランドに拠点を置く2011年設立のスタートアップ企業。設立以来オープンソースの3DプリンターLulzBotシリーズを製造販売し、主に自動車、消費財メーカー、航空宇宙、防衛産業、医療、教育などのセクターを中心にユーザーを増やしている。
掲載日:2019年5月6日:マークフォージドが難燃材3Dプリンター用素材「Onyx FR」を開発
アメリカの3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、難燃材3Dプリンター用素材「Onyx FR」を開発した。難燃材3Dプリンター用素材が開発されたのは史上初と見られる。 Onyx FRはカーボンファイバーを配合したナイロン製の素材。高い防火・耐熱性能が求められる航空宇宙、防衛産業、自動車産業などでの利用を想定しているという。なおOnyx FRは自己消炎性素材であり、一般的なABSの1.4倍の強度を持っているという。 マークフォージドの製品開発担当副社長のジョン・レイリー氏は、「Onyx FRは高い防火安全基準を満たすことから、自動車、航空宇宙、防衛産業におけるさまざま活用の可能性を提供します。Onyx FRで作られたパーツは、航空機の製造に使われるグレードのアルミニウムと同等の強さを持つ一方、重量は半分です」とコメントしている。 マークフォージドは、独自開発したアトミック・ディフュージョン・アディティブ・マニュファクチャリング技術をベースにしたメタル3Dプリンター「メタルX」を製造している。メタルXは、これまでにGoogle、Amazon、フォード、NASA、アメリカ空軍などに採用されている。同社にはIT業界大手マイクロソフトが投資している事でも知られている。 マークフォージドはマサチューセッツ工科大学出身のエンジニア、グレッグ・マーク氏が2013年に立ち上げた。
掲載日:2019年5月5日:ディール・アビエーションが世界最大の航空機用内装部品を3Dプリンターで製造
航空機用内装機器・部品製造大手のディール・アビエーションが、世界最大の航空機用内装部品を3Dプリンターで製造した。カーテン・コンフォート・ヘッダーと呼ばれるカーテンレールで、大きさは1,140 x 720 x 240mm。カタール航空が導入するエアバスの最新シリーズ「エアバスA350XWB」内に導入される。 ディール・アビエーションは12か月前にプロジェクトを立上げ、FDM方式の3Dプリンターで製造、EASA認証を取得した。 従来の製造方法では、カーテン・コンフォート・ヘッダーは12の部品で構成されていて、それらを材料ごとに指定された方法で組み合わせる必要があった。3Dプリンターで製造することで部品点数を減らし、部品同士を接着剤でつないで組み合わせることが可能になったという。 ディール・アビエーションでは、エアバスA350XWB用カーテン・コンフォート・ヘッダーは、今後すべて3Dプリンターで製造するとしている。 ディール・アビエーションは1957年設立、ドイツ・ハンブルグに拠点を置く航空機用内装機器・キャビン用機器製造メーカー。同社の製品はエアバス、ボーイング、ボンバルディア、エンブラエルなどの航空機メーカーに採用されている。
掲載日:2019年5月4日:ストラタシスが2019年度第一四半期決算を発表
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのストラタシスが、2019年度第一四半期決算を発表した。それによると、同社の同期間中の売上は1億5530億ドル(約170億830億円)で、前年同期から1%増加した。GAAPベースの営業収支は330万ドル(約3億6300万円)の赤字で、前年同期よりも赤字額は減少した。また、GAAPベースの経常収支は230万ドル(約2億5300億円)の赤字だった。非GAAPベースの営業収支は680万ドル(約7億4800万円)の黒字だった。 同期間中に獲得したオペレーションキャッシュフローは460万ドル(約5億600万円)で、期末時点での同社が保有する現金または現金相当資産の合計は3億6780万ドル(約404億5800万円)となった。 売上の内訳は、3Dプリンター製品売上が1億510万ドル(約115億6100万円)で、サービス関連売上が5020億円(約55億2200万円)だった。 決算の発表を受け、ストラタシスのエラン・ジャグロムCEOは、「第一四半期にトップラインの結果を出せたことを嬉しく思います。特に北米市場における強いパフォーマンスを示せたことが大きいです。また、非GAAPベースでは利益を確保できました。今後もコスト管理を徹底し、株主価値を創造してゆきたいと思います」とコメントしている。 なお、ストラタシスのライバル企業のスリーディーシステムズも、アメリカ現地時間の5月7日に2019年度第一四半期決算の発表を予定している。
掲載日:2019年5月3日:オランダのデザインスタジオが海洋投棄された漁網から3Dプリント・アクセサリーを製造
オランダのデザインスタジオが、海洋投棄された漁網から3Dプリント・アクセサリーを製造して話題になっている。 オランダのロッテルダムに拠点を置くデザインスタジオのニュー・ロウは、漁師やダイバーと協働で海洋投棄された漁網を回収し、3Dプリンター用フィラメントにリサイクルしている。フィラメントはウルチメーカーの3Dプリンターで3Dプリントされ、食器や花瓶などの各種のアクセサリーにリサイクルされている。 回収された漁網はプラスチックの種類や色ごとに選別され、ニュー・ロウの3Dプリンティングラボにてフィラメントに加工されている。 ニュー・ロウによると、漁網は海洋に投棄されるゴミの中で最も危険なもので、特に海底に残された漁網は魚類を捉える網となり、実際に多くの魚の命を奪っているという。ニュー・ロウは、漁網をアクセサリーにリサイクルすることで、漁網を含む海洋ゴミの危険性を世に訴えたいとしている。 ニュー・ロウは、今年一月にもギリシャで同様のプロジェクトを展開している。ギリシャでは、海洋投棄されたゴミを屋外家具にリサイクルし、各地に設置して話題を集めた。 ニュー・ロウでは、海洋投棄されたゴミをリサイクルする新たなプロジェクトを、今後数か月内に立ち上げるとしている。
掲載日:2019年5月2日:オーストラリアのサービスビューローが世界最大のチタン製ドローンを3Dプリンターで製造
オーストラリアのアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューローのティトミックが、世界最大のチタン製ドローンを3Dプリンターで製造したとして話題になっている。 ティトミックが製造したのは直径1.8メートルの大きさのUAV(Unmanned Aerial Vehicle )で、同社が開発したメタル3Dプリンター「TKF9000メタル3Dプリンター」で製造された。製造されたドローンはオーストラリア軍や警察へ納入される予定。 ティトミックのマネージングディレクターのジェフ・ラング氏は、「オーストラリアの資源、製造能力、そしてイノベーションを使って防衛関連の仕事ができることにエキサイトしています。特に、このイノベーションはオーストラリアの国益になり、防衛力を強化するという果実をもたらすと信じています」とコメントしている。 ドローンの製造に3Dプリンターが使われるケースは世界的に増えてきているが、チタン製ドローンを3Dプリンターで製造するのは今回が史上初と見られる。 ティトミックは2014年設立、オーストラリアのメルボルンに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング・サービスビューロー。メタル3Dプリンターを使った3Dプリンティングサービスを中心に、ラピッドプロトタイプやメタルフィニッシュ・サービスなどを提供している。
掲載日:2019年5月1日:リラティビティがタイの小型通信衛星を打ち上げへ
ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ(旧社名リラティビティ・スペース)が、タイの宇宙企業ミュースペースの通信衛星を打ち上げる。リラティビティのロケット「テラン1」を使い、2020年末頃に打ち上げる。リラティビティにとっての初の打上げとなる。 リラティビティのティム・エリスCEOは、「何が革新的かというと、従来のロケット製造方法では18か月の時間を要していたのに対し、我々はわずか60日でロケットを製造することが可能だということです。リラティビティは競合企業のどこよりも速くロケットを製造できます。サプライチェーンからデザイン、あるいは製造工程そのものまで、3Dプリンティング技術が大きく変えています」とコメントしている。 リラティビティによると、同社のロケットは競合他社のロケットよりも100分の1の数の部品で組み立てられているとしている。また、テラン1の打ち上げコストは、わずか1000万ドル(約11億円)程度だとしている。 リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに4,500万ドル(約47億円)を出資している。
掲載日:2019年4月30日:ドイツのPERIグループがCOBODインターナショナルとディストリビューター契約を締結
ドイツの建設会社のPERIグループが、デンマークのCOBODインターナショナルとディストリビューター契約を締結した。これにより、PERIグループが事業を展開しているドイツ、スイス、オーストリアのユーザーへCOBODインターナショナルの建設3Dプリンターの販売とレンタルが可能になった。 ディストリビューター契約の締結について、COBODインターナショナルのヘンリック・ランド・ニールセンCEOは、「ドイツ、オーストリア、スイスにおけるエクスクルーシブ・ディストリビューターとしてPERIグループとパートナーシップが組めたことを誇りに思います。PERIはこのマーケットで大きな販売力を有し、ディストリビューター契約は既存の建設機器にしか触れていない多くの建設会社に、我々のテクノロジーへのアクセスを提供するでしょう」とコメントしている。 COBODインターナショナルは昨年設立されたスタートアップ企業で、建設3DプリンターのBODシリーズを製造している。BODシリーズは、建設サイズによってBOD1からBOD3まで提供されている。なお、BODシリーズはこれまでにデンマーク、ベルギー、UAEなどで実際の建設工事に使用されている。 PERIグループは1969年設立、ドイツのヴァイセンホルンに拠点を置く大手建設会社。直近の従業員数は8,700人、売上高は14.8億ユーロ(約1,850億円)となっている。なお、同社は2018年10月にCOBODインターナショナルに出資し、株主になっている
掲載日:2019年4月29日:アディダスがヨウジ・ヤマモト氏デザインの3Dプリントシューズを製造
アディダスが日本人デザイナーヨウジ・ヤマモト氏がデザインした3Dプリントシューズを製造し、話題になっている。 「Y3-ランナー4DII」はカーボンの3Dプリンターで製造され、ブラックとレッドの二つのカラーで提供される。価格は600ドル(約66,000円)で、5月2日からヨウジ・ヤマモトのオフィシャルオンラインストアで販売される。 アッパー素材にコットンキャンバスとバックスキンを使用し、インソールなどのパーツが3Dプリンターで製造されている。なお、アディダスは2017年からカーボンのデジタルライト・シンセシス(DLS)技術を使い、3Dプリントシューズを製造している。 「Y3-ランナー4DII」についてアディダスは自社のウェブサイトで、「ヨウジ・ヤマモト氏はデザインにおけるアバンギャルド精神で知られています。(「Y3-ランナー4DII」は)黒のシルエットがいくつもの素材の上に豪華に彩られたデザインになっています」とコメントしている。 ヨウジ・ヤマモト(山本耀司)は東京都出身のファッションデザイナー。1994年にフランス政府から技術文化勲章(シュバリエ)を、2005年に日本政府から日本ブランド創造貢献企業表彰、2006年にイギリス王室ソサエティ・オブ・アーツ賞などをそれぞれ受賞している。
掲載日:2019年4月28日:シェイプウェイズがEtsyとのインテグレーションサービスを開始
3Dプリンティングサービスビューロー・マーケットプレース大手のシェイプウェイズが、ハンドメイドクラフト通販大手のEtsyとのインテグレーションサービスを開始した。これにより、Etsyのショップオーナーは、自分のショップの注文を直接シェイプウェイズで処理することが可能になる。 EtsyのショップオーナーはシェイプウェイズのAPIプラグインをダウンロードし、設定するだけでインテグレーションを利用することがが可能になる。なお、Etsyからの注文をシェイプウェイズがトランザクション処理するごとに5%のトランザクションフィーが課金される。 Etsyでカスタマイズ指輪ショップを運営するオラ・シェクトマンさんは、「今回のインテグレーションサービス開始前は、Etsyで受けたシェイプウェイズ向けの注文の処理を、5-6分の時間をかけて手作業で行っていました。インテグレーションサービスのおかげで、まるで魔法のように瞬時で処理されるようになりました。今後は、より多くの時間を新しい指輪のアイデアとデザインに費やすことができます」とコメントしている。 シェイプウェイズは、同様のインテグレーションサービスをカナダのネット通販大手のShopifyにも提供している。
掲載日:2019年4月27日:オーストラリアのヘアドレッサーがシャンプーボトルの廃材から子供用義手を製造
オーストラリアのヘアドレッサーがシャンプーボトルの廃材から子供用義手を製造して話題になっている。 義手を製造したのはヘアドレッサーのバーニー・クレイブン氏。同氏は二年間にわたり、ヘアサロンで廃棄されるシャンプーボトル廃材のリサイクル方法について検討を重ねてきたという。 クレイブン氏は、「ヘアドレッサーとして40年以上仕事をしてきましたが、ヘアサロンでどれだけ資源が無駄にされているかを見てきました。そしてある時、自分自身がその責任の一端を負っていることに気づきました。今日、多くのものが通常のフィラメントを素材に3Dプリンターで作られています。一方で、誰もリサイクル素材を使っていません。そして、多くの人が義手や義足を必要としていますが、経済的な理由からその願いをかなえられていません」 とコメントしている。 クレイブン氏が3Dプリンターで製造した義手は、12歳のヘイリー・ライトちゃんと11歳のコナー・ウィヴィル君に贈られた。義手の製造には15から20のシャンプーボトル廃材が使われたという。 クレイブン氏は、オーストラリア・クイーンズランド州内の38のヘアサロンからシャンプーボトル廃材を集め、義手用の素材として活用している。
掲載日:2019年4月26日:エンポリオアルマーニが巨大3Dプリントビルボード広告を制作
イタリアのファッションブランドのエンポリオアルマーニが、巨大3Dプリントビルボード広告を制作して話題になっている。新作スニーカーの宣伝用ビルボード広告で、モデルの右足が立体的に浮かび上がり、スニーカーが広告から抜け出すようなデザインになっている。 巨大スニーカーの製造はイタリアのフォトスタジオのカラーゼニスが行った。カラーゼニスのアルド・ネリCEOはプレスリリースで、「エンポリオアルマーニの新たな広告表現を創造するのをお手伝いできたことを嬉しく思います。(ビルボード広告の)モデルに生命を吹き込み、情熱を生み出す原動力になります。広告の新たな手段であり、消費者の関心を大いに喚起するでしょう」とコメントしている。 巨大スニーカーの製造にはイスラエルのMassivit3Dプリンターが使われた。巨大スニーカーは3Dプリンターで出力後、ポリウレタンペンキで塗装が施された。重量は20キロに及んだという。 エンポリオアルマーニはイタリアの高級ファッションブランドのジョルジオ・アルマーニの若者むけセカンドラインブランド。高級感がある一方、リーズナブルな価格で若者の支持を集めている。なお、エンポリオアルマーニは日本でも各都市でショップを運営している。
掲載日:2019年4月25日:IVIのキックスターターキャンペーンが好調、資金調達額が70万ドルを突破
Tiko似のオールインワン型3Dプリンター「IVI]のキックスターターキャンペーンが好調だ。キャンペーン終了まで21日を残した現時点で、資金調達額が70万ドル(約7,700万円)を突破した。バッカーの数は1,354人となっている。 IVIは、デルタ方式のFDM3Dプリンター機能に加え、アタッチメントを交換することでレーザーエングレーバーやCNCカービングの機能も利用できる。キックスターターでの販売価格は369ドル(約40,590円)、レーザーエングレーバー、CNCカービング用アタッチメントがそれぞれ69ドル(約7,590円)。 IVIのキャンペーンページではバッカーによる熱心な議論が展開されている。コメントの多くはポジティブなもので、IVIの機能やストレッチゴールの内容を確認したり、出荷時期などを問い合わせる内容が多い。 一方で、3Dプリンターコミュニティの中では、IVIが過去に頓挫したデルタ型3DプリンターのTikoを彷彿とさせるという声が上がっている。Tikoは300万ドル(約3億3千万円)の資金を集めたものの、プロジェクトが破綻した。ある関係者は、IVIのプロジェクトとTikoのプロジェクトの類似性を指摘している。
掲載日:2019年4月24日:ワシントン州で3Dプリント銃の製造と所有を禁じる法律が施行
ワシントン州で3Dプリント銃の製造と所有を禁じる法律が施行される。ワシントン州議会が可決し、ジェイ・インスリー州知事が承認する見通し。 法案を上程した共和党員でシアトル市選出のジャヴィアー・ヴァルデズ議員は、「3Dプリンターは今日、より進化し、より消費者に身近なものになっています。(3Dプリント銃のように)金属探知機で探知できない銃は、公共の安全に計り知れない脅威を与えます。最悪の事態を迎える前に、政治家が対処しなければならない問題です」とコメントしている。 新法は3Dプリント銃の製造と所有を禁じるほか、3Dプリント銃の3Dモデルを銃保有不適格者に譲渡することも禁じている。 法律の施行についてボブ・ファーガソン司法長官は、「私は(銃を所有する権利を認める)アメリカ憲法第二条を支持しているが、危険人物がバックグラウンドチェックを通り過ぎ、金属探知機で探知できない3Dプリント銃を手にする危険性を無視できない。3Dプリント銃は、我々のコミュニティの安全に対する大いなるリスクだ」とコメントしている。 アメリカでは3Dプリント銃の製造と所有をめぐる議論が盛んになっている。ワシントン州をはじめ、他の州でも3Dプリント銃の製造と所有、または3Dプリント銃の3Dモデルの製造と所有を禁止する機運が高まっている。
掲載日:2019年4月23日:イタリアのファッションブランドが3Dプリント・ネクタイの販売を開始
イタリアのファッションブランドのVIPタイが、3Dプリント・ネクタイの販売を開始した。VIPタイは1927年に設立されたONUSのサブブランド。3Dプリント・ネクタイは現在、ONUSの90周年記念ファッションショーで展示されている。 VIPタイのフィオルディ・ペルナスカCEOによると、同社の3Dプリント・ネクタイは完全カスタマイズド生産されるのみならず、環境フレンドリーでサステイナブルなのが特徴だとしている。 ペルナスカCEOは、「私達にとってサステナビリティは非常に重要です。3Dプリント・ネクタイの製造に使われる素材の80%以上は100%エコロジカル・環境フレンドリーな素材を使っています。また、製法もサステナビリティを重視したものになっています」とコメントしている。 VIPタイによると、消費者の反応はおおむね良好だとしている。VIPタイは、3Dプリント・ネクタイを含むカスタマイズドされた製品が今後のファッション業界の成長のカギだとしている。同社は3Dプリント・ネクタイに続き、3Dプリンターによるストリートウェア製品の製造も検討しているという。 3Dプリント・ネクタイは通常の素材に加え、レザー、天然真珠、シルバー、ゴールド、チタン、カーボンファイバーなどの素材を組み合わせることも可能。価格は100ドル(約11,000円)からとなっている。
掲載日:2019年4月22日:3Dプリントドールメーカーのメイキーズの事業をディズニーが買収
3Dプリントドールメーカーのメイキーズの事業をディズニーが買収3Dプリントドールメーカーのメイキーズの事業をディズニーが買収した。買収価格などの詳細な条件は明らかにされていない。 メイキーズは2010年にアリス・テーラー氏が設立したスタートアップ企業。注文者の顔や姿に似せたカスタムドールを3Dプリンターで製造するというアイデアが受け、設立当初からマスメディアなどにも大きく注目されていた。事業立上げ後は拠点をイギリスからアメリカへ移していた。 ディズニーがメイキーズの事業を買収した事は、メイキーズの公式フェイスブックページが先週明らかにしていた。フェイスブックページの投稿でメイキーズは、「メイキーズのテクノロジーとプラットフォームは素晴らしいアメリカのメディアの巨人に移転しました。我々の夢は間もなく正式に実現します。メイキーズは少し未来へ行きすぎました。メイキーズは、未来という元々存在していた場所からいずれは戻ってくることになるでしょう。」とコメントしている。 ある関係者は、メイキーズの事業はディズニーのアクセラレータープログラムに買収されたと見ている。買収により、アリス・テーラー氏のリンクドインのプロフィールは「ザ・ウォルトディズニー・スタジオ・ディレクター」に変更されている。
掲載日:2019年4月21日:ウォーラーズ・アソシエイツがドイツでアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催
アメリカのアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業のウォーラーズ・アソシエイツが、ドイツのハンブルグでアディティブ・マニュファクチャリング講座を開催する。航空大手エアバスとZAL先端航空宇宙センターのサポートを受け、6月13日と14日の二日間開催される。講座はデザイナー、エンジニア、管理者を対象としたもので、アディティブ・マニュファクチャリング技術の実務論や戦略を学ぶ 講師はウォーラーズ・アソシエイツのコンサルタント、オラフ・ディーゲル氏が勤める。ディーゲル氏は、アディティブ・マニュファクチャリング・デザイン論の世界的な権威として知られている。 ウォーラーズ・アソシエイツは、同様の講座をこれまでにオーストラリア、ベルギー、カナダ、南アフリカ、アメリカで開催している。参加者の評価も高く、参加者から五点満点評価で平均4.7点を獲得している。 ウォーラーズ・アソシエイツは世界で最も権威あるアディティブ・マニュファクチャリング関連コンサルティング企業として知られている。同社はまた、年次でアディティブ・マニュファクチャリング業界レポート「ウォーラーズ・レポート」を発行している事でも知られている。
掲載日:2019年4月20日:スカルプティオがフランスの手作り眼鏡工房と共同でカスタム眼鏡フレームを製造へ
サービスビューロー大手のスカルプティオが、フランスの手作り眼鏡工房のネットルックスと共同でカスタム眼鏡フレームの製造を開始する。実際の眼鏡フレームを製造する前に「テストフレーム」を3Dプリンターで製造し、ユーザーにフィットすることを確認してから製造するとしている。 スカルプティオの共同創業者でCEOのクレメント・モロー氏は、「眼鏡をお使いの方の多くは、眼鏡が自分に上手くフィットしていないというお悩みを抱えています。3Dプリンティング技術を活用してテストフレームを製造し、実際のフレームを作る前に細かい調整などをしていただけるようになります。ジュエリー業界で、実際の指輪を製造する前にワックスを製造してユーザーに試してもらうのとまったく同じことです」とコメントしている。 ネットルックスはフランスのナンシーに拠点を置くスタートアップ企業。フランス、ベルギー、カナダにコンセプトストアを有し、ユーザーにフィットするカスタマイズド眼鏡フレームの製造を行っている。 眼鏡の製造に3Dプリンティング技術を活用する機運は世界的に高まっている。眼鏡フレームの製造に加え、メガネ用レンズを3Dプリンターで製造するケースも出始めている。香港に拠点を置くスタートアップ企業のアイDNAも、カスタマイズド眼鏡を製造するキオスクを開発し、サービスを開始している。
掲載日:2019年4月19:イギリスの研究機関がフード3Dプリンターの基礎研究を実施
イギリスの研究機関のキャンプデンBRIが、フード3Dプリンターの基礎研究を実施していることがわかった。 研究は複数の食品素材を基に行われ、フード3Dプリンターの能力や限界を明らかにすることを目的にしている。最終的にはキャンプデンBRIが独自のフード3Dプリンターを開発することも目指しているという。 キャンプデンBRIの研究員のゲール・デラメア氏は、「このプロジェクトは、フード3Dプリンターの課題と可能性を究明するのが目的です。3Dプリンティング技術を検証し、実務的な試験を行い、形、味、色、栄養などの面において新しい3Dプリンターを開発する予定です」とコメントしている。 プロジェクトでは、3Dプリントされた食品の保存期間、細菌汚染の可能性、適切なプリント温度、適切なプリント形状や保存方法などについても検証されるという。 現在世界の各地でフード3Dプリンターの開発が進んでいるが、フード3Dプリンターの安全性などの基礎研究が実施されるのは史上初と見られる。 キャンプデンBRIは1919年にブリストル大学の研究機関として設立された。設立以来食品加工技術や保存技術、食品の安全性基準などを広く研究してきている。
掲載日:2019年4月18日:Tiko似のオールインワン型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調
Tiko似のオールインワン型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調だ。中国上海に拠点を置くIVI3Dが開発した3Dプリンター「IVI」は、デルタ方式のFDM3Dプリンター機能に加え、アタッチメントを交換することでレーザーエングレーバーやCNCカービングの機能も利用できる。 IVIのキックスターターでの販売価格は399ドル(約43,890円)で、レーザーエングレーバーのアタッチメントとCNCカービングのアタッチメントが、それぞれ69ドル(約7,590円)となっている。 IVIのキックスターターキャンペーンは、キャンペーン終了まで28日を残した現時点で、816人のバッカーから417,360ドル(約4,673万円)の資金を集めている。 3Dプリンターコミュニティの中では、IVIのデザインがTikoに似ているという声が上がっている。Tikoは2015年にキックスターターで300万ドル(約3億3千万円)もの資金を集めたデルタ型3Dプリンター。Tikoは巨額の資金を集めたものの実際の開発にはとん挫し、ほとんどのバッカーに出荷できないという結果になった。Tiko3Dプリンターは、キックスターターにおける「3Dプリンター詐欺事件」の典型例のひとつとされている。 IVIのデザインがTikoに似ているという指摘について、IVI3Dは、「囲い込み式のデルタ3Dプリンターは、どうしても見た目やデザインが同じようになってしまう傾向にあります。TikoもIVIと同じようなデザインを採用し、結果的に失敗しました。しかし、このタイプのデザインには多くのメリットがあり、IVIはそれが真実であることを証明することになるでしょう」とキックスターターのFAQページで説明している。 IVI3Dは、IVIの出荷を今年10月から開始するとしている。
掲載日:2019年4月17日:マークフォージドがシリーズD投資で8200万ドルを調達
アメリカのハイエンドメタル3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、シリーズD投資で8200万ドル(約90億2千万円)を調達した。出資したのはサミット・パートナーズ、マトリックス・パートナーズ、マイクロソフト・ベンチャーアーム、ネクスト47、ポルシェSEなどのベンチャーキャピタル。今回の資金調達により、マークフォージドが調達した資金の総額は1億3680万ドル(約150億4800万円)となった。 マークフォージドは、調達した資金を3Dプリンター「メタルX」の製造に投じるとしている。 メタルXはマークフォージドが独自開発したアトミック・ディフュージョン・アディティブ・マニュファクチャリング技術をベースにしていて、高速で高品質の3Dプリンティングが出来るのが特徴。一般的なメタル3Dプリンターのようにメタルパウダーを焼結して造形するのではなく、プラスチックバインダーを使ってメタルパウダーを造形し、造形後にプラスチックバインダーを除去する仕組み。従来のメタル3Dプリンターよりも低コストで高速な3Dプリンティングが可能になるとしている。 メタルXはキヤノン、マイクロソフト、Google、Amazon、GM、フォルクスワーゲン、アディダスなどに採用されている。マークフォージドによると、同社は2018年に2,500台のメタルXを出荷している。
掲載日:2019年4月16日:プロトラブズがクールアイデア賞の参加者を募集
試作品・カスタムパーツ製造サービスビューローのプロトラブズが、クールアイデア賞の参加者を募集して話題になっている。ヨーロッパのプロトラブズのユーザーが対象で、勝者には5万ポンド(約730万円)分のプロトタイピング・マニュファクチャリングサービスが提供される。 クールアイデア賞の提供についてプロトラブズのレイ・フォークナー氏は、「クールアイデア賞は画期的なコンセプトを実際の製品にするための一助になります。クールアイデア賞を提供することでプロトタイプを作成し、あるいは完成品の初期ロットの生産を行い、エンジニアや発明家が彼らのアイデアを消費者に実際にアピールすることを可能にします」とコメントしている。 クールアイデアの定義についてフォークナー氏は、「消費者や社会にとってより良く、より簡単で、より安全で、より健康的で、よりストレスがなく、より面白いもの」であるとしている。 クールアイデア賞のコンテストは年内に三回実施され、受付は4月1日から5月31日、7月1日から8月31日、10月1日から11月30日となっている。 プロトラブズは、2011年にもアメリカのプロトラブズのユーザーを対象に同様のコンテストを実施している。
掲載日:2019年4月15日:AREVOがカーボンファイバー製ユニボディバイクフレームを3Dプリンターで製造
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くスタートアップ企業のAREVOが、カーボンファイバー製ユニボディバイクフレームを3Dプリンターで製造して話題になっている。 AREVOが製造したのはフランコ・バイシクル社の「エメリー・ワン」Eバイク用バイクフレーム。ユニボディのシングルフレームで、従来型のバイクフレームよりも強い強度と安定性を確保したとしている。また、従来型のバイクフレームの製造に18か月かかっていたところ、わずか数日までに短縮できたとしている。 AREVOの共同創業者で会長のヘマント・ベーダ氏は、「このバイクフレームは、史上初の完全アディティブ・マニュファクチャリング工程で製造されたユニボディのバイクフレームであり、アディティブ・マニュファクチャリング業界における重要なマイルストーンです。「エメリー・ワン」のリリースにより、自転車業界の世界的な大変革が始まりました」とコメントしている。 「エメリー・ワン」は、現地時間の今月11日から14日までの日程でカリフォルニア州モントレーで開催されたクラシックバイク展示会で展示された。 AREVOは、昨年7月から自社ブランドの3Dプリント自動車の販売も開始している。
掲載日:2019年4月14日:ウルチメーカーのマテリアル・アライアンス・プログラムの参加企業が80社を突破
オランダの3Dプリンターメーカーのウルチメーカーのマテリアル・アライアンス・プログラムの参加企業が80社を突破した。プログラムを開始してからわずか1年間で多くのフィラメントメーカーが参加する結果となった。 マテリアル・アライアンス・プログラムは、ウルチメーカーの3Dプリンターでの使用に適したフィラメントをウルチメーカーが認定するもので、これまでにBASF、DSM、オーウェンズコーニング、アルケマ、ジャビル、リーマン・アンド・ボス、デュポンなどの大手メーカーが参加している。 マテリアル・アライアンス・プログラムに参加している企業のフィラメントは、プリント条件や仕様などを記したマテリアル・プリント・プロファイルがウルチメーカーから提供される。 マテリアル・アライアンス・プログラムについてウルチメーカーのポール・ハイデン・シニアバイスプレジデントは、「マテリアル・アライアンス・プログラムの立ち上げ直後から驚くほどの関心を寄せていただきました。わずか12か月の間に多くのグローバルカンパニーが製品を登録し、大きな成果をあげることができました。現場のプロフェッショナルは、それぞれの用途やニーズに応じた各種のフィラメントを利用できます」とコメントしている。
掲載日:2019年4月13日:スウェーデンのエンジニアリング企業が世界初の3Dプリント・エレキギターを開発
スウェーデンのエンジニアリング企業が世界初の3Dプリント・エレキギターを開発したとして話題になっている。3Dプリント・エレキギターを開発したのはスウェーデンのサンドヴィク社。世界的な著名ギタリストのイングヴェイ・マルムスティーン氏のために開発された。 プロジェクトはマルムスティーン氏の大ファンだというサンドヴィク社のエンジニア、ヘンリック・ロイカネン氏の発案で立ち上がった。自らもギタリストのロイカネン氏は、自社のリソースを活用して最高レベルのエレキギターを開発することを思い付いたという。 「我々は、あらゆる意味において最高のギターをつくるために、改めてデザインする必要がありました。最も問題となったのはギターのボディーとネックをつなぐジョイントを、どのようにデザインするかでした」とロイカネン氏はコメントしている。 問題を解決するため、サンドヴィク社のエンジニアはギターをフラットボードのシングルパーツとしてデザインし、ギター全体がひとつのボディとなるよう工夫したという。ギターのボディーは細密チタンパウダーを素材にレーザーベッドフュージョン3Dプリンターで製造された。 ギターを実際のライブで使用したマルムスティーン氏は、「このギターは化け物だ。サンドヴィクは間違いなくゲームの勝者だ。彼らは心血を注いでこのギターを作り上げた。その結果は驚異的だ」とコメントしている。
掲載日:2019年4月12日:スリーディーシステムズがイタリアに先端アディティブ・マニュファクチャリングセンターを開設
アメリカの大手3Dプリンターメーカーのスリーディーシステムズが、イタリアのピネロロに先端アディティブ・マニュファクチャリングセンター「スリーディーシステムズ・オンデマンド」を開設した。センターでは、特に大型SLA3DプリンターとSLS3Dプリンターを使い、高度な3Dプリンティングサービスを提供する。 スリーディーシステムズ・オンデマンドは、オランダ、フランス、イギリス、ベルギー、ドイツに次ぐ、スリーディーシステムズのヨーロッパにおける六番目のアディティブ・マニュファクチャリングセンターとなる。 スリーディーシステムズ・オンデマンドの開設についてスリーディーシステムズのマルコ・マイオ・ジェネラルマネージャーは、「センターの開設は地元経済に良好な影響を与えるでしょう。優秀な人材を揃え、市場ニーズに対応してゆきます。プロトタイピングや少量生産のための各種のエンドソルーションを提供し、ポストプロセスのサービスも併せて提供します。」とコメントしている。 スリーディーシステムズ・オンデマンドは、スリーディーシステムズが買収した地元の3Dプリンティング・サービスビューローのプロベル社の施設をベースに開設された。プロベルは、フィアットなどの大口ユーザーに長年3Dプリンティングサービスを提供していた。
掲載日:2019年4月11日:フットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2029年までに65億ドル規模へ成長
市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界のフットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2029年までに65億ドル(約7,150億円)規模へ成長すると予想するレポートを発表した。 「フットウェア業界のアディティブ・マニュファクチャリング」と題されたレポートによると、フットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場は年率19.5%の成長率で成長を続け、2029年までに65億ドル規模に到達するという。また、2023年までにインソール、ミッドソール、アッパーなどのフットウェア製品の売上だけで10億ドル(約1,100億円)規模に達するとしている。 市場の主なプレーーヤーとして、スリーディーシステムズ、カーボン、ストラタシス、EOSなどの3Dプリンターメーカーと、アディダス、クロックス、ニューバランス、ナイキ、アンダーアーマーなどのアディティブ・マニュファクチャリングアダプターをそれぞれ挙げている。 同レポートはまた、現時点でのフットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場はフットウェア市場全体のわずか0.3%しか占めてなく、成長余地が大きいとしている。同レポートは、2029年までにフットウェア業界用アディティブ・マニュファクチャリング市場のシェアは1.5%にまで拡大すると見込んでいる。
掲載日:2019年4月10日:サムスン・ギャラクシーの指紋認証システムを3Dプリンターで突破
写真投稿サイトImgurユーザーが、自らの指紋を3Dプリンターで出力し、サムスン・ギャラクシーの指紋認証システムを突破したとして話題になっている。 ダークスターと称するImgurユーザーは、ワイングラスから採取した自分の指紋を撮影し、フォトショップで加工した後LCD3Dプリンターで出力した。それをギャラクシーS10の指紋リーダーにかざしたところ、ロックが解除されたとしている。3Dプリンターのコストは460ドル(約50,600円)、製造にかかった時間はわずか13分だったという。 サムスン・ギャラクシーではネットバンキングアプリなどで指紋認証が多く使われているが、ダークスター氏によると、「15分もあれば指紋認証システムを突破し、他人のお金を自由に使うことができる」としている。 サムスン・ギャラクシーは、一部の機種で指紋認証システムの他に顔認証システムも搭載しているが、顔認証システムも3Dプリンターで製造された顔のレプリカで突破されたケースが報告されている。 今のところ、実際に指紋認証システムや顔認証システムが突破されて被害が生じたという事は報じられていないが、早期の対応が必要だという声が出始めている。
掲載日:2019年4月9日:エリオット・アドバイザーズがSLMソルーションズに1300万ユーロを追加投資
イギリスのヘッジファンド運用のエリオット・アドバイザーズが、ドイツのメタル3DプリンターメーカーのSLMソルーションズに1300万ユーロ(15億8600万円)を追加投資した。エリオット・アドバイザーズは引き続きSLMソルーションズの筆頭株主となる。 エリオット・アドバイザーズは、2014年のGEによるSLMソルーションズのTOB(株式公開買い付け)を阻止したことで知られるが、GEのTOB不成立を受けてSLMソルーションズの株価は低迷を続けていた。関係者は、エリオット・アドバイザーズが引き続きSLMソルーションズの成長を支えることを意思表示する意図があると見ている。 SLMソルーションズはまた、現CEOのウェ・バーガーシャウセン氏が2019年5月をもって退任し、新たにメダ・ハッジャー氏が新CEOに就任すると発表した。ハッジャー氏のCEO就任について、SLMソルーションズの監査役会会長のハンズ・ヨアシム・イーデ氏は、「ハッジャー氏と契約できたことを嬉しく思います。彼の経験がSLMソルーションズを再び成長軌道に乗せてくれるでしょう」と前向きにコメントしている。 エリオット・アドバイザーズはロンドンに拠点を置く投資企業。グローバルな大型投資を得意とし、韓国の現代自動車の大口株主としても知られている。
掲載日:2019年4月8日:歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2028年に90億ドル規模へ
アメリカの市場調査会社のスマートテック・アナリシスが、全世界の歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場が2028年に90億ドル(約9900億円)規模へ成長すると予想したレポートを発表した。 「歯科医療におけるアディティブ・マニュファクチャリング・レポート第五版」と題されたレポートは、2019年における歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場を27億ドル(約2970億円)規模と推定し、今後高い成長率を維持したまま2028年度に90億ドル規模へ成長するとしている。 エリア別では北米市場が市場全体の拡大を牽引するとした上で、アジア、南アフリカ、中東などの市場が高い成長性を示すとしている。 カテゴリ別では歯科医療用3Dプリンターが市場全体を牽引する中で、歯科医療用素材、サポートや教育などのサービス、歯科医療用ソフトウェアなどの販売も大きく伸びるとしている。 歯科医療用アプリケーション別では、矯正用アライナー、クラウンおよびブリッジ、入れ歯、代替歯などが伸びるとしている。 アメリカでは、1997年にアラインテクノロジーズがインヴィザラインのブランドで矯正用アライナーの販売を開始し、早い段階から歯科医療に3Dプリンターを活用する機運が生じている。矯正用アライナーは、現在もアメリカの歯科医療用アディティブ・マニュファクチャリング市場を牽引するスタンダード製品となっている。